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キラー・ネット/殺人ゲームへようこそ

キラー・ネット/殺人ゲームへようこそ 原題:KILLER NET イギリス映画 1998


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ポール・ベタニーに焦点を当てた感想はまた後日アップします。とりあえずは映画全体の感想を。不思議映画でした!面白かったけれど不思議な味わい…。


* 2010 5/21 に この映画関連の記事を同じカテゴリーでアップしました → スッパダカで寝てる主人公関連の記事
* 2010 6/12 に この映画に関連する マーマイトとパイパタール!の記事を追加しました。


そしてこの映画には隠れた要素があったのでした!ストーリーにまつわるネタバレ方向じゃなく、何だかおかしいな…と思った私の勘が大当たりした方向に隠れた謎が!ネタバレとは違うのでそのバレに関しては安心してください。とりあえず…あらすじを…(ネタバレはこの段階ではしてません。ストーリー的ネタバレにさしかかったら、注意書きを入れます)。まずはざっとしたあらすじ…。荒い筋…なだけに…。くくくくく。

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イングランド南東部の海辺の町ブライトン。大学で心理学を学んでいるスコット(タム・ウィリアムズ)は、フラットメイトのジョー(ポール・ベタニー)、スージー(エミリー・ウーフ)とともに共同生活を送っていた。

スコットはパソコンが大好きで心理学の課題(?)に使う資料のため、パソコンで電気椅子のグラフィックを創作したりしている。当然、ネットにもはまっているスコット。チャットで知り合った謎の美女チャーリー(Kathy Brolly)と外で落ちあう約束をする。そして会ったその日にベッドイン。

どこかエキセントリックな美女チャーリー。スコットはチャーリーにはまっていくが、彼女はスコットをあっという間に振ってしまう。そしてチャーリーはスコットにダメージを与えるため、ネットにスコットの悪口を流すのだった。

その出来事と平行して、スコットはアダルト・チャットにもはまっていた。(チャーリーからボイスチャットを薦められてやり始めていたから。しかしそのすぐ後にチャーリーには振られてしまう)

カメラでお互いの顔がわかるリアルライブチャット。チャットの相手、セクシー・セイディ(太った中年の女性なのだ。でも格好は確かにセクシー)に、刺激的なゲームに興味はないかと持ちかけられるスコット。そしてコンピューターゲーム「キラー・ネット UK」CD-ROMゲームを入手する。

それはリアルなイギリスの街を舞台にしたゲームだった。最初は三人の女性から好きな女性を選び、その女性をストーキングし(第一ステージ)、殺し(第二ステージ)、証拠を隠滅し(第三ステージ)、そして警察の追求をかわす(第四ステージ)…無事に完全犯罪をやりとげる…という内容のゲームだった。

ストーキングの段階から意外と難しく、途中からは同居人のジョーとスージーにも参加してもらい、三人で力を合わせて殺人を成し遂げる。

コングラッチュレーション…。不気味なスキンヘッドのゲーム案内人がプレイヤーに告げる。君は次の段階に進めると…。三人以外に隠し女性がいて、その隠し女性にはプレイヤーの望む、リアルな人間の名前と情報を入れられるのだ。実際に現実にいる人を殺す気分を味わえるというステージだった。

そう、ゲームステージが上がった段階で、最初に出てきた謎の女チャーリーとスコットは喧嘩をし、決定的にふられたスコットが酔った勢いで、チャーリーの情報をパソコンにインプット。顔のパーツなども全てモンタージュのように作れるようになっていて、リアルなゲームを体験し始めるのだ…。

しかしチャーリーの情報をインプットした途端、現実でも…チャーリーが…。

そして、実際に警察がスコット達の家を訪れる…。その訊ねてきた警察関係者はゲーム「キラー・ネット」に出てきた警察関係者と同じ人物達だった…。

このゲームの意図とは。そしてチャーリーを殺害したのは誰なのか。


という話なんですよ。ビデオパッケージを参考にあらすじを書いてみました。


ポール・ベタニーは主役ではないが、この映画、主役は曖昧です。ポールは主演の一人でかなりのシーンに登場です。当然、スコット役の子が主役ではあるのだけれど、映画の後半にはがらっと映画全体の雰囲気が変わって、主軸の動くキャストも変わっていく奇妙な映画でした。

そして注目です。ビデオパッケージ…ってことはDVDじゃないわけです。ガビーン。何でもかんでもDVD化されてない証拠ですね。久しぶりのビデオテープ…。我が家にデッキあったっけ…。

昨日、家族が仕事で家に出かけようとしているのに、天袋からビデオデッキを引っ張り出した私。優しい家族はいそいそと繋げてくれました。そういうAV機器大好き家族が一人いると楽ですよね。

映画感想にいく前に…。まあ、感想とも繋がってるのですが…。

映画を観ていて、微妙な違和感を抱いたのであります。

極めて気楽なB級サスペンスものだというのはビデオパッケージからも、ぷんぷん匂ってきやがるぜ!(ジョジョ風…) なのでこちらも気楽に身構えず見始めたのですよ。もちろん、ポール・ベタニー方面では身構えていたのですが(全てを見尽くしてやる勢い!)、ストーリー的には緩いサスペンスなんだろうと。そのゆるさを堪能してやるつもりではいたのですが、

「唐突に場面が切り替わりすぎないか?」

という疑問がまず一つ。っていうか、それだけなのですがね。真実は一つ!

もちろんそういう手法だと思えばいいんですよ。ぶったぎり系の、全ては見せないけど、脳内で補完してチョ…みたいな映画。それに、肝心の部分がぶったぎり(例えば謎解き関係)なのではなく、日常のつなぎ合わせが唐突だったのです。

冒頭で、スコットとジョーは家から遅刻気味にある場所に向かっているのですが(仕事場か学校…)、その建物に着いた途端に…

夜のナイトクラブ

に場面が転換してるの…。朝のシーンだったはずなのに…。でも不思議なことに、話は破綻してないのですよ。これ編集した人が上手だったと思うのだけど。

そんな調子で話に不思議と、ほころびはでてはこないが、どこか唐突な場面切り替えが最後まで続くわけ。特に前半がそうだったかな…。

それでもビデオテープ表記を見ると113分になってそれなりの長さなのね。ほら、今はディレクターズエディションなどあって、公開当時とDVD化した時の長さが違う場合はあるじゃないですか。先日も『ロック・ユー!』のバージョン違いについて私は記事をアップしましたが。

でも、ある程度、マニアックな人気があったり、そこそこヒットした映画ならそういったいろいろバージョンがあるのもわかるのですが、1998年の映画…。幾らポール・ベタニーが出ているからってポールだってまだ映画出始めて二本目か三本目くらい…。そんな人気沸騰してない時代に、バージョン違いを作るのだろうか?しかもポールが主役の映画じゃないし。

殺人事件とゲームの関係のあたりは、さすがにそれほど、端折ってなさそうだけれども、サスペンスって日常会話に伏線が潜んだりしてますよね。そういうシーンをバッサリカットしまくったのかもしれません。ですので、ミステリー部分も少し唐突なんですよ。

しかし、違和感がない。でも違和感がある…。この違和感を私は突き止めた!

ポール映画出演チェックをしていたら、この映画、実際にはテレビ映画だという事実に気付いたのです。つまりテレビ放映前提の映画。日本じゃ映画公開したのこれ…?どれだけの人が映画館に行ったのかは謎だが、それなりに面白いから不満は出なかったのかもしれない。

海外のテレビ向けドラマが日本で劇場公開になるのは昔はよくあった現象です。それほどあちらのテレビ用映画は良くできていたのでしょう。今はどういう仕組みか知らないけれども。なのでそうがっかりする事実ではないのです。

問題は、テレビ放映の時の時間です。それで私は海外で売られているキラー・ネットを調べてみた。

っていうかIMDb でも調べた。

Runtime:   201 min (4 parts)

単純に90分近くカットされてるじゃないかああああああああ!それじゃあ唐突な場面があるのも理解できますね。しかし90分もカットしてよく映画として成り立ってたな。編集成功だろう。唐突なのもノリで押し切れちゃうもんね。

これがポールの出てない映画ならば、私も「あ、そういうことだったのね」で、納得はいったと思うのだが、ポールがたっぷり出ている場面がカットされてるってことでしょ?学園生活があるはずなんですよ。あと夜のバーでの出来事も何箇所か唐突なの。主人公と一緒にゲームにのめりこんでいるはずのポールもそれほどいないわけ。もちろん、カット編集されたバージョンでもポールはたっぷり出ているのだけれども。

我慢弱い私(ダブルオーのグラハム風)は、海外DVDも注文しました。まだ到着してないのでそちらの感想は後日。ただ、映画としてはこの編集バージョンでもカッチリ結末はついているし、犯人は誰だかもわかるし、それぞれの人間関係も完全に把握できるので、本当に問題がない映画なんです。

ある意味、無駄を省いているから、映画としてはもしかしたら編集バージョンでいいのかもしれない。しかし、元々、テレビドラマなのだし、必要であるから撮影したシーンなので、それはそれで観たいじゃないですか。

イギリスのドラマ方式がどうなってるのか知りませんが、4parts っていう表示から推測すると50分を一話にして全四話で放映したと解釈した。間違ってたら申し訳ない。

今だったら映画公開は無理でもDVDで完全版を出せただろうな…。ビデオテープだと二本組になっちゃうだろう。せいぜい140分映画がギリギリ入るテープの長さですよね。もうちょっといけたのかな。テープの二本組映画もあったとは思いますけど、少なかったですよね。テープ時代ですもの…。それに映画館で200分かけてやるような超大作映画でもないので、編集されちゃった…。すんすん…すんすん…。

さて、感想には写真もアップしてますが、ネタバレになっていく可能性があるので、ネタバレに関係ない写真をとりあえずアップ。

これはですね、冒頭のシーンなのです。右側の主役の子が寝坊して、ポールに起こされて、いろいろ説教をくらいながら朝の支度をしているシーン。同居ルールがあるらしく、今週の家事当番は主役のスコット君なんですよ。それをサボってしまったために、部屋は荒れてるし、ストックしておかないといけない生活用品や食材が何にもないぞ!ってポールに怒られるのね。

ポールがこう言って怒るの…

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「砂糖、パン……何にもないじゃないか!」

きゅんきゅんするでしょ!

写真をよく見るとポットからお茶かコーヒーを注いでるよね。ポット的にはティーポットだから紅茶かなーとも思うのですが、イギリス人でも大学生くらいだとお茶じゃなくてコーヒーかもしれません。キッチンの様子は他の場面でも何度か映るけど楽しいですよね。共同生活でどんな食生活送っているのか。コンフレークも映ってましたよ♪

ちなみにスコット君は最初、素っ裸で寝ていたので、起き上がった瞬間に股間がふるふる…と見えるような見えないような…。さすがに起きた瞬間にはパンツ(ポップなブリーフ)を穿いていましたけどね。昨日テレビで放映していた『ダイハード2』でも、敵のボスがホテルの一室でいきなり全裸でエクササイズしてましたよね。さすがにゴールデンタイムなのでボカシ入れてたけど、あっち発売のDVDだったらボカシなんざ入れてないんだろうな。それにしても外人ってどうして全裸主義なんだろう…。いいんですけどね。目の保養だから。

で、スコット君、下半身はパンツとズボンを穿くのだけれど、靴下が自分の分、全滅でそれをポールに貸してって頼むの…甘えん坊さんなの。しかもTシャツも貸してくれっていうの。ポールも文句を言いながら、甲斐甲斐しく着せてやるまでするの!

どういうことなの…私の何かを発動させないで!ふんふんふんふんっ(興奮)

その証拠の一連の写真…。

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わっせわっせ。

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ほらほら、手間がかかるなあ…。

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よいしょっと…これでOK♪

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ほらほら、遅刻するぞ。


どんだけ世話焼きなの…。素敵…。


ちなみに二人は大学生の設定で University of Sussex に通っている学生のようです。スコット君は心理学専攻でポールは法学を専攻しています。


もんのすごおおおおい謎があるわけではないですが、ミステリーのお約束で犯人や動機などは映画的に最後まで、わからないようになっています。いずれ何も知らないで映画を観たい…と思っている方は、見終わってからお時間がある時に覗いてみてください。

別にネタバレを見ても生活に支障がない。この映画を観る機会は訪れないだろう…。観る機会が訪れてもいつ訪れるかわからないのでネタバレOKという方は是非ご覧になってください。基本は緩いストーリーで、例えカットしまくってある編集バージョンでも誰が犯人かどいつが黒幕なのかは自然と我々視聴者が先に分かる仕組みになってますよ。ほほほほほ。


あ、ネタバレで記事を畳む前に、ユーなチューブで見つけたトレイラーを。しかし正式な予告トレイラーではありません。映画に DJ Brent Moyer というDJ役で謎の美女と付き合っている男が出てくるのです。ちょっとチンピラっぽいけれど、業界人風なDJ役で。主役のスコット君は謎美女に二股をかけられていたのです。そのDJ役の人はJason Orangeという人で、実際にはミュージシャンみたいですよ?データーによると彼はこの映画しか出演してないようだ。

しかしファンとはコアなもの。私はファンを愛しますよ。だってそういったファンのおかげで知らない情報やコアな物品を拝めるのですから。このJason Orangeさんのファンが、キラー・ネットに出ているJason Orangeさん出演シーンをうまく繋げて、キラーネット予告画像風なのを仕上げてるのであります。ちゃんと主役の子も、ポール・ベタニーも映ります。謎の美女も映るのですが、美女といえば美女だが、強面の美女です。ちょっとごつくて怖いの…。それは感想の部分でまた…。

とりあえずファンが作ったトレイラー。当然、Jason Orangeさんのファンが作ったので、本来の映画の雰囲気とは違った仕上がりになってます。これみるとJason Orangeが出ずっぱりのようだが、そういう映画じゃありません。Jason Orangeさんも重要な役柄ではあるのだが、メインじゃないのでした。






ではネタバレありの感想はこちらから↓
ネタバレ感想感想感想ネタバレ


ネットやパソコンが、映画やドラマに描写として出てくると、本当のネットジャンキーである我々(誰よ…)は、ドキッとしませんか?最近の映画はさすがにネットに詳しい人がアドバイザーだったりして、不自然ではないシーンが多いとは思うけど、ネットが一般的に流行り始めた頃、一般的ならまだしも、まだ一部の人にしか(それこそオタク。私も含めてだ!)ネットが普及してない時代の映画を観ると、胸がしめつけられるような気分になります。うぐぐぐぐ。

映画を作る人達はヲタクが多いけれど、ネットに詳しくない人も多い。アナログ人間多し…という気分に。なのでパソコンやネットにまつわる描写が何か変なんですよね。特に初期のネット時代。最近はそれこそ普通の人でもネットやパソコンは利用してるけど、十年以上前は、まだ全ての人じゃなかったよね。私が最初にサイトを作ったのは1997年だったと思うけど、その頃、生身の友達(という言い方も今では懐かしいが…)でネットジャンキー少なかったもん。ネットジャンキーは、ネットで知り合った人ではたくさんいたけれど(当時、ネットは生活の一部に溶け込んではおらず、特定の人が嗜むオタク趣味であったと思う)。それでも1997年くらいなら既に時代はインターネットなので、多少は華やかにはなってきてますよね。それ以前の文字だけネットからやっていたのですが、その時は基本、とってもグーな意味で、オタクの巣窟でしたよね。

私はパソコンもネットも詳しくないのですが、その頃の映画を観るとネット表現などがまだ違うの…。さすがにアメリカ映画はそれなりのネット発展を遂げているし、真剣ジャンキーネットも映画業界にたっぷり今では、いるでしょう。しかし、当時は肝心の演じる俳優がネットジャンキーでない場合が多かったのではないかと思われる。前にも何かの映画感想で書いたけど、明らかにパソコン触ったことねーだろ!という俳優さんがものすごいハッカーの役を演じたのね。引退した伝説ハッカーの役なんだけど、久しぶりに復帰してパソコンに触ってもんのすごいアメリカ的にはしゃぐの。

その浮き上がりっぷりといったら。画面を観ると最新のシステムじゃないし…。我々ネットジャンキーは騙せないぞ-!といった気分に。でも映画は楽しかったのでヨシ。

日本の映画でもネット描写があったりして…それも全然違う世界のネットになっていて仰天した記憶があります。こうサイバー的に近未来じゃなくって現実のネットなんだけど、そんなネットはどこにもねーずらよ…といった描写。

映画監督ってネットオタクじゃないんだ!(一部除く)と痛感しましたよ。ザ・アナログ。

今は何度も言いますが違うと思いますよ。それに十数年前だってネットジャンキー監督はいたでしょうからね。監督がジャンキーじゃなくてもスタッフや裏方にアドバイザーがいればすむことなのです。

で、今回のキラー・ネットはどうでしょうか。そんなに悪くない描写でした。ライブチャットもいち早く取り入れてたし。その前の段階のチャットルームは怪しかったけどね。イギリスのネットジャンキー度合はよくわからないが、そんなに違和感はなかったです。1998年の時代にマッチングしてたんじゃないかなー。

それに、こういう映画の常として、キラー・ネットと言っている割に、ネットが殆ど後半は関係なくなっていくの。邦画『回路』もそうなんですよね。どんだけネット恐怖映画だと身構えて見ていたら、すぐにネットは関係なくなるのであった。しかもネット描写が怪しい。私は『回路』、好きですけどね。黒沢清監督の映画は基本的に大好きなので。


では映画の内容に…。主人公のスコットはオタクっていう設定なんですかね。それほどオタクぽくはない雰囲気。彼の部屋に貼ってあるポスターは『シャロウ・グレイブ』『007/ドクター・ノオ』『ファーゴ』だったりします。節操のないラインナップじゃ。何を表現したいのだろう!謎かけかしら!『シャロウ・グレイブ』には、ひっかけてあるみたいなんですよ。『シャロウ~』も3人のフラットメイト(男ふたり、女ひとり)が死体を隠匿して…事件に巻き込まれていく…っていう映画みたいなのでね。シチュエーションがそこはかとなく似ている。

スコット役のタム・ウィリアムズも不思議な顔してるの…。トム・クルーズと、ハリポッター映画でセドリックを演じたロバート・パティンソンを足して…誰かで激しく割ったカクテル状態の顔なのです。誰だそれ。


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ポール・ベタニー演じるジョーに慰められるスコット君(左の人物)。

最初はこのスコット君が主役なんですよ。あらすじにも書いたように巻き込まれていくのです。つまり彼は容疑者として疑われる立場になるのね。でもそれは意外とあっさり容疑が晴れる。

晴れるといっても完全な晴天ではないのですが。謎の美女チャーリー殺人と、ゲームを送りつけた犯人が一緒なような一緒じゃないような…あの犯人とこの犯人は別なのか?といった状況になるんです。

殺人犯とゲーム製作者を平行して探っていくあたりから、主役は警察側になるんです。警察の刑事さん視点になっていくの。スコットは容疑から外れて画面的にもそれほど出てこなくなる。そして代わりに出てくるのがポール・ベタニーなのです。ポールは前半もたっぷり出演してるのですが、後半、彼は重要な役割を担っていきます。

こう書くともう何だかわかっちゃいますけれどもね。

しかし主人公達とまた全然違う場所に出てくる謎の男も見え隠れしてくるの。

その謎の男の謎も…何となく、そうなのだろうなーと思った通りではあるのですが、不気味は不気味ですかしら…。どうなのかしら。怖い映画じゃないの。音楽は奇妙で変だけど。

音楽がすごく気になるよ。そのキラー・ネットというゲームをやっている時の音楽がすごく耳に残るの。そうね…チープな推理ものゲームに出てくるようなBGMなのです。それが耳に響く。私はこういう曲大好き。二ヶ月ほど前にやったDSのゲーム、『FBI超心理捜査官』の音楽を彷彿とさせた!FBI的アプローチを必要とするのかと思ったら、超能力を発動するゲームだったのです。仰天した。それで超心理!プロファイリングじゃなくて超能力ぅぅぅぅぅぅ。しかし音楽は大変に素晴らしかった。チープくさいといえばチープくさいのですが、その音楽を聴くためだけに再度やってもいいと思ってます。エンディングまで辿り着いたけれど。音楽良かったなあ。

そういった不思議な良さがこの映画にもありましたよ。チープくさいんだけど。そこがいい。

内容的には割とブラックエンドで、後味はそれほどよくはないのですが、奇妙な味わいがあって悪くない仕上がりでした。映画に出てくるゲーム、「キラー・ネット」やってみたいもの。不謹慎だけれども。キラー・ネット・UK ってなっているのも一つの伏線です。何故、わざわざUK印?っていうのがね。

それと謎の美女チャーリーなんですが…。これ先ほどのトレイラーをチェックしていただくと、どの人か説明しやすいのです。Jason Orangeさん演じるDJとその謎の美女が住んでいるアパートメントにスコット君が訪れるのね。追い返されてドアをバタンと閉められちゃうシーンありましたでしょ?その様子をいじわるそうに見ているのがチャーリーなのです。

美女は美女なんだけど、ゴツイの…。綺麗なのに、どこかいびつ…。日本の女優さんだと昔の石原真理子さんに似ている…。それにゴリラっぽい要素を少し入れた感じ。顔が怖いんですよ。ゴリ子的美人。角度によっちゃ本当に素敵な美人さんなんだけど、これまた角度によっちゃ「あんた誰よ」状態の女性でした。ヒー。データーも調べたけれど、そんなに映画にも出てないみたい…。


フラットメイト仲間の女の子も微妙な可愛さだったな。可愛いけど、クセがある。イギリス女優ってどこかしらクセがありすぎる!でもこのフラットメイトの女子はそれなりに他の映画にも出演。『フルモンティ』『ベルベッド・ゴールドマイン』……え?どっちにも出てた?どの役で……。エミリー・ウーフさんっていう女優さんなのですが。もしかして『ベルベッド・ゴールドマイン』はイケてない事務員の女の子やってた人!?すんごいイケてない役の女の子なの。背も小さかったし…ああ、この人がやってたんだ!びっくりした…。俳優さんってすごいな。気付かないもの。『ベルベッド・ゴールドマイン』は何十回も繰り返し観ている映画なのにな…。ああ、あの女性がこの娘だったのかあ…。イギリス人って地味に溶け込むよなあ…特に女優さん…気付かないもの…。


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この女性がスージー役のエミリーさん。確かに、よく見ると、あの女性だわ…。ああ、気付かなかった…。とってもファニーフェイスで、かなり背が小さい女性です。映画の中では三人同居のうちの一人で、ポールと付き合っている設定。ポールも珍しく眼鏡をかけてるのですよー。他の映画でも眼鏡ポールはそれほど見かけないですよね。素敵素敵♪


警察側やキラーネットゲームに出演している俳優さんも、みんなクセがあって愛嬌あってよかったですよ。イギリスを感じられました。基本、トーン的に地味なのですが、その地味な感じがたまらない。アメリカの華やかなシーンも楽しいけれど、イギリスの地味な雰囲気って落ち着きますよね。警察のやりとりも何となく、のんびりで楽しいの。ピリピリしてる警察の部長みたいな人も、そのピリピリがコメディっぽく見えてくるんですよ。

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キラー・ネット・ゲーム進行役の人

わかりやすい不気味さでグーでした。

キラー・ネットのゲーム仕組みそのものは、なかなか良いアイディアなので、今だったらもっと猟奇的に更に恐ろしい仕掛けができたのでは?と感じます。映像的にもストーリー的にも。でもこのゆるゆるパンツぽい雰囲気がいいのかもな。緩いからこそファニーで楽しかったのね。

ゲームを作った張本人な奴も…いい感じで地味なんですよ。でも知的な雰囲気でした。

コルビー刑事もよかったな。この人と女性警察官の間柄も雰囲気よかったのに…。ここは意外。助かると思ったんだけどなー。

そして号泣するポール・ベタニー……。すごく泣いているの…。この前の段階でポロッと泣き出すんだけど、そこからしてもうきゅんきゅんしっぱなし!!どうしたらいいの…。

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本当に泣いてるの…。ポールはよく泣いている…。泣き虫さん役なのね…すんすん。可愛いよー。すんすん…。しかしこの映画のポールは見事に金髪です。もっと巨大画像(この映画のではないけれど)を見るとよくわかるのですが、まつげもびっしり金髪。すんごい金髪。まつげも!まつげも!

自分のまつげが金髪ってどんな気持ちなのだろう。眉毛も金髪。はらりと落ちるまつげが金髪だなんて…。素敵…。

ここいらあたりのポールの演技は本当に秀逸でした。可哀想なのだもの…。感情移入しまくりなのだもの。ポールに感情移入する映画なのだもの…。

この映画におけるポールの役割については、更に追求していきたいと思ってます。UKバージョンのDVDが家に届いてチェックできたらまたお届けしますね。


だが、基本的にはこの映画、ポール・ベタニーのファン以外にはお勧めしないですね。私は非常に満足してますが。俳優ファン目線で映画を観る場合と、単純に映画をシンプルに観る場合とではやはり、どうしても感情移入の部分が違いますからなあ。私は好きな俳優が出ているだけでバラ色になるタイプですのでね。ファン目線で映画を楽しむバージョンと、映画そのものを楽しむバージョンと感想としては別にできるのですが、結果として「おもしろかった…満足…すんごい変な映画だけど×××を堪能できて眼福じゃ…」となるのは仕方がない。

でも、今まで他の俳優ファンやっていて、これはこの俳優のファンだから観られるけど、映画としては異常な破綻っぷり…という修行のような映画は正直ありますよ。もちろんその頃にはマゾ度も高まっているので「どんな映画でも耐えられる…×××さえ出ているならば!」となってそれはそれで楽しかったりするんですよね。いえーいマゾ。

ポールの映画はそこまで「えええ?」っていうのはないと思うなあ…。こうファンとしても気楽だもの。修羅の道を行く…って感じはないもの。ふかふかの絨毯の上を歩いていけるのだもの。加齢を重ねた私には優しい配慮…。でももんのすごいメジャーのファンって一度やってみたいなあ。もんのすごいスター街道まっしぐらのファンさんなりの苦労は当然あるとは思うけど、情報も洪水のようにあるし、横の繋がりもたっぷりあるし、隣の芝はついつい青々と見えちゃうYO♪ でもこればっかりは仕方ないですよね。情報が少ないからこそ燃え上がるというのもあるからな。まあどちらも楽しい道には違いない。ふんふん♪(鼻歌)
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Comments

Jason Orange!
はじめまして。ジェイソン・オレンジからここにたどりついた者です。ジェイソンのシーンだけではどんな映画なのか分からなかったので、助かりました(^-^)/ポール・ベタニーが出演していたとは知らなかったです^_^もうご存知かもしれませんが、ジェイソンはイギリスの人気ボーイズバンド、Take Thatのメンバーで、シンガー兼ダンサーです。(ダンサー寄り)Take Thatは一度1996年に解散していたので、その割とすぐ後にこの作品に出演したんですね。今はまたTake Thatが再結成したので、音楽活動に戻りました。ブレイクダンスもギターもこなしてますよ^_^ この映画、観たいんですけど探すの難しいですよね...TSUTAYAでは「在庫なし」になってました。ジェイの為だけに海外から取り寄せるほど、彼は出ていないですよね?
でも、内容が知りたかったのでご紹介ありがとうございました。
Posted at 2013.01.13 (02:06) by グラツィア (URL) | [編集]
わお!ジェイソンさんのファン様いらっしゃいませ!
> グラツィアさんへ

はじめましてこんにちは! ジェイソン・オレンジさんのファン様が!やはりコアファン様がいらっしゃる素敵ミュージシャンさんだったのですね。しかもダンサーでもあるだなんて!ファービュラス。

私は『キラー・ネット』は異常に好きな作品の為、「是非何かのチャンスがあったら御覧になって!」と叫んでしまいますが、ファンとして手元に置いておくべきかどうかということですよね。まあ私はポール・ベタニーが存分に出ておりますのでビデヲ(日本版)と海外版DVDを手元に引き寄せてしまいましたが、ジェイソン・オレンジさんのファンだったらどうすべきか……。

ものすごいコアファン様ならば、是非お手元にとお勧めしますが、確かにそんなに出演シーンが多発はしてないんですよ。ただ、印象的に出演なさっていて記憶に残る演技はなさってました。映画そのものがヘンテコ満載だからそれをチェックするだけでも面白いんですけれどねー。でもヘンテコ映画が得意じゃないと辛いかもしれないですなあ。わたしゃヘンテコ映画も(ポールが出ていなかったとしても)好きなタイプなのでね……お勧めするかどうかは難しいです。

ただ、これをきっかけに「ポール・ベタニー可愛い!」と思ってもらえるかもしれないしといった野心もあったりします(笑)。

一番いいのは日本でもDVD化されることですよねえ。日本語版で。記事にも書きましたが日本版(カセットビデオ)と海外版(DVD)では尺の長さからいって全然違うんですよー。でも確か、ジェイソンさんは日本版でも十二分に入ってたんじゃないかなあ。最近、見直してないので記憶違いだったらごめんなさいね。日本版はカセットビデヲしかないんですよねー。意外と中古に出回っているようなタイプの作品ですが、ビデヲデッキ本体を所持してる御家庭が減ってますよね。私はこの為だけにデッキ買ってしまいましたけどね……。ポールの映画も他にビデヲだけしか……というのがあったりしたので元は取ったとは思うのですが。ポールだけじゃなく他の俳優さんの昔の作品がこれまたDVDにはなってなくてカセット時代のしかないなどもあったりもしました。

そういう場合はデッキも含めてお勧めしますが、ジェイソンさんの出番シーンが出ずっぱりじゃないのでお勧めしづらいところでございます。だから前にもアップした海外ファン様の編集ビデヲはよくできてると感嘆しております。ファンの底力を感じます!!

とにかくコメントくださって嬉しかったです~。キラー・ネットはDVDになってない為、それほど探索されてこない作品なのでしたー。日本語DVD化されるといいなあ。すごく面白い作品なのになーと訴え続けております(心の声)。

Posted at 2013.01.16 (15:10) by ヨー (URL) | [編集]
キラーネットDVD
>ヨー様
早速返信コメント下さってありがとうございます。こんなに早く「キラー・ネット」の情報がいただけるとは思いませんでした。感謝です☆しかもこんな丁寧なお返事を。

>VHSのみ
記事で拝見しましたが、もうビデオデッキが我が家になく、これを観るためにはやっぱりデッキを買わねばなりませぬ。。ただテレビ周りのスペースがあまりないので、断念せざるを得ません(泣)ですが、私はかなりのJason Orangeファンなので、映画の流れの中での彼を観たいなとも思ってますので、やっぱり海外版DVD入手かな?と迷っております。あのトレイラー良くできていましたよね!スターに対するファンの愛情は素晴らしいです。それに、この映画の存在を前から知っていたとはいえ、
たぶんジェイはセリフ一言二言とか、すぐ死ぬ役なんじゃないか??と思っていたこともあり、題名からして、なぜか全くゲームの話とは思わず、パニック映画(ハチなど昆虫系が大量発生して人間生活脅かされる、みたいな)と大きな勘違いをしていたので(申し訳ないです(>_<)こちらであらすじを紹介していただき、しかも
ジェイソンが印象に残る演技をしていた、ということをお聞きし、大変嬉しくなりました。ありがとうございます。
>ヘンテコ映画
これに関してはたぶん大丈夫!突っ込みどころ満載なのも大歓迎。
あともう一つ、気になる理由としては「いくら若いころとは言え、ポール・ベタニーが出ているならそんなに悪い映画ではないんじゃない?」ということです。私は全くポールに詳しくなく、「ダビンチ・コード」や「ファイアーウォール」くらいしか観ていないのですが、この人、格好いい!と思ってたので。それに、もしかしてポールが出ていなかったら、ヨー様はこの映画をご覧になっていなかったかもしれない、と思うと本当にポール・ベタニーありがとう、このブログあって感謝!です。

それに、イギリスの学生生活が垣間見えるのも楽しいですよね。映画での食事シーンで何食べているかは気になります。

DVDもう一度検討しますね。日本語版が何かの拍子に発売されていると嬉しいのだけど。
やっぱり英語版しかなく、手に入れたけれど犯人や謎が分からず混乱しまくってしまったら再びこちらのサイトにお世話になりにまいりたいと思います。
どうもありがとうございました。
またキラーネット以外でも遊びに来てよいですか?
寒いのでお体ご自愛ください。

Posted at 2013.01.20 (01:00) by グラツィア (URL) | [編集]
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18禁的な感想もあり。その場合は記事ごとに注意をつけていきます。

映画、海外ドラマの感想、俳優に対するパッショネイトが中心の映画ブログ。

ブログのタイトル Movie Star No.1 は ポール・ベタニー出演映画『ギャングスター・ナンバー1 (Gangster No.1)』から。Gangster の綴りはよく見ると star ではなく ster なのですが、映画スターといえばやはり☆ということでミックスしました。

ポール・ベタニー(英)とアウグスト・ディール(独)、ダニエル・ブリュール(独)、バーナビー・メッチュラート(独)、セバスチャン・ブロムベルグ(独)、ビロル・ユーネル(独)に惚れ込み中ですが、女優・男優 問わず、素敵な俳優さんをご紹介していきたいと思ってます。

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