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ブルー・ベルベット

Blue Velvet (ブルー・ベルベット) 1986年 アメリカ

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公開当時に大変に楽しみにしていた映画。なんたってカイル・マクラクラン、デニス・ホッパー、イザベラ・ロッセリーニ、ローラ・ダンと全員(ローラ・ダンはこの映画で初めて知ったのだが)が大好き俳優。しかも監督がデビッド・リンチさ。渋谷で見たのかなあ。母と観に行ったのは覚えている。母はLDも購入していたよ後日。カイルは当時、一番入れ込んでいた俳優ではなかったが、「砂の惑星」(デビッド・リンチ監督 1984・米)での彼の美麗なことといったら。

ああ、映画はどこに焦点をあわせていいかわからない砂の惑星であっても、彼の鼻のチューブさえ拝めればそれでヨシ。巨大ミミズ君がクワーと出てきてもカイル王子が全て解決。鼻のチューブ。鼻のチューブが異常に欲しかったですな本気で。砂の惑星は焦点があわないよねー、と、いいつつも何度も観てしまうのだ。スティングが未来パンツ一丁で出てくるのも懐かしい。カイルとショーン・ヤングの美麗カップルにため息をつくためにこの映画を観るのだ。当然「砂の惑星」の小説(原作:フランク・ハーバード)はポッキリ挫折。結構根性入れて買って読んだのだけど壮大なスケールすぎちゃって駄目でした。

カイルはこの後も「ヒドゥン」や「ツインピークス」「ショウガール」などにも出演したがどれもスキだ。

デニス・ホッパーに対して私はこのあたりの時期かなり入れこんでいて、カイルよりもデニスを観るのが楽しみだったハズだ<当時。この映画のデニスのキレっぷりといったらもう望み通りのキレっぷり。そしてまた鼻アイテム!っていうか吸引器フェチ!あああああああ、リンチのこういう小道具使いが私を狂わせる。あの吸引器がものすごく欲しい。ああいう異常なセックス(そう、映画の設定では、すんごくセックスに狂っているようなんだけど、勃起不全の役なんだよね<デニス)もデニスがやると迫力あって説得力があるよ!変態全開だもの。素敵すぎなのです。


カイルのハダカといいイザベラのハダカといいみんなほどよくタルんでいて、崩れかけた桃のようだったわね。それがまた美しい。崩れた体型フェチにはたまらないものがあるでしょう。もちろん崩れているといったってピカピカのつるんつるんですよ!

外の青い空がものすごい人工的な青なのよね。バラの色も。最後の鳥も。昔のテクニカラーみたいな感じ?日常と異常が境界線を越えて溶け込んでいる。実際には溶け込んではなく、ちゃんとそれぞれの領域でやりすごしあっていたものが好奇心をきっかけに、異常に日常が、日常に異常な空間がながれこんでくる。すぐ側で起っている異常なことに気づかない人。異常な中にいるんだけどそれが普通な人。異常な世界を垣間見てその世界にも入るけど、やっぱり日常にも溶けこんでいる人。それぞれが普通(と思っている)日常を過ごしているのだ。

覗きがポイントですよね。覗いた途端にソッチ側の人になってるんだよね。カイルの順応性を好ましく思った。けれども、しかし本格的変態仲間には完全になれない、カイル。それがまたハガユイわよネ。イザベラだって本当なら早々にあそこから離脱できたはずさ。でも異端な世界の住人になってしまうと、抜け出せないんだ。蠱惑的な世界。

カイルが介入したことによって自分たちのお部屋が荒されるって思ったのかな。彼女(イザベラ)の息子を人質はよろしくないが、それがなければ「デニスもっとはじけるのだ!そして!カイルも仲間にするべし!」と私も、より意気込んだでしょう。イザベラの旦那も結局亡くなっちゃったんだよね。そういう哀しい事実も別に淡々と流していくのがウェットなようでドライ感たっぷりで素晴らしかった。

ローラ・ダンはあの若さでこの怪しい老成した雰囲気。でもネンネちゃん役なの。オボコなんだよ役柄が。オロオロした顔が妙にコワイ、あなたが本当は裏で全て操っているなーーー!という勘繰りさえおこさせるローラ・ダン。当然惚れました。いいよねローラ・ダン。この後カイルとしばらく恋人同士だったはずだ(実生活)。この後に出演した「ワイルド・アット・ハート」(デビッド・リンチ監督 1990・米)でのローラったらもう最高の一言。でも映画全体として、印象的なのはどうしてもこの「ブルー・ベルベット」。

ローラ・ダンが出演したので一番スキなのは「ランブリング・ローズ」(1991・米)。このローラのキュートなことといったら。お洋服が最高にカーワーイイ~。かなり個性的な顔立ち(だけど普通っぽいイメージもある)なので男性のアソコがすぐに勃ってしまうような女優さんではないだろう。とにかく驚いた顔が無理して驚いているのか逆に本気で驚いちゃってヒャーなのか不思議な顔なのだよ。ジェラシックパークでは健康的な知性溢れる植物学者をしていたね。不思議な人だ本当に。彼女のインタビューは見た記憶がないので、どんな感じの人か掴み兼ねるのだ。

私が気に入る映画のポイントのひとつとしては映画のシチュエーションに自分を同化できるかどうかだな。もちろん、そうじゃなくても気に入る映画はあるが。このブルー・ベルベットだったらカイルもしくはイザベラに同化して観ていたようだ。あの世界に入りたいと切望する。ふっと瞬間的にに違和感がなくなるよね。スクリーンの中に入る感覚を味わえる映画。そうい映画を観た場合は映画の感想というより映画の中で起ったシチュエーションそのものにとてつもなく共感してのめりこむ。映画がどーのとかじゃなくなっている気がしますナ!


↑以前やっていた映画サイトでの感想(1998年)↑


↓久しぶりに顧みて…2010↓


映画を観てトランスに陥るといった状態になったお初の映画かもしれないな。もちろんスター・ウォーズやブレードランナーも自分をぶっとばしてくれる映画なのだけれど、日常の、そう普通の日常と平行して存在する魅惑的で危険な香りのする生活に誘ってくれる映画という点ではこの『ブルー・ベルベッド』が最初かもしれない。というわけ常に、デビッド・リンチ監督は私の中で不滅的な監督です。彼の映画は彼の映画でおこっているその場に私を連れて行ってくれるのです。不条理なようで辻褄が不思議とあっている(あってなくても!)そんなねじれたメビウス世界にリンチは映像を通して我々を案内してくれるのであります。

『時計仕掛けのオレンジ』『殺し屋イチ』なども私にとってはトランス映画でありますよ。むほむほっ♪

そういえば、デニス・ホッパーは、現在病気でげっそり痩せちゃっていてすごく心配。癌が末期的に進行しているようです(涙)。先日、「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム(名声の歩道)」に殿堂入りして、みんなの前に姿を現していた映像を観たわ。すごく痩せていた…。セレモニーに駆けつけたジャック・ニコルソンは相変わらずギラギラして膨らんでいた。デニスもジャックと同じエナジーパワルフ奇天烈系の人だったけど病気ってやっぱりギラギラを奪い取っちゃうんだなあ。それでもデニス・ホッパーは素敵だった。まだ73歳だもの!是非、癌と闘い抜いてもっと長生きして欲しい。彼をまだまだこれからもスクリーンで観たいもの!




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全てのカテゴリでネタバレあり。

18禁的な感想もあり。その場合は記事ごとに注意をつけていきます。

映画、海外ドラマの感想、俳優に対するパッショネイトが中心の映画ブログ。

ブログのタイトル Movie Star No.1 は ポール・ベタニー出演映画『ギャングスター・ナンバー1 (Gangster No.1)』から。Gangster の綴りはよく見ると star ではなく ster なのですが、映画スターといえばやはり☆ということでミックスしました。

ポール・ベタニー(英)とアウグスト・ディール(独)、ダニエル・ブリュール(独)、バーナビー・メッチュラート(独)、セバスチャン・ブロムベルグ(独)、ビロル・ユーネル(独)に惚れ込み中ですが、女優・男優 問わず、素敵な俳優さんをご紹介していきたいと思ってます。

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