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レディ・イン・ザ・ウォーター

レディ・イン・ザ・ウォーター  Lady in the Water 2006年 アメリカ

監督:M・ナイト・シャマラン

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「レディ・イン・ザ・ウォーター」をDVDで観ました。スルスルと観られた。評判よろしくないみたいだが私はOK。確かに変な部分もあるしファンタジーならファンタジーでもっと何かパンチがあってもいいんじゃないかというところもたっぷりある。デビッド・リンチがこれ監督したらぜんぜん違うものになるだろうなーという考えも少しよぎった。


私はシャラマン監督の「サイン」も大好きなのでこの人のこういうヌルイ感じは平気です。ただ映画としては「サイン」のほうが面白い。私はですよ私は。どちらも評判悪いので好きな人少ないと思うけれど。


こうゆるいゆるいファンタジーが味なんだろうな。あとちょっと森の赤頭巾ちゃんぽさがあるところなんかね。「ヴィレッジ」もそういう感じだった。でもあれはある程度オチがあったからストーリー的には面白かったね。今回はそのまんまなんだよね。もうそのまんま御伽噺なの。こうひねりも何もない。多少、「どの人がどの役割か?」という部分で期待するところもあるにはあるのだが、それも割とこうヌルク、ユルク、気楽にあっさり解決していくのだよ。

そういう意味じゃシンプルな御伽噺現代版だよね。本当にそのとおり。

モンスターの造型もそんなに悪くないのだがゲートキーパの役割の三匹が、どうしてギリギリまで現れてくれなかったのかといった説明はちょっと欲しかったなあ。説明というか「ああ、それですぐ来なかったんだ!」みたいなね。あと、そんなに悪い人でもないと思うが唯一殺されてしまうコラムニスト(?)な人物がいるのですが、最初、あのモンスターが主人公の管理人さんを襲おうとしていたときに、そんな事態になっているとは知らずに現れたときはコラムニストはモンスターに襲われなかったじゃない?じゃあ何故、後日襲われたのだ。

守護者が誰かというのもキーポイントのひとつだったと思うが、パーティの途中でそれっぽい描写があるのでわかっちゃうよね。わかっちゃうんだけど守護者はまったくあのヒロインと一度も絡んでないのにあいつでいいのか?という思いは確かにある。こう彼が守護者であるのはすごく納得みたいなエピソードがないんだよなあ。身体を奇妙に鍛えているってことが伏線になっていたのか?そういう感じじゃどうみてもないしなあ。管理人がヒーラーだったというのは元の職業から考えてすぐに納得できた。まあそのあたりはそんなに安っぽくは感じなかったんだけど。あの子供が通訳者というのも本当に急に気楽に決まったよなあ。あのマンション(団地?)の人たちの普段のつながりなども特にないみたいだしね。そう、仲悪いというのもないわけ。ドライってことでもないんだけど。不思議な映画だなこう書いてみると。


器である役割を担った人間を演じたのがシャラマン監督自身だったようだね!こんなに若いのかこの人。結構ハンサム。今までも映画にチラチラと出てはいたが。今回のシャラマンは、とっても若く感じだよ。役者として違和感はなかったと思う。観終わって「そういや、どの人がシャラマン!?」とハタと気づいたくらいだから。

主役の管理人もいい味だしてた。そう、役者はみんな良い味だしてた。きっと脚本が少しシンプルすぎたんだろうなあ。シンプルならシンプルでもうちょっとこう危機感があるメッセージを含ませてもよかったんじゃないかと思うズラ。ヒロインのナーフであるストーリーはヴィレッジで主役やっていた女優さん?こんなに個性的な顔だったかしら。結構クセがある顔だよね。素敵な雰囲気なんだけど。こう全体的にみんなダサイ味がでていた。それはそういう演出を狙ったんだろうな。

彼女が出て来るタイミングも運みたいなのが左右してたのかなー。

御伽噺は突然だものね。ある日ある日、あるところに…だから唐突なのはいいのですけれどもね。

ラストも間違ったボタン押したのかと思ったほどアッサリ。びっくりした。せめて彼女が行ったあとに住人たちのちょっとしたエピソードくらいのせてくれてもいいかなとも思った。細かいラストじゃなくてもいい。笑いあうだけでもいい。そういうの何にもなくて突然終るよね。まあ最大の目的を果たすわけだからそれでいいんだろうけど!!

かといってすごく不満があるわけじゃない。音楽の雰囲気も映画「ピアノレッスン」っぽくってすごく素敵なの。

韓国か中国の親娘のやりとりもよかったな。あの娘っ子よかったよね。

でも「秘密がない人」はまあわかるとして(この人の奥さんが来客者に色々とちょっとした秘密を話してたからね)「尊敬されている人」はあの人でいいのか。そりゃ尊敬されるような人なのかもしれないが管理人さん個人的にだよな?そのあたりもすごく急にあっさりなの。あのアパートで全てを完結しないといけないわけね。

最初は彼女を誰にも見られてはいけないという設定なのに彼女を守るための役割をもった人間ならいくらでも見られてもいいってことなのかしら。そのあたりも急にアバウトになったよな。

だが、人間がくると去るはずのモンスター狼、草タイプも人間襲うし、最後プールサイドにあんなに人がいても襲ってきたし、「たまにヤンチャなモンスターが出ることがある」のヤンチャさんだったのかしらね。

なんだかこう不思議。「アンブレイカブル」みたいな偶然の積み重ね(必然なのか結局)なのだがこう「え?こんなアバウトでいいの?」って感じつつラストに淡々と進んでいく映画だったよ。


ただ、御伽噺といっても子供はこれ理解できないんじゃないのか?これ何かの神話みたいなのがベースになってんの?北欧やらケルトやらそのあたりに何かあるんですか?

といいながらも気楽映画。たまたまテレビでやってたら見てもいいかもしれないが、ものすごくお勧めはしないかなあ。画像は綺麗だったし目には優しい映画だったよ。


*後日、疑問に思ったところを再び感想していたようです(二年前)。↓追加感想


疑問なのは彼女の住んでいたところですよ直前まで。どのくらいあそこにいたんでしょうか。海から直接来たんじゃないのか?まあそれはいいとして、主人公の管理人さんが彼女の傷だか疲労を治すために御伽噺を参考にプールのそこを探索するじゃないですか。そのときにまず「癒しの薬」をすぐ見つけますよね。わりとすぐ。あの鉱石みたいなやつ。なんであれだってすぐわかったのか?ただの勘ってことでいいの?直感でビンゴってことなの単純に?あと変な扉があるじゃないですか。あそこをこじ開けるよね?あそこに入っていったような気がしたんだけど、でも別に扉の中の描写はほとんどなかったよな?その手前のびんが棚みたいなのいっぱいならんでいるところで「癒しの鉱石」見つけてたよね?扉の奥関係なかったよね?わたしが見落としているのか?あそこわかんなかったなあ。

彼女が地上に現れて管理人さんに見つかったのも運が左右してるしあのタイミングで見つかったからこそ作家志望のあの鍵を握る青年(監督なわけだが)と会えたわけだし。すべてがこう偶然のようにみえて必然なんだということはよくわかります。わかるんだが、そのタイミングをプールの底でしばらく住まないとわからないってことなのか?

そういうのを全て説明するのはヤボなのかもしれないけどね。でも御伽噺と現実生活のミックスがあまりうまくいってないシナリオのような気がするなー。もっとファンタジーを強めてもよかったと思うし、逆に現実世界をもっとリアルにして御伽噺の変な要素を浮き立たせるっていうのもアリだったと思うのだが。中途半端だったような気がする。もったいない。

あと、草ポケモンモンスター(見かけは狼)が建物に侵入してうろつくじゃないですか。後半ですけど。海の妖精さんが本格的に怪我&仮死状態のようになっているところで。ドラム式洗濯機がグイングインとまわっているシーンで、草ポケモンの目がうつったりしますよね?あそこも「ああ、これはどこかのタイミングで海の妖精さんの部屋に入ってちょっとしたバトル?誰か人間でバトルする人が出てくる」のね!って考えますよね?あと、それにプラスして将来の作家である人が扉を確認するじゃないですか。ちょっと気配を感じたりするんですよ彼が。その映像をみて「ああ、そういえばこの作家は未来をもう妖精さんから聞いて知っている。(この時点で観ている観客にも彼の将来はわかっているわけです。命的な問題なんですが。)、小説はある意味(小説というか社会的論文といったほうがいいか)できあがっているみたいなので、そうかもうこのタイミングでこの作家はデス!?」といった不安も煽られるわけですよ。わたしはそう深読みしてしまったのだが。

で、もちろんあの唯一ガブっとやられちゃうコラムニストっぽい人のための伏線でもあったのでしょうが、わたしの勘違いでなければ彼がガブッとやられた後に確か「まだこの建物の中でうろついているとしかいいようがない描写」が出て来るのよねー。そのランドリーのところはまさにそれじゃなかった?ガブっとやられちゃう前だったかしら。もうビデヲは返してしまったので確認できないのですが。わたしの勘違いだったら申し訳ない。

と、このように何か不安をただ煽るためだけにしては中途半端でぬるいんだよなあ。ホラー映画じゃないからいいのだろうけど。

草ポケモンは人間が生んだ土地の呪わしいものから出来ている!みたいなエピソードもないんだよね。ほら人間が海の精と会話していた古い時代とさらばして大地の開拓にいってしまい、そこで戦争ばかりみたいなところから入るじゃないこの映画。で、海の精が人間に親切にまた忠告しにきてくれるっていう御伽噺なんだけど、そのときに海の精はモンスターに狙われるというのが設定ですでにあるわけです。ただ、そのモンスターはなんなんだ?といったところだ。まあそれも、こと細かく説明しなくてもいいんですけどね。人間と海の精のコンタクトを断ち切るためだけに存在するものといわれればまあそれでいいのだが。なぜ「草」がひっからまっているのか。緑にまぎれるからってことみたいですけれど。あれ鉄砲などで撃つことはできないものなのかしらね。あとゲートキーパーは猿に似たモンスターだったんだけど、草という素材は同じだったね。あれもまぎれているためなんだろうけれど、同じ種から生まれ出でたものなのか。海からの援護は来ないしな。マダム海の精。つまり海の女王であるヒロインはもうちょっとパワーがあってもいいのでは。女王なのに。

と、色々とこうあら捜しみたいで申し訳ない。でも嫌いじゃないのだこの映画。雰囲気はあるしもうちょっとのめりこめれば泣けてたと思う。こう泣くポイントは何度かあったよ。なので惜しいのだ脚本がたぶん。



それとミュージシャンとして入ってた人たちはあのザ・ミュージック?(というバンドいたよな?)意外と好きなんですどね。ボーカルの人が変な動きなんだよね。音楽が前に聞いたときによかった記憶が。違うかなあ?



↑以前やっていた映画ブログでの感想(2008年)↑


↓久しぶりに顧みて…2010↓


本日、家で観たターミネータ4でジョン・コナーの奥さん役やっていた人がこの主役の妖精さんだったー!

わたしはシャマラン監督の演技は好きであります♪設定はいいのに何かもったいないシナリオになってたなあ。雰囲気はいいのになあ。すんすん…。



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全てのカテゴリでネタバレあり。

18禁的な感想もあり。その場合は記事ごとに注意をつけていきます。

映画、海外ドラマの感想、俳優に対するパッショネイトが中心の映画ブログ。

ブログのタイトル Movie Star No.1 は ポール・ベタニー出演映画『ギャングスター・ナンバー1 (Gangster No.1)』から。Gangster の綴りはよく見ると star ではなく ster なのですが、映画スターといえばやはり☆ということでミックスしました。

ポール・ベタニー(英)とアウグスト・ディール(独)、ダニエル・ブリュール(独)、バーナビー・メッチュラート(独)、セバスチャン・ブロムベルグ(独)、ビロル・ユーネル(独)に惚れ込み中ですが、女優・男優 問わず、素敵な俳優さんをご紹介していきたいと思ってます。

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