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ソルト

ソルト』(Salt) 2010年 アメリカ映画

監督:フィリップ・ノイス
主演:アンジェリーナ・ジョリー

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渋谷シネパレスにて鑑賞(2010 7/31 日本公開)

* 2010 8/20 にベルリンプレミアの様子をお伝えする記事をこちらにアップしました。Photo Call と プレス向け記者会見の様子。アウグスト・ディールも一緒です♪

蜘蛛研究で世界的な権威…第一人者だと、どうして北朝鮮にフリーパスなのか?

というハテナを頭に蝶のように飛ばしつつ、昨日、映画館で最後まで観てきました。

アウグスト・ディールは夫役。蜘蛛研究者として世界的な権威の役柄でありました。

内容に言及すると全てネタバレになっていく構図。なるべく「アンジェリーナの本当の役割」はそれほど掘り下げず感想を書き上げていく予定ではありますが、スパイアクション映画なのでどうしても、「こいつが!」やら「で、アンジーはどうしてそうしたのか」という突っ込みはしたくなる。なので自然とネタバレになってしまうでしょう。というか堂々とネタバレ。

本格的ネタバレ感想に差し掛かったら折り畳みます。

アンジェリーナ・ジョリー大ファンの人は必ず観に行く映画でありましょう。アンジェリーナのアクションは見応えありました。もちろん彼女自身もアクションシーンは体当たりで頑張ったとは思いますが、監督の撮影の仕方が上手だったのか迫力あったシーンに仕上がっていたよ。女性のヒロインでこれだけ迫力あれば、アクションとしては合格なのでは。男優アクションだと、もっともっと派手な演出を望むかもしれないけど、肉体派とはいえ細身の美しい女性のアクションは、これくらいでも私は満足かな。もちろん香港カンフー映画でヒロインが主役アクションスターだった場合は激しく美しい更なる飛躍を求めます!

想像していたより、ジェットコースター映画だった。それもよかったのだと思う。だって、ゆったりと細かい部分を追うシナリオだったら穴だらけだと思うから。突っ込みどころ満載ではあるのだ。とにかくアンジーが四六時中アクションして逃げたり攻撃しっぱなし。途切れなくアクティブにシーンは続くので、疑問はそれほど頭に浮かんでこなかった。ラストで疑問はぷっかり浮かんだけど。ラストで浮かんだのは、ミステリー的な疑問ではなく

「へ…?話の流れ的に続編を思いっきり意識した終わり方に疑問はないが、このシーンでぶった切りな終わりにしなくてもいいのでは?海外テレビドラマ風な終わり方すぎ!ぶった切りすぎ!このシーンで終わりでいいわけ?これドラマだったら完全に次週予告に続く演出ラストだよね。一応、映画なんだから映画的にラストを見せつけてよ!」

という、演出上の疑問は浮かびました。

でも、そこにいくまでのストーリー展開は意外とシンプル。それほど変な映画じゃないよ。だからといって「大傑作!!」という印鑑は押せませんけれど、B級でもなかったと。アンジー映画でした。でもスター映画としては正しい。アンジーが活躍すればいいのだから。スター映画としては王道だったと思います。

昨日も書きましたが、注意をひとつ。パンフレットは購入したら映画を観終わるまで我慢しましょう。

ネタバレ満載パンフだった。危険なパンフだぜ。

この部分は映画鑑賞後にお読み下さい…って書いてある文字が異常に小さいの。注意になってないぜ!

もっとデカフォントで注意を喚起してよ!ペニス!

一応、18禁ブログなので、たまにサブリミナルのように卑猥語を挿入しておかないとね。これは私の義務なのです。俺がルールだ。

本編感想を始める前に出演者アウグスト・ディール関連の感想を。

私が映画館に足を運んだ最大の目的はアウグスト・ディールが出演しているからに外ならない。アンジーは好きな女優さんだけど、映画館通うほど心酔はしておらぬ。監督にも思い入れはない。この監督はアンジーと以前『ボーン・コレクター』で仕事を一緒にしてるよね。デンゼル・ワシントン主演。ヒロインはアンジー。私はDVDで観ました。結構好きな映画です。他にも、アンジーは出てませんが『パトリオット・ゲーム』や『今そこにある危機』などが代表作でしょうか監督の。ハリソン・フォード系。え!?『ブラインド・フューリー』もこの監督だったの…。わなわなわな。ルトガー・ハウアーが主演の映画ですよ。わあ、びっくりした。そうだったの…。それと私が好きだった海外ドラマ『トゥルー・コーリング』の製作総指揮がこの監督だったのもびっくりだ。1シーズンで終わってしまったが。伏線全然回収しないで終わってしまっていたが!!面白かったのに何故続かないのだ。

監督に話がそれたけれど、アウグスト君はアンジーの夫役なのです。

以前の記事でアップした通り、アンジーの旦那様、ブラッド・ピットに推薦されて夫役を演じたのでした。

そして、予告トレイラーに出てくるアウグスト・ディール出演シーンは上の推薦記事にも載せたように、カットされていた。予告トレイラーに使われていたとしてもだ。予告トレイラーは編集作業より前に作られる場合が多いからね。予告なだけに。予定は未定と同じ意味であろう…しおしお。しおしお。

ちなみに、予告トレイラー&その予告トレイラーからキャプチャーしたアウグストシーンの記事はこちら。

じゃあどういうシーンに登場してたかというと、回想もあるのですが、映画時間軸として現在シーンにも意外と登場してたのです。二人の結婚記念日にアンジーがスパイと誤解されて追われてしまう話なのね。なので、当日の朝の会話や…巻き込まれて…ああっ…っていう現在時間軸にもアウグスト・ディールは登場する。でも、現在時間軸よりも回想シーンにより多く登場。

多くといっても……少ないけれども。でも想像してたよりは出演してたかなあ…。少ないけどね。

アウグストの役柄はかなり重要な役柄なのに、パンフレットのキャスト紹介で載ってないのよ。信じられない。だって夫役なのに?彼の役割はアンジーの行動に影響をものすごーく与えていたのに?

最後のエンドタイトルでキャストの名前がずらーっと流れている部分では、アウグスト・ディール、五番目か六番目に名前がちゃんと載ってたよ。それなのにパンフではスルー。名前だけでも載ってればいいのに、それも載ってない。

わけがわからん。

今はネットの時代だから「あの俳優さんは誰だったの?」ってすぐに検索できるけど、昔はパンフレットや映画情報誌からしか情報を得られなかったじゃないですか。夫役俳優の名前が載ってないとは思わないよ!この映画でアウグストを気にいった人がすぐに調べられないじゃないかよう!ようようよう!

でもパンフレット買う人は昔と比べて少ないよね。劇場でも感じるもの。昨日の時間帯は、私しか買ってなかったよ。私も滅多に買わないもの。ネットで情報入るからね。それでもパンフにしか載ってない情報があるかもしれないじゃないですか…。それに記念だし。なのに、この仕打ち!!憎しみが沸く。ぐつぐつ。ぐつぐつ。憎しみでレトルトカレーを温めてやる。経済的。

アウグスト・ディールを全然知らないでこの映画を観た人は、まさか彼が『イングロリアス・バスターズ』の少佐やってた人とは気付かないかもしれない。さすがの演技派です。『イングロリアス・バスターズ』での少佐っぷりは全く影を潜めていて、ひたすらアンジーを愛するソフトで優しい旦那様なの…。すごくアンジーを愛しているの…。素敵なの♪ 優しいの♪ 素敵なの♪ ソフトソフトなの♪ ダブルソフトなのね。トリプルソフトでもあった。優しさで我々を包み込んで殺しにかかるのかと勘ぐりながら観てました。一応スパイ映画だからね。誰がどこでスパイなのかわかりません。

私もアウグスト君に惚れてなかったら、全然気付かなかったと思う。面影がないんだもん少佐の。

この映画でもアウグスト君はドイツ人っていう設定だったんじゃないかな。なので英語もカキカキッとした英語をわざと喋っていたように感じます。ロシア人はロシア訛りの英語をちゃんと喋ってたから。アウグスト君は、良い意味でこだわり屋だと思うので、英語もすんなりとしたニューヨーク英語(ニューヨーク英語がすんなりかどうかは謎だが)じゃなく、ドイツ人が英語を喋ったら…といったニュアンスだったような気はします。

それと、少し浮腫んでたよ…。太ってたとは言わない。本来の彼は痩せているので、痩せ気味の姿に慣れてしまい、多少むくっとしただけなのに、むくむく…に見えたのだと。それに演技派の彼であるからして、わざと体重を増加させたのかなーとも想像できる。撮影の順番はわかりませんが、先日、ダニエル・ブリュールの記事でお伝えした新作ドイツ映画では、試写上映会(?)らしきフォトコールでアウグストは痩せてたから。IMDbによると、『ソルト』の後に撮った映画っぽいからね。でも、一番最近の新作(ドイツ映画)ではまた浮腫んでるのでした。わざとだよね…ぶるぶるぶるぶる。太ってないんですよ。もけっとしてるのね。白いし皮膚が柔らかそうなので、太って見えてしまうだけだと思う。ダニエル・ブリュールみたいに元々が、むくむく気味な人はよっぽどじゃないと逆に増減を感じないかもしれない。アウグストは痩せると本当にげっそりするほど痩せちゃうんですよ。顔の骨格がダニエル・ブリュールと違う。

『イングロリアス・バスターズ』でも軍服を更に恰幅よく見せるために、いつもより増量したと想像してます。他の役者さんは体格が良かったじゃないですか。酒場メンバー。ファスベンダーさんもそうだし、ティル・シュヴァイガーも男前な体型でございましょ?その場合、アウグスト本来の華奢体型だと、絵面的にも負けちゃうと思うので、ベスト体重より増やしたのだと思いたいです。それでも太ってなかったけどね。ほら、日本人の着物と同じ原理ですよ。着物も腰が細すぎたりすると似合わないのです。多少、肉がついてないと美しくない。だから腰が細い人にはタオルを巻きますよね。補正しますでしょ?その原理だ。

映画『ソルト』でもアンジーは細いけど肉体派。それで旦那もひょろひょろ細すぎると、画面からくる迫力が鈍ったのかもしれない。文藝作品なら別でしょうけど、アクション爆発映画ですからね。なので、アウグスト君は役者根性で増やしたと。私はそう妄想しています。

でも心配しないでください。デブ化してたんじゃないのです。いつもより若干ふっくら…してるかなー…くらいの程度です。いつもはきっと痩せすぎだ。日本女性は男性の痩せを好きな人多いと思うけど(私もそういうのが好き)、外人のセクシー好みって違うじゃないですか。むっちり体型が好まれますよね。マッチョがもてる。マッチョまでいかなくてもガリガリの痩せはよっぽどじゃない限りトップスターではいない。演技派では、存在すると思うけど。それに日本人のガリガリとは違って、胸の厚みなどはありますからね。ただのガリガリじゃない。頼れる男子は、むっちりなのでありましょう。

ポール・ベタニーも若い頃は痩せてたものね。筋肉つかないでふくらむとツヤツヤキューピーになってたりした。最近は筋肉を美しくつけたので、アメリカ人が好きそうな男前体型に、変化したのではないかと。私としましては、筋肉分量は普通についていればいいのでした。ふにゃぽよーん痩せ柔らかい体型が好みです。もちろん美しい筋肉も好きですよ!ポールの筋肉の付け方は成功例。美しい体型だ。

というわけでアウグスト君も今は過渡期なのかもしれない。今の彼はツヤツヤキューピー現在形。これからハリウッド映画に出演度が高くなっていくと筋肉をつけ始めるかもなー。スターの辿る道。

そして『ソルト』でアウグスト君のイメージ画像が見事にないんですよ。ナッシング。先日の記事で予告トレイラーから必死でキャプチャーしたのくらいしかない…。しかもその映像はどれも本編では使われてなかったという…。なのでどういう雰囲気だったのかお伝えするために、彼の今までの作品からピックアップして、キャプチャーしてみました。この系列の雰囲気だったよ…と。見た目ですよ見た目がね。性格は違います。では雰囲気だけお楽しみください。



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映画『Dr. Alemán』から。このイメージが近いかなと。知的職業なんだけど自由人みたいな感じ。『ソルト』では学者なのでフリーなのですよ生活形態も。この映画では南米コロンビアに出向するドイツ人医師の役なんですけどね。


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映画『Dr. Alemán』から。『ソルト』でもこのようなヒゲを生やしていたのです。前髪もふぁさっとおりてた。おでこ全開ではなかったの。『Dr. Alemán』ではピーヒャラヘンテコ踊りを突然踊り出すので仰天です。びっくりした。まだ全部観終わってないのですが、DVDを軽くチェックした時にその場面がたまたま出て「あ、また…変な踊りを…」と呆然とした記憶。海外DVDは到着したらエアチェック。傷がついている可能性が高いですからねー。海を渡ってくるので仕方ない。


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映画『Freischwimmer』から。学校の先生(美術教師)の役。準主役です。主役は学生の男の子なのです。アウグストは少し変わった教師の役。これも全編は未見。前髪が短いので『ソルト』のイメージとは違うけれど、知的職業ニュアンスで御紹介。『ソルト』ではメガネをかけてません。メガネ、似合いますよね。


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映画『Freischwimmer』から。こちらはメガネ無し。洋服の感じが『ソルト』の洋服と似てるかなーと。地味な服装なの。どちらもね。研究に熱心で洋服には無頓着ってイメージ。でも清潔感はありますよ。さすがに『ソルト』の方がちょっとお洒落風ではあったかな。お洒落まで到達してなかったかもしれんが…。わはは。素朴なイメージでした。

と、御紹介した二つの役柄をミックスさせた容貌だったの。予告トレイラーに使われていたセクシーシーンではヒゲはなかったような気がするね。そのバージョンも是非観たい。DVD特典の削除コーナーを期待しましょう。

アウグスト君もヒゲは似合いますけど、ダニエル・ブリュールの方がひげ面はしっくりきますね。ポールはもっさりヒゲは生やさないね。もみあげはよく、もさもささせてるけれど。無精髭はどの役者もデフォルトでやりますけどなあ。プライベートでもね。

バーナビー・メッチュラートは髪の毛はすごくクセ毛なのに、ヒゲはよくわからない…つるんつるん。ひよひよ。ひよこだからヒゲは生えないのかもしれない。あ、無精髭バージョンもあるか…。でもバーナビーはヒゲないのがいいな。ひよひよ。ひよこだから。

さて、アウグストについて書いたら、妙に満足して『ソルト』そのものに、これ以上言及しなくてもいいんじゃないかと眠い気持ちに。一応、突っ込みポイントとして簡単に内部をえぐっていきましょう。

ネタバレに行く前に、この映画を観るべきかどうかのアドバイスを…。(この部分、実際には一番最後に書いたのだけど、ネタバレ部分に書いたら意味がないのでこの位置に引き上げた)

『ソルト』を劇場で観ようかどうか悩んでいる人にアドバイスとしては、アウグスト・ディールの熱狂的ファンなら必ず。何故なら彼の映画をスクリーンベースで観る機会は極めて今のところ少ないから。でも出番はとっても少ないので覚悟してください。それとアンジェリーナ・ジョリーを心底愛している人も観るべき(ベッキー♪)映画でありましょう。後は…俳優的にはリーヴ・シュレイバーのコアファンの人も観るベッキー。それとフィリップ・ノイス監督作品は『硝子の塔』も含めて全部余すところなく鑑賞してきたんだ俺は!という野郎どもも観るベッキー。

夏映画としたら『トイ・ストーリー3』と『インセプション』を何はともあれ観るベッキー。余裕があったらこちらも…といった具合でしょうかね。私は何はともあれ『ソルト』を優先させてしまったが。それはアウグスト・ディールが出ているからに他ならないのでありました。



ではネタバレアリアリアリの感想はこちら↓から

ネタバレ注意報ネタバラシ注意報バレバレバレバレバレ






アンジーが本当にスパイなのかどうか…については思ったよりは意外でした。


単純にいい人ではなかった。


これ以上は言及しないけど、疑いを晴らす方向にだけ向かうストーリーではなかったです。

だからといって顎が外れるほど仰天するストーリー展開ではないのだけれど。

黒幕もいるんだかいないんだか、裏切り者は誰か…というのもそんなに気にならないかな。

「あ、あんたそうだったの…」

といった印象。それよりもアンジーがどうなのか?が最後まで気になったよ。

アンジー演じるソルトがアウグスト演じる夫を本当に愛していたのだというのは、彼女がある行動を変化させたのでわかるのですが、だったら…何故、アウグストがああなった場面で側に駆けつけなかったたのか謎。最初の段階で側に行かなかったのは、わかるのですよ。それは奴らが周りにいたからね。駆け寄って泣いて抱きしめるわけにはいかない。そこは耐えていた演技だと思うのだが、その30分後くらいに…ある理由で奴らがいなくなり、アウグストに触りたい放題になるじゃない?その時も…駆け寄らないの。むしろ去っていった。

何故なのだぜ……。◎◎には未練がないのかしらね。◎◎を丁寧に▼▼してあげるって…いう概念が外人にはないのか。それともアンジー演じるソルトが訓練された人なので、そういったノスタルジー(?)感情を表現するのはやめたのか。◎◎を▼▼してあげなくっていいの?ベタだけど▼▼してあげるシーンがあってもよかったのではないかと。せめて◎◎に近づいて☆☆くらいして◇◇てもよかったのでは!!だってすごく愛してたからこそ、アンジーは本来の××を違う方向に転換したんでしょ?それで、最後、ラスボス(?)だったアイツにも「白馬の王子さまが現れて君は変わってしまったんだな…」なんて言われてたじゃないですか。白馬の騎士って言ってたかな。白馬の騎士=アウグスト・ディール

アイツはアンジーに惚れてたので嫉妬したのだね。

↓伏せ字の解説(反転させてください)

◎◎=死体

▼▼=埋葬

☆☆=キス

◇◇=別れ

××=任務


アンジーは「何らかのデカイ指令」がきたら、基本的には実行すると見せかけて…ほかす…つもりだったのでしょうか。どの指令がきたとしても。いつかは絶対に「どデカイ指令」がくるのはわかって生活してたのでしょ?

尋問していたロシア人が自分の名前であるソルトを告げた時点で、(これはとある人物の策略だったのだが)「あ、これは覚悟を決めなくては」とソルトは思ったはず。そうなった時に愛する夫が危険にさらされるのもわかってたようですし。だからこそ、「真っ先に夫に連絡を入れさせて」と懇願するアンジーなのだ。夫もアンジーのとりあえずの職業は把握してるんですよ。でもアンジーは本当の秘密も告白しておいて、二人で雲隠れするのは無理だったのかな。巨大指令はとりあえず遂行して、自分の立場を見せつけた上で逃げる予定ではあったのかしらね…。本来の部署に対して。

アクショーンシーンに注目しているとわかるのですが、本来の部署の奴らは容赦なくぶっ殺して、現在の部署にいる人達はぶん殴るけど殺しはしないんだよねアンジー。きっとアウグストがああされなければ、本来の部署の奴らもぶん殴るだけですんだとは思うが、ああされちゃったので、ぶっつぶす方向に転換だ。でも…ああされてなくても、結局はぶっつぶさないと逃げられなかったし、最初からぶっつぶすつもりではいたんだろうな。

でも地下のラスト近くの攻防で、アイツが黒幕だというのがわかった時、嬉しそうな顔はしてたよねアンジー。もちろんすぐにソイツがよろしくない人物だというのはわかる仕組み。アンジーもアウグストに出会うまでは、本来の組織の政治的行動に賛同してたのだろうから郷愁はあるんだと思う。賛同たって、無理矢理に教育されてそうなってたの。ソルト(アンジー)は可哀相な生い立ちなんですよ。アウグストに近づいたのも目的のためなのね。最初はね。

「彼は蜘蛛研究の権威だ。なので北朝鮮にもフリーパス。近づけ。さりげなく近づけ」

と、とある上司に言われて近づいてたのよ過去。

この台詞が私を惑わした。

蜘蛛研究に長けていると、何故、北朝鮮にフリーパスなのだ?…と。

アンジーが結婚したのは組織の思惑とは違うの。友人か恋人程度のお近づきでよかったらしいのだ。アンジーは夫を心底愛しちゃったから結婚生活を選んだのだけど、「結婚するなんて誤算だったぞ?」と上司に言われた時、「結婚した方が自然にカモフラージュできるでしょ?」などと嘘をつくの上司に。好きな感情をひた隠す女心。

そんなに大事にしたい生活だったら、もっと方法はあったはずなのになーとハテナが飛び交うけれど、そこは大味スパイアクション映画。正に大味です。

そしてアウグスト君はアンジーの世界観を変えたほどの男なのに、日本のパンフレットでは紹介されない始末。どういう始末なの!京極堂に始末をつけさせるわよ!宴の始末。

わらわらといっぱい画面に人が出てくるように見えるけれど、主要な人物はものすごーく限られた人数だけなので、謎もへったくれもないのですが、アンジーが「こういう人物だった」というのは素直に驚いたよ。映画観ている最中は素直になるのが一番。カステラ一番だけれども。電話は二番ですけどね。三時のおやつは各自自由に。

アウグスト・ディールが出演していなければ、映画館には行かなかったと思うし、DVDレンタルもしなかったかもしれない映画。アンジェリーナは普通に好きだとしても。でもだからこそ俳優本位で映画を観るのは、やめられないですなあ。そうじゃないと出会えない映画がたくさんあります。

『レギオン』の数倍は面白かったよ。『レギオン』は愛している映画だけど、映画としてはかなりヘタレだから。『ソルト』は、そこまでへたってない。普通にテレビで放映していたら楽しく観られるし、映画館で鑑賞しても「時間を無駄にした!」とは感じない。それなりに魅せてくれる映画でした。でもラストがなあ…。ラストの始末がよろしくない。続く…でもいいんです。続編を予感させてくれるのは全然OK。幾らでも話を続けられそうではあるよね。

でも、続きを前提にしたとしても、ちゃんときっちり一話としての終わりは見せつけてほしいなあ。ソルトの行動に疑問じゃなくて、ああなったとしても、あのシーンでぶった切りじゃなくても、いいのではないか?ぶった切りすぎだ。

最後観客は劇場に置いていかれてしまいます。タイトルエンド後にオマケ映像でもあるのかと思ったがナッシングだったよ。よほどの事情がない限り、タイトルが終わって、場内に明かりが灯るまで席に座ってきっちり見届けるタイプなのですが、エンドタイトルで終わりだった…。ソルトどうなったんじゃ…。結末になってないよ…。

これは絶対に続編を作らないと駄目なパターンだよね。作るのだろうけれども。

この映画はトム・クルーズ主演で最初は予定されてたらしいが、アンジェリーナにして正解だったのではないかと。女性のスパイはそそられるよね。トムだと安定しちゃってドキドキ感は薄くなるかも。ハリソン・フォードのように安心しちゃうもの。アンジェリーナは一応「どっちなんだ?」という不安定感を出していた。完璧なる善人じゃないのが功を奏したといえましょう。


さて、『ソルト』を無事観終わったので、ツタヤディスカスで借りておいたアンジェリーナとジェームズ・マカヴォイ主演の『ウォンテッド』を鑑賞しよう。ジェームズも可愛いものねー。楽しみだなー。

『レギオン』よりは映画的にお勧めはしますが、DVDレンタル待ちでも平気かなと。上に書いた該当者以外は。私はDVD全て買う予定。全てって…バージョンがいろいろ国によって違うのが出たのならそれ全てという意味です。だって仕方ないよ。好きな俳優が出ているのだもの。それはね。仕方のないことなのです。絡新婦の理なのですよ。

何となく京極堂を意識した感想にしてみました。それは早く新しい京極堂シリーズを読みたいから。京極先生執筆頑張って!早く新刊を!

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全てのカテゴリでネタバレあり。

18禁的な感想もあり。その場合は記事ごとに注意をつけていきます。

映画、海外ドラマの感想、俳優に対するパッショネイトが中心の映画ブログ。

ブログのタイトル Movie Star No.1 は ポール・ベタニー出演映画『ギャングスター・ナンバー1 (Gangster No.1)』から。Gangster の綴りはよく見ると star ではなく ster なのですが、映画スターといえばやはり☆ということでミックスしました。

ポール・ベタニー(英)とアウグスト・ディール(独)、ダニエル・ブリュール(独)、バーナビー・メッチュラート(独)、セバスチャン・ブロムベルグ(独)、ビロル・ユーネル(独)に惚れ込み中ですが、女優・男優 問わず、素敵な俳優さんをご紹介していきたいと思ってます。

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