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バーナビー・メッチュラートがショートフィルムで監督に初挑戦♪

本日、二度目の記事であります。

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こちらの写真は今回の記事とは無関係。テレビ映画『Lenz』で主役を演じたバーナビー。『Lenz』撮影風景の一コマです。『Lenz』でバーナビーはちんぷる全開なんですよ…。以前の記事で「バーナビーがωプルに!」と私が騒いでいた映画なのでした。その時もωプルじゃないけれど画像を二枚ほどアップしましたね。このテレビ映画、DVD化されないかなあ…。作品として面白そうなので観たいのでありました。バーナビーが主役だし当然観たいのであります。上では寒そうにしてるけど、下は真夏っぷり。季節をまたいで撮影したのでしょうかのう。ドイツは寒い日の方が一年を通して多いようですけどね。撮影した場所でも違うでしょうし。今日は話を広げませんが、バーナビーのランニング率は異常です。隙あらばランニングシャツなの…。もちろん撮影でその衣装って場合が多いのだけれど、何故かランニングなの…。アウグスト・ディールはそれほどランニングのイメージないでしょ?ポール・ベタニーの代表作『ギャングスター・ナンバー1』でポールは見事なランニングっぷりを魅惑的にこれでもかと見せつけてくれますが、普段のポールは全然ランニングじゃないですよね。Tシャツはプライベートでよく着ているけれど、ランニングは見かけないもの…。白ブリーフだって絶対にプライベートで穿いてないもの…。そう考えるとやはり『ギャングスター・ナンバー1』は素晴らしき作品ですよね。むっちりした白ブリーフだもの♪ お知り合いの素敵なレディーが一発ではまった華麗なる作品です。おほほ。


さて、本題です。IMDb にはまだリストされてないのですが、バーナビー・メッチュラートがどうやら短編映画に監督として初挑戦したようであります。ドイツ語でショートフィルムはKurzfilm。監督はドイツ語でRegie。俳優がDarsteller というようですぞ。もほほほ。

バーナビーは俳優として短編映画に多く出演しているので短編作品に入れ込んでいるんだなあ…とは感じていましたけれど、監督も目標の一つだとは知らなかったよーん♪ 嬉しいよーん♪

わー、バーナビーの監督作品観てみたいなあ。短編はどうすれば観られるんでしょうね。ドイツにいたとしたら気楽に観られるものなのかしら。ショートフィルムは気楽に上映されてるものなのかいな。フェスティバル系で上映なのかなあ。ショートフィルムフェスティバルは日本でもやりますけどね。何度もお伝えしてますが、短編映画はDVDで作品化され難いと感じるので日本にいてバーナビー作品(もちろん、出演作品含めて)を鑑賞するのは難しそうだ…。

ちなみに初監督作品は Sunny und Roswitha (2010) という作品です。

今、絶賛編集中らしいですぞい。Sunny und RoswithaというのはSunnyさんとRoswithaさん…という二人の主人公の名前のようであります。

調べていてわかったのですが、何とSunny を演じる女優さんがファティ・アキン監督作品『Soul Kitchen』で主人公の恋人役Nadineを演じたPheline Roggan (フェリーネ・ロッガン)さんなの。

『Soul Kitchen』では気まぐれで猫っぽいお金持ち設定な恋人役を演じていた彼女なのですが、顔が小さくて手足が長くてお人形さんのようでした。顔はちょいと癖はありますが、モデル顔の美人さん。


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これだもの。美しいもの。かなわないもの。1981年、ドイツ ハンブルグの生まれ。身長177センチ! やはり長身だったのですなあ。『Soul Kitchen』を感想する記事で述べようと思っていましたが、とにかく脚が異常に長くて美しかったですわ~。そして欧州俳優さん当たり前事項として、英語、フランス語、スペイン語、イタリア語…を話せるようですね。うーん欧州俳優さんの何カ国語も喋れる状況は本当に当たり前の事柄だと実感します。

「僕……174センチだよ。小さくないよ…」

うん、バーナビーは小さくないよ。ドイツ女性の背が平均より高いんだよ!バーナビーすんすん♪ 小柄なのがバーナビーの魅力なのだもの。


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この写真は多分『Soul Kitchen』でのプレミア系でしょうね。主役の男子もいるし、ファティ・アキン監督もいらっしゃいますものね。フェリーネさん、頭一つ背が高いですな。それにしてもファティ監督はこういった場所で指さし確認ポーズ多発なのです。隙あらば指さしジェスチャーで興奮してます。ノリノリなのだもの。いいのだもの♪

こんな素敵な女優さんが主役をやっているバーナビー監督作品!!ますます観たいではないか。すーん。すーん。

バーナビー監督作品はプロダクション名が WilsonMetschurat となってるのね。ウィルソンメッチュラート。ウィルソンとメッチュラートの間はスペースあいていません。くっついて一つの単語になっている。そしてウィルソンといえば…バーナビーと長年パートナーで一緒に暮らしているラヴィニア・ウィルソン♪ 二人の名字をくっつけたんだ!可愛いなー。そう、この短編映画のプロデューサーはラヴィニア・ウィルソン(Lavinia Wilson)なのです。

今年五月にラヴィニアはインタビューを受けていて、この映画の話もしていました。インタビュアーに「あなたがこれから十年の間にやってみたいことは何?」と聞かれてその中の一つとして答えていた。

「私は短編映画を制作中なの。バーナビー・メッチュラートと一緒に働いているわ。私は非常にエキサイトしている状態よ。七月上旬から撮影が始まるの」

ですって。それで撮影は終わって編集中…なのでありましょう。バーナビーもラヴィニアも俳優としては参加してません。裏方に徹してます。

パートナー同士で撮影に挑むって信頼関係があってこそですよねー。二人は多分『Julietta』という映画で知り合ったのですが、そこからすぐに一緒に暮らし始めたみたいですね。十年以上経つのかな。結婚はまだしてません。前も書きましたがバーナビーは結婚という形式に拘りがないようです。バーナビーには既に十代の時に知り合ったガールフレンドとの間に子供がいて、その子はもう18歳になってますが(何度もお話してますけど♪)、ラヴィニアとの間にはまだお子さんはいません。でも、いずれベイビーが二人の間に生まれるだろう…ね♪ とはインタビューでは以前答えてました。まだ、ラヴィニアも若いし、焦ってないのでありましょう。

バーナビーとラヴィニア、二人の素敵なカップルは出会った作品以外でも、気楽に仕事を共にしているのでした。他の作品でもよく共演しています。映画、テレビにこだわらず一緒にお仕事です。本日、最初にアップした『Lenz』でも共演してるのでーす。

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素敵な女性でしょ。とってもキュートで可愛いの。お似合いの二人なの♪ ラヴィニアさんはニュアンス的にジュリアン・ムーアっぽい雰囲気を感じさせますのだ。そしてバーナビーのこの笑顔♪ たまりません♪ ラヴィニアと一緒に写っている時のバーナビーはいっつもニコニコ顔なんですよ。可愛いなー♪ こちらの写真は、テレビ映画『2030 - Aufstand der Jungen』(2010)からのスナップショットだと思います。違っていたらすんまそん。このドラマはまだドイツでも放映されてないんじゃないかな。


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こちらが『Lenz』撮影中のラヴィニアさん。左の方は監督さん。

アウグスト・ディールとジュリア・マリクさんもそれぞれ俳優同士カップルですが、アウグストさんのところは夫婦共演はなさってないですよね。夫婦とも同じ職業でもいろいろですな。ポール・ベタニーとジェニファー・コネリーの美男美女カップルも夫婦になってからの共演はここ最近ですものね。ポールとジェニファーも知り合ったきっかけは独身時代に映画で共演したからですし、俳優さんの職場知り合い率は当然高いのでありましょう。

ちなみに、ラヴィニア・ウィルソンアウグスト・ディールは舞台で一緒に共演してるのですよー。そちらも今度御紹介しますね。ふふふふ。俳優さんのお仕事繋がりをみつけると嬉しいですよね。うふふふふふふふふ。

それにしてもバーナビーが監督を目指してたなんて本当にびっくりした。嬉しい驚きです。俳優さんで監督業に手を出す方は何人もいらっしゃるけれど、私が歴代好きになった俳優さんでは初めてじゃないかなあ…。基本的にはバーナビーも俳優メインでやっていくのでしょうけれどね。短編映画に夢中なバーナビー♪ 監督としても成功するといいなあ。どういうセンスなのか知りたいです。いつか長編にも挑戦してもらいたい。もちろん俳優としての彼を眺めたいけれども。監督として成功したらしたでそれも最高に嬉しいですからね。

バーナビーは "BAMBULE" という短編に俳優として出演したようなのですが、こちらはドイツのバイエルンで行われるHofer Filmtageという映画祭でかかるみたいであります。うおーん。ドイツに住みたくなりますのう……。

とにかく小躍りするほど嬉しいでありますよ。バーナビー可愛いなー。監督にも興味があったなんて嬉しいなー。バーナビー監督だもの。素敵だもの。いいものだもの。いつか作品を観られますように♪ 


チュッ(*  ̄)( ̄ *)チュッ


幸せ幸せ♪
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クエンティン・タランティーノ監督作品を全て編集なさっていた名物編集人サリー・メンケさんがお亡くなりに…(涙)『ハイ、サリー!』

タランティーノ作品をお好きな方ならご存じの方も多くいらっしゃるでしょう。タラ作品全てに携わっていた編集人サリー・メンケさんがお亡くなりになりました。まだ56歳。これからも彼の作品を手掛けるはずだったでしょうに。とっても残念でなりません。

ニュースサイトによると、愛犬わんわんとハイキング中に急死なさったようですね。

イングロリアス・バスターズ』DVD(日本だとブルーレイ版)の特典映像で『ハイ、サリー!』というスペシャル映像がついているのですが、出演者が演技しつつ編集作業室にいるであろうサリーを想定して呼びかけるのですよ。いずれ御紹介しようと思ってたらサリーさんがお亡くなりになってしまいました。以前、御紹介したカチンコ娘のかけ声映像…のような感じで編集されている特典です。

先日、久しぶりに『レザボア・ドックス』のDVDをブルーレイでレンタルしてチェックしたのです。特典で映画に関わった人たちのインタビューも入ってたのですが、そこにサリーさんも登場してましたなあ。レンタルだったので慌ただしく返却してしまったけれど、もっとじっくり特典映像を見ればよかったでありますよ。

ユーなチューブに『ハイ、サリー!』がアップされてたので…貼っておきますね。





アウグスト・ディール君は「ハイ、サリー!」と呼びかけてはいませんが、「ハイ、サリー」とタラ監督が言うシーンに出ていますので要チェック。それとティル・シュヴァイガーさんがとってもお茶目で可愛いです。「サリー、僕は死んでないんだ。これからナチス野郎のケツをぶっ飛ばしてやるつもりだ」なんて楽しそうに言ってるの。英語で言ってるので何とか聞き取れます。ティルさんはみなさんご存じの通り、ドイツを代表する有名俳優さんですが『イングロリアス・バスターズ』作品中ではそれほど台詞は言わなかったですよね。ナチスをいたぶる元ナチス兵の役でした。

最初の章で出てくるユダヤ人を匿っていたフランス人な人もお茶目です。可愛い。それと本編中はそれほど出演シーンが多くなかったけれどザ・インパクトなマイク・マイヤーズさんが、『ハイ、サリー!』にはたっぷり出演なのも面白い♪

サリーさん、亡くなって本当に残念ですなあ。

ご冥福をお祈りいたします。
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ダニエル・ブリュール、アウグスト・ディール出演ドイツ新作映画『Die kommenden Tage』の公式予告トレイラー

前に何度かお伝えしていたダニエル・ブリュールアウグスト・ディール出演映画『Die kommenden Tage』の公式予告トレイラーがユーなチューブにアップされていました♪

アウグスト君が痩せていてホッと一息。しかしこの次の作品『Wer wenn nicht wir』ではふくらんでいるように見えちゃってるので少し震えてます…ぶるぶる。

それでは新作のトレイラーを楽しんでください。日本公開は…難しいのだろうなあ…。DVDはドイツ版なら絶対に出るでしょうから一年以内の販売を楽しみにしております。政治的な思想が絡んでいる物語なんでしょうかね。現代劇のようですが。相変わらずアウグストさんは神経質そうな役柄であります。ダニエル君も可愛いなー。むきゅっとしている。この映画のダニエル君はすっきりした感じですね。ああ、楽しみだ。





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好きなことばかりしていたい(欲望)

ぬんっ

いろいろと書きたいものがたまった場合は備忘録&自分への鼓舞日記ですよ。奮い立たせろ!勃つ!

18禁要素が薄くて息苦しいと感じたあなた、そして私。ポール・ベタニー主演の『デッドベイビーズ』のブリーフ&ちんぷる全開特集をやればいいじゃないの。何を恐れることがあるというの?もうキャプチャーはすんでいるのだから。ハンター×ハンター予言詩風…。

デッドベイビーズ』ではポールの足長キャプチャーもすんでいるというのに…何故それをやらないの。

っていうか感想を何故アップしないの…。

感想といえば『アナトミー2』を早くアップすればいいのね。『スパニッシュ・アパートメント』もすればいい。『青い棘』もしちゃったってYOU構わないのさ。


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ふわふわした状態のポール・ベタニーさん。(『デッドベイビーズ』から) すごくふわふわしてる。ポールがふわふわしてます。きゅーん☆


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三角関係を満喫中の三人。(『青い棘』から) 右がアウグスト・ディールさん。シャツのはだけ具合がグー☆


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「僕、真ん中にいるよ♪」 のバーナビー・メッチュラート♪ 楽しそうな出演者の面々。(『スパニッシュ・アパートメント』から) 撮影中も楽しそうなのだもの(メイキングをチェックしての感想)

チュッ(*  ̄)( ̄ *)チュッ


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「僕は今、手術台にのっかってるからみんなに顔を見せられないんだよ♪ 眼鏡かけた奴は僕に嫉妬心があるようだよ。困った困った」 何故、手術室でタキシードなのかその謎は…(『アナトミー2』) バーナビーは手術台でもごもごしているのです。『アナトミー2』はアウグスト・ディールも特別出演している贅沢な逸品☆

チュッ(*  ̄)( ̄ *)チュッ

バーナビーについてちょっとでも触れた時はお気に入り顔文字を多発させるようにしています。仕方ないのだもの。これが衝動というものなのだもの。可愛いのだから仕方がないのだもの。しょうがない。ノージンジャーなのね。

それにしても、こんなに魅力的な作品が目白押しなのに、何故、私はすぐに書かないの…?

好きすぎて百万台プレイステーション。意味がわからないかもしれないけど、そういう語呂なのです。今年の夏、西からやってきて下さったキュートレディーとも二人オフで話し合ったのですが「愛し(いとし)すぎると筆がすすまないですよね。筆おろし」というような会話になったんですよ。脱チェリー(脱童貞)。私が男子だったら筆おろしはどのような女御とすませたのであろうか…そんな思いを馳せたような馳せなかったような…暑い夏2010。なついあつ。

とっても好きだからこそあれも書きたいこれも書きたい、構成はどうしよう…と悩むのであった。すらすらいかないの。すらすらすいすいすい…とスーダラできないの。まず、DVDを見直す作業があるでしょ。コメンタリーも再度チェックでしょ。キャプチャーだって普通の映画と比較しても三〇〇〇〇〇〇〇〇倍はかかるもの。

では『レギオン』や『ソルト』は何故、すぐ感想を書いたか…。理由は明白です。劇場公開ロードショーで観た場合、速攻で書かないと記憶が風化しちゃうからに他ならぬ。ぬんぬんっ♪ ぬんぬんっ♪ 劇場で観た場合、後日、「あれはどういう意味のシーンだったのかしら…」「何ていう台詞だったかしら…」を確認できないじゃないですか。もう一度観に行けばいいって話かもしれないけれど、若い時と違って体力がない。そして時間とお金がかかる。「くそあまが!」という台詞だったか「このお茶目さんめ!」という台詞だったかを確かめるだけのために、その労力は、もうかけられないのであった。ロビンソン。

それと若い時分と大きく違うのは脳が退化してるのね。鉄は熱いうちに打てじゃないけれど、記憶が薄れる前にメモしておかないと本当に忘れるのよ。メメントよ。

という明確な理由で劇場公開系は割とすぐにアップしてるのでした。体力を削られるので劇場公開鑑賞は控えめにしております。もちろん若い時は「劇場最高!」だったし今でもそれはそうなのですが、寄る年波にはビクトリーできないの。それに感想を書くにはDVD鑑賞が私にとっては適しているようであります。良い時代です。そりゃ劇場の迫力は十二分に承知の助。若い時いっぱい観たからいいんだ…。すんすん。すんすん。すすすーん(気楽)。

ま、体調の兼ね合いなどもありますので、仕方ないですな。

あと単純に書きたいものが多すぎて整理がつかないという単純な理由もすっころがってます。ごろごろごろごろごろごろごろ。

でも気まぐれかもな…。もちろんプライベート趣味ブログなので気まぐれ上等なのですが、「あっ。これナウ書きたい。書いて伝えなければあああああああああ(誰に?)」といった宇宙からの指令を受け取るんですよ。

感想とは違うポイントに注目…という記事も書いていて楽しいです。今回はやらなかったけれど先日感想をアップした『ひかりのまち』でのアパート暮らし(団地?)の描写。住宅街だけれども、階級的に割と下…の人たちが住んでいる居住区であろう一軒家…などの特集も本当はしたいです。外国=広い住宅…というイメージがあるじゃないですか。でも、『ひかりのまち』で出てきた住居は日本の団地っぽい間取りだったり、一軒家もそれほど憧れないようなテイストだったりしました。それが新鮮だったよ。イギリス=素敵な家…のイメージがあるからね。インテリアも普通のテイストだったのが面白かったな。もちろん細かくチェックすればイギリスらしさも垣間見えたのだとは思うけれど。中庭形式は日本とは確かに違うね。一軒家のインテリアは団地住まいよりイギリスっぽい空間を所有してたかな。どちらの描写も狭くてごちゃっとしているのよ。だからこそ等身大、普通の一般市民家庭を表していたのかも…と興奮しました。若夫婦が暮らしているアパートは綺麗だけれど、日本の新婚さんが住むようなマンションと同じだったりね。そういうのも面白かったな。

アナトミー2』でも主役のバーナビーが棲む場所はそれほどゴージャスな地区じゃない…というのがわかるようになってるの。そういうのが面白いです。

デッドベイビーズ』でポール達が暮らしているあの城はどういうことなの…というのもちゃんと理由があったりして面白いの。

生活を探るのが映画の醍醐味の一つでありますよのう。

で、生活爆発系の映画が『スパニッシュ・アパートメント』。

1900年代初頭、ドイツのお金持ちが住む家&別荘を堪能できるのが『青い棘』……。

どれかにとりかかりたいのココロ。ころころ。ぼんぼん。

そして音楽(サントラ)についても、とりかかりたいのです。次は『青い棘』の本編感想じゃなくとりあえず音楽についてぶっぱなす予定なのですが、気の向くままにまかせます。高級寿司店でおまかせ…なんつって食してみたいものだ…。百万円くらい現金で持って行けばいいのかしらね。ネタが全て時価のような高級店…。一度くらい訪れてみたいですなあ。ぬんぬん。にぎにぎ。にぎり寿司。

バーナビーの魅力をやはり伝導したいので『アナトミー2』の感想にとりかかろうかなー…と思ってDVDを見始めるとぼーっとしちゃうのねきっと。『アナトミー2』と『スパニッシュ~』『青い棘』は繰り返し観たくて観たくてたまらないのね。でも我慢してるの。何なのかしら…。我慢する必要ないのに。その原因の一つとして『イングロリアス・バスターズ』と違って「このシーンが!」と限定された感じじゃないからだろうな…。全体的に何度でも見返したいのです。『イングロリアス~』も全体で何度も見返しているんだけど、タランティーノ映画っていい意味でビデヲクリップっぽいんですよ。章ごとに、わかれてるせいもあって好きなシーンをチェックしやすい。例えば、酒場シーンだけを繰り返し繰り返しぎらぎらと注目しやすいのであった。

急に寒くなったのでドイツならではの食べ物話もしたいですのう。もぐもぐ。


では『アナトミー2』のトレイラーでもチェックしながら、ツデーを乗り切りましょう。私だけが乗り切る予感もします。誰も『アナトミー2』に食い付いてこないのも仕様でしょうかね。すすすすすーん。でも泣いてはいないのです。むしろ「俺だけが愛してるぜお前を…」と脳内ワールド勃発。それはそれで乗り切れるのでした。すーん(涙)。泣いてるよ(嘘)! 涙と嘘はセットです。

『アナトミー2』でバーナビーが穿いている幾何学模様なへんてこブリーフについて語りたい気持ち♪ そのブリーフはこの予告でばっちり見えます。そういう誘い方で乗り切ります。ふふふーん(楽しげな鼻息)♪ では一週間ブリーフを穿きっぱなしで乗り切りましょう(強制)。




2のドイツ語読み…ツヴァイが響き渡ってるよね。

アナトミィィィ!ツヴァイ!
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ひかりのまち

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ひかりのまち 原題: Wonderland
1999年 イギリス映画


監督: マイケル・ウィンターボトム
音楽: マイケル・ナイマン



予告トレイラー(海外版)




ただの日常をこれほど上手に仕上げた映画に乾杯。

アマゾンのレビューもひたすら絶賛の嵐。

淡々としながらも誰の生活にでもある寂しさ、暗さ、そして小さい明るさ…いろいろな要素が詰まっている日常を追う映画。

なのに素晴らしくファンタスティック。全てが丸くおさまってないかもしれないラスト。それでも日常ってそんなものですよね。問題は残ってるけれど、希望と明るさでまた毎日を過ごしていく。きっとまた泣く日もある。喧嘩する日もある。姉妹、家族、弟…恋人、息子、娘、母、夫…妻、その日だけの恋人、前から気になっていたあの人…様々な人がいるからこそ自分がある…。

日常のロンドンを日常の視点で生活した気分にもさせてくれる。極上の日々ではないかもしれないけれど、悪くもない。

多少の事件はあってもそれも日常。

だが、映画として見事に昇華されている素晴らしさ。

イギリスらしい役者さんが多発してます。英国英語発音も多発。モンティ・パイソンで聞いたあのしゃべりと同じ発音だもの。おお、イギリス。ロンドン。

長女役の人…どこかで見た顔…そしてこの癖のある笑い方…。長女デビーを演じたシャーリー・ヘンダーソンは『ハリーポッター』シリーズの映画で嘆きのマートル役をやった人であった!仰天。見終わってチェックしたら気づきました。『ひかりのまち』の彼女はすごくキュートで色っぽくって姉御肌で最高なの。母親として合格点かどうかはわからないけれど、登場人物の中で一番前向きだったね。彼女は笑い声が特徴。声が変わってるのでした。ああ、嘆きのマートルかあ…。『ひかりのまち』での彼女はヘレナ・ボナム=カーター系のお顔立ちに見えましたぜ。


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これはスナップ写真かな。個性的でキュートな女優さん。

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嘆きのマートル♪


長女デビーの別れた夫役の人もどこかで見た顔なの…。イアン・ハートさん。ちょとした表情がたまーにゲイリー・オールドマンにも似てるのよ。で、調べたら『ハリーポッター 賢者の石』でクィリナス・クィレルをやった人。「闇の魔術に対する防衛術」教授。頭にターバン巻いてた人。ヴォルデモートの手下だった人ですよ。


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ああっ…あの人だったかー。

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ひかりのまち』では全然違う演技っぷりなので、これっぽっちも気づかなかったわ…。

と、イギリス役者さん多発している素敵な作品です。この元夫婦の子供役をやった子供が最高にキュートでござったよ。

一番下の妹の夫役やった人も頼りない感じで良かったなあ。彼が言う台詞に映画の原題でもある『Wonderland』が出てくるのね。それもさりげなくて本当に素晴らしいの。妹さん役の人はポール・ベタニーが一番多く共演している女優さんと顔の系列が一緒だった。基本、イギリス顔女性なのであろうなあ。面白いですよね。ドイツ映画に出てくる人たちと微妙に違うもの。イギリスって感じの顔立ちの人が多い。

邦題の『ひかりのまち』も大変に素敵な題名ですが、台詞として効いてくる…といえば原題『Wonderland』でいいんじゃないかなあ。それに関わる素晴らしき新しい命もある話なのでね。

今日は長々とした感想は書きません。じんわりじんわりくる映画でした。物足りない…と感じるかどうかは人それぞれだとは思うのですが、どうってことない日常を映画作品として昇華させてるのを目撃したい人はチェケナであります。

そして、音楽が最高に素晴らしい。クラシックのボレロのように、とある旋律がアレンジを代えて何回か流れるだけのシンプルな構成なのに…心に響き渡るの。映像にものすごくマッチングしていた。

作曲家はマイケル・ナイマン。有名な作曲家。映画『ピアノレッスン』が有名かな。私も『ピアノレッスン』のサントラは持ってるもの。素敵なの。

マイケル・ナイマン(Michael Nyman, 1944年3月23日-)は、イギリスのミニマル・ミュージックの作曲家であり、ピアニストであり、オペラ台本作家であり、更に音楽学者でもあり、音楽評論家でもある。

とのこと。ウィキペディアより。

『ガタカ』も彼の作曲であったか。それと映画音楽を手懸けるきっかけになったのは、ピーター・グリーナウェイ監督作品らしいです。最近、グリーナウェイは何をしとるのかのう。

ひかりのまち』の音楽はすーっと染み渡る曲です。サントラの題名をチェックするとわかるのですが、一曲一曲が登場人物の名前なの。すすすーん。現在、サントラ注文中…。サントラのお話もいろいろたまってます。たまたま。たまたま。

監督のマイケル・ウィンターボトムもお好きな方は多いのでは。私は残念ながら彼の作品はそれほど観てない。というか全然かも。名前と作品だけは知っていてもチェックはしてませんでした。彼の作品は様々な賞でも話題になっていますが、近づいた経験がないなあ。『バタフライ・キス』は観たかもしれないが覚えてない。今度、他の作品もチェックしてみよう。

『ひかりのまち』に出ている役者さんは監督作品常連組が多いようですね。ザ・イギリス組。

11年前の作品ですし、地味な雰囲気ではあるのですが、是非、機会があったらチェケナであります。私も今回ディスカスやアマゾンをふらふらしてたら知ったのだもの。出会えてよかった作品でありました。


それにしても急に寒い~。秋を感じさせる作品をチェケナしたい気持ち。おほほ。おほほ。

あ!書き忘れそうになった。追記追記。私は手ぶれカメラワークにものすごく酔いやすい体質なのですが、この映画、少しその傾向があります。少しなんですけどね。殆どの方は平気でありましょう。私はゲームでも3D酔いしちゃうし、カメラワーク的にぐいんとしたのは無理なのです。だから、観たくても観られない映画も存在する…。最初、この映画も5分、10分もしたら酔い始めた。でも観るのを断念するのは嫌だったので、何と、酔い止め薬を飲んで挑んだのでした。でも普通の人なら平気だと思う。ちょっとした揺れでありましょう。私だけが酔ったんだと思う。極端に酔いやすい人だけお気をつけて♪


予告トレイラー(日本版)



ハンニバル・ライジング

ハンニバル・ライジング Hannibal Rising
2007年 アメリカ・イギリス・フランス合作映画


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予告トレイラー




役者さんの演技は素晴らしかった。だが、演出と脚本が火曜サスペンスかよ…といった案配の仕上がりであった。

久しぶりにいろいろな意味で顎が外れましたが、ハンニバル・ライジングという題名じゃなければ普通に楽しめる復讐劇だったのだと感じますな。『羊たちの沈黙』シリーズとまーったく関係ない1本のスリラー映画(サスペンス?)だとすれば、薄いながらもそれなりにエンジョイしたであろう。

だが、ハンニバル・レクターが如何にしてハンニバル・レクターになっていったのか…というきっかけの物語としてみると…

きっかけがどこにも見当たらないの…。

一番ショックだったのは原作者のトマス・ハリスがこの映画で脚本を努めていた事実。事実は小説よりも奇なりであった。

原作者がこれでいいならいい……。っていうか、実際にこれでよかったのかトマス・ハリスよ。

もちろん原作小説と映画は別の作品…と捉えている原作者も多いですし、私も原作は原作の良さが、そして映画は映画として個性が出ていればどちらも両方楽しみます。

原作至上主義ではないけれど、話として比べちゃうと原作の持つ力が強い場合は多々ありますよね。それは仕方がない。もちろん映画がそれを凌駕している場合もあるけれどね。

例えばスティーヴン・キングの『シャイニング』。原作も大好きだし、キューブリック監督作品『シャイニング』も大好きだ。これは原作者が映画を認めてないパターンなのですが…それでも私は大好き。どっちも味がある。解釈の違いはあるんだけれど、その違いも楽しめた。

ハンニバルシリーズはもちろん『羊たちの沈黙』は映画としても最高でした。原作も大好き。その次の作品『ハンニバル』でジョディ・フォスターがクラリス役を断ったのは有名ですよね。フォスターのクラリスはドンピシャの役柄なので大変に残念でしたが、「ハンニバル」の原作を読んで仰天して断ったと当時伝えられたよね。実際は同じ役は受けられない…と断ったとありますけど真相はどうなのかしら♪ 

私も小説「ハンニバル」は最初仰天した。結末のあたりが特にね。確かにジョディ・フォスターは断って正解だったかも…と当時は思ったもの。でも、ジュリアン・ムーアが上手にむっちりしたクラリスを演じていた。小説「ハンニバル」と映画『ハンニバル』は結末の処理が違います。映画の終わり方は万人受けだと思うよ。小説は後日また読み返したら「ああ、これはこれでアリだよな」と気に入った小説になったよ。とにかくハンニバル・レクターの知性と教養をひけらかす(もちろん上品に)シーンがよく描かれているのね小説だと。それをまた名優アンソニー・ホプキンスが更なるエクセレントを引き出していた。もう少しアンソニーが痩せてればと思うが多くは望むまい。

『羊たちの沈黙』の少し前の時代の話…『レッド・ドラゴン』も小説、映画とも堪能しました。エドワード・ノートン、アンソニー・ホプキンス、ハーヴェイ・カイテル、レイフ・ファインズ、エミリー・ワトソン、フィリップ・シーモア・ホフマン…ゴージャスなくせ者演技派俳優で埋め尽くされた贅沢な一品でしたね。

小説、映画とも…上手にまとめあげられていた。その中でも『羊たちの沈黙』は一番好き。サスペンスも上手に仕上がっていたもの。この作品は一番人気なんじゃないかしらね。

で「ハンニバル・ライジング」で、ハンニバル・レクターの幼少時代がようやく丁寧に語られたわけです。何故、ハンニバル・レクターはモンスターになったのか。小説もはっきりいって「……怪しい方向に向かっているよな」と…多少のチープ臭い雰囲気は漂っていたのは確かです。それでも、過去の作品で繰り返し描写されていたハンニバルの妹、ミーシャ…がどれほど愛らしくみんなに好かれていたのか。レクター一家の仲の良さ。使用人達との信頼関係…そしてハンニバル・レクターの幼い頃からの卓越したセンスと知性…吸収力の早さ。天才肌。美しいものを愛でる審美眼…そういった彼の凄まじい才能をトマス・ハリスは「ハンニバル・ライジング」で書いてくれたのですよ。そしてミーシャを失い、レクターが孤児院(かって、レクター一家が住んでいた素晴らしいお城が孤児院になっているという皮肉)でどう過ごしたか…馬との関係。そして叔父と叔母による華麗で高度な手ほどきによって更なる教養とセンスを磨いていくマイ・フェア・レディー状態のシーン…

それが「ハンニバル・ライジング」のウリなのです。ミーシャとハンニバルを酷い目にあわせた奴らに復讐するシーンは付録くらいのものですよ。だってハンニバルだもの。絶対に復讐するに決まってるし、その復讐は成功するに決まっているのです。

日本だと単行本二冊…上下になってました。新刊だと一冊だったのかしら? とにかく上下…でいうと上巻に当たる部分がハンニバルの幼少時の話なのね。

だが、映画だと…そういった教養あってこその凄み…であるレクター形成部分を全て端折っているのでした。

どうしたこといったい!!

ここで映画『ハンニバル・ライジング』のウィキペディアから抜粋。

原作との相違点

レクターが神童であったことや記憶術の指導などは全て削られている
レクターが孤児院を去る理由は叔父の計らいではなく脱走
叔父は既に死去しており、未亡人の紫夫人に引き取られる形
紫夫人からの日本文化の教授がほとんど削られている
(レクターの人格形成に影響を与えるシーンはほとんどカット)
レクターは逮捕されず、表向き死亡した形で渡米
また、日本描写にしても、部分的に一般的な外国映画のように中国文化が混ざったようなものとなっている。


肝心な部分を全部端折ったっちうわけですかな…。

だもんですから、映画だと妹を酷い方法で殺された兄が復讐する物語…でしかないのです。

まあ、それでもいいんですよ。これが…『幼き魂の裁き トーマスの血塗られた復讐』といったノリのサスペンス映画なら何も疑問はもたない。トーマスならば。トーマス誰だ。

しかし、ハンニバル・レクターが主役なのであります。彼の知性の源泉を辿るはずのライジングなのに……うおおおおおおおおおおおおおおお。

それに復讐もライト感覚だったよね。切り裂くやら、ぐりぐりやらも、私にしてみれば「それがどーしたというのか」といった程度のグロ。もちろんグロ表現ではありますので、苦手な人は苦手でありましょうぞ。でも何だかチープくさい。犯人もすごーく簡単に見つかっちゃうし、ハンニバルも犯人に簡単に見つかっちゃうの。簡単ゴッコなのよ。全然息詰まらないの。どうなるどうなる…という空気が全くない。これが『トーマスの血塗られたトースト』という適当サスペンス映画だったとしても緊張感がなさすぎ!!観客をなめすぎ!ペロペロしすぎ。

テレビ放映ではなくDVD鑑賞なのでカットされてはいないと思うけど、カットされてるんじゃないかと思うほど、簡単に復讐のやりとりが続くの。簡単に家に忍び込めるの。とにかく何でもラフなの。それがハンニバルだからこその軽やかに復讐を成し遂げる…といったラフ感覚じゃなく、脚本と演出の薄っぺらっぷりからくるライト感覚なのであった。

だが、脚本家が原作者本人なら仕方ない。確かに原作も後半は急に薄かった。今日、原作を読み返したのですが、復讐して殺していくシーンは原作と映画は一致している。お互いが簡単に見つけあうのも一緒。完全に一致。ってことは原作も薄かったのだと気づきました。納得。

アクションシーンが撮りたいのかとも思ったが、別にダイハードじゃないの。ダブルソフトなの。ふわふわふわーの食パンなのね。フランスなのに舞台が…。フランスパンじゃないわけよ。股間にフランスパンを忍ばせてないの。ふわふわのふにゃ食パンなテイストなの。もちろん、ふわっふわの食パンも現実には美味しいのですが、もうちょっと骨太エレガンスを見せ付けてほしかったわね。骨太エレガンス。だからフランスパン。

復讐するは我にあり…っていう気迫が感じられない脚本&演出っぷり。


ハンニバル・レクターの若き頃を演じたのは先日私がDVD『パリ、ジュテーム』を鑑賞して「きゃお。この人素敵だわね」とご紹介したギャスパー・ウリエルさんなの。彼はとっても上手だった。知的、エレガント、狂気…といったレクター要素は表現できてたと感じます。彼の左頬にできる癖のあるエクボは本物なの?あれ傷をわざとつけてる設定じゃないよね?とっても特徴的なエクボなの…。それに『パリ、ジュテーム』ではひたすら美青年に見えてた彼。今回も美青年ですが、誰かに似ていた。キアヌ・リーブスとクリスピン・グローヴァーを足した顔に見えてしまいました。どちらも好きな俳優さんなので私は問題ないですが、クリスピン・グローヴァーは癖顔なのでありますよ。その癖をギャスパーにも感じてしまったのはこの映画だからかしらね…。クリスピン・グローヴァーはバック・トゥ・ザ・フューチャーで主役のマイケル・J・フォックスのお父さん役やった人ね。個性派俳優です。

ギャスパー君は顔がシュッと細長いので顔の造詣は、アンソニー・ホプキンスとは全然違うけれど、役柄としてはそう違和感なかったよ。そういうのは割り切って鑑賞します。

紫夫人のエピソードも小説だと当然もっと描写は細かいのですが映画で端折られてしまうのは…仕方ないかもね。でも小説だとハンニバルがもっと紫夫人を敬愛している雰囲気なのですけれど。紫夫人は日本人設定なのですが、映画だとコン・リー。イメージ的には悪くないし、コン・リーは美しいし、違和感はないけれど、日本人で国際的映画に出られる女優さんってまだ出現してないんだなあ…と感じましたよ。設定によっちゃ出られる日本人女優さんもいらっしゃるのだろうけれど、紫夫人を演じられる女性は確かにまだ出現してないかもね。昔の大スター的日本人女優なら演じられたかもしれない。コン・リーを見つめていたら、何故か浅野ゆう子さんの顔に見えてきてしまったよ…。系列が実は似てたのか? 線は細いけど、マギー・チャンでも良かったかもなあ。それか今はもう活躍してないけど私の大好き香港女優…ブリジッド・リンなども良いですよのう…。

ハンニバルに酷い仕打ちをしたグループも曲者ぞろいで演技光ってたね。リーダーやったリス・エヴァンスは素敵でしたよ。好きな顔。イギリス、ウェールズ生まれの俳優さん。ああ、そういう顔立ちだったよね。

フランスの警部ポピールを演じた人も上手でしたよ。癖のあるお顔でしたが。ドミニク・ウェストさん。他の出演作品は…『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 』 どの役をやっていた?全然覚えてない。アミダラの割と側にいた軍人さん? 『300』にも出演。どの人よ。スパルタァアアの一員だったの?それとも議員の人かしら…。ああっ…顔に癖がある役者さんなのに思い出せない。

しかし今回はキャプチャー欲がこれっぽっちもおきないの。ハンニバル・レクターという冠がついてなければ…トーマスの血塗られた魂…(トーマス誰なのか…)というサスペンス映画であったならば…。それだと借りなかったかもしれないけれども…。

なので、ハンニバル・シリーズに過剰な期待を抱いてなければ、火サス(火曜サスペンス劇場)として十二分に楽しめます。すごく簡単に復讐するし。簡単に決着つくし。オチもわかりやすいし。簡単尽くし。

ハンニバル・レクターの湧き出る知性の根源を探りたい!という気持ちをパンパンに詰め込みながら、この映画を観るとダウトに近い気分を味わえます。

原作者トマス・ハリスが何を考えているのか知りたくもあり…知りたくもなし。

ああ、さようなら私のハンニバル・レクター…。そういう気持ちで祝日を粛々と過ごしております。

それにポケモンの新シリーズアニメで異常に盛り上がった我が家なのでオーケーです。

明日はまたバーナビーのお話かついにやってきた『レギオン』ブルーレイ鑑賞日記…どちらか書けるといいなーと思います♪ といっても出かける用事もありそうなので予定は未定であります。後日になったら申し訳ない。

いろいろな記事に拍手ありがとう。バーナビーの誕生日記事にまで拍手!嬉しいよー!ぷるぷるぷる。ぴこぴこぴこぴこ。ありがとうありがとう。

では急に関東地方は寒くなってきたのですが、皆さん体調管理にお気をつけて!もうじき年末じゃー!(焦る)

パリ、ジュテーム

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パリ、ジュテーム (Paris, je t'aime)
2006年 フランス映画


世界中の18人の監督による「愛」をテーマにした短編オムニバス映画。





短編も短編、一つが五分以内に終わる映画の集合体。最初は物足りない感じを受けるかなあ…と観ていたのですが、最終話、エンディングとたどり着いた時には大変に満足していました。それほど過度な期待はせずに気楽に鑑賞したのもコツかもしれない。物足りないというのは監督それぞれの力量が足りないという意味ではなく、本当に一本一本が短くて、「え?それでこの二人はどうなったの?」といった終わり方をしているものがあるので、消化不良になるかしらと危惧したのであった。

長編だったら「この二人どうなったのかな…」というようなエンディングであっても、それまでの物語が延々とあるので映画の尺的にも満足はいってるじゃないですか。でも短編だと切り取り空間劇の場合が多いから、よっぽどじゃないとぐいぐいと引き込まれないかも…と余計な思惑が私の脳味噌を駆け巡っていたのだ。

ちなみに短編小説集は好きです。長編も好き。そうだな例えば最も好きな小説家の一人、フィリップ・K・ディック(故人)の作品は長編、短編どちらも秀逸。長編だとずーっとバッドトリップを主人公と一緒にさせられがちだけれど、短編ならそのトリップも気楽にエンジョイできる。もちろんわけのわからない状態を延々と…というのもディック小説の魅力ですから長編、短編、甲乙つけがたい。読書をそれほどなさらなくても、映画好きな方ならディックの名前は一度は目にした経験があるでしょう。映画だと何といっても『ブレード・ランナー』。原作は『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』ですね。彼の長編小説は映画化しにくいと思うので、長編はそれほど映画化されないが、短編は次々と映画化されてます。『トータル・リコール』『マイノリティ・リポート』『ペイチェック 消された記憶』『スクリーマーズ』などなど。

とりあえず長編、短編どちらも書いている作家さんがいたら短編をさくっと読む場合が多いかなあ…。もちろん短編の王様、星新一さんの小説は小学校、中学校でむさぼるように読んだよね。それと筒井康隆も短編作品何度も読み返した。

映画だとどうだろう。ショートフィルム祭などもあるけれど、祭りに行けば一気にがーっと観られるんだろうな。小説のようにまとめて文庫化されてるように、ショートフィルムもDVD化されてるんでしょうかね。監督別であるのかしら。アウグスト・ディールもショートフィルムに結構出演しているようなのだけれど(特に20代前半)、それを観るのは現状じゃ難しいですよのう。何度も言いますがバーナビー・メッチュラートも短編系には結構出演しているの…。ドイツの短編映画賞らしきものに審査員としても出ていた時あるのね…。運がいいと…ユーなチューブにアップされてたりするけれど、基本的にはDVDで手に入れたいよ!私は収集癖のある人間です(人間宣言)。お金を払うから売ってください。そんな気持ちですよ。無料で暴利をむさぼろうなんて考えてません(ただより高いものはない♪)。

ポール・ベタニーは意外と前衛的な出演はしてないので、ショートフィルムも一本くらいでしょうかね。それは『ロストストーリー』という短編集に収められているので日本でも観られます。そう、ショートフィルムの印象って前衛的っていう印象があるわ。実験的映画っぽいものが多いような気がする。それと長編映画を撮る前に学生が資金をやり繰りしてまずは短編に挑戦!といった足がかり的なイメージもありますね。もちろん今は短編映画独自の文化と発展を遂げているのでしょうけれど。それに、最初のトーキー時代は短編が当然主流でしょうからのう?

ちなみに『CUBE』でブレイクする前のヴィンチェンゾ・ナタリ監督作品『ELEVATED』は短編映画なのですが、すごーくいい仕上がりです。低予算を逆手にとって素晴らしい演出力を発揮。下手な長編映画よりいい仕上がりだったよ。そういえば、『パリ、ジュテーム』でヴィンチェンゾ監督は一本撮影してました。やっほー!

イギリス映画で『チューブ・テイルズ(1999) TUBE TALES』という短編映画を集めた作品があるのですが、これ大好き。感想記事で一度御紹介してますね。出演している俳優さんは超有名人ではないけれど、有名な俳優が監督を受け持っていたので話題になった作品でしょうかね。ユアン・マクレガーやジュード・ロウが監督として名を連ねてました。

と、前置きが長くなりましたが『パリ、ジュテーム』は最初から短編をまとめて一本の映画にする…といった趣旨の映画。ですのでこうやって後からDVDでも鑑賞しやすくなってます。しかも監督も有名な人が多数参加。俳優さんもゴージャス。もちろん無名っぽい人を使ってそれがまた新鮮という映像もあったりするお得なボーナスパッケージ。

ものすごーーーーーーい過度な期待を捨てて、さくっと観ると意外とジーンとくる映画でした。それに何か用事ができても、DVDを一時停止しておきやすいですね。しおりを挟みやすい。もちろん一気に観るのが一番いいとは思いますが、家で観るときは気楽にがポイントです。

完全に一本一本は独立していて、裏テーマで何かしら伏線があって…あ、三話目と…八話目…でこの人たちがカフェで交差してたのか…というような遊び系ではありません。最後、エンドタイトルのあたりで…多少の遊び心は入れ混ぜてあったけれど、映画本編中はお互いの話は交差しないタイプの短編オムニバスです。

では一本一本簡単に感想を♪重要なネタバレはしてないと思いますが、基本、短編なのでその作品に触れる=ネタバレになってしまっている可能性巨大。これからご覧になろうとしている方はお気をつけて。


モンマルトル(18区) Montmartre
監督:ブリュノ・ポダリデス/出演:ブリュノ・ポタリデス、フロランス・ミュレール


フランスの交通事情に関する会話はこの映画でも何度かさりげなくでてきますね。縦列駐車(というのか?私は運転できないのでよくわからんのですが)でバンパーぶっつけあう…って日本じゃ顰蹙なのでしょうけれど、パリでは当たり前なのかしら。というのも、学生時代、第二外国語でフランス語を選択してたのですが、教授(女性)がフランス在住のパワーウーマンでどうやら御主人がフランス人。たまに教授は日本に出稼ぎにきてたようなんですよ。とにかくこの女性教授が豪快。小さい人なのですが豪快。ルノーサンク(だったかな?そういう車ありますよね?)をパリで乗り回してるらしいのだけれど、「みなさん?バンパーはぶつけるためにあるんですよ?日本じゃバンパーをぶつけるなんて事故以外じゃありえないと思っているだろうけど、パリで車を乗りこなすなら、バンパーばんばんぶつけて縦列駐車するのは当たり前。私など、先日、パリのナンタラ通り(シャンゼリゼ通りみたいな?)で駐車してたんですが、前後をみっちり挟まれてね。一ミリたりとも動かないくらいぎっちり詰められちゃたのよ。だもんで、愛車ルノーを前後にがっつがっつぶつけてこじ開けて出てきたわ。そしたら、通りにいた人が拍手喝采してくれたの。ミニマドモアゼル万歳!!なんて言われたりしたわよ。バンパーはとにかくぶつけてなんぼ!」

と、フランスの話をされた時に「ぎょえー」と友達と顔を見合わせた記憶があります。そのイメージが私のフランスだわ…。なので、『パリ、ジュテーム』の一話目であるこちらでバンパーぶっつけてるのを目撃して

「ああ…バンパーは、本当に縦列駐車の時にぶつけるんだわね…」

と時を経て確認することができました。教授ブラボー!

さて、映画の一話目…としては地味といえば地味。でも雰囲気はありますね。女優さんは如何にもフランス女優…といった素敵な風貌でした。終わり方が「え?それで?」といった印象を与えるのですが、フランスらしいといえばフランスらしい…。この調子で最後まで続くのか…やはりフランス映画ぁああああ?と身構えてしまったよ。一話目としてはインパクトないのが逆によかったのかなあ?


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主役の人。ぼやきっぷりがグーでした。

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素敵な女性。パリっぽいもの…。でも存じ上げない方でした。監督の名前も知らない人だったなあ…。


セーヌ河岸(5区) Quais de Seine
監督:グリンダ・チャーダ/出演:シリル・デクール、レイラ・ベクティ


とっても可愛らしい作品♪ 出演者がキュートで題材もわかりやすくって若い恋愛をダイレクトに感じられました。


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シリル・デクール君。他の映画は何に出てるのかな。調べたらテレビ映画系の人のようですな。日本に入ってきている映画にはそれほど出てないかも。って出ていたらごめんなさい。お母さんはドイツ人でお父さんはフランス人。生まれはドイツですが、出演している作品はフランス作品がメインっぽいですね。当然、フランス語、ドイツ語両方流暢に喋れるとプロフィールに書いてありました♪


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ほら可愛いもの。これは他の作品からの写真。


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素敵ですよね。これも他の作品。


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レイラ・ベクティさん♪ すごく美人で素敵でした。イスラム系の設定でしたが、エキゾチックな美人でもクセがなくてそりゃ男の子に一目惚れされちゃうだろう。役者さん本人もフランス在住でアルジェリア人の御両親…というプロフィール。基本的にフランスの作品に出ている方のようですぞ。

監督のグリンダ・チャーダは『ベッカムに恋して』の人だ。彼はイギリス人ですが、御両親がインド。イギリスはインドな方多いですものね。


マレ地区(4区) Le Marais
監督:ガス・ヴァン・サント/出演:ギャスパー・ウリエル、イライアス・マッコネル、マリアンヌ・フェイスフル



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この短編を好きな人多いのでは?私も好きだもの。監督は有名だし、ギャスパー・ウリエルは美麗だし、相手役の男の子もすごくハンサム度が高い!!目の保養。そして雰囲気洒落ていて最高でした。

ギャスパー・ウリエルが工房にいる作業員に運命の出会いを感じちゃって、爽やかにそして情熱的にアプローチする素敵な話なの。同性愛なのか友人としての運命の出会いなのか…そういうのを思い巡らせるのも楽しい。でもパリも同性愛は普通にオープンな街ですものね。特に芸術家に準じている人はその割合が多いのではないかしら。

ギャスパーのアプローチと相手役の男の子(イライアス・マッコネル)のとまどいながらも受け止める素敵な出会いを是非堪能して。一瞬の出会いを上手に切り取って魅せてくれていた。続きは当然知りたいけれど、作品としてこの長さで昇華されてたと思います。さすがガス・ヴァン・サント!といったところかしらね。あ、ウィキペディアをチェックしたらガス監督自身はゲイであるのをカミングアウト済みなのですな。ふむふむ。でもそういう視線で観なくても洒落た一品だったよ。友人としての一目惚れともとれるから。素敵な妄想が広がります。


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ギャスパー・ウリエルってこんなに素敵だったのね。この作品のギャスパーはとにかく素晴らしい。この髪型……萌え髪型だもの…。たまらない。

『ハンニバル・ライジング』で彼がハンニバルの若かりし頃をやっていたのを知らなくて、今回調べて知ったのですが、ディスカスで借りてみたのね。昨日、ちょっとだけ観たのだけれど…仰天。作品が退屈の頂点に達しそうになっていたよ。ギャスパーは素敵なんだけど、これを最初に観ていたらギャスパーをそれほど美麗男子とは思わなかったかも。もちろん、映画ではきっちり美麗なんだけど、魅力がないの。脚本と演出がダメダメなの…。原作を全然理解してない監督が撮ったのだと思ってます。原作も既に怪しい域に達してきてたんだけど、それでも原作は読み応えがあった。特に前半。しかし原作で素晴らしい描写であるはずの前半が映画では、どうしたこうなった的描写にトランスフォームされてたの。劣化トランスフォームなの。いやだ困った。映画、最初の20分でやめちゃってるもの観るの…。続けて観ますけどね。またその話は後日…。久しぶりに罵倒したくなる作品かもしれない。でも最後まで観ないとわからない。クソ映画ならクソ映画でいいの。楽しめるから。でもそれを乗り越えちゃうほどのクソっぷりだと罵倒しか残らないよね。愛ある罵倒ができる作品でありますように…。生涯で一本だけだもの私の怒りを増幅させた映画って。殆どの映画は好きだから罵倒しても愛でくるみます。一度だけ激怒した(というかいやになった)作品は日本映画で一本だけ。封印。


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相手役のイライアス・マッコネル君。彼、すごく素敵だったよね。彼はガス・ヴァン・サントの常連組のようだ。『エレファント』、『Milk』と監督の話題の作品に出演しているようですね。ガス監督の作品はそれほど観てないので今度チェックしてみます。『エレファント』はカンヌで作品賞と監督賞のダブル受賞。コロンバイン高校銃乱射事件をテーマにした映画ですね。『Milk』はショーン・ペンがこの作品でアカデミー主演男優賞を獲得した映画です。

上の写真でイライアス君はワイングラスにワインをついでますよね。これも「ああ、フランスってやっぱりそうなの?」と感じ入ったシーンです。絵画の印刷を請け負っている工房に、ギャスパー君とアーティストらしき女性(それか業者?とにかくアート関係の人)がやってくるのね。で、工房のマスターがいて…その下で働いているのがイライアス君なの。お客さん二人(女性とギャスパー)がいらしたらすぐに工房マスターが「ワインを持ってきて」と言うわけ。カフェでもどう?じゃなくてワインだもの…。麦茶じゃなくてワインだもの。夜のシーンでもなく、昼間のシーンなのよ。私、仕事先で仕事中にワインを出してもらった経験ないもの。コーヒーだもの普通…。夜だって仕事中だったらワインを出先で振る舞われないよね。フランスだってサラリーマン的仕事している会社じゃワインは出さないかもしれないけれど。お国柄を感じるよね。

ああっフランス!と思った瞬間です。いいねフランス。単純な細胞を私は所持してます。いっぱい所持してます。


チュイルリー(1区) Tuileries
監督:ジョエル&イーサン・コーエン/出演:スティーヴ・ブシェミ



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これはもう監督&俳優からしてずるいほどだもの。この作品もみんなに愛される短編でしょう。私も愛した。すぐに愛した。ブシェミの個性を当たり前のように上手に使ったいい作品です。フランスを訪れた典型的な観光客(英語圏から来訪)の役を演じてます。この駅はルーブル美術館に訪れるための駅なのかしら?私はフランス経験ないので、フランスに詳しい人がこの映画を観たら更に楽しめますでしょうな。


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まあ、とにかくブシェミの表情を観るだけでも喜ばしい短編でした。文句なく最高。面白かった。話は至極単純なのです。単純だからこそのインパクトを監督とブシェミで見せつけてくれました。コーエン兄弟監督とブシェミはお互い常連タッグな人たちなので今回も安定した撮影だったのでしょうね。


16区から遠く離れて(16区) Loin du 16e
監督:ウォルター・サレス、ダニエラ・トマス/出演:カタリーナ・サンディノ・モレノ

これはとってもいい作品でしたね。この短編集の中でもかなり上位に私は好きレベルであります。地味な雰囲気なのですが、短い中にぎゅっと主題を閉じ込めてとても上手だった。16区は高級住宅地…そこにベビーシッターとして遠くから通う女の子の話なのです。で、彼女にもベイビーがいる…。彼女のベイビーは大勢を一度に扱うような保育所(殺風景で病院のような大きい保育所)に預けるのね。住んでいるのも日本でいうと団地集合体のような場所。で、そこから電車やバスを何本も何本も乗り継いで16区に通ってるの。彼女は明け方…まだ夜が完全に明け切ってない時間に自分の赤ちゃんを預けてその金持ちの家にやってくる。金持ちの主人は「今日、一時間ほど多めにシッターを頼みたいんだけど?」と声だけで彼女に問いかける。一瞬、躊躇する彼女。でもすぐにウィと答える。そして泣き始めた雇い主のベイビーをあやす…。自分自身のベイビーに唄ってあげているのと同じ子守歌を口ずさみながら…。でも視線は自分の子供をあやすときとは違って…外をさまよう…。きっと自分のベイビーを思い浮かべて。

ぶわわわわわわっ…。すごくいい…。

別にお金持ちだって偉ぶってるわけじゃないのです。そういう生活が普通なのだから、それはそれでいいのです。お金持ちに憎悪を抱かせるような作品ではありません。

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主演の女の子良かったなあ。彼女の表情がいい。カタリーナ・サンディノ・モレノさんはコロンビア人でデビュー作『そして、ひと粒のひかり』で注目され、各賞を色々と受賞。アカデミー主演女優賞にもノミネートされたようだ。最近の作品だとスティーブン・ソダーバーグ監督の『チェ(28歳の革命 / 39歳 別れの手紙)』にも出演。

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それにしても16区設定のお家は素敵だもの……。これだもの。いいのだもの。

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台所も素敵だもの。いいのだもの。フランスは料理が美味しいもの。

監督の一人、ウォルター・サレスは『モーターサイクル・ダイアリーズ』の監督ですね。なるほど。未見なのですが、ガエル・ガルシア・ベルナルの主演なのでいつかは…とぎらぎらはしていた作品であります。


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これは監督と彼女の撮影最中の一コマ。もう一人ダニエラ・トマスという人も監督として名を連ねています。どちらの監督でしょうね。



ショワジー門(13区) Porte de Choisy
監督:クリストファー・ドイル/出演:バーベット・シュローダー


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一番荒唐無稽だったかしら。私は意外と好きでしたけどね。クリストファー・ドイル監督は作品監督としてよりは撮影監督として超有名でしょう。技術美術センスに優れている人なのでは。ウォン・カーウァイ作品といえばクリストファー・ドイルだものね。ドイル自身はオーストラリア人なのだけれど、何故か日本文学に傾倒しその後、中国文化に入れ込んで今に至る…といった経歴。なので、今回の短編集もアジアっぷりがたっぷり入ってました。ファンタジー作品なのか?脚本も彼のようだが、監督&脚本家としては不思議ちゃん…という認識になったよ。撮影監督で才能を発揮するタイプなんだよきっと!でもこの作品、私は好きですけどね。


バスティーユ(12区) Bastille
監督:イザベル・コイシェ/出演:セルジオ・カステリット、ミランダ・リチャードソン



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これもいい作品だったなあ。短編だけれどもぎゅっと全てが詰まっている系でした。女優さんどこかで……と思ったらミランダ・リチャードソンじゃないの。見終わって気づきました。ハリー・ポッターでゴシップライター役やってる人。『スリーピー・ホロウ』で継母やった人。ポール・ベタニー出演映画『ヴィクトリア 世紀の愛』にも重要な役で出演だ。イギリス女優さんです。この映画では見事にやぼったい役柄を演じていたよ。赤いトレンチコートを着ているのだけど、やぼったい設定なの。旦那さんに愛想を尽かされて離婚を持ち出されるその日に……という小作品。いい作品でした。

旦那さん役のセルジオ・カステリットさんはイタリアの有名な俳優さん。

監督は『死ぬまでにしたい10のこと』『あなたになら言える秘密のこと』などが代表作。スペインの人だったのね。未見なのですが『あなたになら~』は先日予告トレイラーを何かで見かけてちょっと気になってました。サラ・ポーリーが主演だったので。基本的に男女恋愛を得意とする監督さんなのでしょうな。


ヴィクトワール広場(2区) Place des Victoires
監督:諏訪敦彦/出演:ジュリエット・ビノシュ、ウィレム・デフォー、イポリット・ジラルド



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これは始まって30秒くらいで既に泣いていた私…。最後は号泣。ずるいほどベタなストーリーなのですが、素直に号泣したよ。昔に比べて本当にこういうベタな泣きストーリーに弱すぎる。あんまりにも泣き止まないのでここで一度DVDをストップさせました(実話)。

日本の監督でしたのね。ベタなストーリーだとはいえ、すごく良かったよ。映像的にも大満足。監督の他の作品は知りませんでした。

こちらの作品は有名俳優がバーンと出ています。でも控えめな演技でさすがでした。ジュリエット・ビノシュ…若い頃は彼女の魅力が、ちーっともわからなかったの私…。もちろん素敵な女性だし、知的な雰囲気はたっぷりあるし、演技もぴかいち!というのは納得していた。顔も好きな顔。それでも女性としての魅力に気づけなかったのだ。私は女優さんだとパツキン超絶美麗系か、髪の色にこだわらず、むっちりおっぱいばいんばいん系が好きなのね。スキニータイプでもすごく好きな女優さんはいますよ。例えばシガニー・ウィバーやジュディ・フォスター、こういう知的美人個性派も女性として魅力はすぐに感じ取る。っていうか大好き。でも若い頃のジュリエット・ビノシュの女性魅力には気づけなかったのよ。『ダメージ』で何故、ジェレミー・アイアンズ(素晴らしきハンサムイギリス紳士っぷり!)が、これほどジュリエット演じる役柄の女性に惚れるのか理解に及ばなかった。

でも、久しぶりに観た彼女は素晴らしかったね。ああ、さすが…。それに顔つきがいい感じで落ち着いていたわ。私の好きなタイプにメタモルフォーゼしていたよ!ごめんよビノシュ!気づくのが遅くて!

そしてウィレム・デフォーはちょっとしか出てこないのに素敵♪ 落ちついたカウボーイ。いい役者さんだ。好き好き。

ビノシュの夫役、イポリット・ジラルドさんもフランスで有名な俳優さんなのですね。作品は知ってるけど、彼の顔を認識はしてなかった。これからチェックするように注意を払います。


エッフェル塔(7区) Tour Eiffel
監督:シルヴァン・ショメ/出演:ポール・パトナー、ヨランド・モロー



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監督のシルヴァン・ショメはアニメシーション作家さんなのですね。なるほど、そのエッセンスが上手に作品にも組み込まれてました。フランスっぽさが一番表現されていた作品かもしれません。愛らしい作品です。車のパントマイムが面白かったね。


モンソー公園(17区) Parc Monceau
監督:アルフォンソ・キュアロン/出演:ニック・ノルティ、リュディヴィーヌ・サニエ



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遠くからのカメラでずーっと登場人物の会話を追っている面白い作品。次第に「あ、これニック・ノルティじゃないの?」と気づく作品でした。話もオチがちゃんとオチていて洒落た一品。監督のアルフォンソ・キュアロンはメキシコ人。『天国の口、終わりの楽園。』『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』『トゥモロー・ワールド』で有名でしょうか。『ハリー・ポッター』で私が一番好きな作品はアズカバン♪ 『天国の口~』はガエル・ガルシア・ベルナルが主演ですよね。観た記憶あるんだけどな…何か他のガルシア主演映画と勘違いしているかもしれない。


デ・ザンファン・ルージュ地区(3区) Quartier des Enfants Rouges
監督:オリヴィエ・アサヤス/出演:マギー・ジレンホール


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ジェイク・ジレンホールのお姉さん、マギー・ジレンホール主演。この作品も雰囲気よかったです。マギーが着ている花柄プリントのワンピがすごく可愛いの。欲しいなーあのワンピ…って思う洋服でした。女優がパリで仕事をしながらヤクでラリラリとしている話なのですが、麻薬の売人との不思議な距離感が味わいあったね。でも後でこぼれ話っぽいのを読んだのですが、この短編を撮影した監督オリヴィエ・アサヤスはこの仕上がりには満足してないようだ。プロデューサーともめたみたいだね。5分じゃなく10分の持ち時間があると言われたが…実際には5分…といった行き違い系。あ、ウィキペディアを見たら…この監督マギー・チャンと結婚してた人だったのか(現在は離婚。でも離婚した後も仕事は一緒にしてるようだね)。それでマギーはフランス語…なるほどね。『イングロリアス・バスターズ』では残念ながらマギー・チャンの出演シーンは全編カットだったようですが、ショシャナが頼るフランス人の女性…ってマギーだったのよ。マギー・チャンは私、とっても好きな女優さんなのでありますよ。顔の雰囲気も演技も大好きだ。

と、今回の短編から話はずれてしまったが、監督の思惑は、うまくいかなかったかもしれないけれど、綺麗に5分以内に収まっていた作品だと感じたけどね。


お祭り広場(19区) Place des Fêtes
監督:オリヴァー・シュミッツ/出演:セイドゥ・ボロ、アイサ・マイガ



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地味ながらもぐぐっとくる短編。寂しいけれどオチもちゃんとついている短編らしい良い映画でした。

「コーヒーでも飲まない?」

この台詞が染みいる素敵な作品だったよ。


ピガール(9区) Pigalle
監督:リチャード・ラグラヴェネーズ/出演:ボブ・ホスキンス、ファニー・アルダン



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大人っぽい。パリらしい小作品。ウィットに富んでるってやつですかね。少しわかりにくいけれど、そこがまたフランスっぽい。でも監督はアメリカ人。脚本家でもあるようです。

出演者は有名な俳優さん。名優ボブ・ホスキンス。ボブ・ホスキンスといえば私は『モナリザ』『ロジャー・ラビット』を思い出すわ。もちろん他にも名作に多数出演。イギリス人。こちらの短編でもさすがの名演技でした。

女性はファニー・アルダン。フランスの名女優!ファニー・アルダンといえばフランソワ・トリュフォー。公私にわたってパートナーですね。トリュフォーとのお子さんもいらっしゃるようです。『隣の女』『日曜日が待ち遠しい』に出演。ザ・フランスって風貌ですもの。ザ・オンナ。貫禄エレガンス。


マドレーヌ界隈(8区) Quartier de la Madeleine
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ/出演:イライジャ・ウッド、オルガ・キュリレンコ



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イライジャ・ウッドときて…この映像…。『シン・シティ』か?と思った人も多いのでは?私もそう思ったもの。監督は『シン・シティ』とは関係のないヴィンチェンゾ・ナタリ。私の好きな監督の一人です。ヴィンチェンゾこういう雰囲気の作品にしたのね。ポップなフレンチ♪ ヴィンチェンゾ自身はカナダ人。そういえばカナダってフランスも入り込んでるよな。

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ポップヴァンパイアな一品でした。これも5分以内の時間枠に綺麗におさまっていたね。イライジャは相変わらず可愛い。ヴァンパイアガールなオルガ・キュリレンコさんは個性的な美人。観てみたいなあ…とチェックしていた『薬指の標本』で主演やってた女の人か!クセのある美人ですがロシア系の人のようね。御両親はウクライナとロシアの方のようだ。で、オルガさんは16歳からパリ在住♪ 最近の作品だと『007 慰めの報酬』でボンドガールに抜擢されいたようですね。


ペール・ラシェーズ墓地(20区) Père-Lachaise
監督:ウェス・クレイヴン/出演:ルーファス・シーウェル、エミリー・モーティマー



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ポール・ベタニー出演映画『ロック・ユー!』でアダマーを演じていたルーファス・シーウェルが出ていたよ。融通がきかない堅物の紳士を演じていて、とてもキュートでよかった。上手だ。結婚直前のカップルが旅先でいざこざ…とする話。歴史上の有名人のお墓を探す彼女。本当なら☆がいっぱいつく美味しいフランス料理屋でランチをしたかった彼。大人のカップルなんだけど喧嘩のネタは子供っぽい…そこがまた愛らしかったですね。

面白いのは監督ウェス・クレイヴンは『エルム街の悪夢』『スクリーム』など大ヒットを飛ばしたホラー監督なのに、この作品では血みどろ一切なし。彼らしいといえば歴史上の有名人であるオスカー・ワイルドを幽霊にして登場させたところでしょうか。しかもそれも不気味な姿じゃありません。オスカー・ワイルドを演じたのは後ほど御紹介する14区の短編を撮影した監督アレクサンダー・ペインだったとのこと。このあたりは監督同士のお遊びかもね♪

エモリー・モーティマーはイギリスの女優さん。色々な作品に多数出演。最近の作品だと『シャッターアイランド』に出ているようですよ。私は顔に見覚えなかった女優さんなのですが『スクリーム3』に出てたのね。さすがに覚えてないわー。ファニーで可愛い女優さんです。


フォブール・サン・ドニ(10区) Faubourg Saint-Denis
監督:トム・ティクヴァ/出演:メルキオール・ベスロンナタリー・ポートマン



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『ラン・ローラ・ラン』『パフューム ある人殺しの物語』の監督トム・ティクヴァの作品。さすがに素晴らしかったです。短い時間をフルに満遍なく、そしてトム・ティクヴァらしく躍動感溢れたカメラと編集で才能を見せつけてくれました。ナタリー・ポートマンという有名女優が出演しているのですが、主役はメルキオール・ベスロン君なの。二人の物語なんですけどね。ベスロン君の視点から観た作品なのでした。

メルキオール・ベスロン君、覚えてます?少し前にトム・ティクヴァ監督の『プリンセス・アンド・ウォリアー』の感想を書いた時に、彼についてちょっとだけ触れたのです。彼はきっと御本人自身が盲目な方なのだと思うのです。『プリンセス~』でも全盲の役でした。

今回は主役です。しかもお洒落なパリっ子を演じていたよ。同じ監督の作品だけど、完全に別人。素敵。


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ナタリーは当然魅力的。見ていて微笑ましくなるカップルを楽しそうに演じていました。モノクロ写真は撮影中のナタリーと監督トム・ティクヴァ



カルチェラタン(6区) Quartier Latin
監督:フレデリック・オービュルタン、ジェラール・ドパルデュー/出演:ベン・ギャザラ、ジーナ・ローランズ


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大御所なスター集合。大人の素敵な短編映画。クセがなくわかりやすい作品でした。ジーナ・ローランズだもの。いるだけで存在感。ジェラール・ドパリュデューは監督としても名を連ねてますが、本人も粋に登場です。ベン・ギャザラはジーナとともに、名監督ジョン・カサヴェテスの常連組だった人。ですから、この作品はジョン・カサヴェテスに捧げているのかな…と思うような配役ですね。何たってジーナ・ローランズは故ジョン・カサヴェテス監督の奥さんだった人ですもの。貫禄だものとにかく。

毒がこもっているけれど愛たっぷりな大人の会話を堪能しましょう♪


14区(14区) 14e arrondissement
監督:アレクサンダー・ペイン/出演:マーゴ・マーティンデイル



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老婦人まではいってないが所謂…中年女性の年齢に達したアメリカ女性がお金を貯めて憧れのフランスに一週間ほどの旅行にやってきたお話。短編最後の作品なのですが、とーーーーっても良かったです。最後がこの作品なのは大当たりでしょう。決して美しい女優さんではないのですが、リアリティがあって…妙にじんじんきますよ。地味な話といえば話なのです。でも彼女のフランス語(アメリカで習っていたという設定)での台詞が大変に素晴らしいの…。染み渡るよ。特に加齢を重ねてきた私にはぐっとくる。そうね…若い時に観て…また歳を重ねてから観ると…このラストの心境は、すごくよくわかるかもしれない。私ももうしばらく歳を重ねると彼女の心境がより如実に心に響き渡るであろう。これは最後にふさわしい作品でした。ここで引き締まるね。ばらばらだった短編それぞれが引き締まったよ。関連性は全然ないのにね。

そしてエンディング…になって歌が流れて…。その歌がまたシンプルだけど良かったねえ…。

想像していたよりも、素敵な作品でした。そしてある程度名をおさめている監督の作品はそれなりに手応えはゴツンと感じるというのもわかったよ。もちろん知らなかった監督の作品も光る作品はあったし、印象がちょっと薄いかなあと感じる作品もあったけれど、全体的な仕上がりはとても品があってグーでした。観た人と「あれが面白かったこれが印象に残った」などとワインを飲みながら気楽に語りたい映画ですね。

同じ関連の作品で『ニューヨーク、アイラブユー』という映画もあるようなので今度チェックしてみます。最近注目しているドイツ監督ファティ・アキンも一本そこで作品を提供しているようだ!楽しみ♪

レンタルじゃなくDVDをセルで買うと、本編では収録されなかった二話が収録されてるようですな。

とりあえずとっても満足しました。気楽に観るのがコツかもです。フランスフランス。パリパリパリ!と気合いを入れすぎず観るのがポイントだ。

これ世界各国でバージョン違いを作ってるのかしらね。是非、ドイツもやってもらいたいものだ。ベルリンで。ふんふんふーん(期待)♪

バーナビー・メッチュラートは短編によく出ているのだからお声がかかってもいいと思うの…。

「僕には声…まだかかってないよ♪」

チュッ(*  ̄)( ̄ *)チュッ

バーナビーのキュートさは異常。日々めろめろです。

今回の映画と全く関係のないバーナビーで締めくくるのは愛が溢れているからなの…ふふふふ。

チュッ(*  ̄)( ̄ *)チュッ


連休明けてまた休みがすぐにやってきますが、体調に気をつけて楽しみましょう!(私は崩しているけれども!よぼよぼよぼ!脳味噌は元気です!ぴこぴこ♪ ぴこぴこ♪)

愛より強く

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愛より強く (原題:Gegen die Wand 英題:Head-On)
2004年 ドイツ・トルコ合作



監督:ファティ・アキン
主演:ビロル・ユーネル
主演:シベル・ケキリ







ネタバレ気味の感想なのでこの映画をこれから観ようとしている方はお気をつけください。


最初、ヒロイン役シベル(役名もシベル)のイっちゃってる感じを観た瞬間は『ベティ・ブルー』でヒロインを演じたベティ(ベアトリス・ダル)を思い浮かべたが、映画鑑賞後にレンタル版についていた日本版予告トレイラーをチェックしたら、「ベティ・ブルー」の激情!といった煽り文句がキャッチコピーになっていたぜ。

でもベティと違って『愛より強く』のシベルは、一人の男を愛しすぎて愛しすぎて純粋に愛しすぎて…うおおおおおお…っていうベクトルじゃなかったよね。一時的にそうなるシーンもあったけど、割と流され系だ。そして最後は理性で締めくくられていた。

といってもベティと比べて比較しているつもりはない。映画としてもどちらも秀作。

愛より強く』は物語としてもよくできていて、最後まで「どうするのだろうか…」と二人の行く末が気になりましたし、舞台設定もとても魅力的。それでも自分の身の回りにこういったカップルがいたら、友人として突っ込みを入れてしまいそうになる場面が多々ありましたよ。脚本に突っ込むのじゃなくて、二人の関係に。

私は濃い恋愛映画はそれほど得意ではない。得意ではない…というのは嫌いという意味ではござらぬよ。 濃厚なぶつかりあい、男女の思惑ズズーン、恋愛の痛み…激しい愛…などに若い時から恋い焦がれてないせいか、「え?こんな相手を何故選ぶのかしら…」という理性が出てしまうのであった。消耗する愛や絶対に建設的じゃないような関係に対して「うおっ…そのエネルギー、私のオタク作業にわけてほしい…」と感じてしまう。しらけた気持ちにはなりませんよ。うらやましい…というのは正直ないのです。割と普通の平凡な恋愛サラリーマン(?)ストーリーに身もだえするタイプ。

愛に苦しんで生活も営めないほどやさぐれるエネルギーを渦巻かせる人たちに憧れる人は、更にこの映画を堪能できるであろう。そうじゃなくても堪能できたのであるからして。こういった恋愛模様には憧れきゅーん☆にはならないが、作品としては大変に満足したのであります。サティスファクショォォォォン!


この映画は最初から愛し合っている二人を描いていはいません。ヒロイン、シベルは家庭の厳しい規律から逃れたいために結婚したい。契約結婚でいいのです。そしてビロル・ユーネル演じるジャイトにいきなり病院でプロポーズをするのでした。精神的に問題があって怪我や事故を起こした人が入院している病院…なのですよ。シベルが病院に入ってた理由も、家から逃れたかったので自殺をはかったのです。しかしそういった騒動を起こして逆に家族からますます「おまえはダメな人間だ。家族に迷惑かけてどういう了見だ!」といった扱いをされちゃうの。「苦しんでたんだね…理解してあげなくてごめんよ…」と労ってもらえないのです。お母さんはそれでも彼女の味方だったようだけれど、基本的には父、兄のパワーが強いのです。逃れられられない血縁から逃れるには結婚するしかないとシベルは思いつくの。

シベルも結婚する相手が誰でもいいわけじゃなく、トルコ人を探すのね。シベルはドイツに住むトルコ人で家族も当然トルコ人。家族に了解してもらうには、結婚相手も同胞であるトルコ人でなければ納得してもらえないだろう…とトルコ人であるジャイトを相手に選ぶのです。シベルは病院でジャイトを見かけてすぐに気に入ってたっぽいよね。そう、シベルにとってジャイトは最初から好みのタイプだったのだと思う。トルコ人だから誰でもよかったわけじゃないのだろう。基本的に惹かれる要素はあったんでしょうね。歳はものすごく離れているのだけれども。

シベルに目をつけられた主役のジャイト(ビロル・ユーネル)も問題あり。ダメダメ中年親父炸裂中(でも色っぽい)。

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ほら、やさぐれていてもこれだもの。たまらないもの。

最初は「ふざけんなクソアマ」といった感じで邪険にシベルを追い払うのですが、シベルのイッっちゃってる行為を目の当たりにし、何度か病院で会話を交わすうちに何となく魔が差したのか…結婚するのを承諾しちゃうのでした。

結婚してジャイトの部屋でフラットメイトのように暮らす二人。ジャイトにはセックスフレンドがいるし、シベルはシベルで家族の呪縛から解き放たれたように好きな洋服を着て、刺青を入れ、へそピアスもし、奔放に行きずりの男性と一夜を共にする日々を過ごします。ジャイトに紹介してもらって美容師の仕事もちゃんとするの。お互いそれぞれの生活には干渉しません。それでもシベルは汚かったジャイトの部屋を綺麗にリフォームし、掃除もし、料理だってたまに作ってくれるのです。結婚式の費用も、リフォーム費用も全部彼女のお金なの…。もちろん彼女が頼み込んで結婚してもらっているわけですから、彼女がお金をかけるのは仕方ないか…とは思えるのですよね。最初はね。


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ジャイト一人暮らし時代…。汚いといってもこれくらいならどう?私はもっと汚い男性一人部屋を目撃した経験があるので、これくらいじゃ驚かないわ。この部屋は何度も写るのですが、玄関の内側ドアにSiouxsie & The Banshees (スージー・アンド・ザ・バンシーズ)のポスターが貼ってあったよ!懐かしい!目が釘付け。スージー・スーは現在何をしちょるんだろうかのう。イギリスニューウェーブパンクゥゥゥ!

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そして綺麗になったお部屋♪ 女の子らしい飾り付け。他にベッドルームとバスルームがあってそこも美しく改造されてるのです。部屋は模様替えしても玄関のポスターはそのまま♪


一見、うまくいきそうな生活なのですが、元々、不安定な精神状態な二人。歪みが生じてくるのは仕方ありません。特に、ジャイトはシベルに恋をし始めちゃうの。シベルがジャイトと一緒に出かけている先で、シベルが他の男と寝るためにどこかへ行ってしまうのね。シベルとジャイトはお互いの性生活に干渉してこなかったので、どこ吹く風で気にしなければいいのに、じわじわ気になる気持ちが芽生えていたせいか、ジャイトは一人部屋に帰って荒くれるの。自分でも何故こんなに気持ちがささくれるのかわからない…って感じだったよね。

他にも、シベルが「お母さんに子供はまだなの?」って言われたわ…とジャイトに世間話のように気楽に告げた時も、ジャイトは「じゃあ俺と子供でもつくってみる?」なんて言い始めるの。でもシベルに「大丈夫よ。旦那は不妊だったみたいって言っておくから」と切り替えされた途端にプーーーーーン!と怒ってさーっと出かけちゃったりするの。もう好きになっちゃってるんじゃないの…シベルのこと…。

前半、ジャイトの恋心が芽生えるあたりはきゅんっと観てました。そして、次第にシベルも…。

となっていって暗雲が立ちこめるのであった。

ジャイトが落ちぶれていた原因は実は奥さんに死なれたせいなのね…。きゅーん☆ 奥様が存命の時はきっと普通に奥さんと暮らしていたのでしょう。奥さんが亡くなったことで立ち直れなくてズタズタボロボロになっていたのです。だって最初の頃はシベルに「あなた、奥さんがいたんだ?どんな人だったの?」って世間話風に質問されただけで大激怒。逆ギレしまくってたんだもの。だめな男なの…。奥さんを愛しすぎなの…。立ち直れないのだもの…。そういう愛情表現には、ずっきゅーんときますが、こんなに落ちぶれなくても…というくらいダメっぷりを発揮。

アルコールとヤクに依存してる描写なのですが、アルコールといっても度数が強い酒ではなく、基本ビール。ビールすぎ。手元の瓶にまだビールは半分くらい残っていても「じゃあビールくれ」とビールをオーダー。ビールをオーダーしたばかりなのに、「後、二本追加」とビール中毒。口をたこみたいにチューッとして瓶を上に持ち上げる感じで飲むジャイトは可愛かったが、ビールすぎるだろう。アルコール中毒描写って映画だと強い酒をあおっているイメージがあるのですが、これほどビール中毒の人は初めて目撃したかもしれない。ビールってそんなに酔わないイメージだよねアルコール強い人にとっては。

そんなやさぐれジャイトも若々しくて屈託のないシベルと毎日一緒に暮らしていたら、次第に心が柔らかくなっていったのね。彼女のおかげで自分は立ち直れた…という認識は後半ちゃんとするんです。後半はまたヘビーな展開。

割と後半は予想ガイだったわ。

前半に戻りますが、次第にシベルもジャイトのウェイトが大きくなっていく。二人は寝ていない。一緒に暮らしていても、セックスは一度もしてなかったの。で、あるきっかけでメイクラブをしそうになるが…「これをしたら本当に夫婦になってしまう…」とシベルは躊躇して…セックスはしないのです。で、ジャイトは「ああ、俺、本当に彼女に恋してるんだーーーー!」となるのでした。

ふう…濃厚愛。だってジャイトが友人に「俺、彼女に恋してるんだから!」と告げる時、バーカウンターにある二つのグラスを両手で上からたたき割って、血をだらだらと流しながら絶叫。そしてダンスフロアーで踊るのだもの。大げさ濃厚愛なのでした。ビロル・ユーネルはバカボンパパっぽいと思っているのでバカボンパパが愛に苦しんでいる図に見えてしまい、違う意味で顎がガクガクしてました。

ジャイトの男子友人はとってもいいキャスティングでしたよね。彼は本当にいい役柄だった。グヴェン・キラックさんが演じたセレフはホッとするポイント。友情愛がワイルドな雰囲気を和ませていたよ。


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左の人がそう。いい味出てたよー。上手でしたとっても。

で、シベルもジャイトを愛し始めてる矢先…に事件が勃発しちゃうの…。

その事件に関係していたニコというバーテンダー(?)はいい顔してたよ。シュテファン・ガーベルホッフ(Stefan Gebelhoff)という役者さん。テレビで活躍している俳優さんのようです。


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いい顔立ちだけれど、ちょいとクセがありますかな。とにかく出てくる人全員顔にクセがあるのであったよ。


一度、落ちぶれたジャイトはシベルを愛したことによって、自分を取り戻していくのね。とある事件があって年数が経つのですが、落ちぶれずにジベルとの愛を信じて立ち直るの。

逆にシベルはその日限りの愛じゃない…本当の愛と出会ったために苦しむわけ。逆にダメになっていくのだ。そのダメになりっぷりは迫力演技でした。濃厚愛再び…。

ある事件のせいで、二人は別々の場所でしばらく過ごさないといけないの。シベルが一人だけを愛する…というのを理解した時点で別々にされてしまうの。だもんで精神のバランスが崩れちゃう。逆に、ジャイトは愛を再び見つけたおかげで精神は安定するのでした。ジャイトは一度、奥様との幸せな生活を経験している為に、愛する二人…という状況が如何に素晴らしい状態なのかを理解してるのでしょうね。年を重ねているだけあって経験による学習をしているのであろう。逆に、シベルは戒律が厳しい家庭から逃げ出したかっただけ。愛とは何ぞやを理解してなかった。人生経験は未熟だったのでしょう。恋愛だってままならないほど厳しかったようなのですよ。トルコの戒律ってそんなに厳しいの?厳しい戒律の中でも特に厳しい家庭だったのかしら。

シベルはある事情でドイツから従姉妹の住むイスタンブールで仕事をしながら暮らすのですが、従姉妹に対して酷い振る舞いをしちゃったり、無気力になっちゃったり、とことん堕ちていくのです。そしてまた…事件…。

そしてジャイトはイスタンブールを訪れる…。

結末はどっちに転んでも納得はいったかもしれない。

シベルはイスタンブールで暮らしていた最初の頃、まだまだ精神的に未熟だった。ジャイトをずーっと待ち続けると約束はしても、不安たっぷりで、精神がやられちゃっていった。そこでまた事件があって…助けてくれた人がいたら頼るのは仕方ない。若いのだもの。待つ愛に慣れてなかったのでしょう。助けてくれた人(タクシー運転手)は正当な理由で彼女を介抱してたので、そこから普通の家庭を築くのはシンプルだったんじゃないかな。それはいいとして、その前までシベルはイスタンブールでヤクを手に入れるために、酒場のマスターと同棲するんですよ。しかも酒場でヤクと酒をやりすぎて半分失神した状態で何時間も酒場の床に倒れ込んで…そこをまた…マスターに…。と、酷い状況を自ら作っていってたのよね。ジャイトを永遠に待つと約束しても、乙女っぽく待つのではなく退廃的に待つのであった。肉体的に操をたてるわけじゃないのだ。彼女の弱い部分だったよね。

基本的に何かが壊れている女性なのだとは感じましたが…終着点では理性を得たって感じ?最初はヒロインのシベルはイカレ気味とはいえ常識的な雰囲気を持ち合わせていて、男性のジャイトが常識の欠落したダメ男のように見えたが、前半折り返したところで雰囲気が逆転しますよね。でも、結果的に二人とも立ち直ったのだと感じます。無駄な出会いではなかった。遠回りをしたけれど、個人個人それぞれの生きる指針みたいなのは持てたんじゃないのかなあ。ジャイトも来ない彼女に痺れを切らし、バスを無理矢理降りて…みたいな振る舞いはしなかったので半分くらいは予測してたんでしょう。もちろんすごく期待はしてたと思うけれども。二人とも愛している気持ちは前とは違うかたちかもしれませんが、持続してたのだろうから…。

でもシベルのチョイスであの結末だったのは、彼女の心が強くなった証かもしれません。それでも土壇場まで彼女の激情は垣間見えていた。二日間ほどとはいえ…ジャイトと過ごしたのは、本格的な精神の強さをまだ手に入れてないのかもしれない。でも女性のしたたかな精神を表したともとれますね。とりあえず、まぐわってみないとわからないじゃない?…っていう感じ?ほら、二人は一度もセックスをしてなくて別れ別れになっていたのだから…身体で確認し合いたかった…というのはあるでしょう。

で、これから二人…ともう一人で俺の生まれ故郷に…とジェイトに誘われ、シベルの気持ちは99%それを選ぼうとしてましたよね。スーツケースに洋服をばんばん当たり前のように詰め込んでたし。だが、リビングから聞こえてくる、ある二人の声で決意をする。以前のシベルだったら、行かないというチョイスをした後に泣いて精神もまた不安定になっていったかもしれないが、あの結末を選んだ彼女にそういう機会は滅多に訪れなくなっていると感じられますね。

ラブラブで終わるハッピーエンドではないけれど、失うばかりの終わりではなかった。苦みが残るが嫌なハッピーエンドではなかったですよね。その苦みもいつか忘れてしまうと。時が経てば薄れていく。

基本的にはシンプルなラブストーリーでありましょう。くっつくのか離れるのかどうなのか…というのをやきもきしつつ…そういうチョイスをしたのね二人の人生…と、単純な展開なのだが、役者さんの濃厚なオーラと、ドイツの中のトルコ、トルコにとってのドイツ、そんなものが上手に絡み合って作品に厚みを与えていたのですかなあ。ドイツに住んでいるとよくわかる描写などがふんだんに入ってたんでしょうね。トルコ移民が多いのですよねドイツ。ファティ・アキン監督がまずそうだし、主演を演じた二人もそうなのよ。風習などもトルコならではの風習がたっぷり盛り込まれていたのだと感じます。でもそれが何であるか知らない状態でも楽しめるように上手に作ってあったよね。

チョコレートを贈る風習(アルコール抜きというのがポイント?)、水を注ぐと濁る酒、お茶からして違ったものね。ピーマンの肉詰め料理…あれもトルコ料理なのであろう。トルコは料理がとっても美味しいらしいので、一度食べてみたいものだ。それとトルコの人名には素敵な意味が込められているのですって。そういうドイツの中のエスニック要素がわかりやすく語られていた。もちろんわかりやすくステレオタイプ的に表現した部分もあるでしょう。


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肉詰めピーマン。ぎっちり。美味しそう。


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トルコのお酒?水を注ぐと白くなる酒。御存じの方は御一報。

しかしドイツって夜のクラブシーンは常に活気がありますなあ。ドイツの現代映画を観ているとナイトクラブの出現率が高い。様々なタイプのナイトクラブがあるようで楽しそうだ。音楽もパンキッシュだったよね。パンキッシュな部分もあり、トルコ民族音楽も上手に流していたよ。ドイツっていうとクラシックミュージックかハードメタル、ノイズ…なイメージだもの。抑圧された激しさみたいな音楽が多いよね。ポップで明るい曲もあるのかもしれないが、ヘビーでズドーン系が今でも主流なのかしら。

ファティ・アキン監督作品『クロッシング・ザ・ブリッジ』は、まさに音楽のための作品ですよね。コメントでも教えて下さった方がいらっしゃいました♪ まだ未見なのですが調べてみたら、ノイバウテンのベーシスト、アレキサンダー・ハッケがトルコ音楽を探索する…とあったので仰天。ノイバウテンって懐かしいよ!私の学生時代、イギリス音楽、アメリカ音楽が流行っていたのですが、メタルに流れた人たちはドイツの音楽よく聴いてたんですよ。私もつきあいで聴いてました。全然、ときめかなかったけど!!何故か友人に(女子も男子も)メタル好きな人が多かったのです。ノイバウテンはメタルというよりノイズ…ですかね。前衛的系ですよね。ジャーマンメタルといえばやっぱりスコーピオンズ?ルドルフ・シェンカーだよね。やだ、名前を覚えてるじゃない。アクセプトというバンドもあった。そしてハロウィンというバンドもいたよね。やだ、記憶。ハロウィンを調べたらハンブルグですって。ハンブルグは『愛より強く』の舞台にもなってます。ファティ・アキン監督自身がハンブルグな人なので、ハンブルグ描写が映画にも多いのでしょう。ってことはメタルのメッカなんですかねハロウィン…。

あの頃は、メタルに全然ときめかなかった。聴いてたし、バーンという雑誌も読んでいたけれど。今でもときめきはないが、歴史がつながった気がするね(安直)。

パンクも学生時代すごく流行ったのですが、『愛より強く』でも「パンクは死なないずら!」みたいな台詞をぶっぱなしてたよねジャイト(ビロル・ユーネル)がね。ドイツ中年親父が中二病。全世界共通中二病でいい感じ(ロケット団風…)。パンクとメタルは相性悪いんだかいいんだか一般市民には区別つかないよね。私の人類的区別はこう…パンク=骸骨体型 メタル=メタボ さあ、どーする!そりゃイギリス人やドイツ人のパンクは骨太でごつい人もたくさんいるし、パンクやってたってメタボ化する人はたっぷりいたとは思うが、ひょろい日本の土壌で高校生あたりがやってるパンクやメタルは上の人類学が当てはまったのですよ。別に政治的活動もしてなかったもの…(パンクティーンエイジャーインジャパン)。彼女とちゅっちゅするにはどーしようかなーみたいな全世界共通パンク&メタル&歌謡曲 なのでした。

私はパンクもメタルも音楽的に心に響かなかったので、『愛より強く』で上手に使われていたパンキッシュ音楽は作品には効果的でしたが、どちらかというとエスニック民俗楽曲に心を惹かれたよ。メタルの人たちがよくやってた長髪ラーメンみたいな髪型をした男子は友人としてはグーだけど、彼氏として憧れ対象には絶対に当時はならなかったもの!今もならないもの!パンキッシュやメタリックな音楽が好きな人は、この作品を更にホットに楽しめるのだと思います。

他のファティ作品『Solino』や『Soul Kitchen』、『そして、私たちは愛に帰る』などは私好みの曲で彩られているようだ。むふふ。これらに関してはサントラを購入済&注文中です。ファティ監督は音楽センスがあると思うので、選曲によってはノリノリになれますぞ。

ちんぷる話題♪

それにしてもドイツ俳優さんはちんぷる率高い。ヌードに対する概念が西洋人でも住む国によって違うのであろう。もちろんその国の規制度もあるでしょうが、ドイツは女性も男性も割とばんばん脱ぎますね。そして前も言いましたが、ドイツのテレビ枠って日本のそれとは全然違って、夜の10時くらいから急に大人ムード満載になるのは本当のようだね。ケーブル関係がそうなのか国営(?)放送がそうなるのかは、わからないけれど、そのくらいの時間は基本的に子供はテレビを観ていないというのが前提なのであろう。それにしてもちんぷる全開にしちゃうってすごいよね。普通のドラマでちんぷるですぜ?日本も昔に比べたら緩くなったのでしょうけれど、夜の十時に成年男子の性器がぶらぶらブラウン管(液晶テレビもあり)を駆け巡らないであろう。だから、少し前の記事で私が舞い上がって書いた…バーナビー・メッチュラートのちんぷる…。そのドラマは本当に普通のドラマなんですよ。NHKでやるような骨太ドラマなのね。だけどちんぷる全開。ぷるぷるぷるぷるぷるぷる…。がーん。

性表現の違いって楽しいね。そういう締めくくり。

さてちんぷるやら役者さんやらの一言メモ


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ドイツ俳優さん恒例行事。ちんぷるぷるぷる。ビロル・ユーネルのちんぷる♪ 日本版で観たせいかボカシが入ってました。彼の顔は大きく見えるけれど、身体はぷに華奢。脚がすごく細かった…。男子の二の腕細っ子推進会に所属してますが、脚が細い人も好き…。筋肉なさそうなぷにぷに痩せ系…たまりません。ぷにぷに。ぷにぷに。


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すっきりした状態のジャイト(ビロル)。ビロル・ユーネルは当然御本人オリジナル個性役者さんなのですが、フランス俳優マチュー・アマルリック、イギリス俳優ゲイリー・オールドマン、それにバカボンのパパのニュアンスを感じさせる素敵なお方…。他の作品もチェックしたいですわん。


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ヒロイン役のシベルを演じたシベル・ケキリさんは、とっても可愛いがクセのあるお顔立ち。この映画では髪型七変化でそれによっても印象がかなり違う。それとメイクによって顔つきが全然変わるタイプでもありますのう。現在30歳でこの映画は2004年公開…撮影時期が2003年だったとして当時23歳くらいかな。年相応に見えるタイプかもね。鼻が個性的。


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物語的に一番人生を謳歌していたシーンのあたり。とっても輝いて美しかった。彼女、映画作品としてはこれがデビュー作品らしいけれど、堂々とした演技っぷり。ウィキペディアを見ると映画出演以前にはポルノに出演していた…とありますな。彼女のシーンで激しいセックスシーンはそれほどないのだが、堂々全裸になります。そして全裸を見た感じだと…パイパン派だとお見受けした!ぼかし入ってたかなあ?女性のヘアーくらいだと最近はぼかさないものね。ってことはパイパン系の人なのね。ふむふむ!ふんふんっ(興奮)♪


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これは落ち着いた状態になっているシベル。ショートカットがこれまた個性的顔立ちをより個性的に。イスタンブールに来た時点でショートカットになっているのです。イスタンブールにきて割とすぐにやさぐれモードに突入するシベル。やさぐれたら何故かパンキッシュな格好&ゴス風なメイクになってたね。ドイツで過ごしていた時分はキュートカジュアルパンクエレガンス(?)って感じだったのに、何故か『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』の主役リスベットのようになってしまうのよ。イスタンブールやさぐれ時期。


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彼女はロングヘアーかセミロングが似合う。顔の長さ的なバランスがショートだと不思議な錯覚を感じさせてしまうのかもしれない。それと彼女を見ていて「誰かに似てるよな…誰だっけほら…あの…」と気になって仕方なかったのね鑑賞中。そう、ミュージシャンでもあり、女優でもあるシェールに似ている。顔長い系で鼻と目の印象がシェール。


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シベルの従姉妹役ゼルマを演じたメルテム・クンブルさん。妖艶で魅力的な女性でした。色っぽかったよ。色っぽいという設定ではなかったのですが、愛嬌のある笑顔でむっちりして可愛かったな。トルコ出身。英語を流暢に喋れるとトリビアにありました。アメリカの映画にも出演なさってる模様。


ジャイトのセックスフレンドで美容師役のカトリン・シュトリーベックという女優さんは秀逸でした。迫力系!最初の登場シーンはメイクのせいか「女装系の男子?ゲイな役柄なのかしら」と思ったら、おっぱいぷるんぷるんの迫力ボディでございました。顔にクセがあるよ。『Soul Kitchen』にも出ていたようだが、もしかしてあの人かしら。だとしたらさすが役者さん、全然違うもの。『Soul Kitchen』でも大胆なシーンを演じていたが。多分、同じ人だろうなあ。でもメイクから服装から演技から全然違うのでわからない。


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ほら、女装している人に見えるよね。男子かと思ったもの…。


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おっぱいぷるるんぷるるん。ダイナマイトボディでした。脚も長くて格好Eのだ。そしてジャイト(ビロル・ユーネル)とのセックスシーンは激しかったです。ぐいぐい。ぐいぐい。


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こちらは『Soul Kitchen』での彼女。ああ…そうだね顔立ちが同じ。最初は査察官のような堅物設定なのですが、後半…仰天展開に。『Soul Kitchen』では物語の中心にはいないのだけっれど、割とおおっとしたシーンを魅せてくれます。彼女も体当たり系。脱ぎっぷりとセックスシーンに物怖じしないタイプの女優さん。素晴らしい。

そうだ!『Soul Kitchen』で主役をやっていたアダム・ブースドゥーコスさんは、さすがファティ監督作品常連組らしく『愛より強く』に出ていたよ。ワンシーンなんだけど、顔が濃いのですぐに理解。


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ほら…。バーの店員役。

脇役も全て濃い人でかためてます。

そして後から気づいたのですが、ヒロイン、シベルの厳格な父親役をやった人は『Soul Kitchen』で、ソウルキッチンに住み着いているフローティングっぽいおじいさんを演じていた人でした!うおおおお。

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この写真は『Soul Kitchen』から。


映画原題は『Gegen die Wand 』というドイツ語で、「壁に向かって…」という感じですかね?確かにそのまま日本語に訳してそれを邦題にしちゃうと難しいかもしれませんなあ。ドイツ語で感じ取れる雰囲気と違うでしょうし、地味なイメージですよね。日本的にはね。でも英語題名でも「真っ向から…、正面から…」という意味になってるようですな。『Head-on』。向かい合う…正面からぶつかりあう…といったニュアンスを込めたと感じられます。

これを邦題にして客を引き寄せるような題名にするのは確かに難しい。愛という言葉を挿入したくなる気持ちはわかりますな。ラストの二人の状態が愛より強く…って感じかしらね。愛を乗り越えて…そして…といったニュアンスがこもってるのであろうか。邦題をつける仕事は大変そうだけど、はまった題をつけてそれがヒットしたら嬉しいでしょうね。原題のままがいい場合もあるけど「わお、いいセンスしてる邦題!」って時もあるからね。原題のままだと日本人には通じない場合もあるもの。なので邦題の味わいを楽しむのはアリですね。担当者の苦労をかみしめながら味わいましょう。

話は濃厚ぶつかり本だしシンプル愛ですが、役者さんの個性と監督の個性でひと味もふた味も違う作風に仕上がっていた面白い作品でした。感動……というより濃厚な顔が頭に渦巻いてます。この濃厚な雰囲気は濃厚な顔立ちの監督にしか撮れない作品でありましょう。濃厚祭です(≠農耕祭)。でも現代の作品らしいライト感覚も持ち合わせていたんじゃないかな。割とあっさりした印象も受けるのは私が加齢を重ねているせいかもしれない。「現実はもっと濃いシーンもあるよね」という経験を経てしまっているから観るタイミングによって印象は変化しますよね。この映画に限らずどの映画でも。若い時にこういう映画をたっぷり観ておくべきですね。加齢するとどうしても自分自身が人生経験を重ねてしまっているので、「ああ、こういう人、現実にもいるよねー」と軽く受け止めてしまえるから。ですので若い人の方がこういう濃厚練乳愛映画にずーんとくるんじゃないかと思うのでありました。もふもふ練乳。練乳ぬるぬる。美味しいよ♪

逆に若い時は何とも思わなかった映画にずーんときたりね。観るタイミングによって映画って印象が変わるので面白いですよね。それがまた映画の醍醐味でもあります。

映画って素晴らしい!

ジョニー&アンジェリーナ主演、ポール・ベタニー共演の『The Tourist』公式トレイラー

一昨日、ツイッターで『The Tourist』のプレプレ予告を教えてくださった方がいらっしゃいました♪ cueさん、ありがとうございます。感謝感謝でありますよ。プレプレでも一瞬ポールは写ってました。そして本式な予告が公開!!ポール・ベタニーたっぷり!もちろん主演はジョニー・デップアンジェリーナ・ジョリー姉御なので二人がメインですけれど、ポールも思ったより活躍しているのであった。二人を追う役柄なのでしょうか。

ルーファス・シーウェルさんやティモシー・ダルトンなど濃い系のいい男も出演者として名前があがってますが予告編では見かけませんでしたね?また違う予告トレイラーもきっとアップされるでしょう。ポールがジョニー・デップと共演なんて本当に素敵ですなあ♪


予告トレイラー





ちなみにルーファスさんといえば『パリ、ジュテーム』で一つの短編に出ていました。すごく素敵だった!!『ロック・ユー!』でのふてぶてしい(褒めてます)色っぽい貴族騎士とは全然違う雰囲気。堅物で融通がきかない男の役なんですよ。役者さんってすごい~。『パリ、ジュテーム』はとっても気に入ったので、現在キャプチャーしつつ感想に向けて執筆中♪ 短編が十何本もつまっている映画なので、感想そのものは短めにすみそうなんですが、魅惑的な俳優さん&監督がわんさか参加しているのですぐにアップできないかもです。

今日は関東地方は結構などしゃ降りですね。雨が降る度に秋が深まるといいのですが週末はまた暑くなるようですね~。夏バテは夏じゃなく秋にくるので気をつけて毎日を過ごしましょうぞ♪

では取り急ぎトレイラーだけの記事ですが…アップしまーす。
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ファイヤーウォール

ファイヤーウォール(原題:Firewall)  2006年 アメリカ映画


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どうやら明日、テレビ東京で夜九時から「ファイヤーウォール」を放映するようなので、さくっと感想をアップしておこうかと。前に、「キューピーっぷりなポール♪」で一度この映画は取り上げてますが、感想は書いてなかったからね。

感想にいく前に、アメリカ映画なんだけど監督はイギリス人で、ポールもイギリス人だから脚本に加えたのかなーと思ったシーンを抜粋してみます。


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ポールがわざとらしくハリソンのオフィスを訪れるシーン。二度目の訪問だったかな…。

ハリソンの秘書に上のような台詞を言われるの。確かにアメリカのオフィスで(日本のオフィスでもそうだけど)、紅茶を所望する人は少ないよね。社員個人個人が自分のマイ紅茶を用意している場合はあるかもしれないけど、お客さん用に紅茶を用意してある会社は少ないのでは?


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英語だとこうなってました。

また日本語の台詞だと違う台詞だったよ。明日、吹き替え版が見られると思うのでチェケナですね。DVD版とテレビ版では吹き替えした声優さんが違うようだ。ポールの声はDVD版だと井上倫宏さん。俳優さんですが声優仕事だとERのグリーン先生が有名でしょうかしら。そしてテレビ版(テレビ朝日)だと津田健次郎!!ツダケンさんだ。遊戯王で海馬社長の豪快ボイスの人ですよ。優雅で豪快。明日はどちらかしらね。放映するのはテレビ東京なので、もしかしたらテレビ朝日版じゃなくソフト(DVD)版かもしれませんね。DVD版のポール声も素敵だよ!井上さん素敵な声なのでそんなに違和感はないですよ。もちろん本物ポール声の素敵っぷりはご承知のとおり♪それでも、たまには吹き替えでポールの声を堪能するのも新鮮でいいですよね。日本の声優さんは上手ですから♪ 

そうそう、特にポール・ベタニー演じる悪役がイギリス人設定という伏線はなかったと思うし、言及もされてませんでした。ふふーん?

さて、感想はネタバレなので明日の放映で初めて御覧になる方は…お気をつけて!

ネタバレ↓






ポールが唯一、役柄とは関係なく(と、思われる…以前の記事では役柄でぷくってるのかも…と書いたが)ぷにぷにぽにーん、キューピー・マヨネーズちゃん…になっている映画という認識なのですよ。日本未公開の『Creation』でダーウィンを演じた時は役柄で太ったとインタビューで答えていたけれど、『ファイヤーウォール』は単純に私生活でぷよよん中だったという個人的な疑惑を私は抱いています。じろじろ。


感想としては…

ハリソン・フォードはさすがに加齢を重ねたなあ…という印象。でも前の記事でプレミア写真をアップしたけれどプレミアでは若々しかったね。でも『ファイヤーウォール』スクリーン中のハリソンはすごく疲れて見えたよ。もちろん役柄的に切羽詰まるし脅迫されっぱなしなので疲れている雰囲気はあってたと思うが、それとは別の疲れを感じてしまったね。

でも、ものすごーーーーーーく安心感があるのね。何度も言いますがハリソン・フォードとジュディ・フォスターが主役で画面に出ている場合は、彼らにどんな困難が降りかかろうが全てクリアーになるという異常な安心感。弱々しくないんだもの……。

脚本がへたれで弱かったのだと思うけれど、ゆるゆるな緊張映画なの。緊張しないの全然。何か所かは多少緊張するけど、基本的にゆるふんふん。ゆるゆるふんふんゆるふんふん…なのね。

ポール・ベタニー演じるビル・コックスのキャラ設定が曖昧なのもよくなかった。悪いんだか、そうでもないんだかわからないのよ。もちろん悪人なんですよ?犯罪者で子供にも容赦ない設定だけど、基本的には「家族に手を出すなよ?」と仲間のワルどもを締め上げたりしてるのね。フレンドリーなの。拉致してるわりにはファミリーっぽいの。でも、唐突に子供に対してひどかったりするの…それは実は萌え部分でもあるんですが、ビル・コックスの曖昧さの象徴シーンとも言えましょう。そこは本当にワルなんですよ。アレルギー&クッキーシーンね。あそこのポールは優しさをこれでもかと醸しだしながら…実は…っていう演技が炸裂してましたね。鼻血ぶー!


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パンケーキを朝食に作るポールさん。ハリソンの子供は喜んでるの。もちろんこの後、ハリソン父さんに「遊び友達じゃないんだぞ!」って怒られるんだけれどもね。


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優しさで我々をきゅーんとさせようとするポールさんと子役の子。でも酷いのね…この後…酷いポールさんなの…。子役の子はジミー・ベネット君。現在は14歳になってるようだ。割といい作品にたっぷり出ている売れっ子さんみたいだね♪ 彼はとってもキュートだった♪ きゅーんきゅーん。ポールになついちゃうんだもん。きゅーん。


そして『アイアンマン2』と一緒の感想になるんですが「で、大ボスは誰なの?」って感じ。私は最後まで大ボスがいると思って映画を観ていた。現場のリーダーはポール・ベタニーだけれど、犯罪組織なんだから裏でぐいぐいと太縄を引っ張っているボスが絶対にいるのだと思った。そしたらポールが大ボスだったんですよ。もちろんポールはその資格がある演技力なんだけど、脚本のせいでいまいちその迫力が全面に出てこないというお粗末監督手腕。どうしたことなの…。徹底的なワルでもないし、ものすごい知的犯罪者でもない…そしてそれほど肉体派でもないボス。どうしたこといったい。何をさせたかったのポールに…。

知能、肉体、思い切りのよさ…それは全てハリソン・フォードのものなのです。でも、ハリソンは銀行システムエンジニアなんですよ。理数系設定。肉体関係ない。もちろん画期的なセキュリティーシステムを構築した人だから頭がいいという設定はいい。でもそういう知的理系に見えないという罠。もちろん馬鹿っぽくはないですよ。しかし、ハリソンは文系の頭脳派って感じよね。わかりやすくいうと…歴史学、考古学の人だよね。インディ・ジョーンズ!? そう、それか経済学…法学…あたりの権威ならまだ納得いくかしら。理数系だとしても生物や…地質学ならありかもしれないが、数学系の人…それもコンピューターが得意な人には見えないのであった。これはハリソンの演技力というよりは、脚本&演出ミスだと思います。だってハン・ソロはエンジニアでもあったじゃない?当然、違和感なかったよね。ミレニアムなファルコンを操れるのですもの。整備だってしちゃってたもの。

映画の要であるはずのセキュリティーを解除する方法などもヌルヌルなの…。変な倉庫みたいな場所で解除させられるんだよね。備品室みたいな部屋で…。緊張感がないのよこれっぽっちも。

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ほら…。一応マザーコンピューター牧場っぽい部屋だけど、空いている部屋に無理やりコンピューターを押し込めたって様相なのよ。


家族を人質にとられてるのだけれど、当然、後半に向かって反撃していくわけハリソンが。そこで突然ハリソンは凶暴になる。もちろん相手は銃を持ってるし、犯罪者の方が圧倒的によろしくないんだけど、反撃=相手をぶっ殺す…なわけ。インディ・ジョーンズの時代じゃないんだから…。ただの銀行システムエンジニアがこんなに相手をバキバキ殺していっていいの…?そういう違和感を抱かせる脚本なんですよ。これが例えば一人でも家族が殺される…まではいかなくても重傷を負わされて、復讐に燃える正義のシステムエンジニアなら納得いくんだけど、ハリソンは、こちらが想像している以上に短絡的に殺人をしていく…。違和感!!

もちろんボスのポール・ベタニーをそうしちゃうのは当然なのかもしれないが、下っ端もバンバンやっつける。そこに迷いがないの…。普通のサラリーマン生活を送ってきた人が、幾ら、脅迫されていやな思いをさせられたからって殺人を気楽にしていけちゃうのかしら。もちろん正当防衛ではあるんですけどね。

ハリソンが強すぎる!老けてるのに!

ポール・ベタニーも見かけは頭脳派なんだけど、どのくらい頭脳派なのか、よくわからないのもよろしくない。最強のセキュリティーはそのシステムを作ったハリソン本人しか破れない…という設定なのはいいけれど、それ以外のコンピューター関係にまつわるいろいろに関してはすんごいエキスパート…という描写がないんですよポールに。多少はあるけど、印象に残らない。

かといってチンピラぽくもない…。

穏やかな犯罪映画なの…。ハリソンのおうちは素敵だったわ…。奥さんもお子さんもみんな上手だった。それと悪人チームで、なぜか奥さんに対して母性を感じる人がいたのね。その人の設定も不思議設定なの。何を脚本で表現したかったのかしら。なぜ、ハリソンの奥様役の人に…キューンってなるのか全くわからないのよ。男女としてラブっぽい気持ちというよりは…母性を求めてるっぽいんだよねえ。設定的にはいい感じなのに、上手にいかせてないのだよ。もったいない!悪人側のキャラ設定が不安定すぎ。


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写真だと切れちゃってるけど、一番右にいる人がいい人設定の犯罪者。とてもかわいかった。ちょっとバーナビー・メッチュラートっぽかったかも♪ 

監督はポール・ベタニー主演のロマンチックラブコメディ『ウィンブルドン』も撮ったリチャード・ロンクレイン。『ウィンブルドン』はとってもよかったの。ポール・ベタニーのファンじゃない人にもお薦めできる素敵なロマンチックラブコメディだったよね。ライト感覚にあふれていてファニーだったもの。この映画のキルスティン・ダンストはとっても美しくてかわいかったよ。映画によっちゃ、「え?美人設定なのは違和感…」って言われちゃいがちなキルスティンだけど、『ウィンブルドン』のキルスティンはナイスキャラ設定で彼女の演技があってたよね作品に。

基本的に緊迫サスペンス系は苦手なんじゃないかと思うよリチャード監督……。軽い仕上がりの作品に手腕を発揮するタイプなんじゃないかなあ。

でも、ひどい映画じゃないのです。『ファイヤーウォール』。普通に楽しめるのですよ。ハリソン・フォードが主役ってだけで安定して王道映画ですからね。つまらなくはないし、どうなるのかしら…という行く末は一応楽しめる映画ではある。でもセキュリティーをかいくぐって…ネット戦争をしかけて…というようなストーリーを想像していると肩透かし。基本的にインディ・ジョーンズ。ハリソンが肉体で全てを圧倒する映画なのでありました。

しょうがないか…ハリソン・フォードが主役だもの。という、妙な安堵感に包まれてそこそこ観れてしまう映画なのであった。『エアフォースワン』の緊張感は全くないのでそういうのを期待してはいけないんだけど、ハリソンは活躍します。パソコンはめったにいじらない…そんなシステムエンジニア…。


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ほらもう…これは物語始まって間もないシーンなんだけど、既にハリソンさんからはインディオーラが漂ってるもの。エンジニアオーラじゃないもの……。いつでも臨戦態勢みたいなね。

あ、それとせっかく曲者俳優ロバート・パトリックさんが出演しているのに彼の個性も生かしてなかったよね。彼が黒幕かと思わせる…シーンもなかったし。もったいない配役っぷりなのであった。

上の紅茶シーンで御紹介しましたが、ハリソン・フォードの秘書を演じた女優さんはとってもよかった。彼女は見せ場が結構ある。重要なポジションなの。常に変顔してる不思議ちゃんなんだけど、彼女の演技はとても上手だったわー。こういうファニーフェイスの女優を演出するのが長けている監督なんだと思うよ。女優さんを動かすのは上手な人なのかもしれない。緊迫サスペンスミステリーアクションにその手腕を発揮してはいけなかった。女優さんの名前はメアリー・リン・ライスカブ。コメディエンヌでもあるみたいだ。なるほど。だから変顔も板についてたんですね。誰かに似ているんだよな……。私は観てないので知らなかったけれど、大人気アメリカドラマ『24 -TWENTY FOUR-』シリーズのクロエ・オブライエン役で有名なんですって。御存じの方、多いのでは?


気楽にテレビ放映で観るにはうってつけかもしれません。ポールのキューピーっぷりを堪能してください。それとハリソンのタフっぷりを!老けてるのにすごいです。ちなみに私はハリソン・フォードに恋をしてたよ学生時代。すごーく好きだったもの…。感無量。いつまでもインディ・ジョーンズ&ハン・ソロっぷりを見せ付けて…。

予告トレイラー




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全てのカテゴリでネタバレあり。

18禁的な感想もあり。その場合は記事ごとに注意をつけていきます。

映画、海外ドラマの感想、俳優に対するパッショネイトが中心の映画ブログ。

ブログのタイトル Movie Star No.1 は ポール・ベタニー出演映画『ギャングスター・ナンバー1 (Gangster No.1)』から。Gangster の綴りはよく見ると star ではなく ster なのですが、映画スターといえばやはり☆ということでミックスしました。

ポール・ベタニー(英)とアウグスト・ディール(独)、ダニエル・ブリュール(独)、バーナビー・メッチュラート(独)、セバスチャン・ブロムベルグ(独)、ビロル・ユーネル(独)に惚れ込み中ですが、女優・男優 問わず、素敵な俳優さんをご紹介していきたいと思ってます。

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