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殺し屋1

殺し屋1 監督:三池崇史 2001/日本
原作:山本英夫/小学館「週刊ヤングサンデー」

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この映画は二度みて、二度感想を過去に書きました。両方アップしておきます。そして現在どう思っているかも続けてアップします。

1回目

渋谷イメージ・フォーラムにて。原作の漫画についてはそれほど知らずに劇場に行きました。浅野だからというわけでもなく。なんとなくおもしろそうだなあと思ってね。友達も丁度、観る予定だったと話していたので一緒に見に行ったのだが…。これ一回目に見た時、ブバーーーンと精神が暴発しましたよ。こういうイキかたをしたのは遥か彼方…銀河の…昔に大井武蔵野館にて『時計仕掛けのオレンジ』をみてイッちゃったのと同じ、いやさそれ以上にいっちゃいました。あ、クローネンバーグ監督の『クラッシュ』でも若干イキましたが…。

この作品に対して何のガードもなく全身で受け止めてしまったのと、音楽や、台詞…がピンポイントでその時の私の気分にヒットしてしまったようです。暴力シーンはショックではない…といったら少しばかり嘘になりますが、基本的に普段は平気なので、暴力以外の部分でもノックアウトされたのでしょう。この映画、違う日にまた二度目鑑賞をしたのですが、二回目は笑いながら見てましたからね暴力描写に対して。慣れというやつですかな。音楽がとてもいいんです。すごくすごくいいんですよ。マー坊(浅野)の携帯着信音がちゃんとあの音なんですよ!いいんですよいいんですよ。サントラ当然買いましたよ。DVDも出たようですね。今週購入しにいかねば!爆笑するシーンもあって全体的にはバイオレンスとファニーに彩られているんです。そのバランスがよかったと感じます。俳優もみんな役柄ドンピシャ。イチ役の子もピッタリなんです。脇役の人たちも隅々まで楽しめるんです。確か、私はこの映画で三池監督初体験ななわけですが、彼のイチ日誌を映画の後読んで「あ、この文章の感じ…この言い方…私のお気に入りのドライブ感じゃん!?」と納得したわけです。彼の感性を文章からも感じ取った。なぜ、『殺し屋イチ』の映像が私をイカせたのか。テンポがよかったんですよとってもね。

俳優さんたちの衣裳も格好よくて、目を楽しませてくれる。キャラも原作のビジュアルとは全然違う人もいるわけだけど、映画は映画のイチでガッシリ世界観作っていると思いますたよ。垣原マー坊(浅野)なんぞは、原作のビジュアルと全然違うのにハマってましたねえ。浅野さんはもちろん好きな役者でしたが、この浅野は今までで一番好きかもしれないな。ってそんなに浅野さんの演技を歴代見ているわけではないけど。塚本晋也、Alien Sun、寺島進、SABU、松尾スズキ さんみんな素晴らしいのでござんすよ。塚本さんは大好きなんです。やっぱり声がいいっすよねええええ。あの声で指令下されたら「ハイハイハイハイ」とすぐ言うこときいちゃいますね。ボイスセックスしたくなりますよ塚本さんとなら。もうメロメロですね。後、ヤクザ役の船鬼やった国村(国はもっと違う字だが)準さんがいいんすよ。この人と浅野のやりとりのところは大変に爆笑でした。有薗さんもよかったしなあ。女子もみんな可愛かったし。音楽だけでイケますよ本当に。好きな映画というより、イッた映画。

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二回目

二度目もイメージフォーラムにて鑑賞。イメージフォーラムは綺麗で洒落た映画館だから好きなのですが、地下で少々空調悪いんじゃないかな。狭いから仕方ないのだが。んで、二度目はまた違う男子友達と観にいったのね。これ男女比率は二度とも、平均的な割合だった。女性が意外と多かったです。もちろん男性もたくさんいらっしゃいましたけど。男子は漫画で知っていてチェックしにきてたのかもしれないね。それと、ちょいと、とんがった雑誌で取り上げられてお洒落な人々が集ったって感じかしら。

何故、そんな観客の感想を持ったかというとですね。数々の映画を観てきたけど、観客に顔がいい人がこれほど多かったのはこの映画が初めてかも…。隣の子も前の子も後ろの子もみんなおしゃれでキュートなのでしよ。きゅんきゅん。並んでいる時点で、既に可愛いの…みんなみんな美女美男子だった…。幸せ幸せ。あ、でもこの映画新宿でもやってたから新宿のほうは客層違ったのかしら…。イメージフォーラムはもぎりのお姉さん、お兄さんもナウ風だもんな。今風。

二度目はゆっくりとした気持ちで観ることが出来たよ。ありがとう友人よ。これの仮装結局やってなくてすまない。いづれ機会があったら是非やろう。すまぬのう…。(2010年のつっこみ…仮装って何?私、コスプレなんてしたことないよ!なんで仮装するなんて約束してるのかしら…記憶は飛んでます…ここ、記憶が飛んでます。酒の勢いか!)

主役やったイチ役の大森南朋はピッタリだった。原作のイメージとは違うかもしれないが。ダメっぽさと狂いっぷりのミックス度が絶妙だった。浅野忠信は本当にうまい。この映画の浅野は本当に好きだ。SABUさんがまたいいんだよこれまた。ヒットマンの哀愁と人情っぷりがじわじわと醸し出せていたのではないか。スタイリッシュなボケみたいなところがたまらんですたい。原作の双子とはこれまたちょいとイメージ違う松尾スズキ演じる二役双子も奇天烈。確かに原作はもっともっと強烈だけどね。双子。でも松尾さんのあの飄々としたところと危ない目線がよかった。松尾さんも声ハンサムなんだよなあ。素晴らしい声。

んで塚本晋也…ジジイ役。すごい!塚本さん!あなたのこの映画での演技が一番今のところ好きだーーーーっ。


手塚とおるも目がきゅるきゅるしてカワイイ。寺島進徹底的に痛みを与えられる。本当に辛そうな役柄だがここんとこやはり見せ場だと思う。煮え油。真性のサドマゾだったよねマー坊(浅野)は。目がね目がね…目がすごいんよ浅野も。國村隼演じるヤクザもよかったなあ。彼の突っ込みはすごく笑えるんだよ。ボソッとしたツッコミ。女の人とか容赦なく殴る場面もバンバンとあっていい感じだよ。殴る殴る殴る性交性交。イチ興奮興奮興奮。興奮興奮興奮。まっぷたつーーーー!これだから全てが。

どの場面も好きなんだけど、最期の屋上の場面好きかなあ…。後はジジイがイチを諭したりするところもぞくぞくした。よく映画化したよな。三池監督すごいよ。三池のこのライブスピードっぷりはもうセンスを乗りこえた何かだね。ハリウッドにばんばんと進出してもいいんじゃないの。


浅野が最後、マンションでイチを探すじゃん。期待に満ち溢れてさ。あのシーンも淡々と探しているのが逆に狂っていてよかったなあ。監督の解釈なのか浅野の解釈かもちろんいろんな人の解釈で原作のマー坊を映画ではああしたんだろうけど映画のマー坊は成功したと思うよ。いかしてるし、ハマっている。見事だ。カメラの撮り方もリズミカルで最高だった。そして音楽がね…。もちろんこの感想はイチのサントラ聴きながら書いているさー。18禁指定だったみたいだけどビデヲもそうなるのかな?まあ18歳すぎたらとりあえず観ることだね。垣原マー坊(浅野)が屋上での決闘でイチに色々しゃべりかける場面。しゃべりかけの言葉のおもしろさに酔いしれるよ。また浅野忠信の話し方があの緊張感のある場面で逆に浮いていてそこがまた余計に緊張させるよ。ラフなのにねすごく。ラフすぎる喋り方なのに。


マー坊「オマエ無茶苦茶だなほんとに。最高の変態だよおまえ」

だってマー坊は最高の変態を捜していたのだもの。自分を越える、自分を満足させる変態を。もう嬉しくって仕方ないわけ。

「イチ!お前さ、何やってんだよ。おまえさ、これじゃ俺とできないじゃねえかよ」

と、イチに希望を託しすぎているマー坊がふざくんな!ってなっている台詞もぎゅんぎゅんする!

それでね、垣原マー坊以外の登場人物はそれぞれと闘ったりして終末っぽいわけよ。

マー坊は自分がこんなに近くにいるのに、それらの闘いに絡めないの…。

「お前ら、自分勝手すぎるだろ。何やってんだよ」

ってキレて言い放つの。自分がオイテケボリになった気持ちでね。その間の絶妙なことといったら。もう書いていても達しちゃいそうだよ!私が!最高だあんたたち本当に。ああああ、演じていても撮っていても楽しかっただろうなあああああああ。最高だあああああ。


↑以前やっていた映画サイトでの感想(2001年)↑


↓久しぶりに顧みて…2010↓

興奮して書いていたらしく、意味不明の感想も勃発してますね。映画のラストは意味ありげで少し不思議ラストなのであります。え…どういうことかしら?って終わり方ではあるんですよ。原作の終わり方と違ったと思う。原作はこの映画より後の話も続いていたはずです。

三池監督はたまにテンポが少しズレるときも実はこの後あったのですが(他の映画で)、基本的にはいいエンジン音がぶんぶんうなっている躍動感溢れる映像を排出できる素敵な日本が誇る監督だと思ってます。監督とは相性ですよね…本当に。エクスタシーのもっていきかたがこっちの上り詰める速度と一緒だと本当に「ああ…相性最高!」ってなるのですがクライマックスの処理の仕方や、同じ到達点に達するのでも、リズムが違うとのってけない場合はあるんですよね。話がいくら面白くてもずれる場合はあります。

殺し屋イチはそれなりに激しい描写(漫画もすんごいですもんね)が多いので、誰もが見ている映画ではないと思うのですが、もし残酷暴力描写が平気だったらいつか見てもらえると嬉しいなーと思ってます。





↓ こっちのトレイラーは完全にレッドバンド予告なのでグロが苦手な人は観ないのが吉でありますぞ。




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クロコダイルの涙

クロコダイルの涙 原題:The Wisdom of Crocodiles   1998/イギリス

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ジュード・ロウ強化月間(自分目標的に)だったので借りた記憶。それに吸血鬼ものは古今東西どんなものでも好きなのでなるべく率先して見るようにしている。映画的には最初見終わって「まあ綺麗な感じの映画だったかな???」でした。最初はね。

ジュードに関してはユアンなどに対するような俳優ラブパワーはまだ全開になってない感じだ。もちろん嫌いじゃない。どちからというとかなり好きなほうだろう。きっと俳優の演技としてのジュードは愛しているのだと思う。だけど俳優ラブって、それだけではラブ度が濃厚にならんのだよ。それでもジュードには何かこう愛は芽生えているような気配は感じる…。必ず出るのは見るようになるだろうし。でも…昨夜、私の最大に愛していた(今でも愛している)俳優が出演した映画の一場面がCSの映画チャンネルで流れていたのね。そしたら「わああああああああ!やっぱり彼は最高だ!私が一番愛した俳優だ!」という事実をぶわわあああっと思い出してしまったのね。もう涙が出てくるほど。こういう熱い思いはジュードに関しては将来にわたって出てこないような気もしますなあ…。でも相当に好きな俳優。愛情の差って何なのか自分でもわかんないよね。

映画の内容についての感想がおろそかになってしまった。ヒロイン役のエレナ・レーベンソンはとてもグーッドな女優さんです。知的で素敵だった本当に。アヒル口がすごくカワイイの。一度だけサラーッと見るとなんだかサラーッと流れてしまう映画だと思う。私もサイトのコンテンツに関わらなければそんな五回も六回も見なかったと思う。正直いって何度も見るのはちょっと涙目になるほど辛かったが。だけど何度か見ているうちに吸血鬼だろうがなんだろうが、爬虫類も関係なくクロコダイルの叡智も関係なく「男子は常にマザコンで自分勝手」というのが浮き彫りになって楽しかったかな。マザコンというか女性に甘えっぷりだ…。最後のシーンも滅茶苦茶アンに甘えてるってことだしさあ。そこがまたグーなんだけどね。血がどーのというよりは男子はいつだって甘えっぷり。甘えん坊。

映画としてはそれほどがーんとくる映画ではないが、ジュードの美しさだけで楽しめるだろう。ジュード演じる吸血鬼は嫌な性格ではない設定。吸血鬼ギャアアアアというような映像を欲している人には薦めない。グロさはまったくない。ラブもの。いや、ラブものなのかなあ?そうなんだろうなあ。私はこの映画に関しては正確な感想をいうの難しいな。そういう目で途中から見てなかったから。


↑以前やっていた映画サイトでの感想(2001年)↑


↓久しぶりに顧みて…2010↓


じゃあどういう目で観ておったんだおぬし…。サイトのコンテンツでこれを題材に取りあげた過去があったのです。写真サイトやってた時にこの映画の雰囲気を再現した写真を撮ったのですよ。それで何度も繰り返し再生ボタンだったのでありました。

ジュードファンは必ず観ている映画なのではないでしょうか。しかし、わたしゃ…あんなに何度も観たし、結末も覚えているのに、全てのシーンを確実には思い浮かべられないの!映画のシーンをね。自分で撮った写真は覚えているのだが。基本的には、綺麗ながらもうすぼんやりした気配の映画なんですよ。殺戮や吸血鬼の呪いでグギャーみたいなゴアシーンはないからね。淡々としてるの。もちろん吸血鬼の悲哀も感じさせてくれるドラマ展開はしっかり描かれているのです。彼は吸血鬼の宿命で長年生きながらえてしまうわけだ。でも死が彼に訪れないわけじゃない。愛した女性の血を最終的には呑まないとだめなのですが、飲めば生きながらえる。でも愛しているから飲みたくはないのです。しかし、飲まないと死んでしまう。自分の中に横たわる爬虫類…つまりクロコダイルが血を欲するのでいつもなら飲んでしまってたのです。愛した女性の血には感情が潜んでいて、いつもその血は絶望の味がする…みたいなね。自分を愛してくれるという感情が入った血を渇望したりするんですよ。

で、最近、出会ったこの女性…アン…は今までの女性とは違う…もしかしたら彼女は…と期待を抱き、限界が近づいても血を飲まないの…きゅんっ…。だんだん身体が壊れていく感覚がおこってくるのね。中から腐っていく感じっていうのかしらね。吸血鬼の身体がね。

そういう場面も別にグロはまったくなし。彼が台詞で説明するのみなのですが。多少、顔色が悪くなって具合が悪そうにはなってます。

それとジュード・ロウ吸血鬼の設定で洒落ていたのが、彼の名前なんです。獲物に決めた女性には名刺を渡すのですが、彼の名前は子音だけで成り立っている…っていう設定なの。なんて素敵なの…。GRLSCZ という名字なの。スティーヴン・グリルシュ。名前はスティーブンなので名前には母音が入っているよね。私、サイトのコンテンツでこの名刺を作ったもの。映画の画像を見てね。もちろん完全なる再現じゃないけど…あ、あった…この画像だ。この名刺は私が作製した↓

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それと、彼は絵を描ける人というキャラクターなの。だから気に入った女性をスケッチするんですよ。赤いスケッチブックだったかなあ…。ああ、だんだん思い出してきたよ。

まあラストはどうなるのかは映画を観る機会があったらチェックしてください。

彼女と恋愛していい状態だったシーンの中で、箸のエピソードがあるんです。そこ素晴らしいシーンだったのね。それを記してこの映画の感想は終わりにします。


君と二人でチャイニーズ・ボックスに入ったランチを食べていた時、箸をうまく使いこなせない僕に君が話してくれたあの話…。

孔子が地獄を訪れた時、地獄では饗宴が開かれていた。そこには美しいご馳走が並んでいたが、亡者達はそのご馳走を食べることができなかった。何故なら百五十センチもある箸を使って食べなければならなかったから。亡者達はみな腹を空かせ、永久に嘆くことしかできなかった。

次に孔子は天国にいった。天国でも条件は同じで宴会が繰り広げられていた。しかし天国の人々は、皆、幸せそうに食べていた。

そこで僕はアンに聞いた。

「条件は同じなのに?」

「そうよ」

「百五十センチもある箸で?」

「そう…天国では皆がお互いに食べさせあっていたから…」

そう言って、君は箸で僕にヌードルを食べさせてくれたんだ。



以前、映画のシーンをテキストに起こしてみたのでした。

このシーンは今でも記憶に刻まれている。こういうシーンを自分でも頭の中に描けるように努力したいものです(二次創作的に!ぎらり!)

狂わせたいの

狂わせたいの    1997年    日本

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石橋義正監督 石橋義正製作 石橋義正脚本 石橋義正撮影

誰だ石橋義正?

といった感想でしょうか。最初はとにかく。映画はまだこれだけのようだ。京都の人らしい。興味がある人は名前かこの映画の題名「狂わせたいの」でグーグル検索でもしてみてください。私のHPで仕事してくれていた友人が「おもしろいですよ!」と言っていたので観てみた。というか我が街のビデヲ屋には置いてなかったアルよ。友人に借りてもらって一緒に観たのだが大変にいい感じの映画であった。

オナゴがどれも場末な雰囲気をまき散らしているのだが、薄汚れた雰囲気というよりもキッチュなポップというイメージ。このオナゴ達は実際に、不思議集団に属しているオナゴであったりするみたいなので興味があったら検索してみてください。特にキララちゃんの最後のシーン!!「このオナゴ変な顔してるし確かにカワイイ。でも何となく困った感じの雰囲気だよなあ?」と最初に思っていた印象が、「わああ、なんてかわいいのだろうか!」となるわけだ。あのとある場所で急に歌いだすところでもう最高に。それと「この狂った酒場のこのオナゴは最高に付き合いたいね!」と観終わった後叫んだら友人も「そうですよね本当に」と納得しあった。あの酒場のシーンは皆さんにもわかっていただけると思う。とにかく全てのオナゴがイイ。そして主人公の巻き込まれ型タイプの男は外見と声が私の好みでした。ええ好みです。

石橋義正さん気になるなあ。もっと映画撮らないのかな。どっちかっつーとパフォーマンスとかに力入れているのかしらねえ?センスあるとおもうんだけど<映画  まあ五年か六年に一度くらい撮ってもらいたい感じですね。妙な映画が好きな人は是非。何度か繰り返し観たくなる映画です。歌いたくなりますねこれも。

↑以前やっていた映画サイトでの感想(2001年)↑


↓久しぶりに顧みて…2010↓


石橋義正さんは「オー!マイキー」の人なのですね…というのがあの後わかりました。でも私はそれほど「オー!マイキー」は観ていない。芸術活動はいろいろなさっているようだけれども、映画監督になったわけじゃないようだ。なるほどー。才能はあって器用な方なのでしょうなあ。監督としての才能も優れていると思うから映画撮って欲しいですけどね。


京極夏彦 怪 七人みさき

京極夏彦 怪 七人みさき     2000年   日本

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WOW WOW でやっていたテレビ映画みたいなもんなのかな?私は日本の作家だと横溝正史と京極夏彦が大好きなのですが、特にみなさんもご存じの京極堂シリーズは激しく燃えます!ボボボボボボボ!京極堂シリーズが映画化されるのは怖いのだが、この『怪 七人みさき』は気楽にみれた。そして気楽すぎて覚えてない。役者はみんな大好きな役者。主人公は田辺誠一、佐野史郎、遠山景織子 素敵役者だ。京極夏彦先生もチラリと出演している。だが、基本的に忘れてしまう。変なお殿様みたいな人が狂っている話はまあまあおもしろかったけど。田辺君は雰囲気はあるのですが、この映画での声の出し方は「へにょへにょで迫力がない!」といった按配に。喝入れる役なんですけどね。でもたとえこれが豊川悦司やっても同じだったろう。声のへにょへにょ加減では。豊川さんの名前を出したのは京極堂のほうを映画化したときに京極堂には豊川さんを是非!という声が多いらしいのでね。どうなんだろう?私も最初はそう思っていたのだが。豊川さんの金田一はかなりヘニョラーだったと聞くので不安だ。好きなだけに不安だ。金田一はやはり石坂浩二でひとつどうか。


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これ小説だと『巷説百物語』系列の話なんですが、小説で読むあの素晴らしき世界感はこの映画(テレビ映画?)では再現されてなかったような気がしますよ!小説は品がいい世界感なのに、映画だとかなり下世話な雰囲気なんですよね。必殺シリーズっぽいのかもなあ。ちなみに必殺シリーズは大好き。あれはそういうギトギトした雰囲気がいいんです。まあ、必ずしも小説の世界感をばっちりそのまま映画にする必要はない場合もあるけれども、小説が好きだと映像化されたときに「えええええっ?」ってなる時も多々ありますなあ。そのギャップを楽しむようにはしてますけどね♪ ふふふーん(娯楽)♪


過去に感想を書いた時点では京極堂シリーズは映画化されてなかったんだね。京極堂は結局、堤さんが演じていたようだが、怖くてみてません。これに関しては原作を好きすぎて実写版を見るのが怖いよ!堤さんは好きな役者だし格好いいし俳優としても素晴らしい。しかし、私の中の京極堂は全然堤さんではなかったのでギャップが!一作目は確か実相寺監督だよね。実相寺はヘンテコだしこれまた好きな監督なんだけど、どうなの?恐ろしいよね。小説読み込みすぎて私の頭の中に映像が出来上がりすぎてるから…。これが気楽な2時間ドラマくらいなら「まあ…こんなもんだろ」で納得できるかもしれないが、映画となるとね期待しちゃうもんね。もちろん原作と映画は別物だと考えているし、例えば『シャイニング』などは映画も小説もどちらも好きなんですよ。どっちも甲乙つけがたい。別物としてそれぞれ楽しんでいるんですけれども。

でも!京極堂は踏み込めないぃぃぃぃぃぃ。アニメと漫画のメディア展開は私はOKでした。どっちも楽しめたのですけどねー。特に漫画はよく出来てるよね!<『魍魎の匣』

それにしても京極堂シリーズの最新刊はまだかいな~。


カリスマ

カリスマ   1999年  日本

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CURE キュアの黒沢清監督作品。キュアを観た後のざわざわとした感じはまったくなかったのだが廃墟のホテルや風吹ジュンが住んでいる森の中の家とかそういうところがすごくいい感じだったな。それと洞口依子ってすごくいいねー。キュアのときもよかったもんね。私には持ってない要素の女子部分を持っている女優だよな。廃墟ホテルに住んでいる青年(カリスマの木を守っている青年)、池内博之は話の途中でふっつりと置いてかれてしまうところは「ありゃ?」とか思うのだが、とにかく役所さんなのだよね。すごい勢いで役所になっていくんだよ何もかもが。淡々と強引に役所なんだよな。そこが震えたね。「ああ、役所にみんな押し倒されていく…。すごく控えめな雰囲気の役所に…」キュアのときも思わず荻原が託したくなっちゃう人それが役所だったもんな。役所すごいぜ。黒沢清監督にはかかせない役者の役所さん。この役をこなせるのは役所だけしかいないと思わせられるよ。

↑以前やっていた映画サイトでの感想(2001年)↑


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地味な展開の話だが、雰囲気はあります。シナリオ的に最高に素晴らしいとべた褒めはできませんが、悪くはない。キュアほどのインパクトはないけれど、じわじわと最後までじわじわしつつ終わる。そんな映画でした。


氷の接吻

氷の接吻   原題:Eye of the Beholder  1999年  イギリス、カナダ

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ステファン・エリオット監督。あの"プリシラ"を撮った監督の映画だ。ガーンそうだったのか。今調べて気づいたよ初めてナウ。雰囲気違う。気付かなかったですよ…。

さて、この『氷の接吻』はあまり観た人いないと思うのですが意外といいのですよ。ユアンファンはもちろん見ていることでしょうが。確かにプリシラの監督という期待感で見ると期待ハズレとはいわないが「え?」と思ってしまったかもしれない。しかしこの独特の雰囲気はやはりこの監督ならではのものなのかもしれないな。ソレが何かはつかめないけど。基本的には主人公一人の曖昧な殺人ともう一人の主人公の曖昧なオッカケでボヤけてるんです。ミステリーとしても特にどーってことない。かといってものすごく話が破綻してるかというとそうでもない。不思議映画です。原作だと、どうやらユアンの役はもっと中年だそうですね。

ヒロインのアシュレイ・ジャッドは個性的に美しくちょっとアンジェリナ・ジョリーとキャラかぶってっかもしれないなーって感じ。でもすごく好きな女優さんどっちも。ユアンは安定してきゅむるるしてる…。

「なんか妙な映画だなあ」と思っていたら最後でわけもなく号泣してしまったヨ!なんでかわからない。最後のあたり、本当によくわからん二人の心理状況になるんだけど、急にどわああっと泣けてきましたね。音楽がよかったのかなあ。

きっかけが何かわからない。可哀想だ可哀想だ…というフランダースの犬っぽい涙ではなかったよ。とにかく泣けて、二時間くらい泣いてた。バカといってくれ。

しかしこの邦題はどうにかならんか。氷の微笑とかを意識してるには時期ズレてるよね!氷の接吻という言葉には何の意味もないと思うぞ。「メリークリスマスパパァ!」って感じの映画なんだよ殺し。ただこの映画みて「つまらない!つまらないよカーサン!」という人はいるだろうな…というのもわかりますぜ。期待しないのがコツかな。そして思ったよりいいと私が思ったからといって、他の人にとっては思ったとおりよくないにつながる可能性も大だ。ただ、わたしは最後号泣した。しかし私は『ジョーズ』で大泣きする人なので私の泣きポイントを指針にしないように。『蜘蛛女』でも号泣したしね。よくわからん。自分の泣きツボはいつもよくわからん。


↑以前やっていた映画サイトでの感想(2001年)↑


↓久しぶりに顧みて…2010↓


暗い雰囲気がずーっとつきまとう映画。ユアンもボーッとしてるけど、変態ストーカー諜報員なの…きゅんっ…。確か彼女を見張るとき…どこかの屋根裏みたいな部屋で彼女を張るシーンがあったと思うのです。そこ鳥さんがいっぱいいたよね?鳥さんがいっぱもきゅもきゅいて、いいシーンだと思ったのだが勘違いかなあ。二度見返しはしてないので細かい部分は覚えてない。ユアンが好きなら観ても損はないが、サスペンスとして極上の部類ではないので絶対にとは薦めません。かなりぬるい仕上がりであります。でも主演の二人がとっても目の保養なので観ているだけで私はきっと楽しんでいたのだと思う。原題のアイ・オブ・ザ・ビホールダーはユアンの諜報員としての暗号名なんですよね。それがどうして氷の接吻に。確かにアイ・オブ・ザ・ビホールダーだとインパクトはないのかもしれないけれども。だとしても氷の接吻ってどうなのか。

ヒロインはアシュレイ・ジャッドが演じたのですが脱ぎっぷりも素晴らしく、剛胆なイメージの素敵な女優さん。もやーんとしたユアンが諜報するうちに好きになっていくのもわかる不思議な魅力の女優さんです。彼女出演の『ダブル・ジョパディー』も観よう観ようと思って見逃している映画の一本だな…。あ、『ノーマ・ジーンとマリリン』にも出演していたかー。全然わからなかったよ。

自分はとっても気に入ったけれど、ユアンファン以外には薦められないなあ…というような映画もありますよね。そう、だからこそ『プリシラ』の監督作品だとは思いも寄らなかったのでありました。いったいなんなんだこの映画は…と思いつつ、ユアンのいっちゃったストーカー状態をこうなったら楽しむしかない!…楽しんだ。よしよしOK問題ありません。私はユアンが好きなので本当に何の問題もないのです。正解です。

↓ 2010 3/31 に動画&コメントを追加

この映画のとっても素敵な音楽とシーンの動画を見つけた。ああ…ユアンやっぱり君は愛らしい。この時のユアンはまだ若い…胸が熱くなるよ!!バスルームの壁に寄り添う君の美しいことといったら…。本当に涙が出てくる。この映画どうしてこう涙が出てくるんだろうか!!私の何に触れてるのかしら(≠気が触れている)!!




そしてトレイラー。こう見かえすとやはり悪くない。私が号泣したのもうなずける。わけわからん映画でも私が感動したのならそれでいい。映画って素晴らしい。






ゲーム

ゲーム   原題:The Game  1997年 アメリカ


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ファイト・クラブと同じこれもデビッド・フィンチャー監督。評判はそれほど高くなかったか。たぶんデビッド・フィンチャーという監督が既にみんなに期待を抱かせ、みんなの脳をくすぐる人になっていて、それにしてはこの映画はどうなのよ?みたいな感じなのではないか。『ファイト・クラブ』の一つ前の作品。つまり『セブン』の後がこれだったのか。だいたいマイケル・ダグラスが出た時点で「こんなもんだろう」とあきらめるのが得策だ。や、私はマイケル・ダグラス好きなんすよ。彼の顔も好きだと言い放てます。しかしマイケルが出る映画って不思議とマイケル・ダグラス映画になってしまうのだどれもこれも。ジャック・ニコルソンとはまた違った意味でマイケル・ダグラスが出るとどんな役をやっていてもマイケル・ダグラスにしか見えないのだよ。だが、それが特にイヤではない場合が多いので得してるのではないかと思うが?マイケル・ダグラスが出た時点で映画はマイケル・ダグラスに支配されるのでデビッド・フィンチャーだろうがなんだろうが関係なくなるに違いない。バニラ・スカイだってきっとマイケル・ダグラスがやっていたら違和感なかったに違いない。違いない違いない違いない。

ちなみにこの映画のヒロイン(にしてはクセがあるが)のデボラ・アンガーはとっても好きな女優さん。顔長いけど。クロネンバーグ監督映画『クラッシュ』でジェームズ・スペイダーの奥さん役やってた人ね。


↑以前やっていた映画サイトでの感想(2001年)↑


↓久しぶりに顧みて…2010↓


ショーン・ペンも出ている映画なのですが、ショーン・ペンの演技というのは定評がありますよね。私は未だにマドンナと結婚していた人…という印象。その印象を未だに持ってるせいかどうかはしらないが、ショーン・ペンの顔にどうもときめいた経験はない。マドンナ姐さんは大好き。演技はすごいと思うが男子として惚れる顔ではなかったショーン・ペン。でもマドンナ姐さんはかなり惚れてたよね。ショーン・ペンの顔を見ると何か不安になるよ。もっとショーン・ペンにときめいてみたいと思っているのだが不思議とときめかない。でも演技は上手…どうしたらいいの…。別に普通にしていればいいだろう。問題はない。この『ゲーム』でのショーン・ペンの印象はワンシーンだけだなあ。基本、マイケル・ダグラス巻き込まれ映画ですからマイケル・ダグラスで満たされる映画であります。でも既に内容を覚えてないな。オチは覚えているが、途中の巻き込まれてるシーンなどは忘れてしまったよ…。見なおさないだろうな…。テレビでもそれほど放映されてないよねこれ。って毎日放映されていたら申し訳ない。

CURE キュア

"CURE キュア"  1997 日本

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黒沢清監督。観終わった後にすぐ巻き戻して再度観た映画。ビデヲで。んで、また観終わって気に入った(気になった)場面を何度も何度も見直した映画。たぶん相性がいいのだろう。この監督の他の映画『カリスマ』もそうだが、ロケ地や舞台設定が絵的に好きなところが多い。大変に相性がいい。でもこの"CURE"は相性関係なく好きな人多いんじゃない?好きというか「わあ……」みたいな感じで。役者がみんなよかった。ラストも私はとても気に入っている。奥さんのシーンでいくつか「え、どういうことなのかなー」と思った部分はあったけど、ねじ伏せ勝ちかな監督の。リンチほど判り難くないけどね。リンチは判らない感覚がトリップ状態にさせてくれるので最高なのです。ねじ伏せが強烈だからイイ。<リンチ 黒沢監督はそれほど、ねじ伏せ型の監督ではないと思う。一歩間違えると精神世界なこっぱずかしい話かなとは、思うのだがギリギリ上手に描いていて上手。淡々とした暴発具合が上手に描かれていたなあ。DVD買うつもり。といって何年か経ってますな。見るとしばらくトリップしちゃう映画だからなあ。とにかくイイ。


↑以前やっていた映画サイトでの感想(2000年)↑


↓久しぶりに顧みて…2010↓


10年経っても結局まだDVDは購入してませんが、何度か繰り返し観た期間がありました。ラストシーンの「え……」とした感覚は今でも大好きです。ドーンときますよね。役所さんが究極のアレになっている状態に震えます。奥さん役の中川安奈さんよかったなあ。黒沢さんの映画はこの後、『カリスマ』『回路』『アカルイミライ』『ドッペルゲンガー』まで追っかけていたけれど『叫』と『トウキョウソナタ』は未見なのでいずれチェックしないとな。特に『叫』は観たいですなあ。まあ今のところは黒沢清監督作品だと『CURE』が一番ズンッときてるかな…。ズンッとした感じの相性がとにかくいいので本当に好きな監督でありますよ。

CURE トレイラー




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全てのカテゴリでネタバレあり。

18禁的な感想もあり。その場合は記事ごとに注意をつけていきます。

映画、海外ドラマの感想、俳優に対するパッショネイトが中心の映画ブログ。

ブログのタイトル Movie Star No.1 は ポール・ベタニー出演映画『ギャングスター・ナンバー1 (Gangster No.1)』から。Gangster の綴りはよく見ると star ではなく ster なのですが、映画スターといえばやはり☆ということでミックスしました。

ポール・ベタニー(英)とアウグスト・ディール(独)、ダニエル・ブリュール(独)、バーナビー・メッチュラート(独)、セバスチャン・ブロムベルグ(独)、ビロル・ユーネル(独)に惚れ込み中ですが、女優・男優 問わず、素敵な俳優さんをご紹介していきたいと思ってます。

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