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『ウィンブルドン』で紅茶とサンドイッチを堪能しようの巻

久しぶりにポール・ベタニーのネタ記事です。

実はかなーり前に既にネタとしては仕込んでいたのですが、記事にはしてませんでしたのだ…。『ウィンブルドン』日本版DVDは日本語字幕と英語字幕が入っている優秀なDVDであるのですよ。スタートメニューから選ぶときのタイムラグがちょっとサクサクしてないDVDなんですけどね。許容範囲!

ウィンブルドン』の字幕ネタはイギリス食生活を絡めて前に記事にしましたね(こちらの記事)。

今日は同じくイギリスの代表的な食事。紅茶とサンドイッチについての字幕記事です。

ポール演じるピーター・コルトがウィンブルドン期間中に宿泊しているホテル。多分、ホテルのラウンジティールームみたいなところ。

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イギリスっぽいですよねー。ホテルのラウンジっていいですよね。年配の方と軽い食事やお茶する時などにも使えますし、友人同士でも当然OK。落ち着くんですよね。サービスも当然いいことが多いし。

この後出てくるとある脇役キャラに注目したらこのホテルがどこだかわかりました。ロンドンの高級ホテル The Dorchester (ザ・ドーチェスター)、ドーチェスターホテルというところのようです。泊まってみたい。このラウンジは多分、一階ロビー奥にある「ザ・プロムナード」というところのようです。ロケをしたのか、セットを似せて作ったのかはわかりませんが、調べたら内装は一緒でした。映画の時と椅子などは違うので、リフォームしたのか、映画用にセット組んだのかまでは調べませんでしたわ。でもロンドンに訪れる機会があったら、泊まれなくてもこのカフェには行きたいですね。☆もいっぱいついているホテルのようですし、そこでのアフタヌーンティーも美味な模様!

こちらの素敵ブログ様に書かれているコラムにドーチェスターホテルのレポがありました♪


さて、映画の話に突入です。

このシーンの客層に注目するとお洒落(スタンダードなお洒落)で綺麗な色のスーツを着こなしている老婦人が多い。煙草吸ったりして粋な感じ。もちろん映画ですから、全員この映画用のエキストラなのでしょうから服装の色調など部屋の雰囲気にあわせてるのでしょうけれど、実際にこんな感じでエレガントに大人がお茶してたりしそうです。


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ポール・ベタニーがジョン・ファヴロー演じるロン・ロスと商談する場面です。ジョン・ファヴローは役者ではありますが、最近は『アイアンマン』の監督や『アベンジャーズ』の製作総指揮などで名を馳せてますよね。

ウィンブルドン』ではアメリカ人役のプロモーター(?)として役を演じていたジョン・ファブロー。郷に入れば郷に従えという感じで、イギリスでの商談は紅茶ですすめるようです。ちゃんとポットサーブですね。

でも、ジョン・ファブローは文句を言います。


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きゅうりばっかやんけ! みたいなニュアンスでしょうかね。おいおい厨房のやつらはオレのサンドイッチにサンドイッチ(中身?)を入れ忘れたんじゃないのか?などと文句を言います。

日本語字幕はこうなってました。

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ま、同じような感じですね。日本語字幕ではあっさりその感覚を言い表してます。

キューカンバーサンドイッチは日本でもそういう紅茶専門店にしか出てこないかもですねー。コンビニなどで「きゅうりだけ挟んだサンドイッチ」って売ってないような? 塩むすびっていうのは最近みかけるけれど。

ボリューミーなパストラミサンドがデフォルトのアメリカ人には確かに「なんじゃこりゃ!?」と思われるのでしょうなあ。

キューカンバーサンドイッチについては、こちらの素敵コラムを書かれている方のブログがわかりやすかったです♪ 食に歴史ありですなあ。

で、商談がまとまると…


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調子良くジョン・ファブローはこんな感じでまとめます。ポールに投資(?)するのだからポールにはウィンブルドンで勝ち上がってもらわなくてはなりませんからね。で、字幕に注目すると最後に "Tea ?" とジョン・ファブローはポールにお茶どうだいと薦めてる。イギリスならでは(わざとそういうイギリスを強調したのかもしれませんけれど演出的に)の接待ですなあ(笑)。

ポールは実際にイギリス在住だった時は、御家庭でも紅茶は普通に飲んでたんでしょうかね。当たり前のデフォルトだったのかしら。それとキューカンバーサンドイッチも当たり前に食べてたのかしらね。アメリカに住むようになってそういう習慣はなくなったのか……元々そんなに習慣になってなかったのか…イギリス俳優さんには紅茶の質問したくなるわ。


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日本語字幕だとこうなってました。


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そして、ポールが答えます。上の字幕がポールの受け答えです。

紅茶を勧められてLOVEという単語で返す…この切り返しは日本語にはない切り返しですよね? まあ「紅茶好き?」と聞かれたら出てくる単語かもしれませんが。ああ、でも「ワイン飲む?」と言われて(もちろん紅茶でもいいです)、「ワイン大好き!飲む飲む!」っていうニュアンスで台詞を返す時はあるけれどもね日本語でも。

I'd love some.

これはどうやら I would love some. の略のようですね。意味としては「少し頂きます」といった意味っぽい(グーグル頼みなので間違っていたらすみません)。

日本語字幕ではこうなってました↓


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「ぜひ」と答えているのがポールの台詞です。ニュアンス的には「ちょっとだけもらうよ」といった感じなんでしょうね。私など英会話を実生活でする機会はないけれど、この受け答えは使えそうなフレーズですな。



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この映画でのポールは、綺麗めのトラッドでポールとしては珍しいスタイル。服装の雰囲気が。ピンクのシャツにデニム、そしてジャケット。当然似合います。ポールは私生活での私服も素晴らしくお洒落筆頭スターですが、こういう格好はそれほどしませんよね。スポーツ選手がトラッドにお洒落みたいな格好、ポールはしないから新鮮な感じ。



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この表情、動いていると余計に感じたのですが、最近私が気に入っているイギリス俳優スティーヴン・マッキントッシュさんにニュアンスが似てるのよ。もちろん顔が似ているとはいいませんが、こう柔らかい感じとベースの骨格が若干似通っている。そして髪質の柔らかさが似ているの。瞳の色は違うのですけれどもね。ポールは青だけれどマッキントッシュさんはグレーグリーンみたいな大人色なの。

やはり生まれ育った土地の風土なども容姿に練り込まれると思うから、イギリス人同士、ニュアンス似てる人たまにいますよね。演技が似てるとかではなく。


さて、ここからは字幕ネタではなく、気になったシーンをピックアップ。

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続けてアップしましたが、このシーンはポール演じるピーター・コルトがウィンブルドンにて、どんどん勝ち上がってきている状態のところなのです。そうなる前はプロテニス引退を考えていたピーター・コルト。だからそれほど注目されてなかったのですが、勝ち上がっていくと、常駐しているホテルの従業員からも声援を受けるようになった…といったシーン。

最初、エレベーターにお互い無口で乗っていて、ポールは当然、従業員のことなど考えてないのですが、従業員は『あ、ピーター・コルトだ……』といった沈黙なのね。気付いているけれど、気楽に声かけていいのかな…みたいな。で、思い切って声をかけたって初々しいシーンなのよ。ポールもありがとうと答えてたと思います(そこまでキャプチャーしなくてすみません)。

この子、今回キャプチャーしてまじまじとみて「可愛いなー」と感じました。前に観たときは気付かなかった。で、IMdbで調べたのです。その時に役柄名がDorchester Bellhop(ドーチェスターホテルのベルボーイ)となってたのです。Bellhopってベルボーイのことのようですよ。「ホテルで客の用事をすましたり荷物を運んだりする職員」と説明が。ベルボーイをイギリスではBellhopなのかな。『さらば青春の光』という映画(イギリス映画)では、最後主人公がとある人のことを「ベルボーーーーーイ」って叫んでたよね。あれは字幕がそうなってただけで実はBellhopといってたのかしらね…。

そうそう、それでこのホテル名が「ドーチェスターホテル」というのがわかったのです。このベルボーイ役の人はGareth Llewelyn(ガレス・ルエリン)。あまり出演作がないのよね。2012年の作品にも出演してますが、多分脇役。映画にはそれほど出てなくてもテレビドラマにたっぷり出てるタイプの人もいるじゃない? そのキャリアもそれほどIMdbには書かれてない…。でも役者をやめてないってことは、もしかしたら劇団系の人かもですね。舞台俳優なのかもしれないな。イギリスですし。

ガレス・ルエリンという読み方がわかったのも、英語表記で調べると同性同名でラグビー選手が出てくるのですよ。その方はそれなりに有名なのか日本語表記もされてたのでとりあえず同じ英語名なら発音もそうだろうと、勝手にその日本語名にしてみました。もんのすごいこの方のコアファンがいらして「いいえ、彼は日本語で表記すると~ですよ!」というのをご存じの方がいたら一報くださいませ☆


こういう脇役を好きになると辛いですよね。でも作品数が少ないから鑑賞という点ではコンプリートしやすいかもですな。まあ、海外版買うの前提になっちゃうかもですけれども。

さすがにこの脇役な人にそこまではいれこんでませんよ! 何となく可愛いなーと思ったただけです。特にここのシーン、シャイな雰囲気が出ていていいんですよ。あっという間のシーンなんですけどね。お手元に『ウィンブルドン』をお持ちでしたら是非チェックしてみてください。


ウィンブルドンというとポール・ベタニーの親友役を演じたニコライ・コスター=ワルドー(Nikolaj Coster-Waldau)さんのファンも多いのでは。tumblrで時折流れてくるとリブログするようにしています。

このシャワー(サウナ)シーンはよくキャプチャーされているので目新しくはないかもですが、思わず私もキャプチャー。


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見つめ合ってAbsolutely……。前後をキャプチャーしないと意味深です。

前から申し上げてますが、私、映画に関してはボーイズ脳にはならなくて(否定じゃないですよ!)、こう見方によっては「きゃっボーイズ愛」と受けとれるところも、脳が切り替わらず、淡々と受け流しているのでありました。もちろん同性愛がテーマの映画はそのテーマ通りに見ますし、さすがの私でも「これは……この二人は完全に怪しいだろう!?」とテーマがそうじゃなくても、誰がみても「あ・や・し・い!」といった描写の場合はつっこみますよ!

しかし、キャプチャーの仕方と字幕台詞の切り取り方次第ではいくらでも捏造できますな!(鼻息)

昔、Xファイルのパロキャプチャーやってたすごーく面白いサイトさんがあったのですが、もちろん捏造でモルダーとその上司が愛し合ってるというのを、すごく上手にパロキャプチャーしてた方がいらしたんですよねー。確か、米国在住の女性だったと思うのです。男性がみてもドッカンドッカン笑える素敵センスのサイトさんでした。今はもうないだろうなあ…。あのサイトさん素晴らしく爆笑サイトだったな。スカリーの使い方もすんごい上手でした。素晴らしいセンスだったわ。


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最後に街角の素敵な二人を。このトレーナーも普段のポールは絶対着なさそうです。何だろうスポーティーな格好ってポールは好きじゃなさそうですよね。実際、テニスなども全くやらないってインタビューでこの映画の時答えてたはず。で、後から見返してみると、確かに「特訓してプロテニスプレイヤーにちゃんとさすが見えるけれど、たまに垣間見えるヘナチョコポーズは……これはテニスに全く興味がないのだろうな…」というのは感じました(笑)。そこはさすが映画のマジックで上手にみえるようにちゃんと撮影してますけどね。もちろんポールも運動神経はいいのだろうけれど。

運動神経良さそうっていうと…小柄な人のほうが多いかなあ。ジョセフ・ゴードン=レヴィット君とかジェームズ・マカヴォイ君のほうが、きびきびと小回り効きそうよね。

と、うまく繋げるつもりで最後に名前を出しましたが、次回は(それか次の次かも…)映画『ウィンブルドン』(またウィンブルドン!)での可愛いジェームズ・マカヴォイきゅん特集です。

そう、最近はポールよりもある意味ハリウッドでは出世したのでは(というかチョイスする作品がジェームズ・マカヴォイにピッタリなのかもしれない。事務所のセンスか?)というくらい、スター街道まっしぐらのジェームズ・マカヴォイ君。『ウィンブルドン』でポール・ベタニーの弟役を演じてました。前もそれは記事でちょろっと紹介したとは思うのですが、見返したらそれなりにいいシーンに出てました。全てのシーンをキャプチャーチェックはしなかったのですが、印象的なところを何ヶ所かピックアップしたので、近いうちに記事にしたいと思います!!

今、見ると「夢の競演だわね」って感じですわよ淑女方!乞うご期待!

というわけで、一応予言通り来週中…といった期間にはアップできたかしらね。次回が来週になるのかは微妙です。師走でそれなりに慌ただしい(だが暇人……)。これをツデー、アップしたら週末はtumblrしまくります。今週はtumblrあまりできなくてそれが一番ストレスでした。ほらtumblr中毒だから!(吐血)

よい週末を!
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ゴールデンウィークだ掃除をしよう(キラー・ネットより)

ものすごいお久しぶりです。ネタブログにようこそ。映画の感想は数億年に一度の割合でしかアップしないこのブログ。今回も当然ネタです。しかもすんごい前に写真だけキャプチャーしておいたネタ。

もちろんポール・ベタニーの最高傑作の一つ(常にそう思って過ごしてます)『キラー・ネット』から。


今の日本では既にいろいろな掃除機が販売され、海外の掃除機だって手に入る状態。しかし、私が幼い頃(ジュラ紀)には、海外の掃除機は憬れのデザインの一つでした。映画を観る時に、あちらの台所事情(懐事情という意味ではなく、インテリアや食文化といった意味で)は常に気になったものです。幼いながらも。

その一つに、海外の掃除機というものは何てモダンに見えたことでありましょう。

ポールが出演していた『キラー・ネット』でも過去の私だったら憬れに思えた掃除機が御登場。そう、海外の掃除機って縦型が多かったよね。それかものすごく巨大な円筒型の掃除機。日本なら業務用みたいに見えるやつ。そのどっちかだ。まだ猫たちが上にのるルンバなんかはなかった時代……。




ほらほら、これよこれ。

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↑ この映画のポールはダサいようなお洒落なような微妙なチノパンファッションをしてましたが(爽やか系を狙っていたのかしらね)、靴はさすが英国人。ぴかぴか光ってますね。どこかのアウグスト氏とは大違いです(私はアウグスト氏の埃まみれの靴も愛してますよ!)



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↑突然、画像が大きくなってすまん。キラー・ネットを何度も観ていて、余りのストーリーのへんてこさ(面白さ)に、それほど気付かなかったが、やはり変なインテリアのシェアハウスだったよね。そして、でました「海外映画における変な日本表現」の王道「習字」のインテリア。今回の習字は割と上手な習字を飾ってるほうだと思うが(海外映画で日本習字が出てくる時って、小学校低学年の習字を初めてならった子どもみたいな習字が出てきますよね!!なんでじゃ!)、それでもこのインテリアに浮いている。妙な朱色だし……。提灯みたいな電球の傘も北欧っぽいインテリアならマッチングするが、この部屋には浮いている……。というかすんごいチグハグ。ただ、これがリアリティーを求めている演出なら(キラー・ネットでのリアリティとはなんぞや)、シェアハウスで学生が使う場合が多く、それぞれが勝手に家具を出し入れした結果、混沌としてしまったともいえよう。リアリズム。ポリリズム。



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この映画ではポールが家事に対して割と神経質なシーンが多いのよね。家事っ子っぽいのよ。多分、主人公の男の子は生活力(家事力)がなくて、もう一人のシェアメイトである女の子も女子にしてはイマイチ……っていう裏設定があったに違いない。別にストーリーには関係ないのだが……。


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躍動感溢れる掃除っぷりでしょ。長身のポールが持っていてもこの掃除機、かなり大きく見えるので、私などのホビット族所属がこの掃除機を使いこなすのは無理とみた。躍動感にある意味、あふれるといえよう。



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海外では水色の壁ってよく観るし、憬れの壁色の一つだけど、この家の水色は落ち着かない水色だよ!!それに黄色い柱だもの。精神的に不安定になるよ。何だかべったりペンキっぽい色だからよくないと思うのよね。水色と黄色は綺麗な組み合わせだと思うのだが、このハウスに使っているトーンの水色と黄色は不安定になるよ!!(震)


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ポールは確かこの主人公に喋りながら掃除機かけてるんだけれど、同じ場所を何度もぐりぐりするだけなので、掃除の効果は薄いシーンです。身体がくねっとしていて可愛いですよね。そして、絨毯というかカーペットの敷き方も不安定を増発させる配置。適当にもってきて組み合わさっていてダニがわんさかいそうです。テリブルテリブル。ダニダニ増発って感じ!(ホラー)キラー・ネットはサスペンス映画ですよ!(ミステリー)



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このスマイルとダサイヘンテコ水色のポロシャツ、そしてダサイ腕時計と、私の好きなダサイセット男子なんだけれど、ポールに関してはお洒落なポールがやっぱり似合ってると思うのよねえ。ダサイポールって何だかぴったりこないのよ。この奇妙なちぐはぐ感がキラー・ネットのたまらないところなのだが。そうキラー・ネットはすごく面白い映画なんですよ!(何億回でも言い続ける)

海外の広い部屋に対応している長いコードをすごくリードしながらポールは掃除を一生懸命するシーンでした。コードをさばきながらやってたよね。最後もコードをちゃんと掃除機の所定位置に巻き付けているし。このシーンは海外DVD版のみだったかなあ。日本版はもしかしてこのシーンなかったかもね。私がキャプチャーしたのは全部、当然、海外DVD版からです。何故なら前から何度も書き記してますが、キラー・ネットは日本版DVDはないから。ビデオテープしかない(キラー・ネット関連の記事は全てキラー・ネットカテゴリーに!)

実際のポールは掃除するのかしらね。そりゃ御家庭ではメイドがやるんでしょうけれど。男子はそれほど綺麗好きじゃなくてもいい派です。不潔は困るけれど、家の中は雑然としていても構わないわ。一人暮らししていたとして。あと、家族と住んでいたとしても、母や奥さんがいる御家庭ならその女性陣が綺麗好きなら問題ない。男子であんまり神経質なのも困るよね。仕事で掃除を生業にしてる人は別だけれども。そういう人も家ではガサツであってほしい(願望)。



というわけで、ものすごーーーく久しぶりに登場してやっぱりキラー・ネットになってしまいました。

キラー・ネットはこの他にもお気に入りポールとして割とキャプチャーしてるので、まだネタは繰り広げられます。



近況…… 映画はそれほど鑑賞できてません。映画俳優的には今一番はまってるのは誰になるのかなあ……。俳優という点ではジョセフ・ゴードン=レヴィット君かもしれませんが、男子好みとしては誰になるのかしらね。もちろんジョセフ君にはまってはいるのだが。何だかもーーーーーっとひ弱な感じの地味な俳優にどうしても目がいってしまっている。最近のジョセフ君は華やかになってきてるものね。体型もひ弱じゃなくなってきてるし。


海外ドラマはHuluに加入した為、よく観るようになってます。そういう海外ドラマに出てくるメインキャストというよりも、一回しかでてこない脇役(一回しか出てこなくても犯人役だったり華やかなゲストキャラもいるじゃないですかそうじゃなくて、本当にちらっとしか出てこない脇役)などに目が釘付けになったりしてます。

ウォーキング・デッドはシーズン4の最終話まで、先日、全て鑑賞しました。どーなるんだリック!!!(最後の中二病の台詞に焦りながらシーズン5待ってます)

そう、ウォーキング・デッドは、時間があればその話ごとに感想をぶちかましたいんですけれどもねー。暇だけど書く時間が……。

スーパーナチュラルも、ここにきて見始めて、シーズン2の途中です。今更感に満ちあふれているかもしれませんが、面白いです。最初は弟が可愛いかなーと思っていましたが、最近、兄の魅力に気付きました。ただ、二人とも(特にお兄さん)は、華やか系なので、男子好みとは別です。キャラとして好きって感じかなあ。弟は素朴系だけどたまにすごくキュートハンサムに見えるよね。

もちろんザ・メンタリストは最高。

パーソン・オブ・インタレストというのも最近鑑賞したドラマでは最高に面白かったです。最初の四話だけ地味なのを我慢すると、じわじわじわじわ面白くなってきてはまりました。投げ捨てないでよかった。最初だけ我慢してみてください。五話目くらいから「おっ!?」となってきます。じわじわ地味なんですけどねー。

ドイツ映画もガンガン鑑賞したいけれど、何だかまだリズムが戻ってなくて。

アウグストさんの情報もアウグストさんが肥えてきてからあまり追っかけてなくてすみません。でも過去のネタだけでも私は生きていける!(アウグストさんの映画もキャプチャーしてあってまだアップしてないのありますのだよ……)

ダニエル・ブリュール君はドイツにとどまらず、すごくいろいろな作品に出てますよね。コアファンの皆様はここのところお祭り状態なのでは。

ノーマン・リーダスさんはもうそれこそ私がここで紹介するまでもなく、華やかに活躍なさってるし、ジャポンにはすごく頻度多くきてくれるしで、コアファン様は毎月お祭り状態ですなー!!

私の好きなバーナビー・メッチュラートは私がベルリンの街に訪れないと一生逢えなさそうです……。

そう、何だかんだでやっぱりバーナビー・メッチュラートは理想の一人。太らないし。アウグストさんは巨大化しなければ、バーナビーと並んで筆頭ラブ顔なんですよ!!

あ、でもアウグストさんは声が素晴らしいので、彼の朗読CDだけでも私は生きていけます。本当に素敵な不思議声。


というような感じでしょうか。

また唐突に現れることもあるかもしれませんが、一年に一度くらい覗いてみてください☆ブログはやめませんよ!!私のメモ帳にもなっていて、割と自分のブログを辞書代わりにしています映画メモとして使っていたりするのであった。

ではでは

ポール・ベタニー主演映画 "Blood" のDVDがAmazonUK から到着しました!

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先日、久しぶりに海外Amazonを覗いておりましたの。ユーロ高くなったよな……と目を虚ろにさせながら覗いていたのですが、同じDVDでもドイツで買うと高いがイギリスだと安い(逆もあります)などよくあること。なのでアメリカ、英国、フランス、ドイツは一巡りしていろいろ吟味するのですが、郵送料も何だか国格差が発動することありますよね。

というわけで、今回はAmazonイギリスで思ったより安く買えたのです。

ポール・ベタニー新作が! アウグストさん出演作品も!

到着したDVD


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今回御紹介するポールの "Blood" 、アウグストさん主演の"Wer wenn nicht wir"の英語版"If Not Us, Who?"、アウグストさん出演の "Confession of a Child of the Century " の3本を購入しました。アウグストさん主演映画"Wer wenn nicht wir"は何度かブログでもお伝えしましたが(ドイツ版は既に入手済)、英語版が出てるのは珍しいなーと思って買ってみたの(お安かったし……)。ドイツ映画はドイツだけで完結してる場合も多いですからなあ。もちろん日本版が出ればそれが一番嬉しいのだけれども……。

で、今回はポール・ベタニーの"Blood"を御紹介。これ、もう既にDVDになってたなんて!!

Blood
イギリス映画 2012年
監督:Nick Murphy
出演者:ポール・ベタニー、マーク・ストロング、ブライアン・コックス、スティーヴン・グレアム

全員イギリス俳優さんですなあ。スティーヴン・グレアムさんは『インクハート』にも出ていたのか!


もちろん今回も完全に視聴はしてないです。海外から到着したDVD状態を確かめる為にざっとチェックしただけです。ミステリー仕立てっぽいので、最後までは鑑賞しておりませぬ。

トップの写真で御紹介したのは、DVDのトップメニューをキャプチャーしました。上の部分は映像が流れるようになってるので、キャプチャーする場所によって画面が変わる感じです。ほら、上で御紹介したのと↓で御紹介したのは上の部分が違うざましょ?

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このトップメニューに行く場面のポールがすごくカッコ良いんですよ。最初、横方向に歩いているのだけれど、文字方向に向かって最後は歩いて行くのよね。多分、映画のシーンを上手に使っているのだと思うわ。入手した方は是非チェックしてね。


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歩いているポールが……


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沼(?)の地平線に向かっていき……


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そしてBLOODの字が地面から浮き上がってくる……

ポールのいつもの歩き癖が観られて嬉しいです。少し傾いてるのよね。

英語版なのですが英語字幕はナッシングでした。。← 間違えました。英語字幕出ます。

すごく面白そうなのと、ポールが果てしなくカッコ良いです。確かに、昔の若い頃と比べたら加齢は感じるの。それは人間、生きている限り、歳は重ねていくのだから仕方ないのよ。老いは生きている限り誰にでも訪れる。クレオパトラにだって楊貴妃にだって訪れたのだから。

老けたなー(ネガティブな意味ではなく)と、思う表情や体型も垣間見られるのだけれど、それでもやっぱり、もんのすごーくカッコ良いのです。髪型もフェミニンクールで最高です。

イギリスの暗い感じがまた風景的にいい感じの映画ぽいですよー。日本版出て欲しい~。

少しだけキャプチャーしてみました。

『ギャングスター・ナンバー1』でポールは怪優マルコム・マクダウェルの若き頃を演じましたよね。皆さんご存じの通りです。マルコムとポールが似てると感じたことはあの作品を観ている時も、今でもそう思ったことはないのですけれど、今回、このキャプチャーをして「ああ、何となく確かにニュアンスは似てたのかも」と初めて感じましたよ。二人の共通はイギリス人ってだけですからね。イギリス人が全員同じ顔とは限らないけれど、やはりイギリス人気質というか根っこのところは何か繋がりがあるんでしょうなあ。


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↑この顔をそう感じたの。もちろんクリソツじゃないですよ。ないのですが、何となくね。ポールが加齢してマルコムの歳に近づいてきたせいかもしれない。


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こういうポールいいですよね。レギオンやらプリーストやらのヘンテコアクション映画はひとまずしばらくお休みして、こういう作品にいっぱいでて欲しいなあ。左は共演者のマーク・ストロングさん。ロバート・ダウニー・Jr主演映画『シャーロック・ホームズ』でシャーロックの敵役をやってた方よ。私、この映画でマークさんを拝見した時に、私が過去に好きだったアンディ・ガルシアと勘違いしてぬか喜びしてたのであった……。マークさんはかなり良い作品に沢山御出演してるよねー。『キック・アス』にも出てたものね。その時はアンディ・ガルシアには全然間違えなかったのだが……。


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ポールの十八番。煙草シーン。私生活のポールは禁煙してるけれど、こういう映画では偽タバコじゃなくて本物を吸ってるのかしらね。相変わらず煙草が似合うのよー。


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これは容疑者(?)の家で「言ってやる課」を発動させてるポール。『ギャングスター・ナンバー1』でも、裏切り者っぽい人をキッチンで追い詰めてるポールいたじゃないですか。それを彷彿とさせたわ!!


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言ってやる課を発動させすぎた為、相棒(というか兄弟?)になじられて涙目になってるポール。『キラー・ネット』の涙目ポールを彷彿とさせて、脳味噌が沸騰しそうになりました!!ここのポール表情最高ですぅぅぅぅぅぅぅ。

と、さらっとキャプチャーです。

字幕があっても、ちんぷんかんぷんかもしれませんが、時間を作って最後まで鑑賞してみたいと思ってます。


それにしても、今回、購入したDVD。セルDVDなのに、レンタルビデヲのように、強制的に新作予告を観させられるので「うへえ」となりました。特にこの"Blood"の予告強制っぷりには参りましたよ。新作予告はタイトル画面で選んで観られるようにして欲しい。レンタルなら仕方ないとは思うけど、セルDVDでこれやられると「うおおおおおおおおおおお!?」となります。それがまた、気楽な予告トレイラーじゃなくって、かなり本編見せまくりの長い予告なんですよ。どれもこれも、都市を上からみた映像から始まる映画なのよ。どういうことなのよ全く。一応、予告は早回しはできるし、次の予告にスキップすることはできるのですが、タイトルボタン押してもスッとタイトルには行かない仕様なのであった。



先日、御紹介したのとまた違うトレイラーを貼っておきますね。このトレイラーは何となく全体像がわかる感じですよね。私が今回キャプチャーしたシーンも入ってますのう。





アウグストさんの"Wer wenn nicht wir"は何度か記事にしているので、今回は記事にしませんが、"Confession of a Child of the Century "は何枚かキャプチャーしたので近いうちに記事でアップしますねー。すごくダサイ映画っぽくって震えます……。何がダサイ感じを醸し出しているのか少し分析したくなるような雰囲気がぷんぷんです(ジョジョ風)。ヘンテコっぽいです。いい感じです。


ではでは、たまにしか最近は登場しませんが、ゆっくりと遊びにいらしてくださいませ♪

マージン・コール

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マージン・コール 原題:Margin Call
2011年 アメリカ作品


監督/脚本:J・C・チャンダー

出演者

ケヴィン・スペイシー
ポール・ベタニー
ジェレミー・アイアンズ
ザカリー・クイント
ペン・バッジリー
サイモン・ベイカー
スタンリー・トゥッチ
デミ・ムーア


あらすじ(Amazonから引用)――

2008年、ニューヨーク。ウォール街の投資会社で大量解雇が始まった。解雇対象となったエリックは、アナリストのピーターに「用心しろよ」と意味深な言葉を残しUSBメモリーを託す。原子物理学の博士号を持つピーターは、その部署でリストラから生き残った数少ない1人だった。その夜、エリックから引き継いだデータを調べるピーターは、会社倒産をも招く危機的事態に気付き上司のサムに報告すると、深夜、緊急の重役会議が開かれることになる。8兆ドルもの資産の命運を左右しかねない状況で、彼らは経済的・道徳的にも崖っぷちに立たされることになっていく。決断の時は、刻一刻と迫ってきていた……。

簡単な解説(ウィキペディアから引用)――

この作品は自主映画として制作された。大手投資銀行(大まかにリーマン・ブラザーズをモデルとしている)の24時間を舞台とし、2007年に発生した世界金融危機に焦点を当て、金融危機のあいだに従業員たちが取る行動が描かれる。


日本語字幕付きの予告(日本公開はされてないんですが(DVDは日本版は出ました。私もそれで鑑賞したの)、有志の方が日本語字幕を付けてくれたようで、それを御紹介♪ 





久しぶりに作品として面白い映画に出会えた。そしてポール・ベタニー出演作品としても、近年では一番かも! というほど気に入ったわ♪

ネタバレを豪快にしつつ(最後のシーンなどには言及しません。雑感は述べるけれど)、一緒に『マージン・コール』を振り返ってみましょう。是非、作品を御覧になってから、立ち寄っていただけると嬉しく思います☆

二度続けて観て、より納得がいきましたの。もちろん一度観ただけでも、単純なお話ですし、それほど混乱はしないんですが、経済的なお話な為、「あれはどういう意味かな?」 と考えているうちに、するすると話は進んでいってしまいますのよ。私が経済に詳しければ脳内で立ち止まらないで、すんだのだろうけれども!

しかし、娯楽映画ですから安心してください。経済に疎くてもエンターテイメントとして鑑賞できるように上手に料理されてます。

二度続けて観たのは、すぐにキャプチャーしたいがためでした。この情熱、最近観た『プリースト』では見受けられなかった、私の熱き魂。『プリースト』の感想は長かったけど、わざわざキャプチャーしたりしなかったでしょ! 公式スチールだけで乗り切ったともいえよう。しかし、少し反省してるんですよ。監督の手腕にばかりギラリと目を輝かせてしまって、ポールをそれほど堪能しなかったんじゃないか――と思うのです。『プリースト』に関しては。

だが、『マージン・コール』では存分にポールを堪能しました! 他にも素晴らしき俳優さん達が絶妙の演技。そして、ポールはこういう役柄ぴったりです。現代版のチョーサーっぽい雰囲気で、まさにポールの十八番演技だったんじゃないかしら。軽妙でいながら、人情にも厚く。だけど、ドライに割り切ることもできるといった、まさにポールの為に用意された役柄ともいえましょう!

ポールの魅力は感想を述べながら一緒に熱く語りますわね。

まず、作品全体の感想を。あらすじや、解説にある通り、「金融業界のとある一日」を描いた作品です。ただ、派手な演出ではないし、金融映画作品で有名な『ウォールストリート』みたいな大げさな雰囲気は殆どないの。だが、そこでおこっている現象は、相当に大事件で、実際に数年前に大変な状況に陥った金融危機を描いているのですよ。しかし、的を絞った演出のおかげで逆にリアル感を醸し出していたような感じ。秘やかでありながらも大変な出来事……が、一つの投資会社を発端にして――といったシチュエーションをじっくりと淡々とそれでいて、どうなるのかしら……といったハラハラ度も見せつけてくれる、小粒ながらも大変に素晴らしい仕上がりになっておりますの。

もちろん、細かく突っ込めば突っ込める場面もあるんですけどね。でも、意外と危機に面している時って、こうやって少人数で何となくあっけなく企業の舵取りをしているのかも――とも思えますのだよ。マンハッタンにそびえ立つビルがバーンと爆破されて、金融危機がおっぱじまる! ダイ・ハードなブルースが割れた窓から飛び込んできて、「株価の操作はやめろ! 今すぐにだ。そうしないと大変なことになるぞ!」と、ジェレミー・アイアンズに食ってかからなくても、経済は回っていくのでした。無論、そういうダイ・ハードな金融危機も、面白そうですけどね! しかも『ダイ・ハード3』では実際にジェレミー・アイアンズがブルースの敵として出てきてましたし♪ 美麗ジェレミー。

しかし、地味な映画でもないんです。この監督は演出が上手。金融玄人は、騙せないかもしれませんが、エンターテイメント的に一般市民を魅了できればそれが最高なんですよ。ジェレミーだってこの映画の中で言ってたじゃないですか。「赤ん坊や犬でもわかるように、俺にその小難しい話を教えてくれよ?」てね。 それ娯楽映画では大事な要素です。わかりやすくっていうのは大事。

地味ながらも俳優の出し方が上手なんです! じわじわと少しずつ、あの俳優がこう、この俳優がこう……とその見せ方が大変に良かったです。ストーリーにあった展開でした。ワクワク感があるんですよ、ものすごく。

俳優さんがゴージャスでしたからね。自主映画なんだけど、シナリオが良かったので、きっと素敵な俳優さん達も納得して出たんじゃないかな。ギャラというよりも作品に惹かれてやってきた人たちって感じ。

この作品はポールの情報カテゴリーで、撮影開始時からずーっと記事にしてきました。だから、何かこう感動もひとしおです。「あのロケがここか!」みたいなね。お時間がありましたら、ポールカテゴリーの情報部分をチェックしてみてください。当時のロケ風景などが垣間見えますよ♪ マージン・コールとしてのカテゴリーではないので、他の記事も混じってしまってますが、プレミア風景を含めて結構『マージン・コール』には焦点をあててたのでチェケナです。

キャスティングディレクターにも拍手を送りたい。素晴らしいマッチングっぷりでした。これぞ配役の妙といったところ。ばっちりのキャスティングです。私がハリウッドで仕事をするとしたら、このキャスティングディレクターといった仕事に就きたいです。それは前からそう思ってます。もちろん監督の意向やプロデューサーの意向なども反映されてるんでしょうけれど、コーディネーターをするのは、多分、キャスティングディレクターなんですよねー。やってみたいなあ。もし、自分がアメリカ人だったら大学で映画関係の学科を専攻してたと思うなあ。あちらは演劇、映画関係の学科、普通の大学でも充実してますものね。いいなあ。

さあ、俳優さんを中心に物語を追い掛けてみましょう。公式スチールと、私がキャプチャーしたものが混在しています。どうしてもポールファンですから、ポールの写真が多いのは御了承願いますわ。足りない部分は言葉で補っていきますね。でも、言い訳じゃないんですが、本当に登場した全員が素晴らしい役者さんばかりで、それぞれの見せ場をもっとキャプチャーしたかったのです。すごい量になってしまう為、断念しましたが。

ではスタートです☆


マンハッタンの素晴らしい眺めを有するビルの上空にある、投資会社のある一日が始まります。


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最初、ポールは普通の平社員(?)がいるようなデスクがある場所に座っているの。ポールの仕事上での、立ち位置がよくわからなかったよね。二度目で確実に把握したけど。

ある朝、オフィスが少し慌ただしい。監査みたいな人が入ってわらわらするんだけど、ポールは部下らしき人に「気にするな、仕事を続けろ」とアドバイスをする。

そう、この映画、上司と部下の物語でもあるんです。全員が上司と部下の繋がりで出来上がっていて(サラリーマンなんだから当たり前ではあるのだが)、一番下っ端の部下、その上、その上……と、次々と逆入れ子(逆マトリョーシカ)状態に披露されていく部分が鮮やか&艶やかで素晴らしかったです。サラリーマンが大好きな私にはたまらない映画でした。もちろん、ヒエラルキーをこれでもかと見せつけられるピラミッド構造でもあるんですが、非情な金融エクゼクティブ資質の人ばっかりと思ったら……人情もあり、先輩と後輩もあり、アメリカならではの、年下だけど自分より地位が上もあり……と、もう、見所満載。鼻息が荒くなりました。

エクゼクティブビジネスマン大好き!!(大興奮)

ポールは、朝の慌ただしい雰囲気にも冷静に対処してます。

監査みたいな人たちは、リストラ係員みたいな人たちで、リストラ対象の人に声をかけ、「今日付であなたはクビです」と言い放つのだった。このあたり、ものすごくシビアなアメリカ企業を感じるわ。これはこの映画に限ったことじゃなく、バブル時代のサクセスアメリカ映画でもよーく出てきた描写です。リアルなんだろうなあ。日本でも外資系は、そうなのかもしれませんが、やはり、なじめない光景です。

大量解雇の日だったのね。解雇対象は一人だけじゃない。大量の中の一人がこちら。


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エリク・デイル(スタンリー・トゥッチ)はリストラされてしまう。個室も与えられているほどの方でもバッサリ。その日のうちに(一時間もしないうちに!)追い出されるの。私物の整理だけ認められて、やりかけの仕事も誰にも引き継げません。携帯もすぐにアカウントを取り上げられて通じなくなる。もちろん私用の携帯も所持はしている設定なんですが、基本的にはビジネスに使っていた携帯で九割型、やりくりしてたんだろうなーといった感じなの。で、リストラされるに当たっての条件などもズビシと言われ、明日の朝までにその条件を呑むかどうか決めてくれと通告されてしまう。でも、オフィスを出るのは今すぐなのよー。シビアァアア! エリクさんは、リスク管理部門に所属していた為、機密事項を扱っているデリケートな仕事でした。だから、私物を片付ける時も、警備員付きになってしまいます。他の金融業界に情報を渡されては困るからでしょうね。うーんアメリカ。

仕事の机に家族の写真を飾って置くのも、まさにアメリカっぽいですよね。

そこへ、ウィル・エマーソンを演じるポール・ベタニーが訪ねてきます。ウィルという名前はすごく良かったですね。他の人からウィルと呼ばれるたびに私は悶えてました。そして電話などで「もしもし、ウィルだけど」というポールに鼻血が出た私です。だらりん。


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このポールのポーズ。ポールの十八番です。相手を牽制するというよりは、オーケー? 大丈夫か? といったジェスチャーです。もちろん、やんわりとした「落ち着けよ(牽制)」みたいな意味も含んでいるんでしょうけれど、エリクさんは、別に激高したりしてません。気落ちはしてるけどね。ここではポール演じるウィルとスタンリーさん演じるエリクのビジネス的立ち位置はわからなかったわ。ウィル(ポール・ベタニー)は最初のシーンで、普通のフロアにある机に座っていたせいで、個室を与えられているエリクが立場上かと思ってました。けれど、同期で入った同僚……みたいなね。そういう雰囲気も醸し出していたから。


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ポールはどうやら、人事に多少関係してるのかな。若干、人事系統に事情通っぽいんですよ。後で、ポールの役職は何かわかるんですが、それからすると特に人事部じゃないの。でも、人事部に知り合いというか仲良しがいるのかもですねー。というのも、エリクさんは「俺の解雇に絡んでいるのは誰なんだ? ○○か?」などと、ポールに質問するの。ポールは「言えるわけないだろ?」(……この台詞を言うってことは、実際には事情を知ってるわけね)なんて言うのよね。で、エリクさんが、ある人の名前を出すんだけど、ポールは思わず黙っちゃうの。それでその人がエリクさんの解雇に関与してるんだな――とわかってしまう。だけど、どうしょうもないんですよ。ポールも「俺も何もしてあげられなくて…すまない」なんて謝るし。エリクさんも、諦めてそれほどは怒りません。「お前のせいじゃないさ」と、ポールに言ったりもしてたかな。

で、ウィル(ポール)はサクッと「幸運を!」といって部屋を出て行きます。グッドラック!

しかし、エリクさんはどうしても引き継ぎをしたい仕事が残っているようです。


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解雇されたエリク直属の部下はこの二人。ボスが解雇されて呆然とする二人です。左はピーター・サリヴァンを演じたザカリー・クイントさん。右、セス・ブレッグマンを演じたペン・バッジリーさん。 この二人も、性格が全く違い、その特徴が演出によってうまく表現されて、素晴らしかったです。まさにファービュラス。ある意味、若手の主役はピーターを演じたザカリーさんでしたね。

二人の性格は上司であるエリクとの挨拶でもくっきりわかります。ダンボール箱を持ったボスを見送る二人。エレベーターホールの前で、セス(ペン・バッジリー)さんはまずこう声をかけるのだもの「ボス、人事は俺たちのことは何かいってましたか?」 まずそれだもの。失礼だもの。 彼の性格付けはわかりやすくて面白かったです。上の写真でいうと右の人ね。会社に入って一年くらいの新入社員。他人の給与額と、クビにされるかされないか、が、気になって仕方ないエリートサラリーマンなわけ。弱気というよりは、ミーハーっぽい雰囲気かな。でも、そんなに嫌な奴ではないんですよ。それは観ているとわかります。けれど、ボスが去るというのに、慰めの言葉をかけず、「俺たちもクビですか?」っていうことを聞いちゃう失礼な若手なんだけどね。すぐに、先輩格のピーター(ザカリー・クイント)に、「ジーザス!何てことを聞くんだ」なんて言われてたけど。


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そう、ピーター演じるザカリーさんは、金融業界を選んでおきながら、ボス達の法外な報酬に「狂ってる!」と感じる良識的な人を演じています。でも、正直にお金に魅力があってこの会社に入ってきました――と、後の場面で答えるところも出てきます。温和でいい感じのサラリーマンとして彼は活躍します。そういえば、ザカリー・クイントさんは、実生活でカミングアウトしたばかりですよね。確か『マージン・コール』のプレミアしてた時期にカミングアウトしたはず。私、その時は、まだザカリーさんの作品を観てなかったんですが、先日、海外ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』を観ていたら、彼が出演していた! インテリアデザイナーのわかりやすいオネエ系なキャラで出ていました! 特に彼のセクシャリティーを知ってなかったとしても、インテリアデザイナーの役はピッタリだったよ! そして『マージン・コール』での誠実そうな役もぴったり。役者さんってすごいなあ。彼は相当に濃い顔ですけどね。まゆげも濃いし、腕の毛もすごい。けれど、何だか爽やかな雰囲気なの。イーライ・ロス監督に顔が似ているよね。『イングロリアス・バスターズ』にもイーライ・ロスは役者として出ていたけれど。彼に似ている……。

映画に戻りますが、解雇される上司エリクとエレベーターで別れる直前にUSBメモリーを渡されるのはピーター(ザカリー・クイント)なのでした。重要なデータを託される。そうそう、別れの言葉もピーターはちゃんと上司に述べてたよね。

その渡す時には、給与が気になって仕方ない若手社員はいなかった。彼はさっさと席に戻ってしまってました。でも、ボスには「幸運を!」といって去っていったよ。

物語が進むとまた解雇される人が出てくるんです。その時は別の人たちなんですが、「幸運を!」という言葉を言われていたよ。解雇された時はみんなこう挨拶するのか!去る人に向かって言うわけだ。映画って会話の勉強になるね。私はいつも叫んでいるように、英語をしゃべれないけどね!

ここで、いよいよケヴィン・スペイシーの登場です。サム・ロジャースという、魅力的な人物を演じます。


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ケヴィン・スペイシーは、はっきりいって最高に演技上手です。まさに役者。役者魂を炸裂させてる人は上手だけど、くどいイメージもつきまとっちゃうと思うの。しかし、ケヴィン・スペイシーは上手にそのくどさを相殺させてるタイプだと思うなあ。今回、この作品に出演した役者さん、全員演技が素晴らしかったけど、ケヴィン・スペイシーは頭一つ抜きんでていると感銘を受けました。表情で全てを語れるタイプですし、ジェスチャーも台詞の言い回しも最高です。そんなに派手な役柄では今回ないのですが、しかし、彼の名前がクレジットでもトップなように、彼の物語でもありました。ケヴィンに男子として惚れたことはないけれど、いつも観るたびに上手だなあと舌を巻いてます。にょろーん。といってもそれほど彼の作品を本数多く観てるわけじゃないんですけどね☆ 

サム(ケヴィン・スペイシー)はポールの上司として登場します。ほらここで、逆入れ子(?)現象が花開いていきます。朝、個室のオフィスでサム(ケヴィン・スペイシー)は、何故か涙ぐんでるんですよ。まさか大量解雇された部下を思って……?


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ウィル(ポール・ベタニー)が、サムの部屋を訪れて様子を訪ねます。「禁煙ガムでもどうですか?」と。 で、涙ぐんで沈んでいるサムに気付くウィル(ポール・ベタニー)なんですよ。きゅーん☆ ここで注目すべき会話は、ウィルが上司のサムに「平気ですか?」と聞くと、サムが「俺の犬がもう駄目みたいなんだ。一日の治療に千ドルもかけてたのに!」と泣き怒りするの。

このシーンからでもエクゼクティブっぷりが見て取れますよね。その金額をかけられるほどのサラリーを、もらってるんですよ。一日で千ドルですよ? 普通のサラリーマンには払えません。サムの発言はこうやって書くと、金持ち特有の嫌らしい台詞に聞こえちゃうかもですが、サム本人はそういう人じゃないんです。相当に敏腕な腕前の人なんだけど、所謂、良識派系の人なのね。もちろん、シビアな決定を下してきたからこそ、腕をかわれてずーっと何十年もクビにならずに過ごしてきたんだろうけれど。でも、もっとシビアだったら……という描写が後でちゃんと出てくるんですよ。そのあたりすごく上手な演出でした。

ここのシーン良かったですよねー。ウィル(ポール・ベタニー)は、上司のワンワンに対する情熱に引き気味になるんですよ。表情でちゃんとそれがわかるんです。さすがポールです。彼も本当に上手。そして、ウィル(ポール・ベタニー)は、沈鬱なムードを払拭するように、大変上手に話題を切り替えます。「ボス、解雇の通達は終わりましたよ」と、するとサム(ケヴィン・スペイシー)は、仕事モードになり、部内のみんなを集めるようにウィルに言うのだったかな。で、ウィル(ポール・ベタニー)がみんなを集めるジェスチャーが最高なんですよ!! そのジェスチャーは後にも出てきますから、その時に☆

サムは残された部下に(クビにならなかった部下達)、鼓舞するようなスピーチを行い、金融な一日が始まの。

そして夜になるのね。

解雇されなかったハッピーな状態を祝う為、社員達はそれぞれ夜の街に繰り出す。クラブに行ったり、バーに行ったり。

あの二人の若手社員、ピーター(ザカリー・クイント)とセス(ペン・バッジリー)は、どうしたかというと――人の給与明細が気になる若いセスは飲み屋へとピーターを誘います。ピーターの方が年上のようなんだけど、役職がまだ二人ともついてないせいか、平社員としてフレンドリーな付き合い方。

しかし、ピーターは残業するとセスに告げます。そんなに浮ついてないタイプなんですよピーターさん。こんな日くらい来いよ!と誘われるんだけど、その場では断って、後から行くよと返事をするのね。

で、ピーター(ザカリーさん)は自分の仕事をし始める。――この夜のオフィスがまたいいんですよー。ピーターさんは平社員だけど、たまたま窓際の席なの。で、マンハッタンの夜景が一望できるのであった。――朝、解雇された上司エリクに託されたUSBメモリーを、ふと、チェックしてみる気になるピーター。

で、その残されたデータを自分なりに解析しているうちに……大変な状況に気付いてしまいます。でも、大げさな演技じゃないのよ。そう、映画全体的に大げさに「ばあああああああああん」みたいな効果音が鳴り響いて、ウォール街の危機!! といった煽りはしないの。でも、その控えめな演出が秀逸☆ グン☆バツ

ピーターさんは、まず、解雇された上司エリクに電話をします。しかし、解雇された直後に携帯を解約されている為、繋がりません。私物の携帯にも繋がらないようです。しかし、誰かに伝えないと。そして飲みに誘ってくれていた若手社員セス(ペン・バッジリー)さんに電話をする。ここのやりとりも、いいよね。ここで、ウィル(ポール・ベタニー)の立ち位置が徐々にはっきりします。

ピーターはウィル(ポール・ベタニー)をオフィスに戻したいのでした。大変だから来てくれと。部署の仲間で飲みに行ってるだろうから、まだ同じクラブ(バー)にいるだろうと、ふんだのね。で、若いセスに「ウィルと一緒にオフィスに戻ってきてくれ」と頼むわけ。


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ここでセス(ペン・バッジリー)さんの、この発言。「上司の上司を呼び出すだって?」 なるほど……解雇された上司エリクの上司がウィル(ポール)だったのね! と私はここで地位を把握した。だけど、エリクに個室が与えられていたのに、何故、ウィルには個室が与えられてないのかなーと、まだ不思議な気持ちでいたんですけど。


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ピーター(ザカリー・クイント)さんは、セスの嘆きにこう切り返します。「エリクがいなくなったんだから、ウィルが俺たちの直属の上司だろ?ってことは緊急の呼び出しをウィルにするのは当たり前だろ?」的なニュアンス。 

鼻血です。この上司と部下関係に鼻血です。で、ウィル(ポール・ベタニー)は先ほど御紹介したサム(ケヴィン・スペイシー)の部下なんですから。もう大変な鼻血。上司がいるから部下がいる。平社員がいるから上がいる。たまりません!!サラリーマン最高! 日本ほど上下関係はないんじゃないの?といったイメージを、アメリカ企業に対して持っていましたが、それでも明確な上下関係がこれでもかと出てくるの。確かに名前の呼び方なんかは、フリーダムよ? 上司にミスターなんてつけてないですよ。みんな名前で呼び合ってるからフリーダムっぽいのよね。ラフではあるけど、上下関係はばっちりありますの。上司の前では平社員は緊張する場面もあるんです。

これも、面白いんですが、直属の上司くらいだと、年齢もそう差はない場合もあるせいか、フレンドリーに話し合いなどをして、それほど部下も緊張したりしてないの。その一つ上の上司が出てきたりすると、多少緊張が走るんですよねー。つまり、解雇されたエリクもウィル(ポール・ベタニー)の部下では、あったんだけど、その二人の間は同期の桜っぽいフレンドリーを感じましたのよ。で、上の上司になるほど、雲の上の存在になるのか、意外と上司の上司の上司が誰かまで把握してなかったりするんですよ平社員どもは。これは映画だから、そういう演出にしたのかもしれません。上司の上司の上司くらい上になると、平社員とその上の上の上の上司の接点は皆無になるんでしょうな。そういった描写も出てきます。それもまた鼻血。

アメリカにおける、会社上下関係雰囲気が楽しめて眼福率マックスでした。サラリーマン構造が好きな私には本当にたまらん映画なのであった。ふがふがふが。


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映画に戻ります。酒場にいた若手社員セスは、仕方なくウィル(ポール・ベタニー)を探すの。で、ウィルは、他の若手社員を前にすごーく楽しそうに喋りまくってるんですよ! そして周りの若手社員も、ものすごく楽しそうなの。あああああああああ。ポールの働くオフィスで部下をやってみたいですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ。うおおおおおおおおおお。それか、後で出てくるんですが、ウィル(ポール)が上司を大事に思っている気持ち……などもすごくツボなんです。ポールの上司でもいいかもしれない!犬みたいにポールは忠実よ。上司であるサム(ケヴィン・スペイシー)を頼るの。もんのすごい鼻血シーン続出です。

地味な映画だけど、私は『プリースト』を鑑賞した時とは比べものにならない、数億倍の血を体内から放出させてました。

ポールは忠実なワンワンも演じられますよ。ワンワン。

可愛いよー。

ワンワン。

素敵だよー。

ワンワン。

ふんふん(鼻息)。

酔っ払ったセスとウィルは、オフィスに戻ります。真面目なピーターに「この点数稼ぎめ」などと上機嫌に毒舌しながら、部屋に入ってくるの。


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陽気な二人に、ピーターは説明し始める。飲んできた二人はそんなすぐには頭が切り替わらない。しかも、二人ともオフィスに酒瓶を持ってきちゃってるし。飲んでるし。瓶を紙袋に包んだまま飲む――この形式、たまにアメリカ映画で見かけますよね。日本にはない風習じゃないの? 紙袋にこうやってラフに包んでもらうっていうのも、日本じゃそんなにはないかもね。紙を外して飲んだってもいいのでしょうが、袋をねじって落ちないようにして、飲んでるの。


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まだウィル(ポール)はラッパ飲み。そして若手社員セス君も、机の上には置いたけど、紙袋入りの酒を所持してるのがわかりますよね。セス君はこの後も飲み続けてた。違う場所に移動するんだけど、そこでも飲んでたよ。

陽気な二人も、ピーターが示す資料の結果に、動揺を隠せなくなります。直属の上司となったウィル(ポール・ベタニー)は、途端にビジネスの顔になり、ピーターに向かって、「この資料はお前と解雇された上司エリク以外に見た奴はいるか?」と問いかけます。ピーターは、「エリクと、今ここにいる俺たち以外には、誰にも知らせてません」と答える。

エリクに連絡がとれないとわかると、ウィル(ポール)は、エリクの自宅に電話かけるのです。この電話のやりとりも、電話応対英語がわかって勉強になりますよね。ポールの話す英語はさすがのイギリス英語でわかりやすいと思うんですが、ニューヨーカーという設定だから、ニューヨーカー訛りを忠実に再現したりしてるのかしら。当然、アメリカン風な言い方には、してるんでしょうけどねー。ポール自身も、結婚してからずっとニューヨーク住まいになってるし。そういう英語ニュアンスは英語の達人に解読をおまかせします!(他力本願)

解雇されたエリクは自宅にも戻ってません。自宅には奥さんがいました。もう夜中をすぎているのに、帰ってないようです。それで、ウィル(ポール・ベタニー)は、すぐにメモ帳に、とあるバーの名前を書き、若手二人にそのメモを渡し、「エリクはこの店にいるかもしれないから、連れ戻してくれ」と命令を下すのでした。車は手配しておくから下に行って車を待て……みたいになるのです。格好いいポール!

エリクを連れ戻す間にウィルは何をするかというと――、もちろん今度は自分の上司をオフィスに呼び出すのです。帰宅途中のサム(ケヴィン・スペイシー)を呼び戻す電話をかけます。サムは動物病院に寄ってグッタリしているワンワンに涙した後、車に乗っている状態です。ウィルの電話に「こんな真夜中にオフィスに呼び戻すのか?」と、困惑しますが、ウィルは先ほどのピーターと同じ状態で、とにかく大変だから戻ってと、サムに訴えるのでした。


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戻ってきたサム(ケヴィン・スペイシー)に自分がされたと同じように説明するウィル(ポール・ベタニー)。説明しているポールの顔はどれも素敵でショットに迷ったんですが、ちらっとポール自身の癖である、舌で唇を舐める仕草が出ていたのね。そこをミラクルショットしました!ふふふふふふ。さりげない癖だけど可愛いですよねー。ポールの癖をキャッチアップ!

一回目に鑑賞した時は、この個室は上司サムの個室だと思ってしまいました。サムの個室で情報を展開しつつ(パソコンのモニターに映し出し)、説明しているのかと。でも、ここがウィル(ポール・ベタニー)の個室だったようだわ。 後から出てくる別のシーンでは、もっとポールの個室状態がわかるのです。そこで、「ああ、そうだわよね。部下のエリクだって個室を持っていたんだから、ポールが持ってないわけないわね」と、認識しました。

上司サムも事の重大さを理解します。そして、「この資料を作った若手はどこだ?」とウィルに聞く。「ピーターともう一人はエリクを探しに行かせてますけど?」とウィルは答えます。「すぐに戻ってくるように言え」とサムに指示されるのでした。


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エリクをのんびりムードで探している二人。車内でたわいもない会話をしています。ただ、先ほどの資料によると、とてつもない経済危機がおこる事態になるわけで、外に歩いている人の生活が変わるかもな……みたいなムードにはなってます。しかし、お金の話が大好きな若手社員セス(左の人)は、ピーター(右の人)に社員の給料話を繰り広げ始めるのであった。「ウィル(ポール・ベタニー)の給料が幾らか知ってるか?」などとピーターに問いかけるのよ。ピーターは適当に答えるんだけど、一桁違うと言われて仰天しているシーンです。「ウィルレベルで、250万ドルだぜ」と、若手セスに言われて「ジーザス!狂ってる!」ってなるんです。これは上司であるウィル(ピーター)をバカにしているわけじゃなく、金融業界の給与体系のクレイジーさに呆れるっていう話なんですよ。で、ピーターはセスに「お前どうしてそんなの知ってるんだ?」と聞くの。するとセスは「ウィルは気楽に答えてくれたよ」と言うのだった。

気さくなウィル! こういった本人が出てない場面で、そのキャラの性格を示すというのも、大切な手法です。聞けば答えてくれるフリーダムな上司なんだな♪ というのがわかります。ウィル(ポール・ベタニー)の人となりがわかるシーンですね。そして、そういうのをまたズケズケと聞いちゃうセス君の性格もより露呈するの。「上司の上司を呼び出すなんて!」と、酒場では文句を言いながらも上司の上司に直接、年俸を聞いちゃってるわけですからね……。セス君ってば!

この後、二人はエリクが行き着けらしい、バー(ストリップバー)に行ってカウンターでちゃっかり酒を飲むの。途中、ウィル(ポール・ベタニー)から社に戻ってくるように言われて、戻ります。

ビルに戻り、オフィスがある階で降りようとすると、サム(ケヴィン・スペイシー)とウィル(ポール・ベタニー)が乗り込んでくる。そして上の階に、ついてこい――ってなるわけ。で、そのままぽかーんと、なすがままの若手社員二人。サラリーマンストーリー最高っす。もぐもぐもぐ。


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目的の階に到着。ウィルはエレベーターから降りる時に、アフターファイブで、既にネクタイがゆるまっていたピーターに、タイを締めろ……とジェスチャーで指示を飛ばします。ウィルは当然ネクタイは既にビシッとしておりました。


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慌てて、タイを正す可愛いピーター君。素直な部下は優秀の証です。給与話大好きセス君は、タイさえも、既にどっかいっちまって、しかもシャツのボタン二つ以上開いてしまってだらしない状態なの。しかも、ここでもまだセス君は酒瓶を持っていたのでした。このあたりの処理方法は、映画で御確認くださいませ☆

二人とも、どこに連れていかれるかわかってない状態です。

とあるミニ会議室にバーンと入っていく上司二人と若手二人。すると、デミ・ムーア姐御演じるエクゼクティブキャリアウーマンなサラ・ロバートソンや、会社の顧問弁護士、そしてもう一人、偉い人が座る席に男性が一人座っております。


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で、深夜緊急会議を始めるのですが、ここでポールの役職がやっとわかります。そして上司の上司は下っ端部下の名前なんぞ覚えてないんだな――というのがよくわかるわよ。ポールは若手二人の名前はさすがに把握してるんですが、サム(ケヴィン・スペイシー)は若手二人の名前なんぞ知らない状態なわけ。そういうのすごく面白いです。エクゼクティブ姐御や、もっと偉い人などは、下っ端部下の名前も顔も当然知らないんですよー。

サムがウィル以下を紹介してるってことは、サムより上の上司は、ウィルレベルくらいが……ぎりぎり理解してるかしてないかの人事なんでしょうなあ。ウィルは取引管理部門。つまり、実際に証券取引などをする実働部隊の部長なんです。その描写は後の方でよくわかりますよ。そして、若手二人はリスク管理部門の平社員だったの。リスク管理部門の部長が解雇されたエリクだったのよ。そのリスク管理部門の上が取引管理部門だったようですぞ。だから、ウィルが実質上の上司になるの。その上がサムになると。

ここで、デミ・ムーア姐御の写真はキャプチャーしなかったんですけど(ごめんね姐御……)、姐御もかなりの凄腕ビジネスウーマン設定で、今朝の大量解雇にも当然関わっていました。エリクのクビを飛ばしたのも彼女なんです。でも性格的に嫌な女性ではないの。仕事としてやっただけで、感情うんぬんでクビを飛ばしているなんて馬鹿な振る舞いはしていません。ちなみに、今朝のエリクとウィルの解雇にまつわる会話で、姐御によってクビを切られた……というのはエリクにはわかってしまうのね。あのクソアマ!みたいには、なってました<エリク 信頼したのがバカだった!とも言ってたわよね。

解雇されたエリクは、デミ・ムーア姐御に、「どうやら、大変なことになるかもしれないぞ……」と進言してたらしいの。そして、姐御は、もう一人の偉い人(この後、紹介します)と、社長に直接ちゃんと言ってたらしいのよね。金融危機が起きますよと……。ただ、エリクが分析していた資料がまだ完璧ではなかった為、そして、その資料をデミ・ムーア姐御や、もう一人の偉い人は解読できなかった。だから、確実な予測は立てられなかったのでした。

それをピーター君が完璧な資料に仕上げたわけで、サラ・ロバートソン(デミ・ムーア)としては、資料のうんぬんより、ピーター君のプロフィールを面接し始めるのよ。「あなた、大学は何を専攻してたの!?」みたいなのを急に言い出すのよね。ピーター君は始終、謙遜モードで、「この資料の殆どは上司であるエリクが作ったもので、僕はまとめただけなんです」と謙虚な態度。そして大学の質問をされたから答えるんだけど、航空力学を研究してた学部だったらしいのよ。それはこの後も他の人に面白がられるんだけどね。で、数字には強いから、今回の計算もできた――といったニュアンスのことも告げます。姐御に「科学者なあなたが、何故この会社に?」と言われた時も素直に「正直いって給与面で魅力的だったから」と言うの。

突然始まった面接っぽい雰囲気なんだけど、みんなそれほど嫌悪感を抱かず聞いています。

金融ってアメリカじゃ大学で経済をマスターしてる人が多いのかしらね。当然それが王道なんでしょうけど、数字的なシステムを組んだりするのには、理数系の人もたくさんいるとは思うんだけど。確かに航空力学系の人は少ないかもしれませんなー。

そして、この人の登場です。逆入れ子現象勃発。


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やり手の冷酷金融エクゼクティブ、ジャレッド・コーエンを演じたサイモン・ベイカーさん。シルベスター・スターロンに負けず劣らずの垂れ目っぷりですが、その愛嬌ある顔が、冷酷な判断をするのだから逆に凄みが増しますよね。別に殺し屋集団ってわけじゃありませんから、冷酷っていっても、ビジネス的にクールってなだけです。

「あいつは凄腕のゴルゴだ!」

それの金融バージョン。

金の為なら犠牲者が出たって構わない(死人は困る)。そんな体質なんでしょうね。でも、金を稼ぐ会社なのですから、それは正しいのです。違法行為をしてるわけじゃないですし。そのあたりは、社のルールとしても何度か出てきます。違法はよろしくない!といったルールはあるわけよ。

冷徹ジャレッドは、さすがの貫禄で、彼が何かを言い出すと圧倒的な感じはありました。「今は何時だ?」と周りの人に聞いて、真夜中の二時だか三時だか(どっちか忘れましたが、そんな時間)と誰かが答えると「ふぁっく!こんな時間かふぁっく!」みたいになるのよ。静かにいらだってる感じ。

一番、ふぁっきんを会話に挟んでいたのはポール・ベタニーでしたけどね(笑)。もちろん、上司に何かを伝えたりする場合は礼儀正しく会話してましたし、この会議ではそんな発言はしてません。若手社員とのお気楽会話では、ふぁっくふぁっくと気楽に挟んでましたよ。ポールの十八番ですね。私生活でも結構挟んで会話してるタイプだものねポール♪

それにしても、ジャレッド(サイモン・ベイカー)のエクゼクティブっぷりは、持っている小物からして違うもの。若手は若手らしく、それなりのスーツは着ているんだろうけど(平社員とはいえ、他の業界に比べてもサラリーはもらってるのだろうし)、上の地位にいくほどいいスーツを着てました。デザイン的にはもちろん流行のラインを着てる人、スタンダードな人と、わかれてはいましたけど、生地の風合いが違いますよね。それはDVDで観ていてもわかったよ。ウィル(ポール・ベタニー)はいいスーツを着てました。サム(ケヴィン・スペイシー)もスタンダードながらいいスーツでしたけど、彼自身それほど、装飾品や何かに興味がないせいか、持っている小物に金持ちらしさは感じなかったわね。でも、よくチェックすれば、良い品物を所持してたのかもしれない。車のステイタスも、多分、わかる人が見れば、わかるのであろう。

で、ジャレッド・コーエンさんは、時計ブランドに疎い私でもわかるような高級品を身につけていたし、上で御紹介した写真では、細かいデザインは、わからないかもしれませんが、すごくデザインされた指輪をしてるんですよ。コーエンさん(サイモン・ベイカー)ってば。ベルトをイメージしたデザインの指輪だと思うのです。多分どこかのブランド品でしょ? それこそカルティエあたりのラインじゃないのか?エルメスとか……そのへんでしょきっと。シンプルな結婚指輪をしている人はいても、デザイン系の指輪をしてる人は少ないものね男性だと。自営業で派手な職種なら、いらっしゃるでしょう。しかし、サラリーマンだと、さすがのアメリカでも、そんなにデコラティブなデザインをしていたら違和感があるだろう。だから、ぎりぎりのラインで。でも地位が高いからこそ許されるブランド系指輪をする男。それがジャレッド・コーエン(サイモン・ベイカー)だ。

そんなメッセージを指輪から勝手に受け取った私です(電波ゆんゆん)。

ジャレッドはサム(ケヴィン・スペイシー)に対しても威圧的なんだけど、サムは負けてません。それなりに応戦し始めたところで、ジャレッドはウィル以下の若手を部屋から出します。より重要な話をする――といった雰囲気になるの。

部屋を出されたウィルと若手二人。給与明細が気になる男、セス君はウィルに「あの男はいったい何なんです?」と文句を言います。ジャレッドの態度が気にくわなかったんでしょうね。「サムの上司だよ」と、あっさりウィル(ポール・ベタニー)は伝えます。「部屋の中で彼らは何を話し合うんですか?」と部下にまた聞かれます。「冷酷な話をするのさ」と、これまたウィルは答えるのでした。そして、ジャレッド・コーエンの年齢を二人に告げ、それでまた二人はびっくりするのです。40歳で、重役クラスなんですから。サム(ケヴィン・スペイシー)より年が若いのに、成功して、キャリアを伸ばしている男。それがジャレッド・コーエンなのでした。そしてウィルも「俺は乗り遅れたけどな」とも言ってました。つまり超ハイパー出世コースには行けなかったけど……といったニュアンスなのよねー。でも、ポールが演じたウィルは、それなりに処世術は、うまくこなせてるっていうキャラだと思うの。人事部じゃないのに、人事に詳しかったり、仕事もできるみたいなんですよ。ただ、系統的にこのまま会社にいられたとしても、サム(ケヴィン・スペイシー)系の居残り方なんじゃないかしらね。サムも、上と対立するタイプなんだけど、ずっと首を切られず居続けられてるでしょ? そう、このあたりも外資系ならではだと思うの。多少、反抗精神があっても、会社にとって利益を生むのなら大切な人材とみなされるのよ。決してイエスマンばかりを揃えているんじゃないのよね。その流れは最後までみているとよくわかる仕組みになってます。

とにかく、ジャレッド・コーエンは飛び抜けて敏腕で冷酷な切れ者なの。

しかし、そのジャレッドさえも、別に会社のトップじゃない。先ほどのミニ会議で確かジャレッドとサムは二人きりになる。サム「どうするんだ?彼に知らせるのか?」 ジャレッド「もう連絡した」 と、静かにやりとりするシーンがあるんです。

彼とは誰なのかしらね。ついに彼に知らせたか……そうするしかないだろう……といった重い雰囲気。

で、その間、ウィルと若手二人は、ビルの屋上に息抜き(?)をしにいくのです。ここ最高よ♪


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ウィルは冒頭、上司のサムに禁煙ガムを勧めていた時から、自分も禁煙ガムを食べ続けていました。禁煙に挑戦してるみたいなんです。でも、息抜きにはやっぱり煙草を吸っちゃいます。久しぶりにポールの喫煙シーンを観た気がするよ。そして超絶似合う。喫煙モードのポールはやっぱりまぶしいわああ。

ここで、ウィル(ポール・ベタニー)は厭世的で哲学的なそれでいてスノッブな話をしていたわよね。可愛い。急に手すりにのっかって危ない行為をすると、後輩二人が「ウィル、ウィル……やめてください。危ないですよ。いいからおりて」なんて慌てて止めるのよ。すごく萌えた……。吐血ドハアアアアア! すごくウィルウィル言われてるんだもの後輩から……。後輩がうろたえていたもの。 鼻血シーンの一つでしたなあ。ウィルのやんちゃ行為は、男子からしたらタマヒュンでありましょう。タマが縮まる……っていう表現あるじゃない? それをネット男子が生み出したんでしょうけど、どこかで「たまひゅんっ……となる画像集」といった内容で面白くまとめた記事があったのよ。そうかタマがきゅーん……じゃなくて、まさに高いところでタマがひゅんひゅんとする……といった表現をたまひゅん…と今は言うみたいですよ(笑)。このフレーズ、かなり気に入ってしまったのね。で、その時、文字アートで、☆彡★彡というのを見かけたから、改造して ω彡 として最近使ってます。まさに、たまひゅんでしょ? ひゅんひゅん ω彡ω彡


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手で相手を制止するっぽいジェスチャーも、ポールがよくやってる癖の一つですよね。実際には相手を制止しているわけじゃないんですが。手のジェスチャーっていうのは、外人特有だよね。最近、邦画をそれほど観てないから日本映画におけるソレが思い浮かばないんだけど、やっぱり静と動と区別するとすれば、邦画は静な美で、欧米映画は躍動感あるきらめきが多発してると感じます。もちろんどちらがいいという話じゃありませんYO☆


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給与明細が気になるセスではなく、真面目君なピーター(ザカリー・クイント)が、ウィル(ポール・ベタニー)に、「あなた、本当に250万ドルの年俸なの?」と聞くんですが、それに正直にウィルは答えるのです。「そんなにもらって使う暇ある?」とも質問される。細かい内訳さえも、ウィルは気さくに答えてくれるのよねー。まず、半分は税金でもっていかれて……家のローン、車のローン、親への仕送り(キャプチャーした場面)、洋服代、交際費……と、コミカルに答えていくのです。40万ドルは貯蓄に、まわしているともいっていた。「だって先行きわからないだろ?」と、いざというときの蓄えもきっちりやっている、ウィルなのでした♪

あ、それと日本語字幕英語喋りバージョンだと、わからなかったんですが、吹き替え版で観ると、このシーンでウィルの勤続年数が10年目だというのがわかるのよ。そう、吹き替え版で観るとまた違ったニュアンスで会話したりしてるので、字幕版でわからなかった要素が、吹き替え版で理解できたりする場合もありますねー。逆もまたしかり。三度目の楽しみとしては、吹き替え版で観つつ、字幕を出しながらがベターでしょうな。違いがわかるし、きっと字幕では表現しきれなかった台詞が吹き替えだと饒舌になってたりね。ほら、字幕はどうしても制限があるから。でも、吹き替えだと会話すぎてわからないニュアンスも、字幕だと、字ではっきりと表れているからわかりやすい場合もあるしね。ファンなら両方攻めようぜ!いえい!

与太話をしていると、上空からヘリが降りてきます。ウィルは楽しそうに「さあ、救世主の御登場だ!」と叫ぶのでありました。

さあ、いよいよですぞー!

若手が世間話をしている間、上層部はそれなりに深刻に話し合っていました。コーエン(サイモン・ベイカー)と、サラ・ロバートソン(デミ・ムーア)は、一年ほど前にこのような事態になると話し合いをしたらしいのです。それを既に一度トップには話を伝えていたのに……こんなになって。サラ(デミ・ムーア)は「私たちのせいね(もっとシビアに話し合うべきだったし、対処すべきだった)」と、コーエンに告げるのですが、コーエンは「私たち? 君のせいだろ?」と、冷酷に言い放ちますのよ。で、それを聞いていたサム(ケヴィン・スペイシー)は、部屋を出て行こうとするのです。すると、コーエンは「君も聞いていてくれ」と引き留めます。しかし、サムは「もう聞き飽きたのでね」みたいに皮肉を言って出て行くのでした。で、コーエンとサラは、どうするの?みたいな会話をするの。破綻の可能性をもう隠しようがないってね。「市場へ? それともトゥルドへ?」とコーエンはサラに聞きつつ自問自答みたいになるんだけど、サラは「両方へよ」と沈鬱な表情で答える。

トゥルドって何かしらね。市場に知られるのと困るくらいの人物とは……。

そして、コーエンとサラはまた違う会議室へと向かって行くのでした。

その途中、屋上から降りてきた若手三人組と出会います。

ウィル「今、トゥルドのヘリが?」と、ジャレッド・コーエンに問いかけた途端、コーエンはお前らも一緒に来いと、命令するのでした。


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そして、歩いている途中で、コーエンが、三人にアドバイスをします。「いくら険悪になってもごまかさず真実だけを話せ」と。ごまかしを言っても無駄だぞ、威勢も張るなよ?……といった感じ。相当の強者が登場したのでありましょう。会議室には既に上司のサムは到着してました。 それにしても、壁に寄りかかってコーエンの話を聞く、ビッグ態度なポールが可愛いですね♪

そして、深刻な会議が始まります。会社のトップ経営者ジョン・トゥルド(ジェレミー・アイアンズ)がいよいよ登場したわけです。頂点の人がここでバーンと出てくるの。で、カリスマ経営者らしく、気さくな雰囲気なんです。だけど、みんな緊張しまくってます。ジャレッド・コーエンでさえも、顔がこわばっているし、緊張感が伝わります。ジャレッドが何か言おうとしてジョン(ジェレミー・アイアンズ)に制止されると、ジャレッドはすぐに喋るのをやめます。先ほど、ミニ会議をした時、ジャレッド・コーエンはその会議の支配権を握っていましたが、ここは舵にさえ触らせてもらえません。この会議(船)を動かしているのは経営者のジョン・トゥルド(ジェレミー・アイアンズ)なのです。素晴らしきこの構造。どんどんと上の組織がお目見えしていくっていうのは、華々しくていいですよね。登場の仕方からして違うもの。自宅からヘリでくるんですよ!? アメリカの成功者は桁が違うような気がしますよ。


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気さくで柔らかいモードだからこそ、逆に怖いカリスマ経営者。ジェレミー・アイアンズにうってつけの役柄ともいえましょう。

でも、今回、どの役でもきっと全てを、うまくこなすだろうなあと思ったのはケヴィン・スペイシーだわね。ケヴィンは年齢さえ考慮しなければ、若手からトップまで……どの役柄でもこなせたと思う。カリスマ経営者だって、冷酷な華やか若手重役だって、見事に演じただろうなと思うのでした。もちろん、他の役者さんも全員上手だから、立ち回りはできるでしょう。でも、ジェレミーが、サムの役をやるのはどうもピンとこないものね。まあ、年のあれもあるけれど。ジェレミーは今回、経営者でマッチングでしょう。

ジェレミーみたいな美麗ロマンス経営者が会社にいたら、みんなやる気でるもの。女子なんか女子力が十倍にあがるもの。違うもの。カリスマが美麗ってだけで違うもの。ジェレミーも小指に洒落た指輪をはめてたわよ!カリスマ!

というわけで、ジェレミーの魅力で、この会社は巨大化していったわけですな。よくわかります(美麗ビーム)。

ジェレミーは今回の問題をピックアップして資料を提示したピーター君(ザカリー・クイント)に説明をするように求めます。ソフトにね♪ その時にも、「説明は犬や子供にわかるように話してくれよ? 私の武器は知力ではないのでね」とソフトに言い放つの。そのあたりも、上手な設定ですよね。私の武器は脳味噌とは別にあるのでね――吹き替え版だとそう言い放ってました。つまり、カリスマですよね。ピーター君の前にジャレッドが説明し始めるんですが、「資料の~ページの数値を……」と言った途端に、カリスマ経営者トゥルドは、けんもほろろに、そのまどろっこしい説明を阻止します。もっと簡潔に言えと求めるのね。ここも、経営者の性格を上手に表しているよね。ベタだけどこういうの大事。大ざっぱに、だけど簡潔に要点を知りたいだけなのよね経営者は。細かいきっちりしたデータは、もちろんとっておくべきなんでしょうけど、それをするのはお前らの仕事で、俺は結果報告を簡潔に知りたいだけなんだ! ってことなのよ。

当然だわね。経営者トップだものね。全ての細かい数値を毎日知っている必要はないわけ。だけど、知りたくなったら、すぐにそのデータは知りたいのよね。だから下々のものは、きっちり、かっきり、やっておかないといけないわけだ。それは当たり前の状態なのよね。

で、会議に戻ります。

ピーター君は上手に説明をし、このままだと、会社は破綻。経済市場も破綻……みたいな結末を提示するわけ。

もちろん経営者はわかってるのよね。で、立ち上がって……いろいろ話を始めるんだけど、ここがさすがの経営者の格好いいところなのよ。


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今宵(既に午前四時)は、誰もプラスになる展開を話してないわけね。


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それは、カリスマ経営者トゥルドにとっては……サイレンス……。何も聞いてない(何も起こってない)のと同じ状態なんですって! すごく鳥肌が立ったわ。会議室もまさに静まりかえった。つまり、彼がこの地位にいるのは、金を生み出すため、利益を起こすためだけにいるだけで、マイナス要素は自分の仕事人生においてあってはならない。下々どもが、「危ないです。破綻です、やばいです」と叫んでもそれは、サイレンス……静寂……誰も何も叫んでない。聞こえない。何も問題が起こってないのと同じだ。

すごい!

カリスマ経営者はこうでなくっては!!

金の亡者と切り捨てもできますが、経営者は金を生み出して資産を増やしていくのが仕事でしょ? だから彼の言う台詞は説得力があるのよね。みんなも押し黙ってしまうほどよ。既に元々全員黙っているんだけどさ。もっと黙り込む。美・サイレント。山口百恵。

華麗なる凄みです。ジェレミー万歳! さすがです。サイレンスとはいえ、問題には対処しないといけないなと、ここから戦略会議になっていきます。

ここの会議室での攻防は見事ですよ。もちろん、ジェレミーとケヴィン・スペイシーの演技っぷりが見所です!! ここで、経営者トゥルドと、サム(ケヴィン・スペイシー)の考え方の違いが、はっきりわかるんですよ。でも、トゥルドはサムの手腕をものすごく買ってるわけ。けれど、サムが生意気な口をきくので、さすがにトゥルドは激怒します。ジャレッド・コーエンのやり方で進めると言い切るカリスマ経営者トゥルド。けれど、会議が終わった途端に、サムに優しく声をかけるカリスマ経営者。二人で話そうとサムを経営者室に誘います。ああ、上司と部下。たまりませんあああああああ。うおおおおおおおおおおお。

投資実働部隊のトップがサムなんですよ。だからサムが動かないと、計画は頓挫する。経営者はサムを説得するが、サムは「部下達を騙し、そして市場をも混乱させるのはごめんだ」と断るんです。そして逆に経営者トゥルドを説得する。ジェレッド・コーエンよりも地位は下なのに、トゥルドに言ってやれる立場なんですよサムは。そこのところもポイントでしょうなあ。コーエンについては若造だ……とも経営者トゥルドは言ってたりするんですが、でも地位的にはコーエンを上にしてるのよねえ。サムが現場の実働部隊に尊敬されてる人物だ――というのをトゥルドは見抜いているのですよ。そういう人物も必要でしょ? そして、会社にノーと言える人も必要なのよね。けれど、さすがにトゥルドもサムが言うことを聞かないから、「君を失うだけになりそうだ……」と最後通告みたいな台詞をぶっぱなすのよ。つまり、解雇をちらつかせるのよねー。


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会議を終えて、ウィル(ポール・ベタニー)も感慨深げです。そんなウィルの肩をポンッと叩いて労る上司サム(ケヴィン・スペイシー)。その気遣いに部下達はメロメロになるのね。サムはちゃんとピーターの腕も、さすってねぎらってたもの。部下に慕われる上司なんですよー(鼻血)。

ここで、映画における、簡単な経済理解を私なりにしたのでメモ的に書いておきます。難しい用語はわかりません。用語は間違っているし、経済理解もきっと間違ってます。完全に自分納得での理解。


二週間くらい前から、危ない兆候は見え隠れしていた。その変動率を解雇された上司エリクは自分なりに研究していた。ただ、危なくなるだろうという予測はかなり前に(一年前?)、サラ・ロバートソン(デミ・ムーア)に告げていた。サラは、コーエン(サイモン・ベイカー)と経営者トゥルドにも伝えていた。しかし、計算率がその時は間違っていた為(サラorコーエンのミス)、それほどの危機感を、経営陣は見抜けなかった。

解雇された上司エリクは、独自にそれからも探ってはいたが、確実な数値を導きだせてはいなかった。それを部下のピーター(ザカリー・クイント)に託したら、彼が数値を導きだし、それこそ、すぐにどうにかしないと……会社そのものが駄目になる可能性があるという状況が発覚した。

会社を救うには、まさに焦げ付きつつある投資物件全て――(これの正式名称が何かはわからないです。ごめん)、会社の資産を全て売却するしかない。サムの見解によると売却は可能だが、当然、マイナス赤字は避けられない。けれど、トゥルドは「そのくらいの赤字ならば、経営者自らが補填する」とカリスマらしく言い放つ。クール。

その方法をとれば、会社そのものは、ぎりぎり救える。逃げ切れる。

だが、その売却した投資物件は、膨大な量、放出される為(しかも焦げ付いている)、あっという間に紙くず資産になる。つまりゼロ価値。すると市場において混乱がおこる。他の投資会社や、個人投資家が、気付いてから売ろうと思っても、既にゴミクズ同然になってしまっている為、誰も買わない。売れない。

破産する人、会社、多発。経済の混乱。

カリスマ経営者の会社は、まだ値段がついているうちに全て売ることになるので(赤字覚悟で売ったとしても、一応、値段がまだついた状態で売れているから)、一時的には資産は減るけれど、会社は安泰となる。

トゥルドやコーエンはこの手法を絶対にとると決めるのです。しかし、サム(ケヴィン・スペイシー)は、それじゃ、余りにも酷すぎると。この会社が経済の混乱を起こすきっかけになるんですよ? と経営者トゥルドに詰め寄るわけよ。

しかし、遅かれ早かれ、他の会社や個人投資家、経済学者……誰かが気付くわけ。先に気付いたもの勝ちの世界なんです。ならば、一番最初に気付いた我々は逃げ切ろう……となるのは経営者なら当然なのよね。

もちろん、批判は受けるでしょう。そういうのも全てひっくるめたとしても、会社を、つぶすわけにはいかんのです。

サムも戦略そのものに逃げ腰になってるわけじゃなく、良心の部分でウィと言えないわけだ。

相当な経済悲劇になるわけだから。自殺する人も出るでしょう。そのくらいシビアなんだけど……だからといって、会社をつぶすのも多分抵抗はあるんでしょうなあ。だからサムとしては他の方法を模索したいんだろうけど、彼もわかってるわけ。とにかく資産(投資物件)全てを売却するしかない。

で、うまくやらないと、売却もすぐに感づかれるのよ。だって、売り買いが商売の会社なのに、売ってばっかりだとすぐに噂は広まる。だからこその短期決戦なの。

トゥルドを交えての会議が行われたのが、既に午前四時。

市場の開始時間は朝の九時半。それまでにサムが「わかったやります」と言ってくれないと、どうしょうもないっていう状態になるのでした。トレーダー達を動かさないと話が始まらないからね。

ですから、トゥルドもサムに冷酷な台詞を言いつつも、何度も説得を繰り返すのでありました。サムが要(かなめ)なのでありますのよ♪

夜が明けるまで、資料を作成したり、これからの対策を考えたりと、それぞれが夜明けまで過ごす場面にシフトします。


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ほら、ウィルの個室です。後ろにモニターもいっぱい。トレーダーらしい個室ですよね。給与明細が好きなセス君が、ウィルと自分の分の早朝朝食(午前四時ですから)を持ってきます。これ不思議だったんだけど、24時間食堂があるのかしらね。世界的に経済は24時間動いているわけだし、国際部門みたいなのも、あるんでしょうなあ。夜が仕事の人達もね。そういう人のために、福利厚生施設として当然あるものなのかもしれない。興味深い。というのも。スクランブルエッグっぽいものや、フルーツなどをお皿に盛ってくるんですもの。どこかのカフェで出前とかじゃないの。というのも、この後の会話でわかるんだけど、重役会議が終わってから、まだ誰も外に出てないって状態なんです。この後、解雇された上司エリクを連れ戻しに外に出るんですけどね。


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ウィルは直前まで禁煙ガムを咬んでいました♪ セス君に「あれはーどーした?」と催促すると、セス君は背広の内ポケットからソースらしき瓶をウィルに投げ渡すのよ。これがソースなんだか醤油なんだかわからないのよね。卵にソースかけるの? 咬んでいたガムをソース瓶の蓋にくっつけるウィル。ガムを他の物質にくっつけて置く……っていうシーンも、アメリカ映画だとよく出てくるよねえ。日本じゃその行為をしている人を見つけるのも難しいけど。あっちの映画では、咬んでいたガムを出さないといけなくなった場合、何故か、他のもの(それこそ、机やら、箱やら缶やら)にびたっとくっつけて、また、食べられるようになったら、それを口に戻すんだよね……。すごく不思議な光景です。もちろんお行儀が悪い行為なんだろうなーとは思うんだけど、割と日常的にやってる人が多いっていう証拠でもありましょう。

ドイツ映画ではまだ見かけてないかなあ……。ガムは圧倒的にアメリカ人がよく咬んでいる筆頭だ。


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そう、ウィルのお皿には、やけにフルーツが乗ってるなとは見ていて気付きました。案の定ウィルも「何で?」となってます。セス君が食べるお皿も映るのよ。その皿にはフルーツはのってないの。ウィルに問いかけられて、セス君はくすりと笑って誤魔化してます。

上司と部下……鼻血ぶうううううううううううう。

特にボーイズ愛っぽくは鑑賞してませんよ。そうじゃなくて、本当にサラリーマン萌えなんですよ。サラリーマンが普通の生活でも私は好きなのよ。だからこその鼻血です。

そういえばお皿を持ってきた時、チョコバーみたいなものも、ウィルに頼まれてたらしく、机の上にそれを置いてましたねセス君。

チョコバーも王道のアメリカアイテムですな。

ピーター君は食事もとらず、外の空気を吸いに行くといって出て行きます。ここで「外に出てもいいですか?」とウィルに聞くのよね。すると、ウィルは「刑務所じゃないんだから構わないよ」みたいに言うの。そして「俺にも一緒に来てほしいのか?」なんてピーターに言うのよ! きゃふーーーーーーーーん。上司と部下萌え。ふふぉー。ふっふぉーーーーー。

こういうポール・ベタニー最高。ああ、ポール・ベタニーが上司だったら最高に素晴らしい職場であろうな……。「外に行ってもいいですか?」と聞くと「俺にも一緒にいってほしい?」なんていう素敵上司。そうね……素敵だからいいのよね。ヘンテコ上司に言われても困るだけね。セクハラになるだけね。

このシーンで、給与明細大好きセス君は、またもや給料の話を(笑)。「トップ経営者トゥルドの年収を知ってますか?」と、ウィルに聞くの。するとピーターに「お前、いい加減にしろよ」と呆れられるんですが、ウィルはまた素直に教えてくれます。ポール・ベタニーが演じるウィルは素直だよ☆ カリスマトップ経営者の年収は8600万ドルですってよ。すごい金額。円高だけど、一ドル百円としたとしても……86億円ですぞ!? 年俸が86億円か……。そりゃ、多少の赤字は補填できるわな。今までの資産だってあるだろうし、個人的に当然資産運営してるだろうからね。すごいよね。桁が違うよ。自宅からヘリで会社に乗り付けるだけのことはあるね。

食事をしているところで、解雇された上司エリクの奥様から電話がかかってきます。ウィルが応対。その時、サムが部屋に入ってくる。

どうやら、エリクは帰宅したけれど、奥さんには帰ってきたと会社に告げるなと言ったそうです。だけど、奥様はこっそり会社にかけてきてくれました。

「トゥルドの部下に知らせますか?」(トゥルドもエリクを連れ戻せと、自分の部下に命令していた)と、ウィルはサムに問いかけるんだけど、サム(ケヴィン・スペイシー)は、「奴らに任すな。お前達で連れ戻せ」と、ウィルに命令します。

ピーター(ザカリー・クイント)は、外の空気を吸いに出てしまい、いなかった為、ウィルとセス君の二人でエリクを連れ戻しに行くのです。

何時間か前にもウィルはエリクの奥様と電話でやりとりしてたけど、この電話でのジェントルマン対応は、すごく萌えました。女性には優しいのだもの。男性にも優しいのだもの。ポール演じるウィルは独身設定ですが、ジェントルマンだもの。独身貴族なのだもの。


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解雇されたエリクはブルックリンにどうやら住んでいるのね。ウィルはそれを知っている。このシーン、字幕では「ブルックリンかよ……」となっていますが、英語を聞いていると ヘイト、ブルックリン……といった単語が聞こえるのよ。つまり「ブルックリンは嫌いだよ」って言ってるの。吹き替え版ではしっかり「ブルックリンは嫌いだ」と言っていました。もちろん字幕でもニュアンスは伝わるような演技になってましたよ。大丈夫です。

面白いのは、実生活でポール・ベタニーは、ブルックリンに住んでいたのよね。確か、一昨年あたり、引っ越してしまったんだけど。同じニューヨーク。今はブルックリンじゃないはず。でも以前は、結婚してしばらくブルックリンで暮らしていたんですよ。

お、記事発見。

[シネマトゥデイ映画ニュース] ポール・ベタニーとジェニファー・コネリー夫妻が、5年前に購入したニューヨーク・ブルックリンの邸宅を売りに出した。この家は、寝室が9室、本物の暖炉と庭付きの豪邸。二人はこの家を2003年に約3億8千万円で購入したが、売り出し価格はなんと約8億6千万円で、倍以上の値段が付いている。不動産業者の広告では、「いつの時代にも、ニューヨークで最も素晴らしい住宅」「いかなる点においても、ひたすらに素晴らしい物件」とされている。ベタニーとコネリーは今後、ハドソン河が眺められるウェスト・ビレッジの家に引っ越す予定だが、新居の広さは約371平方メートルで、価格は7億1千万円ほど。ベタニーとコネリーは2002年に結婚、翌2003年には男の子が生まれた。

2008年の記事でした。シネマトゥデイさんから引用です。

スターだから当然だし、もっと高い物件を購入しているハリウッドスターもたっぷりいるけれど、それでも七億円の豪邸を買えるって本当にすごいよなあと、ハリウッドスターストーリーを感じます。ここは夫婦でスターだからね。そりゃ買えちゃうわよね。ため息。でもスターがしょぼいのは嫌だから、本当にゴージャスに暮らしてほしいです。スターなんだもの。一般人には届かない☆であってほしいのです。

映画に戻ります

会社の地下にある駐車場。ウィルは自動車通勤しているようです。車を持ってこさせてます。自分の足で置いてある場所まで行かないんだもの。車を出してくれる人がいる駐車場。会社保有。もちろんある程度の地位がないと、そこには置けないものなのかもしれないが……。

アメリカ映画のセオリーとして、特にテレビドラマを観ているとよくわかるんだけど、人種的配慮がすごいじゃないですか。黒人、女性、アジア、プエルトリカン……そういった人種を散りばめないといけないようになってるよね。割と地位が高いところに黒人の人を置くとかさ。

『マージン・コール』でもそういう場面は見受けられましたが、最近のドラマほどの、あざとさはなかったです。顧問弁護士はインド系のエスニックっぽい人だったよね。違ったらごめん。あと、最初の解雇シーンで、アジア系のエリートが一人解雇対処で出てきた。

しかし、車を持ってくる人は黒人でした。こういうところは忠実に再現してるのかもなー。日本では生活してると感じられない人種的職業ヒエラルキー。アメリカは、クリーニング屋を営んでいるのは~系多発とか、そういうのあるものね。

気にしてはいないんだけど、あ、やっぱりここは黒人の人か……と気付いてしまうシーンではありました。

そしてチップ制度。自分の車を自分の会社に置いているのに、持ってきてもらっているから……チップを払うわけ。ここもチップ制度に慣れてない我々からすると「ああ、不思議な習慣だよあー」と思うところです。もちろんチップによってこの車運ぶ人の収入が安定するわけなんだろうけどね。必然なんでしょうけれど。


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ウィルの車であるからして、当然ウィルが自分のお金を払おうとしてるんですが、コーエン(サイモン・ベーカー)がウィルに話があるらしく、駐車場にやってくるの。で、コーエンがさっとチップを先に払うわけ。もうね、エクゼクティブならではのスマート攻撃なのよ。こういったチップの支払い場面一つとっても鼻血です。

で、コーエンさんは何の話があるかといえば……。


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サム(ケヴィン・スペイシー)が、経営陣に協力するかどうかわからないと危惧しているコーエンさんと経営者。で、直近のウィルの考えを聞きたいと。君は、この計画に賛同するよな?(君が賛同してくれればサムも考え直してくれるかも……といったニュアンスがこもっていると思います)と、コーエンはウィルに聞くわけ。


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ウィル(ポール・ベタニー)は、「サムの決断はいつでも正しい。サムは今回も必ず正しい判断を下します。そして、私はいつでだって彼の意見に従ってきた。今回も彼の下した判断を信じ、彼に従います。どんな大事であってもね……」と、言い放つの。ザ・クール&ホット。格好いい。ウィルは、サムが経営者達の考えに賛同するだろう…ともこの前にちゃんと言うのね。基本的には全員がそうするしかない――というのはわかってるわけ。けれど、それでも、サムが別の判断を下したら、それが会社の不利益になろうとも、ウィルは従うと。もちろん、経営者のいう通り、売却を進めるとサムが決めたら、当然それに従いもするの。

結局、全てはサムにかかってるのよ。

信頼しあっている部下と上司。その信頼関係はコーエンには築けないものなのね。地位が上でも。彼はきっと違う才能を認められてトゥルドに引き上げられたの。適材適所。その按配が経営者トゥルドの才能の一つなのだと感じました。

ここもポイントの一つだと思ったんですが、サムはいつでも割とトゥルドと意見を違えてきたらしいのよ。コーエンがウィルに「トゥルドはサムが協力を拒むのを、危惧している」と言うと、ウィルが「いつものことじゃないですか?」と答えるのね。これほどの経済危機じゃなくても、何度も危機は体験してきた彼ら。その都度、割と対立意見で過ごしてきたトゥルドとサム。

だけど、サムは解雇されてこなかったわけ。何十年もこの会社に居座れている。

そして、今回、ウィルもある意味、反抗してるわけでしょ? 上から直接「賛同するよな?」と命令っぽく言われても「私はサムの判断にしか従いません!」と拒否してるんだから。

だけど、多分、ウィルも解雇されないんです。

先に話してしまいます。今回、この経済危機回避の為、朝の市場が始まった途端に、また大量解雇がおこなわれるんですが(もんのすごいシビアよね。アメリカのシビアさに痺れるか呆れるかは……お好きなように!(笑))、ウィルは多分対象から外れるでしょう。それはウィルも後ほど部下に示唆します。実際の場面はどれも映し出されないんだけどね。

ある程度の反抗心を持った社員も必要なんだとわかるシーンですなあ。もちろん、会社に利益を生んでいるの前提ですよ? ただの反抗心だけだったら速攻解雇対象でしょうな。利益をもたらしてないのに、大口叩いているだけだったら。サムもウィルもトレーダーの才能があるからこそ、会社にとっては必要なんですよ。だから、多少の反抗心はいいわけです。しかもサムは後でわかるんですが、すごく会社を愛しているの。会社のために働くと言い切るからね。その精神を部下達は愛しているのでしょ? ウィルはもしかしたらサムほどの会社愛はないかもしれませんが、サムに対する忠誠はかなりのもの。そこがまた大事なのかもねー。部下に慕われる上司は必要なんですよ。けれど、冷酷な判断をする人も必要なの。コーエンには違うアプローチで経営者トゥルドは指導をしてきたらしいのね。「口をすっぱくして君に何度も言ってきたはずだ!」と叱咤するシーンもあるからね。コーエンに向かって。才能を認めているからこそ、引き上げた人材なんです。

サムもウィルも、コーエンの地位にはたどり着けないかもしれない。多分、そこまで地位を引き上げると彼ら(サムやウィル)の持つ、持ち味が失われてしまうのでありましょう。部下がたくさんいて、現場を動かす指導者としての才能を経営者はサムに見出しているんだと思うのよ。逆にコーエンはその才能がないんだと思う。人の心を動かすといった才能がないのをトゥルドは見抜いているのよね。だが、違う才能で金を稼いでくれるからこそ、40代で異例の抜擢したわけよ。ある意味、後継者として育てたいのかもしれない。けれど、まだまだ若造だと。

経営者の目線でみるとこの映画は更に面白いですよ。だって、自分が86億円の年俸を稼げる人物には、決してなれないじゃない?けれど、映画の世界では、自分をトゥルドに投影してみることはできるもの。映画は夢を見させてくれる娯楽ですよ!最高の娯楽の一つです。下っ端社員の目線で観るのも大事よね。それだと、私だってセス君タイプになっちゃうかもだもん。やたらと給与明細が気になるタイプになるのもわかるわよね。そして、科学者にもなれたかもしれないエンジニア系金稼ぎトレーダーになる可能性も。ピーター君に同調すれば、それだって可能。

映画って最高。トータル・リコールの世界だわ。夢を体験できるのだから。

映画に戻ります。

この時間帯は、デミ・ムーア姐御と経営者ジェレミー・アイアンズのシビアな会話、それぞれの夜明けなどが描写されて見所満載。それは各自、映画で楽しんでください。


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夜も明けて、ブルックリンの住宅街に到着したウィルとセス。ウィルのオープンカーは高いんでしょうなあ。夜中の屋上しゃべり場で車代に15万ドル費やすって言ってたもんねウィル。私は車関係、全然、わからないの。ポルシェやフェラーリ(≠フェラティオ)が高いというのはわかっているわよ。ちなみに、フェラティオ(ふぇらちお)をさりげなく挟んだのは、ここがいつも言っている通り、18禁ブログだからなのよ。作品そのものに、全く18禁の要素がない場合は苦肉の策で管理人である私が自ら犠牲になり、18禁用語を入れるようにしているの。無駄な努力なんだけど、これが億万長者への道なのよ(大嘘)。

上の写真で、ウィル(ポール・ベタニー)がセスに向かって「残酷な奴だな……」と言っているのは、セスが「この家を現金で買ってたなら、いいんでしょうけどね」なんて、また他人のお財布事情を勘ぐるからなのよ。セス君ったら! ここまでくると、面白い奴と割り切れます。どんだけお財布事情通になりたいのかと(笑)。しかも、解雇されたばっかりの上司の事情よ?尊敬の念がないわけよ。そこがピーター君とは違うの。

後でセス君については詳しく述べるからここでは端折るけど……とにかく、エリクはこのブルックリンの住まいを買ったばっかりなんですって。それはウィルが仲良しだから知ってた事情なんでしょうね。だもんで、セス君は「現金で買ったならいいけど、ローンだとしたら大変ですね」といった意味を込めて「現金で買ったならセーフですね」と、失礼な発言をするの。ほら、現金で買ったならば、既に支払いは済ませてる状態でしょ? 解雇されたとしても、住居に支払うお金にはすぐに困らない。現金払いしてるならね。生活費はそれこそしばらくは何とかなる。貯蓄だってしてるだろうから。でも、ローンだと、会社にいるとしてローンを組んでいるわけで、毎月の支払いが大変じゃないですか。給与がなくなるんだから。

ウィルはセスに「残酷な奴だな」と言いながらも「ここはローンで買ったのさ」とこれまた素直に教えてくれます。裏表がないのよウィルポール!素晴らしい。屈託ない感じなの。


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ブルックリンも行ってみたいなあ。この街並み、ニューヨークが舞台になってる映画をみると良く出てきますよねえ。高級住宅地なんでしょうなあ。裏側に庭などがあるんでしょうかね。道路に面して階段がついていて玄関っていう構造だもの。バックヤードがあるんでしょうな。

エリクは一度家に帰り、また近所をふらついていたようで、帰ってきたエリクとポールは階段に座って話あいます。

このあたりのロケシーンは、何度も私も記事で取り上げました。こういったシーンを撮っていたんですね! この記事や この記事この記事でも……メイキングっぽく取り上げました♪

ウィルの説得に、エリクは応じません。クビにされたのに会社に戻るなんてバカげてると、断ります。けれど、ウィルは金をふんだくれと、はっぱをかけるのよ。こっちから仕掛けてやれってね。そうでもしないと、解雇手当や、他のオプションも取り上げられるぞ? と、アドバイスをするんだけど、エリクは首を縦にふらない。そうこうしているうちに、経営者トゥルドが送り込んだ部下達がやってきてしまう。ウィルとの関係は険悪にならないんだけど、エリクは絶対に会社に行かないと言い張ります。

ウィルは説得を諦めて、セスとまだ会社に戻る。

そうこうしている間に、経営者トゥルド(ジェレミー・アイアンズ)は、トイレで顔を洗っているサム(ケヴィン・スペイシー)をまた説得しにくるのよ。で、これまた攻防。どうしてもサムのパワーが必要なの。ここで、あるメモをサムに渡す。気前がいいとサムが評するほどの、報酬が書いてある。これは後ほど、どんなオプションであるかわかりますのだが(各自映画でお確かめを♪)。やってくれたらその対価を払うと経営者は約束するの。そして本気で助けてくれとも言います。そこで、サムは「会社は助けます」と言い放つのよ。ここの舌戦は映画でお確かめくださいませ☆ ケヴィン・スペイシーの小さなジェスチャーにも悶えました。ささやかなアドリブっぽいアクションに役者魂を感じましたよ。ヒントはゴミ箱です☆


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攻防が終わった後の、経営者トゥルド。美麗だから壁にゴツンしても美しいわね。ジェレミー・アイアンズも既に63歳だけど、まだまだ若いもの。全然若いわよ。加齢するとわかるけど、63って昔と違って老人じゃなくってよ。現役よ。でもこういう年の話って、本当に自分がその年齢に近づかないと実感ないものなのよね。私もそうだったもの。よぼよぼよぼ。加齢は生きている限り、誰にでも訪れる現象。受け入れると意外と楽だけど、それでも、もがき苦しむわよね!おほほほほ。でも大丈夫。加齢してもオタク魂やスターおっかけ魂は枯れていきませんから!(ぎらつく)

むしろ円熟味を増していくと豪語してもいいだろう(自画自賛)。

過去の遺産を使って雅やかに長々と感想を書いたりもできます(自己愛勃発)。

会社に戻るウィル(ポール・ベタニー)とセス(ペン・バッジリー)。

セスはいきなり「俺、クビになりますかね?」と、また心配な話をするのです。とことん気にするセス君なのだ。

ウィルは最初「さあな……わからんよ」と、誤魔化すんだけど、一呼吸置いて……

「クビになるだろうな」

「恐らく――ほぼ間違いない」

と、シビアに現実を告げます。この人事判断能力がウィルのまた一つの才能かもねえ。彼に人事権はないと思うんだけど、最初の解雇劇にも裏事情通みたいな状態だったし、何かしらのコネが社内的にあるのかも。それにウィルは自分がいつか解雇されるか…とか、会社はいつか駄目になるだろうといった見通しも冷静に立ててる雰囲気なのよね。それに対して、がっかりしないようにしてるのかもしれない。おたおたはしてないポール・ベタニー演じるウィル。その図太さがないと、この業界はやっていけないんでしょうな。

セス君がクビ対象なんだ――というのは、観ていても納得いく感じなのよねー。人物的にやっぱり小物なわけ。若手でも会社に多少の利益は、もたらしているらしいのだが、(最初の方で、自分自慢をしたりしてます。去年~ドル稼いだ<給与じゃなく会社にもたらした金額>などとピーターに確か教えてたから)、利益といってもウィルや他の先輩社員に比べたら、全然なんでしょうし、、同じ年齢(セス君は23歳の設定)でも、彼より稼いでいる人は、たくさんいるのでしょう。

で、とにかく確定じゃないけど、クビ作業は昨日大量解雇をやったばかりなのに、また今日もやる。この経済危機をきっかけに、会社が社員を代償にして乗り切る為に、大量解雇をやるわけよ。

セス君は完全に対象になるとウィルは断言するの。で、セス君はこれまた他人の給与明細が気になるだけあって、ウィルにすぐ「あなたはどうなの?」と聞くのよ。それがよくないんだと思うのだが!(笑)


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ここでウィルの自信が満ちあふれます。セーフさ。全然問題ないさ。そんな感じなの。実際に、そうなんでしょうなあ。彼は利益を生み出している側の人間なんだもの。

でも、ちゃんとセス君に言葉をたっぷり投げかけてあげるのよ。「お前が悪いんじゃない。タイミングが悪かったんだ。若手は真っ先にこういうとき切られる対象なんだよ」……と。そして、俺から慰めの言葉を聞くよりも、嵐が過ぎ去るのを待て……とアドバイスをする。この職業に誇りを持て、自分の価値を信じろと叱咤激励します。いい上司じゃないの。素晴らしいじゃないの。

このあたりのウィル(ポール・ベタニー)の演説を聴くと、ウィルもただの人情家じゃなく、シビアで冷酷に世間をみている……というのがわかります。これは多分、上司のサムもそうなんだと思うのです。人間味溢れていて慈愛に満ちた状態でビジネスをしてるんじゃないんですよ。ある意味、シビアに冷徹にやってるからこそ、会社に居残れてるのであります。その中でも、更にシビアな連中が存在するってだけで、ウィルやサムレベルの人でも、ある意味、一般人よりは上といった認識で仕事してるんだな――というのがよくわかるシーンです。

セスに「甘いこといってんじゃねー!」と叱咤激励シーン。ポール・ベタニーのシーンとしても目の保養です。

チェケナです♪

車の中でこの話をするんですが、その時、ウィルに「大丈夫か?」と気遣われた時には、セス君も「大丈夫ですよ……」と答えていたんだけど――


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会社に戻ったら速攻でトイレで泣いてます。女々しく泣いてますのよ。あら、女性の方が最近は男らしい人も多いかもですね。女々しいというのは、あれかしらね☆ふふふ。まだクビを言い渡されてもないのに、迫り来る現実がショックすぎて泣いてるセス君なのでした。

泣いていると誰かがトイレに入ってくる。すぐには過ぎ去らなそうな気配。セス君は涙を拭いて個室から出てきます。すると、ジャレッド・コーエン(サイモン・ベイカー)さんが、朝の身だしなみを整えているのでした。タオルが完備されてる洗面所なのかしら。先ほど、サム(ケヴィン・スペイシー)がトイレで顔を洗った時には、備え付けのペーパーで顔を拭いてたけど、コーエンはタオルを持っていた。そして、トイレから出てきたセス君も、フェイスタオルっぽいもので手を拭いてたのよね。ホテルや高級レストランだと、ペーパーの代わりにタオルが置いてあるゴージャスな場合もありますけどなあ。

エクゼクティブフロアーのトイレは違うのかもしれない!ってセス君、エクゼクティブフロアーのトイレで泣いてたのか!?(笑)


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またしても、セス君、いきなりトップレベルの重役に「僕をクビに?」と聞きます。コーエンさんはクビには関係ない部署なんだと思うけど。つい聞いてしまうセス君。コーエンさんは、ふーん?みたいに気のない返事。全然、彼のことなぞ露ほども気にしてない状態です。一応、トイレから出てきたセス君がグッタリしてそうだったので、最初「大丈夫か?」と社交辞令で声はかけてましたけどね。


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セス君はいきなり「僕はずっとこの仕事に憧れてたんです!」とアピールするんです。でも、コーエンさん聞いてません。一応、アピールが終わった頃に、「そうか……」と、一瞥くれて、すぐにまた髭をそる行為に戻りますのだ。シビアー!

キャプチャーはしなかったんですが、ピーター(ザカリー・クイント)は、会社の外で夜明けを迎えてました。サム(ケヴィン・スペイシー)と静かに会話します。その時、ピーターもサムにむかって「俺たちは解雇ですかね?」とは聞くのね。で、サムも「そうだろうな。まあ、俺が解雇される理由は君たちとは違うけどね……俺の場合は安楽死さ」と語るんだけど、ピーターは解雇されるだろうと聞かされても全然平気そうなの。「まあ、そうなんだろうな」って表情で、それ以上は解雇関係の話はしないの。このあたりも人間性の違いをよく表したシナリオだったわよね。シンプルな演出で、さりげなくていい感じなのでした。


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髪を垂らすと、女度がアップする姐御デミ・ムーア様。エレガントよね。この撮影の後、私生活が不安定になったのか、激烈に痩せてしまわれたけど……心配だわ。映画では、こちら側に、とある人物がいるんです。彼に「君ならたっぷり報酬をもらえるさ」と励まされて気丈ににっこりと「当然よ」と答える姐御なのでありました。

姐御とコーエン(サイモン・ベイカー)の、どちらかのクビを差し出さないと、世間や他の役員が納得いかないだろ? と、経営者は判断し、姐御を切っちゃうのよね。そのあたりもシビアです。

さあ、いよいよ市場が開く時間が迫ってきました。サムはどう決断を下すのでしょうか。


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ウィルがみんなを呼ぶいつもの口笛ホイッスルをします。ここ、冒頭でもやってたジェスチャーね。実際に、この口笛の音はポールが吹いてるのかしら。綺麗な音が出てました。このホイッスルジェスチャー、私はできないもの。口笛は吹けるけど、これは無理だわあ。


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トレーダールームに設置されているミニ会議室にトレーダー達が集まってきます。そこで、サムはスピーチをして、みんなを鼓舞させながらも、こういった結果になって残念だと言うのです。ここは是非、映画でサムの素晴らしい決断のスピーチは堪能してください。


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上司サムの演説を真剣に聞く、ピーターとウィル。


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そして決断の結果……売却は進みます。そのシーンになると、サムや、ウィル、ピーター達の職場は映らないの。売ってる相手側の職場らしき場面が映り、トレーダー代表としてウィル(ポール・ベタニー)の声だけが響きます。ここでやっと、実際の仕事がわかるわけ。ウィル達が普段どのように売り買いしてるかってね。そのシーンはウィルが主役です。でも、ポール・ベタニーの声だけでそれを表現するのよ。それと相手の声だけね。

このシーンはかなりのファービュラス度ですわよ。ポールの声が最高っていうのは、ポール・ベタニーファンはもう既に御存じだものね。午前九時半から開始です!!カンカンカンカン!(鐘の音) ポールのファンじゃなくても、シーン的に納得いく方法だと感じました。逆にシンプルに的を絞ったおかげで、臨場感が溢れているのですよ。


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ここはまた違う相手と電話で話している状態。今度は女性が相手なんだけど、電話に相手が出るなり、ウィル(ポール・ベタニー)は「ハロー、ゴージャス!」って陽気なの。ああ、私もポールからハロー・ゴージャスって挨拶されたいわー。電話越しでもいいわー。こういった電話のやりとりも勉強になりますよねえ。気さくで華やかな性格なんだというのも、よくわかるし。こういったスマートでフレンドリーなやりとりがウィルの持ち味なんでしょうね。口がうまいっていう設定なんでしょう。だからこそ、管理部長を任されているのよ。そして自らも売り上げられる精鋭部隊の一員なのよ。

そんなやり手のウィルでも、相手に安く見積もられて「それは上司のサムに聞かないと……」と躊躇する取引もあるの。ここも萌え。しかし、そこは更に敏腕な腕を持つサム! 素早い決断をして速攻でウィルに指示を出すのですよ。ウィルが「それじゃ~億円の損失になりますよ?」とさすがに問い質すんだけど、「いいから売れ」と冷静に言い放つサム。

サムのエキスパートぷりを際立たせているシンプルながらも鋭い演出でした。

結果的に、会社は危機を免れます。

サムは不本意ながらも、全力を尽くしました。会社の為に。それでも、かなり会社に、たてついたのです。やることはやったけれど。当然、クビ(辞職)覚悟でやったのです。クビになるのは当然だと、ピーターにも告げた通り、そのつもりでいました。

が、しかし、ジャレッド・コーエンがオフィスにやってきて「君はここに残れるさ」と告げにくるの。
コーエンはサムに「君、上の人間に気に入られてるようだ」なんて言うわけよ。そう、気に入られてるわけなのよね。だって、会社の危機を絶対に救ってくれる人物なわけだし、実際に救ったし、そんな人材ほっとくわけないもの。

自分の部下を大量解雇して(解雇するのはケヴィン・スペイシーじゃないんだけどね)、自分だけ残るなんて!……サムの良心が許さない。カリスマ経営者は自分をクビにするつもりという発言を先ほどしてた。だから解雇されるのは心得ていたはずなのに……

サムは怒って、コーエンには何も話さず、席を立ち、経営者トゥルドに直談判に行くんですよ。


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トゥルドは既に優雅に食事をとっています。多分ここは役員レベルじゃないと入れないレストランだと思うわ。この光景を独り占めできる空間。そんなものを手放すわけはないですよね。会社をつぶすなんて、とんでもない話なんです。サムは直談判しにきますが、優雅にトゥルドはお出迎え。経営者ならではのゆとり。ふう~♪


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ワインだもの。もう会社は安泰なんだもの。ボルドー飲むもの。きっと高いもの。飲むものなのだもの。トップだもの。余裕のよっちゃんだもの。牛肉の赤ワインソテー的なものをむぐむぐ、食べているものなのだもの。フレンチを頼む。きっとそうだもの。

直談判の結果は各自確かめましょう。そして、この後、とある人物が解雇されるどころか昇進いたします。その現場も確かめましょうね。

ラストはここでは言及しませんが、ある人物のこれまでの人生の一端が垣間見えます。いろいろと解釈できるような感じですよね。あの人は?……みたいなね。なかなかいいラストだと私は感じました。不思議なラストではあるかもしれませんが、いいんじゃないかな。気に入ってますよ。

今回は感想というより、あらすじを追いながら作品を振り返る方式にしました。観た後でまた観たように楽しみたいと自分で思ったからです。

吹き替え版の感想を最後に。

基本的には当然、字幕で実際の俳優声がベストの作品だとは思うのです。私、普段は吹き替え版も大好き派です。日本の声優さんの実力はすごいものがありますし、作品によっては「吹き替え版の方が良かったわ」と思う場合もあるほどです。特にテレビドラマ系はその場合が多いかなあ。映画でもありますけど。

今回も多分、卓越した技を持った声優陣が、がんばっているのです。ただ、熱が入りすぎた劇場型発声で、それがちょっと違和感あったかもです。すごーく上手なんですよ。誤解のないように。否定してるんじゃありません。

オリジナルの字幕バージョンを聞くとわかるんですが、全員、今回はソフトな喋り方をする俳優さんなんですよ。野太い声の人が意外といないの。繊細とも違うんですが、ソフト系なんです。ソフトなんだけど、緊張感溢れる演技をするシーンも多発なのね。それが今回の映画の持ち味にもなってると感じるのよ。派手な金融業界映画だったら、怒鳴ったり、嘆いたりする声も派手目で問題ないけど、今回は割と各人抑えた感じの台詞回しだったのね。

それが、吹き替え版だと「マイアミ・バイス」かよ! というくらい派手な発声だったんです。それと、中年系の男性声が、全員、実際の俳優さんとかけ離れたボイスで、そこも違和感だったかしらね。ずっと聞いていると慣れちゃうんだけど、最初はぎょっとします。ケヴィン・スペイシーの声とジェレミー・アイアンズの声が、マッチングしてなかったような気がするなあ。でも、それも字幕版を先に鑑賞していたせいで、吹き替え版から入ったら気付かなかったかもね。

吹き替え版で観ると、キャラの設定も違って見えちゃうかもしれません。

だけど、吹き替え版もお勧めです。字幕だけではわからなかったニュアンスがわかるから。特に、ウィル(ポール・ベタニー)の結婚観なども、吹き替え版だと台詞としてはっきりあらわれてたりするシーンもあるんですよ♪

ポールの声は……ぎりぎりあってたかなあ。吹き替えの声は、ソフトでラフな感じではなかったんだけどね。割としっかりした発声。聞き取りやすくはありました。

でも、もう一度いいますが、声優さんの演技力は素晴らしいの。スキルは最高なんです。そこは間違いないんです。

字幕版、吹き替え版、個人個人で受け取る印象は違うでしょうからね。私は、とりあえずこの作品に関しては字幕版推奨としておきますわ♪ もちろんコアファンは全てチェケナです☆

都合、短期間で三回観たんですけど、今からすぐ四回目観ても平気です。じわじわきます。二度観ると、構造がよくわかると思うなあ。ポールの演技も今回はすごく堪能できた。

やっぱりポール・ベタニーは素晴らしいです。こういう役柄本当に似合ってるぅぅぅぅぅぅぅぅ。最高おおおおおおお。

サラリーマンシチュエーションが現実でも好きな私には本当に、至高の一本となりました。ああ、素晴らしかった。映画公開されなかったのは残念だわよねえ。せっかくDVDになったのだから是非、鑑賞してみてくださいね。ってここまで読んでくださった方は鑑賞済の方が多いでしょうけれども♪ ふほふほ

ひゅんひゅんω彡ω彡


今後の予定。三月中旬くらいまで、映画ブログは更新できないかもしれません。もちろんビッグニュースが飛び込んできたら、さっくり記事をアップしに戻ってきますよ。更新停滞する前に、最近のアウグスト・ディール氏といった記事をアップして潜りたいと思ってます。またお知らせの記事は書きますね。

長い文を読んでくれてありがとう!拍手も、いつもありがとうございます!

ω彡ではではω彡

プリースト

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プリースト (原題: Priest) 2011年 アメリカ作品

監督:スコット・スチュワート

主演:ポール・ベタニー
カール・アーバン
キャム・ギガンデット
マギー・Q



『レギオン』の監督スコットが、再びポール・ベタニーを主演にして撮影した映画、『プリースト』をDVDにて鑑賞しました。

結論からあっさり申し上げると、『レギオン』よりは「どうしたこといったい?」といった気分にならず観られました。が、それはスコット(呼び捨て)のセンスのない演出に慣れたからなのか、一応、原作(韓国のコミック)がある為、物語のバックグラウンドが、しっかりとしてたからなのかは、これから紐解いていこうではありませんか。歴史学。

『レギオン』も愛しているんですよ → 『レギオン』の感想文

今のところ、『レギオン』に一番長い感想をつけたんじゃないかしらね。愛ですよ愛。過去を振り返ればスタウオのエピワンに一番長い感想を書いたんですけどね。スタウオはもう映画ではなくスタウオというジャンルだから(ぎらり)。

スコット(呼び捨て)に対して言いたいのはただ一つ。監督をやめて裏方の映画稼業に勤しめばいいのいなーとは思ってます(毒霧)。

基本的にB級テイストな映画は大好きだし、何度かこの映画ブログでも書いてますが、人生において「駄目すぎて唾棄すべき作品!」と思っているのは一本だけです。今のところ。それは邦画。ちなみに、少し前に観た『LOFT』も栄えある唾棄すべき作品に加入するところでしたが、結構、楽しく感想を書けたのでギリギリです(こちらが感想)。ヘンテコをそれなりにエンジョイできました。

スコットの作品は、大好きな俳優ポール・ベタニーが主役をやっている為、ついつい重箱の隅をつついた感想になってしまうんです。例えばポールは主演ではないですが、メインキャストとして出た過去の作品『キラー・ネット』などは、『レギオン』や『プリースト』に比べたらもっとB級、もっとC級かもしれません。でも面白くて楽しいのです。全然、「監督、何を考えとるんじゃ!」という疑問はわかないの。もちろん突っ込みどころは満載なんですよ? 整合性がとれてない場合があっても、B級映画の底力でねじ切って観客をどっかんどっかん興奮のるつぼに落とせばいいんです。全ての作品が文芸の香りが漂う一級品じゃなくっていいわけです。私にとっての特別な一本になってくれればそれでいい。

だが、スコットは、基本的に映画のセンスがないと思うのよねえ。ライトなオタクなんじゃないかしらね。監督はライトなオタクではいけません。相当にディープなオタクじゃないとやってられませんよ! プラスセンス。プライスレス。

こだわりが感じられないのよスコットからは。変なこだわりは感じるんだけど、すごく浅くて仰天です。小賢しさは感じないんだけどねー。純粋に映画好きで撮影してるとは思うのだが……。

と、ついスコット(呼び捨て)に対する疑問がむくむく湧く作品ではありました。

ポールが出てなければ、私も何も感じず「おお、結構面白かった」といって記憶に薄く残る程度の楽しい作品だとはわかっているのだぜ。レンタルDVD屋で棚にあったら、ポールが出ていなくても手に取った作品ですよ。吸血鬼、近未来、退廃的……「あら、面白そうじゃない」と躊躇なく手にとり、ツイッターでも「結構良かったっすよー」と褒め称えていた作品なのよ。

今でもポールのことさえ目をつぶれば「面白かったー」と素直に声に出して言えます。

作品で良かったところを先に書きます。武器は割と良かったかな。あと、衣装も良かったね。最初のアニメで世界観を説明も悪くない。多分、原作の漫画からアニメーションをおこしてるんだよね?

しかし、武器にしても、「この武器……使い方間違えてるよね」と思うような位置づけの武器が一つ。アニメにしても「このまま最後までアニメにしちゃった方がお互いのため――なんじゃないだろうか? お互いって、我々とスコットのことなんだけど」

といった疑問が既に渦巻くのであった。衣装だけかしら疑問が渦巻かないのは。

褒める部分はとりあえず全て褒めました(えっ……)。アクションに関しては確かに『レギオン』よりは見応えあったんです。でも、詰めが甘いの。「ここのアクションと演出はどーなのか、スコット」と問い質したくなっちゃうのさ。さっさっさ。

あ、最大の褒めどころを忘れるところだった。役者のチョイスは最高です。ポールはもちろんベリーグー。(といいつつ、何故この作品に出たのか――という疑問はオールウェイズ三丁目)。他の役者さんも見栄えよくて素敵。女優さんも全員良かったし、目の保養。それが最大の褒めどころだ。

ここから先は疑問とグチが渦巻く世界です。ネタバレ部分になったら折りたたみますね。ネタバレっていってもそれも……「これは確かに秘密事項なのかもしれないが、その秘密がばらされた時に、ちーーーーーっとも衝撃的な展開にならないのは何故なのかしらね。その秘密、もう知ってたから(知らなくても)!」とスコット(呼び捨て)にメールしてやりたい衝動にかられました。ほらB級でお約束の展開で、誰の頭にも思い浮かべられるベタな秘密ってあるじゃないですか。それでも楽しくダマされている我々っていうの? しかし『プリースト』に関してはその秘密が……「で?」ってなっちゃうのよ。このあたりは『レギオン』の方が顎が外れたかもしれない。「え!?」という違う方向での驚きが『レギオン』にはあったかもね。『プリスート』はそういう驚きは満ちあふれてないわけ。ヘンテコ驚きはないの。用意された驚きが待ち構えているんだけど、何だか薄い精液を飛ばしている人がいたわね……って感じなのよ。下品な言い方しちゃうけど、忘れちゃいけないのは、ここが一応18禁を謳っている映画ブログだからね。たまにいれとかないと、いけないノルマがあるんですよ。自分ルール。

この映画を例えるならFF13というゲームのような、一本道映画だった――というのが全てなんじゃないかしら。

さて、細かくつついていくわよ!


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バイクの造形に関しては、こういうブリキっぽいのが好きな人もいるかもしれませんけど、「何この、ダサイ造形……」と思わず大声で叫んでしまった。特に、ポールが乗るバイクが酷いったらないの。ただ、こういうモーター系のデザインや、機械などのデザインは好みの問題ですから、「このバイクだけは最高だった」という方がいても私はおかしいとは思いませんよ! そこまで心は狭くないです(オープンハート)。

私が好きな近未来のノスタルジー機械っていうと、大友克洋様(敬称)が描く世界みたいなのは大好きよ。大友先生(尊敬)の絵を最初観た時は「日本人にもついに、ここまでの才能を持つ人が出現したかー!」と鼻血を出したものです。もちろん手塚治虫巨大先生に敬意を払いつつ。松本零士先生の描く宇宙は当然だけど、戦争ものの雰囲気なんかも好きですよ。SF雑誌スターログで大友先生の確かアシスタントだった人たちにインタビューした記事は今でも宝ものだもの。後はメビウスやシド・ミードの世界観が好きです。鳥山明先生の描くバイクなんかも相当に格好いいし、素晴らしいわよね。

という、一応好みを提示しつつ……『プリースト』のバイクを観た時に、「なんじゃこりゃ」という台詞がつい私の口から飛び出してしまったのでした。でも本当のバイクマニアからしたら「最高のデザイン!今世紀最高のデザインだぜぇえええええ。現代美術館に展示されてもおかしくない歴史的&画期的! 未来永劫、誰も、ホンダでさえも、カワサキでさえも、このバイクを越えられないぃぃぃぃぃぃぃ!」といったデザインだったかもしれません。バイクド素人の私は黙って目をつぶります。ZZZZZZZ……。


武器とアクションについても書きたいんだけど、ネタバレ要素を含んでしまいます。ここから畳みます。


↓ 続きの感想はこちらの下に折りたたんであります。ネタバレ注意です。秘密二つにも言及してます。どこが秘密じゃという秘密でも、一応秘密だから……。

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ギャングスター・ナンバー1のポール・ベタニーgif動画♪

ポール・ベタニーといえば『ギャングスター・ナンバー1』。案の定、海外gif職人さんどもが素敵な動画を作っていらっしゃいました。


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ここ、カメラワークがいいよね。好きなシーンだわー。


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お目々キョロキョロ


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前髪がパッツンなのに似合うわ。パッツンじゃなく自然な前髪の方が普段は好みな私ではありますが、このパッツンは可愛いであります。


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この歯の出し方はザ・ポールですよね。まさにポール。


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一見、自然な流れですが、これ多分違う作品とミックスされてるgif動画なのです。そうだわよね…?この女性…『ギャングスター~』に出てきてないわよね…。出てきてたら申し訳ない。まあ、私の勘違いだとしても話は続けます(ごり押し)。最近はこういうミックス手法が流行っているみたいなの。gif動画じゃなくても違う作品同士をミックスさせて、まるで共演しているかのように見せる手法が海外では流行っているのだ。面白いよね。

アウグストシリーズでお伝えする予定なのですがアウグストさんがよくミックスされているのは『イングロリアス・バスターズ』で共演したメラニー・ロランさん。ショシャナ・ドレフュスを演じたメラニーさんね。『イングロリアス~』ではメラニーさんとアウグストは特にそれほど接点はなく、ナチスの将校としてメラニーを呼び出しただけの役割でした。レストランまで連れていかれエスコートを一応されただけの関係であります。ダニエル・ブリュール演じるフレデリック・ツォラー国防軍一等兵がショシャナに一目惚れするので、ダニエルとメラニーさんのコラボ(?)は当然なのですが、何故か海外ではアウグストさんとメラニーさんのラブっぽい(?)ミックス画像が多いの。面白いです。もちろんダニエルとメラニーさんもあるのよ。

ポールは特定の誰かというわけじゃないけれど、違う作品と地味にミックスされています。地味にっていうのはポールが出ている作品はさすがに何だかわかるけれどもう一本ミックスされている作品が私の無知によりわからないのであった。

でもみなさんお上手なので「あら…こんな女性いたかしら…」とちょっと疑問に思うだけで自然な雰囲気に仕上げているのでした。

私も二次創作をやっているので架空パロ(お笑いがなくても)はよくやる手法です。文字ベースですけどねー。スター・ウォーズを他のキャラが演じていたらみたいな空想といった案配?

ほら公式自らOKだしているハリー・ポッターのパロディチャリティー番組を以前、お伝えしたじゃないですか。スネイプ先生を何とジェレミー・アイアンズが演じているこの喜び!そういうパロディです。ああ、何て楽しいのだ。ジェレミーもやりそうだもの。あのパロディ見つけた時の私の喜びといったら。もちろんスネイプ先生はアラン・リックマンのドンピシャ役。基本的には当然アランのスネイプを愛していますがジェレミーのスネイプも観てみたいという欲望はあります。二人ともイギリスだもの。陰険顔が得意だもの二人とも。ふーっ(興奮)。

一昨日、やっとこさ『ハリーポッターと謎のプリンス』をDVDで鑑賞したのですよ。『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』も続けて鑑賞すれば、もうじき公開されるラスト物語に追いつける。

私、スネイプ先生が一番好きなの。謎のプリンスを鑑賞していても

ああっ…やっぱりスネイプ先生大好き!

と悶えながら観てました。でも話は難しかったよ。割と唐突に物語が始まったよね。小説読んでいる人は違和感ないのかもしれないけれど映画だけで物語を追っかけている人には少しだけ入りづらいパートだったと感じます。





小説を読まないと補完できない部分があるんだろうなーというのを一番感じたパートであった。それまでのシリーズは特に何もわからないことなくすんなり鑑賞できてたのだが『謎のプリンス』は「えっ!?この人誰?」という人が唐突に出てきたりして戸惑ったわ。きっとあの分厚い本を一本にまとめるには無理があるのだろう。京極堂シリーズと一緒でだんだん分厚さが増してくる方式の作品だものね。小説は手にとってないのでよくわからないのだがそうなのであろう。

基本的に暗い話になっていっているが、それでも学園生活部分の描写は今回も楽しかったなあ。ホグワーツにはとにかく入学してみたいもの。大人で加齢な私でさえそうなのだから世の中のポッタリアンキッズは「魔法使いになりたい!」と熱い思いを滾らせているであろう。私も十代の頃にこの映画に出会ってたらポッタリアンになっていたと感じるよ。そりゃ大人になってからだってはまるのはいいのだが、はまりたいものが多すぎて身体が一つじゃ!そうだ魔法で分身!分霊箱!

原作を知らないので映画で結末を知ることになりましょうぞ。映画で作品を見終わったら小説にトライしてみる予定ザンス。

『インクハート』のほこり指なgif動画など



インクハート』(感想はこちら)で、ほこり指(Dustfinger)を演じたポール・ベタニーのgif動画です。ポールが演じたほこり指は何度も言いますけれど絶品の演技。作品そのものは美しいけれどわりとゆるーんとしたファンタジー映画で興行的にもそれほど大ヒットとはいかなかったようですが、ポールのソフトタッチ演技に悶絶しましょう。

ポールは長髪似合うと思うのですが滅多に長髪になりませぬ。なので『インクハート』はそういう意味でもポールの宝庫でありますよ!


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こんなに炎ふりまわしているのに気が弱くてちょっぴりずるい役(でもいい人)なんですよね。そのギャップがたまらん。懐いてくる若手には強気なほこり指ポールの演技がこれまた鼻血。それにしても海外職人さんはセンスよく洒落て作りますのう。ひたすら感嘆でございます。眼福じゃ。


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↑こちらはgif動画ではありませぬが、素敵な海外ファンの方がコラージュした美しい作品。ラスト近くにおけるポール・ベタニーの美しさにはこれまた息を呑みますよ。どのシーンか言ってしまうとネタバレになるのでここでは控えますけれども♪

さて今日は午後から時間が少しばかりあいたので…映画を一本(自宅DVD)鑑賞するか…それとも本を読むか…寝るか…(眠いです。毎日眠い…)。贅沢な悩みでありますわいわい。ポールの映画かバーナビーの映画を観ようかなあ。バーナビーのヘンテコ13日の金曜日ホラーっぽいのも面白そうなのだが(日本語はもちろんない…)、ものすごい楽しみでとってある『ロシアンドールズ』を遂に観るというのもいい。

でも何故かポールの『キラー・ネット』も観たくなる。何度観れば気がすむというの…。本当に面白いんですよー。『キラー・ネット』ファンがあまりいらっしゃらないのが残念。ヘンテコでパイパタールな映画なのになー。音楽がいいんだよなー。ヘンテコ最高。ポールがピンクゴールドに輝いてみえる映画でもあるのです。『キラー・ネット』のポールはピンクゴールドだよね。ポールは赤やブルーのイメージが強いと思うのですけれど(色で表すとしたら)、ピンクゴールドの時もあるんですよね。シルバーブルーかと思いきやピンクゴールドちゃんなのです。ピンクだもの。肌の色がピンクホワイトだもの。唇もピンキッシュ&ゴールドだもの。ピンクゴールドなのだもの!キラー・ネット!

『レギオン』より作品的には上位にあると信じてます!<『キラー・ネット』

『キラー・ネット』もまだネタはいっぱいあるんですよ。ヘンテコ映画ほどネタが転がっているの図。

ではよいピンクゴールドを。むほほ。

ポール・ベタニー出演作品『ロック・ユー!』のオリジナススコアのサントラとポール演じるチョーサーの口上シーンを取り上げたよ♪

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ROCK YOU !(ロック・ユー!、原題:A Knight's Tale)
2001年 アメリカ映画


さてさて久しぶりにロック・ユー!についてですよ。今までのロック・ユー!についてのいろいろなお話はロック・ユー!のカテゴリーからどうぞ♪

ロック・ユー!のサントラというと超有名なQueenのWe Will Rock Youが入っているサントラを思い浮かべるのではないかしら。David BowieのGolden Yearsも入っているサントラを想像しますよね。ロックに彩られたサントラ。そちらが基本的には売れたでしょうし有名でありましょう。

アメリカAmazonのサントラページ(ロックバージョン)

もちろん私もそちらのロック調は好きなのですが、ロック・ユー!はオリジナルスコアが秀逸だったのですよ。映画を鑑賞している時から私はオリジナルスコアに心奪われた!!中世のパンパかパーンな雰囲気と少しエスニックがかったオリジナルスコアとっても良かったですよね。

ロックバージョンは購入しなかったのですが、オリジナルスコアのサントラを手に入れました。このサントラを手に入れるのに意外と苦労したのでありました。私が購入した時期、売り切れが多くて中古も意外と手に入らなかったんですよー。今はまた中古、新品とも出回っているかもしれません。時期的なタイミングはありますものね。で、注文できたはいいが二ヶ月以上待ったのであった。確か日本のAmazon輸入ページで購入したのだが、輸入ページだけあって現地調達系だったようで、大変に到着が遅くなった。途中何度も「キャンセルしてもいいずらよー?」というメールをもらったぞ。本当に在庫がなくなった場合はAmazon側からキャンセルしてくるけれど、一応、在庫はあるけれど到達時間がかなり遅くなりますよ…っていう場合はキャンセルの選択権がこちら側になる場合がありますな。

急いではないし、在庫は一応あるようなので辛抱強く待ってやっと到着したサントラなのでした。日本のAmazonでは視聴ができないのでアメリカのAmazonからどうぞ

オリジナルスコアのサントラページ(アメリカAmazon)

曲リストはこんな感じ

A Knight's Tale (Score)

1. Nemesis - Carter Burwell
2. A Cooked Patents - Carter Burwell
3. A New Worship
4. A Apprenticed
5. A lance without target
6. A St. Vitus' Dance (Smithy Mix)
7. A To Run or Not to Run
8. A Modo Niger
9. A Dark Watch
10. A Guinevere Comes To Lancelot
11. A Cheapside Promenade
12. A Follow Your Feet
13. A Love Reflects
14. A The Showdown
15. It Could Happen to You, film score [Grog Mix][*]



視聴では残念ながら私の好きな曲の部分が流れないのですが、映像とマッチングしている曲ばかりで本当に秀逸。特に一曲目&五曲目の華やかな躍動感溢れるメロディーに心躍る!アメリカAmazonのレビューも好評でありましょ?おほおほ♪

作曲家カーター・バーウェルさんはアメリカのニューヨーク生まれの作曲家。日本ウィキペディアによるとコーエン兄弟とスパイク・ジョーンズすべての作品の音楽を手がけていらっしゃるらしいです。かなりの映画音楽に携わっていらっしゃいますね。カーターさんの日本ウィキペディア紹介ページ。ああ、『ベルベッド・ゴールドマイン』も彼が音楽を手掛けていたの。そうだったの。

そしてオリジナルスコアサントラの素晴らしいところはですね。15曲目の It Could Happen to You, film scoreで、ポール・ベタニー演じる詩人ジェフリー・チョーサーのあの素晴らしい口上シーンがそのまま入っているんですよ!ステレオからポールの口上が流れ出してびっくりしました。印象的なあのシーン!チョーサーの口八丁手八丁な嘘八百口上が淀みなく流れ出すあのシーンです。ロック・ユー!はポールの見せ場たっぷりですものね。その中でも口上シーンは極上のシーンの一つ。当然、ユーなチューブにアップされてます!!まずはそのシーンをどうぞ。





ワンシーンだけでなく幾つかのシーンを編集してありますな。CDに入っていたのはユーなチューブですと30秒のあたりから開始されるシーンです♪

そして私は英語の台詞を手打ちした。DVDの字幕をコピーではなく手打タイプちで再現。スペルミス多発だと思いますが手打ちなので勘弁してください。皺が増えます皆さんの。いつもの常套句。私に英語の質問をするとエイジングする呪いがかかりますからね。年齢が数億倍の速さで進むようになるので気をつけましょう。

それにしても英語をタイプする機会なんて久しく訪れてなかったので死ぬかと思った。どんだけコピペに頼った生活だというの……。

上のようつべな映像(30秒あたりから)…を耳で聞きながらチェックしてみてね☆

My lords… my ladies…and everybody else here not sitting on a cushion…

today, today… you find yourselves equals.

For you are all egually blessed.

For I have the pride…

…the privilege, nay, the pleasure…

of introducing to you a knight sired by knights.

A knight who can trace his lineage back……beyond Charlemagne.

I first met him atop a mountain near Jerusalem…praying to God…

…asking his forgiveness for the Saracen blood……spilt by his sword.

Next, he amazed me still further in Italy…

…when he saved a fatherless beauty…from the would-be ravishings

of her dreadful uncle.

In Greece……he spent a year in silence…

…just to better understand the sound……of a whisper.

So without further gilding the lily and with no more ado…

…I give to you the Seeker of Serenity…

…Protector of Italian Virginity…

…the Enforcer of our Lord God, the one, the only…

…Sir Ulrich von Lichtenstein !


ふう……。そして日本語字幕を手打ちで。これは簡単。日本語は光の速さで打ち込めます。タイピングタイピング。


さて、ご列席の貴人、貴婦人がた

そして高貴な席にいないすべての方々

今日 ここにいる皆様は

平等な立場であります

誰もが等しく祝福されるからです

私はここに誇りと 驕り、いや喜びをもって

騎士の中の騎士を御紹介しましょう

その家系はカール大帝の治世以前にさかのぼる

エルサレムの山頂で初めて出会った時

彼は神に祈り

サラセン人を斬殺した罪の許しを乞うておられた

次に彼はイタリアで父親のいない美女をトルコ人の残忍な伯父から救い出した

ギリシャでは一年間一言もしゃべらずに過ごし…

静寂の中に潜む声ならぬ声を…聞き分けた

これ以上の賛辞は無駄というもの

静寂の探求者にして処女の守護者を御紹介しよう

神の遣わした斬殺者 天下無敵の豪傑

ウルリック・フォン・リキテンスタイン卿ォォォォォォ!!!



ポールの口上は本当に素晴らしいです。見せ場です。そして更なる英語の向上(口上にかけてみました。すーん♪)のために、手持ちのDVDの画像をキャプチャーした。こじつけともいいます。ポールに見とれちゃって英語の向上どころじゃないもの。それどころじゃないのだもの。


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ここ、日本語ですと「高貴な席にいない方々」と素敵な訳がなされてましたが、英文だと「クッションの上に座ってない人たち」とユニークな言い回しになってますよね。そう、庶民は立ち見だからね。座っていても地べたや板の上などでしょ?


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ツデーエエエエエィ!ツゥゥゥデエエエエエエエイ! この言い方大好き。真似したくなる。っていうか真似してます。


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大嘘をつきまくってるけれど素敵なのでいいのだもの。緩急つけて叫んだり柔らかく言ったり…上手なのだもの!ポールは柔らかいのだもの!


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この表情最高。ウィスパァ……って言った後に間がありますでしょ?そこの表情であります。


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うなるようなコール!巻き舌全開パワー♪

上のビデヲではリキテンスタイン卿ォォォォォォ!!!と言った後で他のシーンになるように編集されてますが、映画のシーンではチョーサーが口上を言い終わって、一度、会場から退くのだけれど、観客のウケが良かったので軽く挨拶しにちょろっと戻ってくるのね。


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俺は(俺たちは)しばらくの間ここにいますんで!

って感じですかね。実際の日本語の字幕では

「ありがとう、ありがとう! どうぞごひいきに」

と訳されてました。この競技が開催されている間、俺たちのファンになってちょうだいね♪ みたいなノリですね。そう、騎士試合(槍やら剣やら)は各地を巡業するんですよ。しばらくしたらまた別の場所の大会に出場するシステムなの。それでグランドチャンピオンシップ…みたいになっていくのよね。

面白いのは、主役のウィリアムを演じるヒース・レジャーはポールの大げさな口上を好意的に受け止める。ヒースは最初ちょっと戸惑っただけで受け入れるのね。次にヒースの友達でもあり従者ローランドの役を演じていたマーク・アディ(ふとっちょの人)は、ポールの大げさな口上に困惑しつつも別のシーンでは助け船出したりして仕方ないか…ってなる。多少、文句は言うけれど激怒するほどじゃないのよ。そしてポール演じるチョーサーの振る舞いを最初から苦々しく思っているヒースの友達&従者役ワット(アラン・テュディック)はポールの口上を聞いている時もイライラしっぱなし。上のビデオでもわかりますよね。赤毛のワットはチョーサーが何かする度につっかかるんだけどいつもチョーサーに適当にかわされちゃうの。でも結局、良い感じの雰囲気になっていく二人なんですよねー。憎まれ口をたたき合いながらも仲良しっていうのかしら。すごくいい関係なんですよロック・ユー!の旅の仲間達。私が観てきた映画の中でもかなりの上位に位置する羨ましい旅の仲間シリーズです。こういう関係に入りたいもの!!良い関係なのだもの!!素敵な関係なの。

上の口上シーンのすぐ後のシーンをキャプチャー。日本語訳はDVDの日本語字幕から。


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ローランド(右のふとっちょな人)「個性的だ」 

これはチョーサーの大げさな口上に対しての台詞です。


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ポール演じるチョーサー「我々の個性を称えた」

ポール、どこ吹く風です♪


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ローランド「人前ではやめてくれ」  

ローランドは文句をいいつつも冷静なの。その間、ずーっと赤毛のワットがギラギラした表情でポールをねめつけているのがすごく可笑しいのです。ポールに言ってやりたくて(殴りたくて)仕方ないの。


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赤毛のワット「お前……」

で、やっとワットが文句を言える番に。ワットは興奮しすぎてすぐに言葉が出てこないほど怒ってます。観客にポールの口上はとっても受けたんですけどね。主役のヒースも意外と気をよくしてました。しかしワットは完璧に怒ってます。

ポール演じるチョーサーはとにかくワットには強気なの。チョーサーはヒースやローランドに対してはそれほどおちょくらないのに、チョーサーにつっかかってくる赤毛のワットにはファニーに応戦してかわします。そのかわしがまたワットの怒りをあおるあおる。ほら…もうあおってます。


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チョーサー「ぶっ殺したくなるほど上出来だったか?」

ポールは既にワットが怒りの頂点に達しているのをわかってわざと言ってるのですよー。しかし、英語な原文を見ただけでは私には上の日本語訳はできませんですわい。英語って難しい。一つ一つはそれほど難しい単語を使ってないのに、このシーンでのポールの台詞は英語を見ただけだとニュアンスがわからないもの。私の英語センスがなさすぎという弊害はあるにしても。だとしても!


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同じ台詞なのだけれどポールのワットをいなしている表情が小憎たらしくも最高にキュートなので連続してアップ。何て可愛いの…。約十年前のポール。私、チョーサーなポールはかなり好きなんですよ。私の理想のポールに近いかもしれない。こういうポールを望む。リアルでいたらね。リアルでいたらチョーサーっぽいポールが好きなんです。もちろん仲間との関係性も好きなんです。そういった全部のニュアンスを含めてチョーサーなポールは私の中でかなり上位。というか一番と言い切りそうになる時があるよ。まだポールの映画を全部見てないのに。でもギャングスターなポールもいいからな。あれは別格だものね。


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赤毛のワット「おう…そうともさ……」

この部分は日本語字幕でも訳されてませんでした。私のニュアンス訳です。怒りすぎてるワットが「お前の言うとおりだ、今すぐお前をぶっ殺したい…」といったニュアンスでオーイエス…みたいになっちゃってるの。怒りすぎなの。

その間もポールはワットの怒りを意に介さず、お馬さんをなでなでしてるのね。そしてワットが爆発寸前なのにポールはお馬さん(ぱかぱか)にチュッ!ってキスをするんです。このキスの音、かなり響きますよ!ものすごいチュッ!とキスしてるんです。

チュッ(*  ̄)( ̄ *)チュッ

バーナビーの時に多発される顔文字なのですが、ポールがお馬さんにキスするシーンが素晴らしく愛らしいので特別に……

チュッ(*  ̄)( ̄ *)チュッ

で、ポールはワットを振り向きもせず……


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チョーサー「観客は注目した。勝ってこい」

と、ヒース・レジャーに声をかけるの。自分がした大げさな口上で観客が試合を注目するだろう…ってね。

その間もワットは怒りすぎてアワワワワとなっちゃってる場面なのです。ここ最高なの。

コメンタリーでも監督が…

監督「アランがいいね」

ポール「イエス」

監督「彼独自の方法で君を脅している」


と喋ってましたわよん。

このあたりのコメンタリーでポールが監督に「フォングはキックだよな」と問いかけるのね。監督は「そうだよ」って答えているのです。この作品でのコメンタリーは雑談形式だから二人だけの世界っぽい会話も結構多発するのですよ。前、見た時は何も気にとめず聞いてたんだけど、今回キャプチャーしてもしかして…と気づいた。上の字幕で a good fonging is on the way. って言っているシーンあったでしょ。俺のことをぶっ殺したいんじゃないの?ってポールがアランにふっかけているシーン。fonging のフォングについて話してたのかもしれない。ニュアンスがわからない台詞だもの…。ハッ倒す…といったニュアンスの英語なのかもしれない。

しかし私は向上を目指さない人間なので調べないのでした。ポールだって監督に問いかけてるくらいだもの。自分が言った台詞なのに。ならば日本人がわかるわけがない。開き直る。

前も書きましたが、この映画のコメンタリーで監督とポールはアメリカ英語とイギリス英語の違いなどギャグを交えながら喋るの。イギリスじゃそういう言い方しないよ…みたいなね。同じ英語喋る人種でも当然ニュアンスは大いに違うでありましょうからのう。

日本人が近づけるわけがない。開き直り。

私は特に近づけませんです。パイパタール。

ロック・ユー!はポールの魅力がまだまだつまっているのでネタ記事も増えていく可能性大。その前に感想を書けばいいのに!ネタについ走ってしまうのでありました。

gif動画初体験。ポール・ベタニー主演映画『ウィンブルドン』でgif動画を作ってみたの巻

先ほどの記事でダニエル・ブリュール君のgif動画(他の素敵な職人さんが作成したものをネットの海から拾ってきた)をアップしましたが、私も作ってみたよ。稚拙だけれども。

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荒々しく作ったのでカクカクってますね。難しいもの。この作り方が合ってるのかどうかもわからないのだもの。

実際の映像では一秒か二秒くらいなの。ぱらぱらアニメっていうかアニメや映画ってもんのすごい大量のコマ(フィルム)で成り立っているのだなあーって実感できました。すんごい面倒です。gif動画ソフトもあるようなのだが、そこまでして…。手持ちのフォトショでやってみたよ。面倒だよ。涙目だよ。滑らかにするにはもっとコマを多くせねばならぬのであろう。

ウィンブルドン』のポール・ベタニーは役柄上、情けない表情をするシーンが多くてそれがきゅんきゅんするのですが、このシーンはホテルのフロントに部屋を間違えられて、キルスティン・ダンストが泊まっているゴージャスな部屋に入っていってしまうシーンです。そしてシャワーを浴びているキルスティンに釈明している場面なの。可愛いの。しどろもどろなの。

画像キャプチャーするとこんな感じです。

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上の台詞はキルスティンの台詞ね。

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で、ここの部分を動画にしてみたのであった。ふう……。gif動画職人としての道を歩むかどうかは謎です。でもこれだとバーナビーのキュートな動画も作れるんだな…。むっふらむっふら。ポールのブリーフシーン動画も作れるのであろう。むっふりむっふり。

基本的には大変に楽しいです。ポイントとしてはユーなチューブにもアップされてないようなシーンなどのgif動画を作るのがいいんじゃなかろうかと思うのです。だって有名なシーンならユーなチューブで動いているのを御紹介した方が楽だし美麗だもの。とはいえ、そういう有名なシーンも職人さん達は綺麗に再現してるんですよー。憧れるゥ!(そこに!)ディオ風…。

ハッとするようなキュートgif動画を作れるよう精進します。(え?目指すの?)

まあ、気が向いたらです。ええ、気が向いたらですよ。ぎらぎら。

というわけで俺の工作を見てくれよ日記なのでした。

第一号作品。

ビロル・ユーネルさんでやりたい動画もあるんですよねー。メイキングシーン。

ほほほ。ほほほ。ほほほのほ。

あ、そういえば、二日前の記事でアウグストさんの情報をアップしましたが、その時に一番最初に載せた写真は『23』からのスティール写真でした。"Die kommenden Tage"からではなかったです。つい先月『23』は観たというのに忘れてるんですよー。え、先月でしたよね。もうね月日の感覚もおかしくなってきてるわ…。『23』は何度かアウグストさんの様相が変化するのね。さなぎが蝶になるように…とまではいわないけれども。洋服の雰囲気がチェンジするんですよねー。そのせいで混乱してしまいました。記事でも訂正しておきましたわん。

ではでは。

白いブリーフはイマイチな男子が穿く…というのは世界共通の認識なのであろうか?ポール・ベタニー主演『デッドベイビーズ』から検証してみよう。股間御開帳もあるので今回は15禁です。

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デッドベイビーズ 原題:DEAD BABIES  2000年 イギリス

股間開帳記事になったら折りたたみます。でも修正してあるのでぺにぷるは見えないよ。女子のオマタも見えないよ。修正済です。残念ですけれども!ふんふん♪

それとブリーフ爆発記事というよりは役者さん紹介な記事にもなってます。『デッドベイビーズ』を題材にはしてますが、作品のネタバレはしてないので御安心ください。只し、作品の画像は出てきます。


前からやるやるいっていたやるやる詐欺記事をやっとアップ。こちらにいらしてくださる方々でポールをお好きな方が白ブリーフに思いを馳せるといえば、ポールの代表作『ギャングスター・ナンバー1』での凄惨なシーンにおける美しいポールの白ブリーフ姿でありましょう。

カッコイイ英国紳士スーツ(クール!)をキメているのに、下着は何故か白いランニングと白いブリーフというそのギャップっぷりに目が飛び出しつつも、萌える仕上がりになってましたよね。あの映画で白ブリーフを見直した方も多いのでは?

しかし、白ブリーフといえば実際のところの世界情勢はわかりませぬが、イケてる男子が穿いているイメージではないですよね。特に昔ながらのスタンダード白ブリーフ。ここでも以前、『ロッキー・ホラー・ショー』の記事で白ブリーフ特集をしました。(→ こちらの記事)

主人公の男子ブラッドは堅物で真面目…の設定でしたが彼の穿いている下着は当然のように白ブリーフ(デカパン)でした。ということでアメリカやイギリスでも白ブリーフはダサイ象徴なのだという認識でOKなのではないかと。

とはいえ、白ブリーフでもちょっと形が違ったり、穿いている男子が美麗だったりするとお洒落アイテムとして輝いているよね。

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ほら、カルバン・クラインだもの。モデルさんが穿いていると白もまばゆいもの。

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このくらいの股上だと前の部分は開いてないの?それとも私が構造を理解してないだけで、秘密の穴があるんでしょうかな。男子としては前は開いていなくてもいいものなのかしら。超ビキニタイプだと穴開いてないよね?

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薄い水色になった途端に、白ブリーフとは全く違う下着に見える不思議……。

白ブリーフってあらゆる意味で別格なんですね(結論)。

いきなり総括で終わりたくなりますが、これからが本題です。

海外俳優男子が映画で下着姿になってる場合、トランクスもあるし、ボクサーもあるし、ボクサートランクスもあるし、バリエーションは豊かです。バーナビー・メッチュラートも映画によってブリーフ(柄)、トランクス、ボクサーゆるーんトランクスなど様々な下着を装着していました。アウグストさんはゆるーんなボクサートランクス穿いていたよ。

でもこれらも映画のために用意された下着なのでしょ?本人が実際にはどんな下着を装着しているのかはわかりません。下着まで含めて衣装として渡されるのかしらね。もちろん下着姿にならない時は自前の下着なんだと思うけれど…。

デッドベイビーズ』は男子下着の宝庫でした。

ダサイ男子代表キースが白ブリーフをこれでもかと典型的ダサっぷりで穿いているの。役柄も徹底的にイケてない設定なのです。彼がいかにイケてないかの形容詞がオンパレードだったよね。しかも自分で完全にダメっぷりを自覚している相当に自虐的な役柄。役者さんの役者根性に感服した。


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キッチンに佇むキースさん。イギリス映画でおなじみの水色インテリアです。キッチン好きの私としてはキッチンの検証もしたいのですが今日はぐっと我慢して下着に焦点をあわせます。


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うーん。これは……もう何か役者魂。全裸よりもインパクトあるような気がするよ。基本的に『デッドベイビーズ』は小汚い描写が多いのです。もちろんストーリー上そういう描写が必要なのですが、とにかく小汚いの。特にキースはその設定だから思わず「うっ!?」となる場面も結構あるの。グロ…とは違うんだよね。汚物系っていうのかしらね。それと皮膚が痛々しい…などのそういった描写がたまにあるのです。なので苦手な人は徹底的にこの映画は苦手でありましょう。作品としてよくできてる作品ではないから。でも私は結構好き。もちろんポールが出てなければ「何じゃこりゃ」と一刀両断する可能性巨大な映画なのだけれど。イギリスのぶっとんだ若者ども…の生活が垣間見られて楽しかったよ。

それにしても思わずブリーフから目をそらすほど、ダサイ。しかも真っ白じゃないんですよ。染みとまでは言わないが全体的にヨレて黄ばんでるの。ディティールが妙に細かくてそこがまた「うううっ?」となりますなあ。

キース役を演じたのはアンディ・ナイマン(Andy Nyman)という役者さん。1966年産まれ。現在44歳。『デッドベイビーズ』は10年前の作品なので当時34歳。愛嬌がある顔をしているので憎めない設定ではありましたよね。


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デッドベイビーズ』では惨めなキャラ設定だったが、御本人はなかなか素敵ですね。さすが役者さんです。

キースさんのブリーフ姿が印象的ではありますが、他の男子出演者も『デッドベイビーズ』では下着姿をバンバンおしげもなく晒してます。

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この子、ビリー・アイドルっぽかったよね。ポールも肌が白いけれど、彼も肌が異常に白かった。かなりエキセントリックな役柄の子だったのですが、このシーンでは普通の男の子っぽくって可愛い。彼は女子には性的興味はなく男子オンリー愛好者なのでした。もちろん役柄設定ですよ。彼はブリーフ素材のゆるーんボクサートランクスを愛用。役名はスキップ君♪

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またキッチンに皆さん集合。ドラッグパーティーをやって一夜明けた朝なの。みんな体調がグズグスなのね。黒いグラサンをかけているのがポール。その後ろにいるスキップ君に注目。股間に手を入れてボリボリやってるよ!ポールの真後ろだもの…。でも彼は役柄的にポールにホの字になるのではありません。スキップ君は何と、あのダサイ男子代表キース君とヤリたくてたまらないっていう設定なのよ。でもキースは女の人とヤリたくて仕方ないの。でも女性陣には誰にも相手にしてもらえないという…シチュエーション。

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陰毛も薄いもの。でも金髪じゃないよね!(興奮) 髪の毛はパンキッシュに染めているだろうなーというくらいプラチナブロンドだったのですが、本来の彼は薄い茶色なのでありましょう。ぼりぼり。ポールは猫とたわむれてるよ。きゅーん☆ スキップ君はいい体格してましたよね。それほどマッチョでもないけれどきっちり絞って身体作ってる感じ。ポールは意外とたるーんだもの。痩せてるけどたるーんとしてます。この時期のポールはそうでした。

スキップ君は役柄のせいか、目がいつもぎらぎら見開いて、かなりエキセントリックな状態のキャラだったので、キャラとしては当然印象には残ったけれど役者さん本人にはそんなに興味はわかなかったのね。役者さんの名前はクリス・マーシャル(Kris Marshall)さん。調べてみた。

1973年産まれ。現在37歳くらいかしらね。

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あら……素敵じゃないの。

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確かにスキップ君の面影はあるけれど、スキップなキャラの要素はこれっぽっちもないわ!びっくりだわ。素敵。彼も当然、英国産です。イギリス人だもの。私の好きな顔の傾向だ。

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可愛い顔。

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彼女も可愛い。スキップ君はスーツも普通に着こなしている。ああ、やっぱり役者さんってすごいわね。初めてスクリーンで出会う役者さんはその時出ている映画の印象が強くなっちゃうけれど、他の作品で出会ってれば一目惚れしてたかも!っていう役者さんいますよね。食わず嫌いはいけないわね。自省自省。

ほら『アナトミー』でセバスチャン・ブロムベルグが濃いと仰天していても、いつの間にか好きになってるもの。『スパニッシュ・アパートメント』の主役、ロマン・デュリスがこれまた濃い…と敬遠していたのにやっぱり好きになってるもの。自分を戒めないといけませんね。探求は常にしてなければいけない。

そう、それにスキップ君役のクリス・マーシャルの出演作品リストを眺めていたら『ラブ・アクチュアリー』に出演していた!ええええええ?全然わからなかった。この作品、ロドリゴさんが出演していたのにも気づかなかったしなあ。クリス君、どこに出てたのかしら…。クリス君も映画やドラマにと元気に活躍していらっしゃいます。そうか…今度から気をつけてチェックしてみよう。日本で公開された作品やDVDになっている作品にも出ているようだからチャンスがあったら出会えるでありましょう。


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さて、もう一人の白ブリーフ男登場です。クリックすると大きくなります↑

ヒッピーっぽい役の人ですが、白ブリーフをそれなりに着こなしている!彼はアメリカ人の設定なの。

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またポールの後ろでブリーフですな。ポールは猫をむにむにしてます。きゅーん☆

この髭ヒッピーさんはマーヴェルという役名で演じている人はウィリアム・マーシュ(William Marsh)さん。びっくりしたのですが『デッドベイビーズ』で、演じるだけじゃなく監督・脚本を勤めあげたのがウィリアム・マーシュさんなのでした…。そうだったの…。先ほど調べて初めて知った。

この人が監督だったのか。一応IMDbにも彼のデーターはあったのですが、監督と脚本を手掛けたのは『デッドベイビーズ』だけのようだ。後は俳優さんとして活動。それほど活発に俳優活動もしてないようですが、それなりに細々(?) と作品には出演しているみたいです。

監督と脚本家としての才能はそれほど花開かなかったのかもですね。『デッドベイビーズ』は原作がありましてイギリスの作家マーティン・エイミスの小説が元になってます。オックスフォード卒業な人でイギリスでは人気がある作家さんのようだ。お父さんも有名な作家。原作の『デッドベイビーズ』はかなり面白いらしく、原作を堪能してみたいですわ。実はポール・ベタニーも原作が大好きでこの作品に出演したようなのだけれど、ポールは映画の仕上がりに不満足で完成フィルムを観てないっていうよね。それほど気に入らない作品なんだ…。作品の中で演じているポールからはその不満は感じ取れなかったけれど。そこはさすが役者根性だったのかもしれません。作品は気に入らなかったかもしれないけれど、ポールはこの作品に出演している他の役者さんで何人か親友といった人ができたよね。この作品がきっかけじゃなくて元々仲良しなのかもしれないけれど、チャーリー・コンドウ(Charlie Condou)という役者さん。彼はお城の持ち主ジャイルズを演じてましたが、彼はポールの大切な実生活でのお友達。ポールとジェニファーにとっても大切な人で息子ステラン君のGodparent(名付け親)でもあります。

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この人ね。彼は映画では脱いでません。ポールとは短編 "Euston Road" でも共演しています。


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それとポール・ベタニーと一番共演数多い女優さん筆頭である、オリヴィア・ウィリアムズ(Olivia Williams)も出演しています。オリヴィアとポールは4本くらい共演してるもの。事務所が一緒なのかと思ったほどだわ。オリヴィア・ウィリアムズは商業的にも成功している映画に沢山出ていますね。最近だと『17歳の肖像』で堅物だけれど誠実な学校の先生を演じていらっしゃいました。演技派です。(→ こちらの記事)

さて、ここからはパンツを脱いじゃった人たちが多発します。といっても過激なものではありません。『デッドベイビーズ』は日本版DVDを購入したのですが、無修正でした。それほどぷらぷらしないからかもね。でも瞬間的にはモロダシでした。そんなモロダシの一瞬をキャプチャー。でもぼかしてあるので私のブログではバッチリ見えませんのよ。

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映画、海外ドラマの感想、俳優に対するパッショネイトが中心の映画ブログ。

ブログのタイトル Movie Star No.1 は ポール・ベタニー出演映画『ギャングスター・ナンバー1 (Gangster No.1)』から。Gangster の綴りはよく見ると star ではなく ster なのですが、映画スターといえばやはり☆ということでミックスしました。

ポール・ベタニー(英)とアウグスト・ディール(独)、ダニエル・ブリュール(独)、バーナビー・メッチュラート(独)、セバスチャン・ブロムベルグ(独)、ビロル・ユーネル(独)に惚れ込み中ですが、女優・男優 問わず、素敵な俳優さんをご紹介していきたいと思ってます。

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