スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ポール・ベタニー出演作品『ロック・ユー!』のオリジナススコアのサントラとポール演じるチョーサーの口上シーンを取り上げたよ♪

782.jpg


ROCK YOU !(ロック・ユー!、原題:A Knight's Tale)
2001年 アメリカ映画


さてさて久しぶりにロック・ユー!についてですよ。今までのロック・ユー!についてのいろいろなお話はロック・ユー!のカテゴリーからどうぞ♪

ロック・ユー!のサントラというと超有名なQueenのWe Will Rock Youが入っているサントラを思い浮かべるのではないかしら。David BowieのGolden Yearsも入っているサントラを想像しますよね。ロックに彩られたサントラ。そちらが基本的には売れたでしょうし有名でありましょう。

アメリカAmazonのサントラページ(ロックバージョン)

もちろん私もそちらのロック調は好きなのですが、ロック・ユー!はオリジナルスコアが秀逸だったのですよ。映画を鑑賞している時から私はオリジナルスコアに心奪われた!!中世のパンパかパーンな雰囲気と少しエスニックがかったオリジナルスコアとっても良かったですよね。

ロックバージョンは購入しなかったのですが、オリジナルスコアのサントラを手に入れました。このサントラを手に入れるのに意外と苦労したのでありました。私が購入した時期、売り切れが多くて中古も意外と手に入らなかったんですよー。今はまた中古、新品とも出回っているかもしれません。時期的なタイミングはありますものね。で、注文できたはいいが二ヶ月以上待ったのであった。確か日本のAmazon輸入ページで購入したのだが、輸入ページだけあって現地調達系だったようで、大変に到着が遅くなった。途中何度も「キャンセルしてもいいずらよー?」というメールをもらったぞ。本当に在庫がなくなった場合はAmazon側からキャンセルしてくるけれど、一応、在庫はあるけれど到達時間がかなり遅くなりますよ…っていう場合はキャンセルの選択権がこちら側になる場合がありますな。

急いではないし、在庫は一応あるようなので辛抱強く待ってやっと到着したサントラなのでした。日本のAmazonでは視聴ができないのでアメリカのAmazonからどうぞ

オリジナルスコアのサントラページ(アメリカAmazon)

曲リストはこんな感じ

A Knight's Tale (Score)

1. Nemesis - Carter Burwell
2. A Cooked Patents - Carter Burwell
3. A New Worship
4. A Apprenticed
5. A lance without target
6. A St. Vitus' Dance (Smithy Mix)
7. A To Run or Not to Run
8. A Modo Niger
9. A Dark Watch
10. A Guinevere Comes To Lancelot
11. A Cheapside Promenade
12. A Follow Your Feet
13. A Love Reflects
14. A The Showdown
15. It Could Happen to You, film score [Grog Mix][*]



視聴では残念ながら私の好きな曲の部分が流れないのですが、映像とマッチングしている曲ばかりで本当に秀逸。特に一曲目&五曲目の華やかな躍動感溢れるメロディーに心躍る!アメリカAmazonのレビューも好評でありましょ?おほおほ♪

作曲家カーター・バーウェルさんはアメリカのニューヨーク生まれの作曲家。日本ウィキペディアによるとコーエン兄弟とスパイク・ジョーンズすべての作品の音楽を手がけていらっしゃるらしいです。かなりの映画音楽に携わっていらっしゃいますね。カーターさんの日本ウィキペディア紹介ページ。ああ、『ベルベッド・ゴールドマイン』も彼が音楽を手掛けていたの。そうだったの。

そしてオリジナルスコアサントラの素晴らしいところはですね。15曲目の It Could Happen to You, film scoreで、ポール・ベタニー演じる詩人ジェフリー・チョーサーのあの素晴らしい口上シーンがそのまま入っているんですよ!ステレオからポールの口上が流れ出してびっくりしました。印象的なあのシーン!チョーサーの口八丁手八丁な嘘八百口上が淀みなく流れ出すあのシーンです。ロック・ユー!はポールの見せ場たっぷりですものね。その中でも口上シーンは極上のシーンの一つ。当然、ユーなチューブにアップされてます!!まずはそのシーンをどうぞ。





ワンシーンだけでなく幾つかのシーンを編集してありますな。CDに入っていたのはユーなチューブですと30秒のあたりから開始されるシーンです♪

そして私は英語の台詞を手打ちした。DVDの字幕をコピーではなく手打タイプちで再現。スペルミス多発だと思いますが手打ちなので勘弁してください。皺が増えます皆さんの。いつもの常套句。私に英語の質問をするとエイジングする呪いがかかりますからね。年齢が数億倍の速さで進むようになるので気をつけましょう。

それにしても英語をタイプする機会なんて久しく訪れてなかったので死ぬかと思った。どんだけコピペに頼った生活だというの……。

上のようつべな映像(30秒あたりから)…を耳で聞きながらチェックしてみてね☆

My lords… my ladies…and everybody else here not sitting on a cushion…

today, today… you find yourselves equals.

For you are all egually blessed.

For I have the pride…

…the privilege, nay, the pleasure…

of introducing to you a knight sired by knights.

A knight who can trace his lineage back……beyond Charlemagne.

I first met him atop a mountain near Jerusalem…praying to God…

…asking his forgiveness for the Saracen blood……spilt by his sword.

Next, he amazed me still further in Italy…

…when he saved a fatherless beauty…from the would-be ravishings

of her dreadful uncle.

In Greece……he spent a year in silence…

…just to better understand the sound……of a whisper.

So without further gilding the lily and with no more ado…

…I give to you the Seeker of Serenity…

…Protector of Italian Virginity…

…the Enforcer of our Lord God, the one, the only…

…Sir Ulrich von Lichtenstein !


ふう……。そして日本語字幕を手打ちで。これは簡単。日本語は光の速さで打ち込めます。タイピングタイピング。


さて、ご列席の貴人、貴婦人がた

そして高貴な席にいないすべての方々

今日 ここにいる皆様は

平等な立場であります

誰もが等しく祝福されるからです

私はここに誇りと 驕り、いや喜びをもって

騎士の中の騎士を御紹介しましょう

その家系はカール大帝の治世以前にさかのぼる

エルサレムの山頂で初めて出会った時

彼は神に祈り

サラセン人を斬殺した罪の許しを乞うておられた

次に彼はイタリアで父親のいない美女をトルコ人の残忍な伯父から救い出した

ギリシャでは一年間一言もしゃべらずに過ごし…

静寂の中に潜む声ならぬ声を…聞き分けた

これ以上の賛辞は無駄というもの

静寂の探求者にして処女の守護者を御紹介しよう

神の遣わした斬殺者 天下無敵の豪傑

ウルリック・フォン・リキテンスタイン卿ォォォォォォ!!!



ポールの口上は本当に素晴らしいです。見せ場です。そして更なる英語の向上(口上にかけてみました。すーん♪)のために、手持ちのDVDの画像をキャプチャーした。こじつけともいいます。ポールに見とれちゃって英語の向上どころじゃないもの。それどころじゃないのだもの。


796.jpg

ここ、日本語ですと「高貴な席にいない方々」と素敵な訳がなされてましたが、英文だと「クッションの上に座ってない人たち」とユニークな言い回しになってますよね。そう、庶民は立ち見だからね。座っていても地べたや板の上などでしょ?


795.jpg

ツデーエエエエエィ!ツゥゥゥデエエエエエエエイ! この言い方大好き。真似したくなる。っていうか真似してます。


793.jpg

大嘘をつきまくってるけれど素敵なのでいいのだもの。緩急つけて叫んだり柔らかく言ったり…上手なのだもの!ポールは柔らかいのだもの!


794.jpg

この表情最高。ウィスパァ……って言った後に間がありますでしょ?そこの表情であります。


792.jpg

うなるようなコール!巻き舌全開パワー♪

上のビデヲではリキテンスタイン卿ォォォォォォ!!!と言った後で他のシーンになるように編集されてますが、映画のシーンではチョーサーが口上を言い終わって、一度、会場から退くのだけれど、観客のウケが良かったので軽く挨拶しにちょろっと戻ってくるのね。


791.jpg

俺は(俺たちは)しばらくの間ここにいますんで!

って感じですかね。実際の日本語の字幕では

「ありがとう、ありがとう! どうぞごひいきに」

と訳されてました。この競技が開催されている間、俺たちのファンになってちょうだいね♪ みたいなノリですね。そう、騎士試合(槍やら剣やら)は各地を巡業するんですよ。しばらくしたらまた別の場所の大会に出場するシステムなの。それでグランドチャンピオンシップ…みたいになっていくのよね。

面白いのは、主役のウィリアムを演じるヒース・レジャーはポールの大げさな口上を好意的に受け止める。ヒースは最初ちょっと戸惑っただけで受け入れるのね。次にヒースの友達でもあり従者ローランドの役を演じていたマーク・アディ(ふとっちょの人)は、ポールの大げさな口上に困惑しつつも別のシーンでは助け船出したりして仕方ないか…ってなる。多少、文句は言うけれど激怒するほどじゃないのよ。そしてポール演じるチョーサーの振る舞いを最初から苦々しく思っているヒースの友達&従者役ワット(アラン・テュディック)はポールの口上を聞いている時もイライラしっぱなし。上のビデオでもわかりますよね。赤毛のワットはチョーサーが何かする度につっかかるんだけどいつもチョーサーに適当にかわされちゃうの。でも結局、良い感じの雰囲気になっていく二人なんですよねー。憎まれ口をたたき合いながらも仲良しっていうのかしら。すごくいい関係なんですよロック・ユー!の旅の仲間達。私が観てきた映画の中でもかなりの上位に位置する羨ましい旅の仲間シリーズです。こういう関係に入りたいもの!!良い関係なのだもの!!素敵な関係なの。

上の口上シーンのすぐ後のシーンをキャプチャー。日本語訳はDVDの日本語字幕から。


790.jpg

ローランド(右のふとっちょな人)「個性的だ」 

これはチョーサーの大げさな口上に対しての台詞です。


789.jpg

ポール演じるチョーサー「我々の個性を称えた」

ポール、どこ吹く風です♪


788.jpg

ローランド「人前ではやめてくれ」  

ローランドは文句をいいつつも冷静なの。その間、ずーっと赤毛のワットがギラギラした表情でポールをねめつけているのがすごく可笑しいのです。ポールに言ってやりたくて(殴りたくて)仕方ないの。


787.jpg

赤毛のワット「お前……」

で、やっとワットが文句を言える番に。ワットは興奮しすぎてすぐに言葉が出てこないほど怒ってます。観客にポールの口上はとっても受けたんですけどね。主役のヒースも意外と気をよくしてました。しかしワットは完璧に怒ってます。

ポール演じるチョーサーはとにかくワットには強気なの。チョーサーはヒースやローランドに対してはそれほどおちょくらないのに、チョーサーにつっかかってくる赤毛のワットにはファニーに応戦してかわします。そのかわしがまたワットの怒りをあおるあおる。ほら…もうあおってます。


786.jpg

チョーサー「ぶっ殺したくなるほど上出来だったか?」

ポールは既にワットが怒りの頂点に達しているのをわかってわざと言ってるのですよー。しかし、英語な原文を見ただけでは私には上の日本語訳はできませんですわい。英語って難しい。一つ一つはそれほど難しい単語を使ってないのに、このシーンでのポールの台詞は英語を見ただけだとニュアンスがわからないもの。私の英語センスがなさすぎという弊害はあるにしても。だとしても!


785.jpg

同じ台詞なのだけれどポールのワットをいなしている表情が小憎たらしくも最高にキュートなので連続してアップ。何て可愛いの…。約十年前のポール。私、チョーサーなポールはかなり好きなんですよ。私の理想のポールに近いかもしれない。こういうポールを望む。リアルでいたらね。リアルでいたらチョーサーっぽいポールが好きなんです。もちろん仲間との関係性も好きなんです。そういった全部のニュアンスを含めてチョーサーなポールは私の中でかなり上位。というか一番と言い切りそうになる時があるよ。まだポールの映画を全部見てないのに。でもギャングスターなポールもいいからな。あれは別格だものね。


784.jpg

赤毛のワット「おう…そうともさ……」

この部分は日本語字幕でも訳されてませんでした。私のニュアンス訳です。怒りすぎてるワットが「お前の言うとおりだ、今すぐお前をぶっ殺したい…」といったニュアンスでオーイエス…みたいになっちゃってるの。怒りすぎなの。

その間もポールはワットの怒りを意に介さず、お馬さんをなでなでしてるのね。そしてワットが爆発寸前なのにポールはお馬さん(ぱかぱか)にチュッ!ってキスをするんです。このキスの音、かなり響きますよ!ものすごいチュッ!とキスしてるんです。

チュッ(*  ̄)( ̄ *)チュッ

バーナビーの時に多発される顔文字なのですが、ポールがお馬さんにキスするシーンが素晴らしく愛らしいので特別に……

チュッ(*  ̄)( ̄ *)チュッ

で、ポールはワットを振り向きもせず……


783.jpg

チョーサー「観客は注目した。勝ってこい」

と、ヒース・レジャーに声をかけるの。自分がした大げさな口上で観客が試合を注目するだろう…ってね。

その間もワットは怒りすぎてアワワワワとなっちゃってる場面なのです。ここ最高なの。

コメンタリーでも監督が…

監督「アランがいいね」

ポール「イエス」

監督「彼独自の方法で君を脅している」


と喋ってましたわよん。

このあたりのコメンタリーでポールが監督に「フォングはキックだよな」と問いかけるのね。監督は「そうだよ」って答えているのです。この作品でのコメンタリーは雑談形式だから二人だけの世界っぽい会話も結構多発するのですよ。前、見た時は何も気にとめず聞いてたんだけど、今回キャプチャーしてもしかして…と気づいた。上の字幕で a good fonging is on the way. って言っているシーンあったでしょ。俺のことをぶっ殺したいんじゃないの?ってポールがアランにふっかけているシーン。fonging のフォングについて話してたのかもしれない。ニュアンスがわからない台詞だもの…。ハッ倒す…といったニュアンスの英語なのかもしれない。

しかし私は向上を目指さない人間なので調べないのでした。ポールだって監督に問いかけてるくらいだもの。自分が言った台詞なのに。ならば日本人がわかるわけがない。開き直る。

前も書きましたが、この映画のコメンタリーで監督とポールはアメリカ英語とイギリス英語の違いなどギャグを交えながら喋るの。イギリスじゃそういう言い方しないよ…みたいなね。同じ英語喋る人種でも当然ニュアンスは大いに違うでありましょうからのう。

日本人が近づけるわけがない。開き直り。

私は特に近づけませんです。パイパタール。

ロック・ユー!はポールの魅力がまだまだつまっているのでネタ記事も増えていく可能性大。その前に感想を書けばいいのに!ネタについ走ってしまうのでありました。
関連記事
スポンサーサイト

悪霊喰

悪霊喰 (英題:The Order、独題:The Sin Eater) 
2003年 ドイツ/アメリカ合作


予告トレイラー





昨日記事にしたベンノ・フュアマンさんが『悪霊喰』に出演していたと、cueさんが素敵コメントをして下さったおかげで気付きました。『悪霊喰』は感想を書いてなかったので、あっさりと御紹介。

何故、あっさりかというと…。

映画全体があっさりだったから。

話の構成やキャラ設定、雰囲気どれもこれも渋い雰囲気でとても良かったのです。それでも不思議と薄口な味わいが。もちろん私はこの映画好きですよ。濃厚だったらいいってわけじゃありませんよね。薄口醤油の味わいは濃口とは違う彩りを見せるわけです。

昨日、家で鑑賞した『The Countess』(セバスチャン・ブロムベルグの項で予告トレイラーなどと一緒に少々御紹介した映画)を鑑賞したのですが、これも題材は沈鬱な重いテーマなのだけれど、あっさりポン酢でした。最近の流行りなんでしょうか。あっさり風味。

『悪霊喰』の監督はヒース・レジャー主演、ポール・ベタニー出演の『ロック・ユー!』を撮ったブライアン・ヘルゲランドです。そう、『悪霊喰』は『ロック・ユー!』同窓会映画なのであった。

コメントしてくださった方ともお話しましたが、ポール・ベタニーの出演を監督は望んでいたようです。実現してたらそれはそれでゴージャスだったでありましょう。

あっさりしてるのはブライアン・ヘルゲランド監督のセンスがライト感覚だからと思うのです。ライト感覚って悪い意味じゃありません。監督によって得意分野ってそりゃありますからね。笑いのセンスが卓越していたり、愛の物語が得意だったり、それぞれ得意分野で手腕を発揮すればいいのです。当然、どのジャンルでもそつなく撮影できるセンスの人もいるでしょう。でも偏りがあって拘(こだわ)りがあるのは監督ならいいわけです。良い意味での偏りは監督には必要でしょう。監督の個性に繋がってますから。

ロック・ユー!』の味わいがブライアン監督の本来の味わいなんじゃなかろうか。もちろん何作品も撮ってれば自然と傾向は垣間見えると思うが、ブライアン・ヘルゲランドは元々、脚本家出身者のため、監督としての作品は少ないのですよ。脚本家としては相当に有名な作品を書いています。彼の本来の持ち味は脚本に濃縮しているのかも。アウグスト・ディールが出演しているアメリカ映画『Salt』もブライアンが脚本家の一人として参加しています。

『悪霊喰』は何も知らないで予告だけ見ていた時、「あ、これは面白そうなB級映画。エクソシスト話だな…」と思い込んでました。そうやって思い込んでいる人が多いのではないだろうか。エクソシスト映画だと。

邦題もちょいとズレちょるね。悪霊…はそれほど関係がない。ドイツ語の題名『罪喰』があってるんじゃない?

宗教の話ではありますが、宗教に造詣が深くなくても物語には入り込めます。

変な地下組織密教(?)軍団が出てくるのもご愛敬。かといって徹底的にB級ではなく、品が良いのです。出演者が全員落ち着いている。淡々としてましたよね。それが味わいになっている映画。魂を引っ張り出すCGが急にSFチックなのは、今の時代だと、仕方ないのかしらCG処理。逆にCG処理しなくても、演技だけで彼らならあのシーンは表現できてたと思うけどね。

かといってCG魔法合戦でもないのです。淡々としています。

すごく不思議な設定だったね。死ぬ間際の生者の魂を解放してあげる、さすらいのシンイーター。

そのシンイーター役をやっているのがベンノさんなのでありました。

hu93.jpg

悪い人なのかいい人なのか…その曖昧な雰囲気をよく表現してました。結局はどっちなのか…それは是非、DVDで機会があったらチャレンジしてみて下さい。派手さはないが、じわじわ…淡々。じわ淡映画。

以前、ツイッターで呟いていた時に意外とこの『悪霊喰』、好きな方が多かったので、良い意味でライトカルト風なのかと、感じました。そう、基本はライトだった。突っ込みどころもないかなあ?ひっかかるポイントもそうなくって、スラスラ観られちゃったのです。「何だこりゃ…」っていうのがない。しかし、私の感想傾向は皆さん、お気づきでしょうけれど、「何じゃ…何じゃ…こりゃヘンテコじゃないか?作品としてはどーなのこれ」という映画に、心を奪われがちなタイプなのであるのはバレテーラ。

カステーラ。カステラってたまに食べると美味しいですよね。コーヒーと一緒に食べたい。コーヒー滅多に飲まないけれども。だとしても。


hu91.jpg

冒頭シーンはとても目を奪われた。綺麗なシーンです。そしてヒースの声ってこんなに野太かったっけ…?とおののいた。『ロック・ユー!』では何とも思わなかったのに、『悪霊喰』でのヒース声はすごく太くてズズズンとした声だったよ…。役柄によって声質も変えてるのかしら。

hu96.jpg


ヒースといえば『ダークナイト』。あの絶世演技のヒースに近づいている時期だったのかもな。『ロック・ユー!』のヒースからは想像もつかなかった、ジョーカーの演技。28歳でこの世からいなくなるなんて…信じられない。そしてその若さであのジョーカーを見事に演じきっていたなんて…。『ダークナイト』のジョーカー役にはポール・ベタニーも噂されてましたよね。もちろんそれも激しく観てみたいけれど、ジョーカーはヒースのものでしょう。素晴らしい演技で震えたもの。「何このジョーカー!ジャック・ニコルソンのジョーカーを軽々と越えた!」と思ったよ。私はジャック・ニコルソンの大ファンだし、ジャックのジョーカーもたっぷり愛しているけれど、ヒースのジョーカーの凄みは…久しぶりに脳味噌が痺れた演技だったから。ヒースゥゥゥゥゥゥ!(号泣)


『悪霊喰』に話を戻します。

ベンノさんが演じるイーデンさんにアレックス(ヒース・レジャー)は目をつけられてしまう物語…なのでありました。

hu94.jpg

でも淡々と控えめに逆ストーカーされる感じ。つまり、目をつけたのはベンノさんなのだけれど、ベンノさんに興味を持っちゃうのはヒースなんですよ。

hu97.jpg

ベンノさんの住まいで二人が妙にくつろぎながら会話を交わすシーンはよかったね。パンチはないがよかった。淡々と…。薄口風味。

インパクトがあるといえば、教会の上位な人の役をやったピーター・ウェラーは迫力あります。少しポール・ベタニーっぽかった。ポールも加齢を重ねるとピーター系になるかもしれないな。

hu88.jpg

ピーター・ウェラーといえば映画『ロボコップ』。私もそのイメージですが、それほど知られてない映画『バカルー・バンザイ の8次元ギャラクシー』という映画で主役をやってるんですよ。変な映画だったよね。日本未公開だけどビデオはあったはずだ。変に出演者がゴージャスなの。ピーター・ウェラーは主役で、ジョン・リスゴー、エレン・バーキン、ジェフ・ゴールドブラム、クリストファー・ロイド、そそられる布陣でござんしょ?ウィキにも説明がちゃんと載ってたよ。

日本人とアメリカ人のハーフであり、物理学者で、脳神経外科医で、さらにロックバンドのボーカルでもある男バカルー・バンザイは、ある日実験中に偶然8次元の世界へ飛ばされてしまう。そこには凶悪なエイリアンが幽閉されており、バカルーは自分の世界を守るために戦う。

この時のピーターさんハンサムだった。ハンサムだよね。しっかりした顔だもの。それと有名なのは『裸のランチ』でしょうなあ…。クローネンバーグ監督の。懐かしい。

現在、ピーター・ウェラーは63歳。全然、衰えてない雰囲気。『悪霊喰』は2003年の映画だから…撮影時期が2002だったとして…八年前か。55歳でこれだけ色っぽい紳士だったら問題全くないね。ポール・ベタニーや他に現在気に入っている俳優さん達が六十歳になっても色気を振りまいてくれるであろう希望をゆんゆん持てますよね!


hu90.jpg

ヨーロッパ映画で貴族の香りの(今回は貴族というかヴァチカンものですが)する映画だと、男性もネグリジェを着て寝てます。いいよねすごく。白い長いネグリジェを着て寝る男子……。可愛いもの。いいのだもの。いいものなのだもの。


hu98.jpg

ロック・ユー!』でも最高に良い味出していたマーク・アディさん。今回もとってもハマリ役でした。いつもヒースの相棒役だね。信頼できるもの。頼れるもの。安定してるもの。『ロック・ユー!』で旅の仲間たちの一人を演じたマーク・アディさんですが、もう一人、従者ワットを演じたアラン・テュディックがいたらいいのに…と思っちゃいます。赤毛のワット。ポール演じるチョーサーとこづき合う(殴り合う?)仲になっていた赤毛のワット君。彼もよかったよねえ。『悪霊喰』には残念ながら出ていません。


hu87.jpg

映画『ロック・ユー!』から。左から…ポール・ベタニーアラン・テュディックマーク・アディ


hu86.jpg

こちらは主役のヒース・レジャーもおります♪ 後ろにひょこっと顔を出している赤毛の彼がアラン・テュディック


hu99.jpg

『ロック・ユー!』ではヒロイン役をやったシャニン・ソサモン。とても美人だしキュートな人です。現代風の顔ですよね。『ロック・ユー!』では超絶美人設定だったのね。当然、相当な美人なんだけど、ゴージャス中世貴婦人系の顔立ちではないから少し違和感があったよ。でも『ロック・ユー!』自体が、現代風中世劇なのでニュアンス的にはOK。

胸がぺったんこのファッションモデル体型なのですよ彼女。スタイルはすごくいいの。でも中世服って胸があると色っぽいじゃないですか。中世貴族ドレス。貴族女性ドレスで胸がこんもりするビジュアルに、私は鼻血が萌萌(ドバドバ)しちゃうのですが、それがなかったので寂しい…。色気がなかったんだよなー『ロック・ユー!』だと。彼女の侍女やった人や、女鍛冶屋役の人の方が色っぽかったね。でも『悪霊喰』での彼女はとっても艶やかだった。ボーイッシュなのは相変わらずだけど艶やかなの。品のある色気が出てきて素敵だった。ウィキにも書いてあるし、『ロック・ユー!』でヒース・レジャーも言ってたけど、彼女は元々クラブのDJをやってた人で、ヒースやエージェントにスカウトされたようです。ヒースが彼女を推薦した…と特典映像で言ってた記憶があります。


『悪霊喰』は大袈裟な映画じゃないのだけれど、ヒース達が潜伏(?)している家のインテリアはとっても素敵だし、外のロケーションも歴史を感じさせる素敵な風景だし、そういうのを眺めているだけでも眼福でした。

ただ、エクソシストぎょわあああああああといったグログロ映像や、悪魔との壮絶な闘いを題名からイメージしてしまうと肩透かしかもしれません。


hu89.jpg

最後の対決のあたりですが…ここも淡々としています。ヒースの演技も良かったよ。淡々としてるけど、気迫があってさすが。それに応じるベンノ・フュルマンの演技も淡々として冴えていた。タンタンタタン!

淡々映画だけど、記憶に残る映画でした。
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
04 06
Recent Entries
RSS
すぴすぴ
Profile

ヨー

Author:ヨー


全てのカテゴリでネタバレあり。

18禁的な感想もあり。その場合は記事ごとに注意をつけていきます。

映画、海外ドラマの感想、俳優に対するパッショネイトが中心の映画ブログ。

ブログのタイトル Movie Star No.1 は ポール・ベタニー出演映画『ギャングスター・ナンバー1 (Gangster No.1)』から。Gangster の綴りはよく見ると star ではなく ster なのですが、映画スターといえばやはり☆ということでミックスしました。

ポール・ベタニー(英)とアウグスト・ディール(独)、ダニエル・ブリュール(独)、バーナビー・メッチュラート(独)、セバスチャン・ブロムベルグ(独)、ビロル・ユーネル(独)に惚れ込み中ですが、女優・男優 問わず、素敵な俳優さんをご紹介していきたいと思ってます。

↓ツリーカテゴリーになってます。
左端のをクリックすると題名や記事がツリーになって表示されます。

Tree Category
Tag List
Comment
Monthly archive
Bookmarks
Search
RSS
QR
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。