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バーナビー・メッチュラート撮れたて記事。他にも素敵なドイツ映画関係の人がいっぱいいたよ♪

珍しくバーナビー・メッチュラートの撮れたて記事でござる。バーナビーのイベント関係の記事は滅多にないので、これを見つけた日には卒倒しそうになりました。喜びすぎて気を失う。よろこんぶ♪

11/3にドイツにてKino programmpreis NRW 2010といった賞イベントが行われた模様。賞の趣旨はドイツ語で難しかったため、よくわからんのですが、映画業界に携わっている人々による貢献賞的なものなのかな…。映画関係の財団が良いプログラム上映をした劇場に授与したといった内容でもあるようだ…。

で、映画に携わる人がイベントに出席。俳優さんや監督、プロデューサーなどが集合。


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わーい。バーナビーは一番前の列、右端にいるよ♪ ソファーの肘掛け部分にちょこんと座ってます。靴はちゃんと磨いてあったよ。アウグストさんは磨いてない場合が多いのであります。

そして、よく眺めると何人か見覚えがある顔が…。これも今年に入ってドイツ映画を観るようになったお陰であろう。といっても、まだまだ見始めたばかりだから少数な人しかわかりませんでした。

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同じシーンだけれど違う角度のショット写真。=バーナビー ラヴィニア・ウィルソン(バーナビーと長年の恋人同士♪) ヴォータン・ヴィルケ・メーリング(Wotan Wilke Möhring) =ヨハヒム・クロール(Joachim Król) そして黄色で囲った人…それはヴィム・ヴェンダース監督だ。

何かこの人インパクトあるよな…。ヴィム・ヴェンダースに似てるよな…。と、思ったらまさに監督でした。一番後ろなのに異様なオーラが!

とにかくぱっと見てわかったのは五人。他も丹念に調べれば「ああ、この人あの映画に!」といった驚きもあるのであろうな。

ヴォータン・ヴィルケ・メーリング(長いよ!)さんは映画『アナトミー2』でバーナビーと共演しているし、テレビ映画でもバーナビーと共演しています。そしてファティ・アキン監督映画『ソウル・キッチン』でもインパクトのある役柄で登場なさってました。今までたまたま観てきた作品では基本、明るいヤンチャ系が多い彼なのです。プレミアなどのイベントでもすごく明るい表情でガオーッてなっている場合が多い。


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今回のイベントで壇上に上がってるヴォータンさん。一番左の人ね。いつものことながらドイツ俳優さん、全員普段着。とことん普段着です。辛うじて女の人がドレッシー。でも色合いは地味。何故だ。


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こちらもヴォータンさん。そうそうこのイメージです。明るい感じでしょ?

実はこのブログでも次くらいにセバスチャン・ブロムベルグの記事をアップしようと思っていたのですが、彼の最新作映画 "Das letzte Schweigen" にヴォータンさんもメインの役で出演。映画そのものは今年の夏に既にドイツで公開されていて評判はいいようです。セバスチャンも重要な役なの。そして他にもドイツ映画を観てきた人たちなら「あっ…この人!」といったような役者さんがわんさか。はふはふしちゃいますよね。ネクスト記事でお伝えできればいいと思ってます。そうそう、それでその "Das letzte Schweigen" でのヴォタンさんは苦悩系の役っぽいのですよー。私が今まで観てきた彼のイメージとは違いそうで楽しみなのであります。

ヨアヒム・クロールさんは今年、私がDVDで観た映画の中でもかなり上位にお気に入りになった『プリンセス・アンド・ウォリアー』に出演していた役者さん。ほらベンノ・フュアマンと同居していたあの男性です。(→感想記事はこちら) 彼は映画『暗い日曜日』にも出演。でも私は『暗い日曜日』でのヨアヒムさんを思い出せないの…。出演者がそれほど多い映画じゃないのに。いずれまた見直さねばなるまい。ヨアヒムという名前は、先日も記事にしましたバーナビー・メッチュラートが『アナトミー2』でヨアヒムっていう役名で出演してましたね。そのヨアヒムという名前のドイツ人な方でありますよ。


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右から二番目の人がヨアヒムさんね。後ろで巨大化してるのはヴィム・ヴェンダース監督。巨大だよ。バランスが一人だけ違うもの。ヴィム・ヴェンダースってこんなに大きい人だったっけ。遠近法が通用しないような人物だ。ちなみにヴィム・ヴェンダースは監督カテゴリーで取り上げたこともあります → こちら


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ヴィム・ヴェンダースってドイツ人って感じしないよね。ヴィム・ヴェンダース監督とジム・ジャームッシュ監督って国籍不明のイメージを抱いてしまうわ。国際的に有名な監督だからかもしれないけれど、何かこう異国情緒を常に漂わせているような気がしちゃうんだよ。ヴィムは当然『ベルリン 天使の詩』など、どう考えてもドイツな作品も撮ってるが、いろいろな土地を舞台にシネマってるせいか彼自身にドイツっぽさを感じなかったような気がするわ。日本も大好きだものね。ヴィム・ベンダースはさ。ジム・ジャームッシュもアメリカなんだかイギリスなんだかどこなんだか割と国籍不明のイメージです。アメリカ人だけれども。だとしても。

それにしてもヴィム・ヴェンダースがバーナビーと同じ画面にいるなんて私はそれだけでも感動です。ぷるぷるする!ωωωぷるるるるるーん♪


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さて、こちらは壇上にいるバーナビーだよ。一番前だよ。背が小さいからじゃないよ!すんすん…。僕、173センチはあるんだよ。

バーナビー可愛いなー。

チュッ(*  ̄)( ̄ *)チュッ

ラヴィニアは後ろでマイクを持ってるよ。壇上なのに全員地味だもの…。ラヴィニアはドレッシーなワンピース着ています♪ しかし、この写真だとわからないかもしれないが、不思議な青色のタイツを着用しています。何故、そのタイツ?といった案配。とにかく、ドイツって黒かグレーか薄茶かうぐいす色か暗いブルーか…グレイッシュで全てを覆い尽くせ!って感じだわよね。一番右の人はアメリカのコンピューター会社に勤めてそうな出で立ち。雰囲気もアメリカのネットオタクっぽい。全員のベクトルが地味で一致。

私、バーナビーの普段着は好きなんですよ。そりゃポール・ベタニーのダンディーさはないけれど、バーナビーは自分の体型にあっている服を着ていると思うので。っていうかタイトな服が好きみたいなんですよね。それとランニングシャツ…。そうなってくると「どうなの……?」と困惑方向に向かう場合もあるのだけれど…。今回も背広の下はシャツだもの。Tシャツだもの。ランニングかもしれないし…。しかし、背広の下にラフな首なしシャツ率はドイツ人の間で着用率が高すぎます。アウグストさんもその系列だもの!ダニエルはYシャツ派。


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ほら、Tシャツ…。柄も入ってるよ…。でも可愛いよ!

チュッ(*  ̄)( ̄ *)チュッ

そしてバーナビーの隣にいる人の普段着っぷりの凄まじさ。一番右はラヴィニア・ウィルソン。真ん中のお二人も映画関係に携わる人たちなのですが…こういう場所にはお洒落してこないっていうスタンスがナウで粋な流行なのかしらね…。常に謎。

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賞関係には絡んでなかったぽいですが、イベント&夜の祝賀パーティには参加してたベンノ・フュアマンさんを発見♪ ほらダンディなベンノさんだって白いTシャツインだもの…。

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ちなみに左の男性、顔は私の好みです。クリスチャン・カマルゴっぽい。この人はボリス・シェーンフェルダー(Boris Schönfelder)という方でどうやらプロデューサーが御職業。ベンノさん主演映画『アイガー北壁』のプロデューサーなどをやってた人。

真ん中の女性はジャネット・ハインさん(Jeanette Hain)。彼女は女優さんらしい華やかな格好をなさってますね♪ 綺麗なお顔立ち。知的な雰囲気で大人っぽい。ミュンヘン生まれのドイツな方ですが存じ上げませんでした。が、しかし、彼女のプロフィールをチェックしたら…『ヴィクトリア女王 世紀の愛』(ポール・ベタニー出演!)や、"The Countess" にも出演していた…。『ヴィクトリア~』はDVDを購入したが未見なので観る時にチェックしてみます。"The Countess"は輸入盤を手に入れて既に鑑賞済みなので、何度か記事にもしてますけれど、ジュリー・デルピー主演の映画です。血の伯爵夫人。ダニエル・ブリュールとセバスチャン・ブロムベルグも出演してます。他にもアウグストやダニエルと何度も共演しているようなドイツ女優さんが沢山出演していた映画。全員英語を喋っている映画でした。それに出演してたのか…。どの方だったのかしら…。侍女の誰かか…血の犠牲になった誰かなのかなあ?またチェックしてみますね。面白い映画だったので日本公開されるといいのになーと思ってます。あ、『愛を読む人』にも出演してらっしゃるわ。今度、チェックだなー。『愛を読む人』の主人公はケイト・ウィンスレットですよね。ドイツの若手(映画『クラバート』の主役をやった)ダフィット・クロスもメインのキャストで出ているので観なくては~。


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ほら、お美しい方。上のイベントでもサーモンピンク色のドレスをお召しですし、このお色が好きなのかもしれませんね。とっても素敵なドレス。華やかなドレスは女優さんの特権ですからねー。どんどん着てほしいですわ♪ こちらはその『愛を読む人』の時のPhotocall. 正確にいうと59回ベルリン映画祭での private dinner reception for 'The Reader' となってました。レセプションディナー会場前。左がジャネットさん。右の女性は『四分間のピアニスト』で主演をやったハンナー・ヘルツシュプルングさん。彼女も『愛を読む人』に出演してたのか。ドイツドイツ。『愛を読む人』は2008年アメリカ・ドイツ合作映画(英語製作)です。ドイツの小説家、ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説『朗読者』を映画化したものですなあ。

こうやってどんどんドイツ俳優さんやドイツ映画の知識が入っていく。むほほほほ。

あ!そういえば前に記事にしたアウグスト・ディール出演映画『ソルト』のベルリンプレミア。あのプレミアにバーナビーもゲストとして映画を堪能しにきてたようなんですよー。プレミアのゲストリストみたいなのにラヴィニアと一緒にアップされてたよー。しかしドイツ俳優プレミア写真はなかったのであった…。すーーーーーーーーーん(号泣)。ああ、あの会場にバーナビーはいたのであったか…。『カラテ・キッド』のプレミアにもいたようなのですけどねー。うおーん。

さて、今週は予定が明日からズバズバと入っているので、少し更新が滞るかもしれませーん。カテゴリーいじりなどを優先する感じです。でも突発的に素敵情報などが入ってきたら率先してアップしていきたいと思います♪

よい一週間を!
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ダニエル・ブリュール出演作品"Dinosaurier" と ドイツでの釣り事情

Dinosaurier (2009) ドイツ映画

ダニエル・ブリュール出演の映画。老人ホーム(?)らしき場所が舞台のコメディ作品で、主役は御老人の役を演じた役者さん達なのですよ。面白そうなのでDVD買うかどうか迷ってたのですが、ダニエルがどれほど出ているのかわからず、まだクリックはしてなかったの。"Dinosaurier"は英語だとダイナソーでしょうかね。ドイツ語で発音させるとディーノゾーリァと聞こえる…。幻聴……?日本語だと恐竜?でもジュラシック・パーク系の映画ではないのです。

ベンノ・フュアマンさんも出演してました。Photocall なショットを見つけて知りましたぞい。


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これは多分、プレミアか何かでの二人ですね。二人とも格好E!

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ダニエル君は相変わらずカラーYシャツ。でも彼はYシャツ似合うので正解です。寒い時期のイベントだったのでしょう。ベンノさんはコートにマフラーだものね。

トレイラーに先駆けて作られていたティーザーではダニエルシーンが勃発していた。勃起じゃないですよ。勃発ですよ。ちなみにベンノ・フュアマンさんはどちらの予告でも見かけないので、ちょいと顔出し程度なのかもなー。目をこらせばいたのかしら…。でも本式予告を見るとわかりますが、基本、御老人達と、その老人の養護施設を管理する管理人のお話っぽい雰囲気です。明るそうなコメディ作品ですよね。日本では公開しないだろう…。やはり輸入DVDを次の機会に買うかもしれません。よぼよぼ。よぼよぼ。


↓ダニエル君バージョン



↓予告トレイラー



珍しく、くりくりした髪型で可愛いですねダニエル。

ダニエルといえば…

先日、実弟と久しぶりに会いました。私がドイツ映画や俳優にはまっている話になったよ(必然)。母から聞いたり、実弟の友人であるドイツで仕事をしてた人(今もしてる)と連絡を取り合ったりしているのを知り、実弟から話をふってきてくれた(必然)。

そしてダニエル・ブリュールの話題になったのだった。弟は特にドイツ映画に血眼になっていた経験はなく、単純に映画をいろいろと観てきた中で「そういえば、これドイツ映画だったよね」と言いながら話題に出してきてくれたのでR。

『ベルリン、僕らの革命』

私はまだ未見。DVDは買ったけれど。弟は結構気に入っている作品のようです。以前、映画館で観たのであろう。『グッバイ、レーニン』も鑑賞済みであった。しかも続けて

「『グッバイ、レーニン』の主役ボーイいいよね。『イングロリアス・バスターズ』にも出演してたでしょ?」

と私が食い付きそうな話題をこれでもかと提供する血族。イングロリアスが出たならば私が燃えるに決まってる!

しかし、昨日は妖精さんたちと会わなければならい用事が控えていたので、映画の話はそれほど発展させられなかったのは残念だ。

実弟はアウグストさんについては知らなかったようだが、『イングロリアス~』でのあの将校よ!と伝えたら「ああ、あの印象的な人だね」と褒めてくれました。ふふふーん♪

でも実弟の好みはダニエル・ブリュールであろう。身内とは男の好みはかぶらないのが望ましい。私もダニエル君好きだけれども。

実弟によると最近、ドイツ絡みの人によく会ったり話題になるというので、ウェーブがやってきてるのかもしれない。我々身内にだけかもしれないが。弟は先日、ドイツ人のアーティストに会ってきたらしの。私も呼びたまえ。でも場所を聞いたら「無理だな…」な場所でした。そして実弟の友人であり私の知人でもあるワイン伯爵がまた来月ドイツに行くらしいので、何か頼みたいところだが、テレビ番組を録画してきて!みたいなのは無理であろうな…。また何年か住むというのなら別だが、二週間くらいの出張らしいのでね。すんすん。すんすん。

それとドイツ人は隙あらば、ヴァカンスで湖畔に飛び込む…という話はこのブログでも何度か取り上げてますが、ポーランド人にも共通の嗜みであるらしく、実弟が知り合いのポーランド人に今年の夏、「僕らが遊んだ夏2010」なプライベートビデオを見せてもらったらしいのね。そしたら湖畔に気楽にふらっとわらわら友達同士、家族同士で訪れ、真っ裸になってドボーンみたいなビデヲだったらしい。そう……。ぷるちん映像は普通に友達レベルでも見せるシステムなのね。どんだけ全裸に抵抗がないんだあっちの地方!!

地方っていうか国?

釣りなどはしないのかしらね。そういえばあんだけ湖畔が出てくるのに釣りに行く描写が全くないので、おかしいと思ってたのね。

そしたらドイツって釣りするのに許可がいるんですってよ!奥さん!国家免許で釣り免許というのを取らないと、川で魚一匹釣るのもダメなんですって。御存じでした?あら、やだ私は知らなかったわ。釣りに免許だなんてどんだけ厳しいの…。車の免許のように学科と実技試験があるのですって。事前の講習会も60時間以上かかるものをうけるのが必須…。しかも毎年更新しないといけないのですってよ。

だからドイツの川や海で釣りをしている人を殆ど見かけないんだ!

そう、映画を観ていて、主人公達や出演者が釣りをしない設定なのはいいとして、湖畔にいった時に背景的に誰も釣り竿を下げてないのは、おかしいなあと思っていたのよ。日本は海に囲まれてるし、川もあるしで釣り人は日常でも見かけるじゃないですか。ドイツだって海に面している場所は日本より少なくても川はどーんとあるわ、湖畔はやたらとあるわ…魚が釣りたくなるはずなのに不思議。でも理由は免許が必要だからなのでした。

でもヨーロッパって近隣諸国に気楽にいけるでしょ?だからちょいと車を飛ばしてオランダやベルギー辺りまで足を伸ばし、釣りを楽しむ人はいるようですね。だが、ドイツ国内で釣りキチ三平人口は少ないだろう。

川や湖で泳いでいて魚を手づかみしたらどーなるの?それもダメなのかしらね。

私も別に釣りはやらないが、釣りって普通に趣味の一つだから周りでも聞けば好きな人は多いよね。ドイツで釣りが趣味っていうと一般市民が「僕は自家用飛行機を持ってるのさ。もちろんパイロットは僕だ」と言い放つくらいの違和感があるのかもしれないな(誇大妄想)。

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プリンセス・アンド・ウォリアー

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プリンセス・アンド・ウォリアー
(原題:Der Krieger und die Kaiserin 英題:The Princess and the Warrior)
2000年 ドイツ映画 日本未公開 日本版DVDあり



監督:トム・ティクヴァ
主演:フランカ・ポテンテ
主演:ベンノ・フュアマン
音楽:ラインホルト・ハイル、ジョニー・クリメック、トム・ティクヴァ



あらすじ(Amazon のあらすじから)

精神病院に勤めるシャイな若い女看護師シシー(フランカ・ポテンテ)は街に出かけた時に交通事故に遭う。シシーが横たわっていたタンクローリーの下に、交通事故を引き起こした張本人ボド(ベンノ・フュアマン)が逃げ込んで来た。血が喉につまって呼吸困難に陥っていたシシーの命を、ボドは間一髪で助けるが、彼女の命を救ったボドは何の痕跡も残さず姿を消す。シシーはその出会いが運命なのかどうかを確かめるために男を捜しはじめる。少ない手がかりを元にシシーはボドをやっとのことで見つけ出し、再会を果たすが、ボドは銀行強盗を計画中だった。

ふたりの奇跡的な出会いは、互いの運命を大きく変えていく…



予告トレイラー(以前、御紹介したのとは違うバージョンです)





今回は物語に大きく関わるネタバレは一切してないつもりです(つもり貯金)。それでも勘がいい人ならば「あ、これあれなんじゃないの?」とあらすじの奥深くを察知してしまうかもしれない。なのでこの映画を近いうちに観る予定であり、一切何も知らずに観たい方は基本的には今の時点では読まないのが吉。もちろん多少のネタバレでは動じない、私の人生はそれくらいのことじゃ変更を余儀なくされない…という剛胆なお方は是非、お読みになって。それと、この作品を観る予定はまーったくないのだが、ちょいと覗いてみて面白いかもしれないな…という予感がする方も是非、気楽に立ち読みしていってくださいませ♪ ラストや登場人物の謎などには極力触れてない感想になっているとは思います。


では感想ゴー!


何度も地面に倒されるがその度に起き上がるヒロイン。トム・ティクヴァ監督は起き上がりこぼしのような女性が好きなのかもしれない。トム・ティクヴァのヒット映画『ラン・ローラ・ラン』でもヒロインは何度も何度も根性を試させられてましたからね。

プリンセス・アンド・ウォリアー』、この作品に甘い表現は一切ないのにラブを感じさせる手法の映画で私の好みでありましたよ。えぐるようなえぐい表現もありつつ、美麗な映像に目が釘付け。景色や街の風景がとにかく綺麗。音楽も耳障りがよく映像とグレイトにマッチング。そして役者さんたちは全員秀逸。ファービュラス!

トム・ティクヴァ作品は癖がありますので、それほど感銘を受けない人がいるだろうな…というのも納得はいきそうですが、私はとても気に入りました。日本では残念ながら未公開だったようですね。しかしちゃんと日本語版DVDが発売されているのでホーム鑑賞はできますぞ。

アメリカ人やドイツ人の感想では絶賛系が多かったです。もちろんどんな映画でも自分の肌合いにあわない映画はありますでしょう。

基本的には淡々とした話なの。そして約130分の上映時間。ダレは感じませんでしたがこれも人によっては受け取り方が違うかもです。長いといえば長い。私は吸い込まれるように引き込まれて観ていたので長さを全然実感しなかったなあ。

自分は普通の恋愛映画をそれほどチョイスして観てこない人生を歩んできたので(大げさ)、こういった変則型恋愛映画は通常の三倍好みになってしまうようです。赤い水性ペンキ。突き放す感じがたまらん。ハァハァハァハァハァ…。

そしてこの映画、以前御紹介した『アナトミー』を観た方には是非、御覧になっていただきたい。なぜなら、『アナトミー』でヒロイン役のフランカ・ポテンテと共演者のベンノ・フュアマンがこの映画では主人公なのです。『アナトミー』での二人の関係は『プリンセス~』での立ち位置と全く違います。当然、作品が違うのだから違って当たり前なのですが、だからこそ

役者さんってすごい!!

演出する監督の手腕っぷりも!(注:『アナトミー』の監督はトム・ティクヴァではありません)

と感動が更に津波になって押し寄せてきたぜ。面白いのは『プリンセス~』の前に二人が撮影に挑んだのが『アナトミー』だったの。『アナトミー』で表現した二人の関係は『プリンセス~』では全く垣間見えなかった。当たり前だけど私は甚く感動してしまったわ♪ どちらかというと『アナトミー』はB級ホラーテイストだったのですが、そのテイストに二人はきっちり役柄をあわせていた。演技的にはシナリオとしても『プリンセス~』の方がより上手に感じてしまいがちですが、そのような細やかな表現方法ができる素晴らしい役者がB級テイストサスペンスでも手を抜かず、作品にあわせた演技で対応している完璧さに惚れました。

フランカ・ポテンテは絶世の美女ではないけれど、個性的な顔立ちです。今までも上手だとは思っていましたが(といっても『ラン・ローラ・ラン』と『アナトミー』それに『ボーン・アイデンティティ』でしか彼女の演技はチェックしないけれど)、『プリンセス~』で見事に彼女の魅力にノックアウト。惚れ惚れする。

フランカ演じるシシーは少し不思議っぽい(といってお洒落系の不思議ちゃんではないのです)女性。その不思議っぽさの秘密はじわじわと映画を観ているとわかるようになっています。ある境界線にいるだろう…設定を上品に演じていた。大げさじゃなくじわじわくるように演じていて絶妙!素晴らしい!

シシーは精神病院に勤めている看護師なのです。ある日、遠くの知り合いから久しぶりに手紙が届く。

映画的には、その遠くの知り合いのショットから始まります。その光景がまた素晴らしいのであった。今でも鳥肌が。美しい風景……。


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ほらこれだもの……。絶景な景色なのだもの。泊まりにいきたいもの。別荘で持ちたいもの…。

ロケはドイツとイギリス、コーンウォールでしたようです。たぶん、冒頭と…とある部分でまた出てくるシーンはこのコーンウォールだと思う。でもシナリオ的に「イギリスの知人… 」という台詞はなかったなあ?手紙の消印や切手などの描写をよく見ればわかるのかもしれない。

岸壁に建っているお家。この女性は手紙をシシーに送った女性なのです。


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お家のインテリアも見事♪ 赤をテーマカラーにまとめてます。カーテンレール、サイドデスク、カーテンの布地、出窓に置いてあるアイテムのいろいろ…とてもセンスがいい。目の前が海だもの。仕事や家事の能率もあがるのだもの。もちろん実際には家の内部はセットで窓に映る景色ははめ込み合成かもしれないけれど、それでもいいのだもの。映画は観客に夢を与えてくれればいいのだもの♪ 

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テーブルの上にもこちょこちょ様々なアイテム♪ ティーカップも素敵だし、ビスケットの箱からビスケが出てきちゃってるのもかわいい。デスクランプも洒落てる。能率あがるもの!きっとあがるのだもの!(能率にこだわるツデーの文章)よく見ると貝殻がてちてちのってるのね。貝殻はこの女性(役名:マイケ)とシシーの共通アイテムなんです。特にストーリーには関係ないのだけれど、海に思いを馳せるガール達なのでありました。

で、シシーが生活しているのはドイツです。精神病院に働いている人専用の寮がありそこで暮らしています。彼女の生活&人生の全ては精神病院で完結してしまっている状態なのですが、ずーっとその暮らしなので穏やかに疑問を抱かず暮らしているのね。

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シシーのお部屋。マイケの住む海の家は赤がポイントでしたけれど、シシーのお部屋は黄緑色がポイントですね。

マイケからの手紙で、シシーは用事を頼まれる。シシーは街に出て銀行の貸金庫に行くことになります。シシーは精神病院の患者さん一人を連れて出かけます。キーポイントになる子なの。

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全盲役の青年

オットー役を演じたMelchior Beslon(メルキオール・ベスロン)さん。確実な彼のプロフィールはわからないのですが、実際に全盲の役者さんかもしれません。『パリ、ジュテーム』という映画でトム・ティクヴァが監督した部分に彼が主役で出演している模様。『パリ、ジュテーム』はオムニバス映画ですよね。有名な監督が五分くらいづつ短編を担当している映画じゃないかな。今度、ツタヤディスカスで借りようとしていた映画だわ。『パリ、ジュテーム』の中で「フォブール・サン・ドニ(10区) Faubourg Saint-Denis」という短編に出てくるようだ。何と相手役はナタリー・ポートマン!これは是非、鑑賞せねば♪ 『パリ、~』のスチール写真を見ると、メルキオールさんはそこでも全盲役を演じている感じ。 後日、鑑賞して感想をアップしました→『パリ、ジュテーム』感想記事

『プリンセス~』に戻ります。

精神患者役の人たちの演技がこれまた舌を巻く素晴らしさ。見ていてひやひやする感覚ってわかりますかね。危うい感じなのですよ。でも穏やかな病院なのね。しかし時々、ぐりぐりっとくる「おおっ?」とする描写があるので、淡々としていると思ってなめていると「おわっ?」となるのです。そのぐりぐり痛い描写も絶妙。

精神患者の一人でこれまた重要な役割の人

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癖がありますでしょー?もう目が釘付け。意外と好きな顔です。彼は他の精神患者さんの中でもそれほど精神的にイキかけてないように見える人なのです。重度ではないように見えるのよね。それがまた……なんですが。ストーリーに関係するので詳しくは申しませぬ。

で、話に関係なくキャプチャーして気づいた役作りっぷり。一見、そこそこ普通っぽい振る舞いをしているのだけれども…

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わかります?社会の窓(って今は言わないかー!?)が全開なの……。つまりペニスへの扉チャックがご開帳なのであります。下着は穿いてるよ!一瞬ちらっちらっ…とだからわからなかった。キャプチャーしてたので気づきました。つまり身だしなみが最後まできっちりできないのですよ。それか…わざとそこは閉めないという拘り(こだわり)を持っている設定なのかもしれない。こだわりがポイントだったりしますから。精神的なものって。たとえば給食にみかんが出たとしますよね。トレイのどこに置こうがそれほど気にならないじゃないですか。でも、ある人にとっては絶対にココ!という場所があるのです。ものすごおおおおく、こだわるの。それでその子のこだわりを理解できない訓練されてない教師が、その子を正すために(?)より関係を悪化させるバトルに発展させてしまった…というのを見た経験があるのでね。もちろん先生の言い分も後から聞いたら必ずしも間違ってはいないのだが……と、社会経験。

と、話はずれましたが、細部にこだわって作ってあるのだなーと思ったよ。あからさまにはわからないシーンなのです。

シュタイニーを演じたラルス・ルドルフ(Lars Rudolph)さん。彼もいろいろな映画に出演しているベテランさんっぽいですなあ。1966年ドイツ生まれ。ファティ・アキン監督の『ソウル・キッチン(Soul Kitchen)』にも出演しているようなので確認するの楽しみ!まだドイツからDVDは届いてないのでした。観たらまた御報告します。

他の映画に出演しているスチールを見ても、かなり個性的な役を演じている雰囲気です。でも格好Eスチールもあったよ!

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ほら。髭が似合うね。どうも音楽活動もしているようで、もしかしたらこれはバンドの仲間なのかもしれない。ラルスさんの左隣にいる人、顔いいよね。常にアンテナをはっていなくてはならぬ!ぎらついてないと!

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こちらは渋い映画のスチール。いい感じですよね。ハンガリーの鬼才といわれている監督タル・ベーラの『ヴェルクマイスター・ハーモニー Werckmeister harmóniák (2000)』で主演を演じていたようだ。日本でも話題になった映画のようですね。調べるとかなりの人が感想を書いていた。そしてアマゾンで調べたらDVDが三万円近い値段で取引されている!名女優ハンナ・シグラ(ドイツ)も出演している映画です。ハンナ・シグラは名前を知っているよ。名作に出ている人だ。映画は未見だなあ。ファティ・アキン監督の『そして、私たちは愛に帰る』にもハンナ・シグラが出ている!今度観る予定なので楽しみです。

ラルス・ルドルフさんはこれから注目していきたい役者さんです。アウグストやダニエル、バーナビーとは共演してないっぽいなあ。あ、それと彼は『ラン・ローラ・ラン』にも出演してたようだ。トム・ティクヴァ常連なのかもしれないね。でも『ラン~』ではどの役をやっていたのか全然思い出せません。


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この人もかなりのパンチ力を見せつけてくれます。「ぐはぁ?」となったよわたしゃ。みなさん本当にお上手。

ストーリーに戻ります。

街に出たシシーは大型トラックに轢かれてしまいます。その直前に、ボド(ベンノ・フュアマン)がガソリンスタンドでこそ泥して逃げていたのね。町中を逃げ回っていた。で、大型トラックの下に横たわって死にそうになっているシシーをたまたま見つけるのです。そして息ができない彼女を救うのですが、ぐりっとしたシーンなので苦手な人もいるかもですな。

彼女は意識を朦朧とさせつつも、どんな人に助け出されているのかを記憶していきます。けれど、ボドは病院まではつきそうのですが、彼女が手術室に搬送される途中で帰ってしまいます。その時、ヒロインのシシーは彼の袖をつかんでいたので、シャツのボタンが引きちぎれ、それが唯一の手掛かりになるのでした。

匂いの描写も何度かあったかな。トラックの下にいる時、ボドの顔がはっきり見えないので(シシーは事故で朦朧としていますからね)彼の匂いを嗅ぎ取ります。とてもいい匂いがすると…甘い匂い。きっとミントのキャンディーでも食べていたのね…といった台詞がよかったな。トム・ティクヴァは『パフューム ある殺人者の物語』を監督した人なので、匂いの描写はもともと好きなのかも。

そしてシシーは奇跡的に助かって、二ヶ月後に自分の居場所であった精神病院に帰ってきます。患者も職員もシシーが帰ってきて大喜びです。激しい表現でシシーを迎える患者もいますが、いつもの光景なのでしょう。ダレもとがめません。しかし、シシーは何かが違うと気づいてしまうのです。

前と同じように私はここで働けないかもしれないと…。

恋という言葉は一度も確か出てこないのですが、とっても強い恋心(人生初の感情)が芽生えてしまい、世界が変わって見えてしまったのでしょうね。強烈な一目惚れをしてしまった。外の世界を知ってしまったのです。

このあたりの心境の変化については、全盲の患者さんとの会話が秀逸です。そこで明確にシシーは自分の気持ちがわかるのです。

そして全盲の彼に手伝ってもらってボドを探すのでした。ボドという名前もまだわかりません。彼は何も告げず去ってしまっていたので。


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退院したシシーを熱烈に迎える患者さんと職員達。

ここまでの話だと、不思議な雰囲気はあるけれど、女性が男性に一目惚れして、探し出して恋の物語が始まる…って思いますよね。それはそうなのですが、甘くない辛口っぷりでストーリーは進んでいく。基本、ヒロインに容赦ない描写の連続です。

ヒロインは今まで閉じこもっていた世界(でもそれは自分から閉じこもっていたというよりは…それしか知らなかったのでネガティブな状態ではないと私は読み取りました)から抜け出すきっかけが、ボドであると確信してしまうのです。強烈な思い込みではあるのですが、シシーの純粋な不思議パワーは普通の乙女純情ハートとは違うのでした。

ボドを探し出すプロセスでも、単純な純粋女性ではなく、意外としたたかで悪知恵が働くのを発揮。でもそれも純粋からくる機転だと思わせる迫力ある演技。本当にボドに会いたいのです。会ってとにかく話をしたいのです。そう、ちょっとノロノロっぽい描写なんですよヒロイン。頭がまわらない…ってとれる演技なのね。ワンテンポ…ツーテンポ…人と違うのです。けれど、いざとなったらものすごい行動力を発揮するのが、生々しくて良かったですね。いい人でいい性格設定なのですが、単純にいい人ってわけでもないのが良かった。もちろんベースピュア☆100%設定ではあるのですよ。


で、ボドはボドでわけありなんですよ。そのわけありが何なのかはすぐにわかるのです。彼は題名にもある戦士の役割でもあるけれど、プリンセスでもあるなーと感じます。彼をトンネルから抜け出させるきっかけを、いっぱいいっぱい作ってあげるのはヒロインのシシーなのです。シシーはプリンセスでもあり戦士でもある。もちろんボドもそう。ヒロインでもあり戦士でもある男性なのです。

ボドはとある理由で精神的にぐわっと危ない時があるの。薪ストーブに知らず知らず抱きついてしまっているの。で、同居している男性にいつも引き離されるのですが。


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左がボドと同居している男性。右はボド。

この同居している男性がまたいいんですよ。とても上手な役者さんでした。Joachim Król(ヨハヒム・クロール)さんという方で、有名な方かもしれません。『暗い日曜日』にも出演していたようだ。どの役をやっていた?『暗い日曜日』は映画館行ったもの…。それと『ラン・ローラ・ラン』にも出ている。あっ…これは郵便局員か銀行だか忘れたけど、どっちかの職員(配達員?)やってた人かなあ。今度、見直してみよう。

『プリンセス~』に戻りますが、最初、「何故この二人は一緒に暮らしてるのかしら…。この見知らぬ男性はボドにものすごく肩入れしているけど…何故なのだぜ?」と疑問に思うのです。すぐには誰だかわからないのよ。

結局、シシーはボドをついに探し出すのですが、ボドに倒されて(本当に倒される)、完璧に拒絶されるのね。その時にボドと一緒に暮らしている男性もシシーを冷たく突き放すの。

いつもの私ならば(常時18禁モードォォォ!)男子同士ラブなのかしら…?と勘ぐるのですが、本来備わっている野性の勘が「そうではないだろうな…」と告げました。よし、自己軌道修正OK。

一緒に暮らしている男性の正体は話が進むとわかります。彼がボドを救い出してあげたいのは何故なのかもシシーに話してくれます。

けれど、基本シシーはボドからは拒絶されるのでした。

そして映画は銀行強盗の話、シシーと患者との関わり、何故、ボドは遠くに行きたいのか、どうしてボドは涙を流し続けるのか、シシーの出生の秘密は?、 え?どの患者があの人なの?と、淡々としながらも興味を惹く要素がちりばめられているのでした。それでも劇的な派手シーンはそれほどないのです。もちろんクライマックスシーンはあります。とてもいいクライマックスシーンであった。

二人はラストに向かっていくのですが、「この描写はいらないんじゃない?くどすぎる?説明っぽい?説明っぽいのにファンタジー演出?」というシーンがあるのですけれど、私はOKでした。トム・ティクヴァのリアル演出と実際には起こりえない心理描写の具現化演出に抵抗がなければ受け入れられる部分でありましょう。ボドが精神の安定を取り戻す場面でのシーンなのですけれどね。『ラン・ローラ・ラン』でも巻き戻してフランカ・ポテンテが何度も物語をやりなおすじゃないですか。トム・ティクヴァは現代劇なのに唐突にファンタジーっぽくなる変な演出が好きなのだろうね。だから苦手な人がいるかもしれないとも感じるのでありました。ちなみに『プリンセス~』では巻き戻し演出じゃありません。違う手法でボドの心の平和を表してます。


ボド役のベンノ・フュアマンさんは以前、Love actors でも取り上げた素敵な俳優さんですが、今回の演技が今までの中で一番私は気に入っています。『悪霊喰』の渋い雰囲気とはまた違った演技。『アナトミー』ではかなり甘ったれで身勝手なボンボン坊ちゃん役。どちらも魅力的でした。ボンボン坊ちゃん役はある意味キャラとしてステレオタイプを演じさせられていたので、彼本来の魅力を発揮するのは難しかったかもしれません。実際には繊細でとても懐の深い素敵な演技をする方だったのですね。どうしてもホラー映画は全員がステレオタイプのキャラになってしまいますからね。ベンノさんに限らずね。

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ほら、素敵だもの。憂いを帯びた表情は『アナトミー』の時の困ったちゃんとは全く違った人格を演じていらして、真剣に顎が外れました。役者さんってすごいなあ。


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この映画はとにかく風景が目に鮮やかに飛び込んでくるのです。緑がものすごーく発色良好で美しいの。お墓のシーンなのですが美しさに心奪われた。

『プリンセス~』での彼は惚れてしまいそうなほどいい男でしたよ。問題や苦悩を抱えている状態を素晴らしい演技で見せつけてくれました。『アナトミー』しか観てなかったら彼にそれほどは注目してなかったかもしれない。役柄も大事ですよね。役柄に惚れるっていうのは普通にありますから。あの映画では何とも思わなかったのに、この映画での彼(彼女)は最高だ!っていう役者さんはいますもの。もちろんどの映画に出ている彼(彼女)も素晴らしい…となるとファン街道まっしぐらなのであります。むっほーむっほー。

全てが丸くおさまるタイプのシナリオではないけれど、妙に納得はさせられる映画でした。心の中で個人個人が補完して楽しむタイプの物語なのではないかなあ。補完もそれほど大変じゃありません。ゲンドウに手伝ってもらわなくても大丈夫でしょう。シンジ、おめでとう!

音楽がそしていいのですよ…。以前、御紹介したトレイラーに使われている音楽がまず気に入っていたので、きっと音楽が効果的に使われている映画なんだろうな…という予感はしていました(野生のカーン!)。予感的中! ある旋律が何度も流れてくるのですが、それがとても心地よい~。思わずサントラをアメリカのアマゾンで購入してしまったもの!ドイツアマゾンでも売ってたけれどアメリカの方が安かったような気がするのだもの!いいのだものいいのだもの!

アメリカアマゾンでは視聴できます → アマゾンサントラページ

1. You Can't Find Peace
2. Opening (Sissi Search) - Original Soundtrack & Score, Brook, Michael
9. The Letter
10. Truck Attack


このあたりが繰り返しフレーズとして流れてきて安らかに震える。サウンドトラックだけ聴いていると地味に聞こえてしまうかもしれないが、映像とマッチングしていた。トム・ティクヴァは自分も作曲するようですね。『ラン・ローラ・ラン』の時も音楽がとっても痛快だった。センスがいいんじゃないかな。音楽に関わった人の名前が三人のってましたが、『パフューム ある人殺しの物語』でも彼らが合同でサントラしてるようです。

3. Fly With Me は、以前の予告で使われていた曲。上で御紹介したトレイラーと選曲が違います。もう一度ここにその予告トレイラーを↓





アマゾンアメリカのサントラページに飛べばわかりますが、サントラからして絶賛されてますでしょ?そこからDVDのページも探せばクリックできますが(アマゾンですからね関連商品御紹介ってやつですよ)、映画DVDには107人のコメントがついていて、☆が4.5 にも達してるんですよ。5がマックス☆ですからねアマゾン☆採点。もちろんレビューを鵜呑みにすりゃいいかって問題はありますが、くそ映画ならもっと批判が沢山集まってるはずです。地味ですが上質の映画なのでありました。おおざっぱなアメリカ人の心にもヒットしたのですもの(失礼なものの言い方)。もちろんドイツの方の評価を知りたければドイツアマゾンへゴーですぞ。

私は大変に気に入って大好きな映画になったのですが、それでも万人には勧めないかなあ。身内には強く勧めるけれど!(ぎらぎら) もちろん皆様にも勧めたいのですが、地味で退屈…と言われてしまうかもしれない。でも思ったよりも予想ガイの展開(地味だけれども)を楽しめる人ならば…。トム・ティクヴァのテイストが平気ならば…。そして、『アナトミー』であの二人の演技を既に観た人ならば…。観る機会があったら是非ご覧になって!

甘いシーンは小さじ百分の一ほどしか出てきません。甘くないロマンス映画。それでも女性の心をふるわせる映画かも。男子よりも女子のお口をピンク色にするかもしれない。ロゼシャンパンを甘いかしらと思って口に含んだら辛くて渋くて…仰天した…。そんなノリでしたよ。

私はきゅむきゅむ甘いラブシーンは「きゃー☆」と恥ずかしくなってしまうタイプなので、この辛口はとても自分にはマッチングしてました。

脳みそが砂糖で犯されてしまう!というような激甘恋愛映画を想像して「プリンセス・アンド・ウォリアー」を手に取るとやけどするぜ?って感じかしらね。トム監督は割と描写がぐりぐりしてますでしょ?『パフューム~』も綺麗な部分と恐ろしいほど醜く汚い描写があったじゃないですか。冒頭から臭い匂いが漂う醜悪なシーン。それと美しいもの…が混在してますよね。

街並みを舐めるようにカメラがなめらかに滑っていくシーンは本当に美しかった。景色と建物をこれだけ美麗に撮れるなんてため息ものです。

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ドイツの街並みなんでしょうなあ?キャプチャー写真だとカメラのなめらかな動きはわからないと思うので、是非ここは映画で堪能してください。何気ない風景撮影なのですが躍動感があってこのカメラワークは私の心にヒットした。技術的な分野は全然わからないけれど観ていて心地よかったのだもの。


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ボドと同居している男性が勤めている銀行。実際の銀行をロケで使用したのかどうかはわかりませんが、開放的で素敵だ。仕事の能率あがるもの。お客さんだって能率あがっちゃうもの。預金引き出しちゃうもの。預けちゃうもの。能率的に。


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シシーが勤めている精神病院。ここも実際は違う用途で使われている建物なのでしょうかね。どちらにしろ、勤めている(暮らしている場所でもあるのですが)建物がこんなにファービュラスであったなら…能率があがるもの!精神的能率があがるに違いない。仕事がはかどるもの。美しい建物なのだもの!違うもの違うもの!


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夜になるとこうだもの…。こんな職場で働きたい。学校だったとしたらこんな学校に通ってみたい。もちろん住んでもみたい。


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最初のシーンにつながっているのですが、ポストに手紙を出しているところ。素敵なポストなのだもの…。まわりの建物もすごく素敵なんですよ。キャプチャーしなかったけれど。


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こちらはシシーに郵便が届いたシーン。黄色にラッパ(?)のマークはドイツの郵便マークですよね。可愛いのだもの。自転車も黄色だもの。洒落て見えるのだもの。


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ドイツポスト 

ドイツポスト(Deutsche Post AG)は、ドイツを代表する、郵便および物流を専門とする株式会社企業。日本ではドイチェポストと表記されることもあり、ドイツ語での発音もこれに近い。(Wikiより)

ドイチェ♪ ドイチェ♪ 


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この子供はボドに話しかけてくる役の子なのね。一分くらいしか出てこない子なのだけれども、すごーく可愛いので思わずキャプチャー。ちょっとバーナビー・メッチュラートに似ていると感じたのでぎらぎらしてます。唇がぽてぽて気味で可愛い。

「子供はみんな可愛いよ♪」

そうだねバーナビー!バーナビーのキッズ時代は激烈に可愛かったんだろうなー♪

チュッ(*  ̄)( ̄ *)チュッ

ふう…いつでもバーナビーを思い出すように脳みそがシステム化されてます。


こんな感じで今回の感想は終わりに近づきました。


もう10年も前の映画で私はつい最近まで知らなかった作品ですが、出会えて本当によかった。それもこれも『アナトミー』を観たおかげだ。更に言うと『アナトミー2』にアウグスト・ディールとバーナビー・メッチュラートが出ていたおかげです。『アナトミー2』を観たいがために、律儀に一作目『アナトミー』から観た自分のおかげです。俺最高! 俺、間違ってなかった。よし!

俳優&監督から手繰っていろいろな作品に出会う旅は、これだからやめられないのでありました。愛で映画を旅します。ラーブですね。LOVE。ラー部。愛所属。会員脳内俺だけですが、まあ個人的な旅なのでいいでしょう。部長も自分です。会計は一部、家族が負担という厚かましい部活動。OK我が家は安泰です。


映画って本当に素晴らしい。


それでは月曜日で日本列島は灼熱地獄状態ですが、一週間乗り切りましょう!

俳優ベン・ウィショー、キリアン・マーフィー、監督トム・ティクヴァの話題など

先ほどアップしたカマルゴ記事の流れで書いていたのですが、雑多になったのでこれはこれで独立させました。

一昨日、ツタヤ店舗から借りてきた映画『パフューム ある人殺しの物語』の主役がまさにカマルゴ的な顔立ちだった。すごい個性的な若手俳優さんだ。ベン・ウィショーといってイギリスの俳優さん。クセがある顔。でも私に余裕があれば好きになるタイプの顔です。彼も舞台に力をいれている俳優さんのようだ。シェークスピア劇もやるし、現代劇もやる舞台人。でも映画もいろいろと出ていて注目されてる俳優さんなんだね。本当に私は映画のブランクがあるなあ。七年のブランクは長いよ。知らない人ばかりだもの。


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ベン・ウィショー(Ben Whishaw、本名:Benedict Whishaw)
1980年10月14日(29歳)
イングランド・ ベッドフォードシャー州 出身


写真は『パフューム ある人殺しの物語』(2007)で主演を演じたベン・ウィショー。クセがあるけれど、好きになると、ズッコンズッコンはまると思います。この映画ではカマルゴ風味である。


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この写真可愛いね。何かの映画での役かな?

* '10 8/14 情報追加 昨晩、利根さんが素敵な情報をコメントで下さいました。早速、その情報を追加します。利根さんありがとう!キスキス!

この可愛い写真のベン・ウィショーは、『アイム・ノット・ゼア』(I'm Not There)2007年のアメリカ映画に出演したベン君。ボブ・ディランを演じたそうです。ウィキで調べたら…

歌手ボブ・ディランの半生を6人の俳優達(クリスチャン・ベール、ケイト・ブランシェット、マーカス・カール・フランクリン、リチャード・ギア、ヒース・レジャー、ベン・ウィショー)が演じる伝記映画。

すごく面白そうですね。魅惑的な役者さんがたっぷり出演しているし、それぞれがボブを演じてるっていう演出も楽しそうだ。ヒース・レジャーも出てる!ケイト・ブランシェットはこの映画でいろいろな賞を与えられているし、作品としても評判はよかったみたいですね。監督の名前をチェックしたら…トッド・ヘインズ監督ではありませんか!なるほど!これは面白いに違いない。『ベルベッド・ゴールドマイン』の監督だもの。なるほど、それでクリスチャン・ベールが出演しているのですな。『ベルベッド~』は何十回も繰り返し観た映画の一つだわ。トッド監督はゲイをカミングアウトしているのか。なので『ベルベッド~』の男同士愛の描写が艶っぽいわけだね。なう納得しました。ふむふむ!ふむふむ!今度、『アイム・ノット・ゼア』はチェックしてみます。素敵な情報本当にありがとうございます!


あ、それと「この人……この人だったのかー!」と最近びっくりしたシリーズ。『バットマン・ビギンズ』と『ダークナイト』にスケアクロウ役で出ていたキリアン・マーフィー。少し変わった顔立ちでクセがあっていい男だなーと思ってたのだけど彼が『28日後…』の主役だった人だって昨日知った。えええええええええ。全然わからなかった。『28日後…』の時は何とも思わなかったもの。スケアクロウは妙にぬめぬめした色っぽい状態だったけど、『28日後…』ではそういった色気に気付きませんでした。今は『インセプション』にも出演しているようだ。キリアン・マーフィーはクセがあるけれど、とっても色っぽくって不思議な雰囲気がある人ですよね。日本でもかなり人気があるのでは?先ほど書いたベン・ウィショーもそうだけれども。


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キリアン・マーフィー(Cillian Murphy)
1976年5月25日(34歳)
アイルランド コーク出身

『バットマン・ビギンズ』のスケアクロウ。すごくいい演技してましたよね。ハンサムなんだけど不思議なクセがある魅力的な人です。

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これも可愛い。でも他の様々な画像をチェックしましたが、写真によっては本当にくせ者っぷり。美形なのに何かヌメトゲって感じです。ヌメヌメトゲトゲ。瞳が異常に美しい。演技上ですが女装も何度か演じているようだ。似合いそうですよね。

私も余裕があったら好きになってたかもしれない。ちなみにキリアン・マーフィーもイギリス…というかアイルランド人だ。話題になった良い作品にいろいろと出演しているらしいので、今度チェックしてみよう。『プルートで朝食を』と『麦の穂をゆらす風』が面白そうだ。


話は映画に戻りますが、『パフューム ある人殺しの物語』の監督はトム・ティクヴァなんだね。これもびっくり。『ラン・ローラ・ラン』のイメージがあるので、映像的にわからなかったよ。まだ最初の30分ほどで鑑賞は止まっているのですが、こういう感じの映画を撮る人になってたんだトム。彼が監督した『プリンセス・アンド・ウォリアー』という2000年の作品は、当時、監督とは実生活で恋人同士だったフランカ・ポテンテと、先日記事にしたベンノ・フュアマンの二人が主演の映画。日本未公開だったのかな?でもDVDにはなっているので(日本字幕版)、機会があったら観る予定。『アナトミー』の次に出演した作品だったようだね。同じ共演者が違う映画で全く違う演技をしているのを鑑賞するのも映画の醍醐味ですなあ!おほほほ!

『プリンセス・アンド・ウォリアー』トレイラー



面白そう♪

こちら↓はキリアン・マーフィー主演、ダニー・ボイル監督作品の『28日後…』のトレイラー

確かにこの顔だった。スケアクロウの人だ…。もしドイツ版だったらアウグスト・ディールが主演をやってそうな雰囲気だよね。『28日後…』は映画館行ったものなあ。面白かったよ。『28週後…』は未見。





そしてカマルゴっぽいベン・ウィショーが主演の『パフューム ある人殺しの物語』トレイラー。ダスティン・ホフマン、アラン・リックマンも出演しておりますぞ。




また鑑賞し終わったら感想書きます。


といって感想がたまっていってます。とにかくパソコンが異常に重いのですよ。何か調べるだけであり得ない時間がかかって効率悪いったらないのです。なのでキャプチャー系が辛いかな…。月末か九月初旬にはニューパソがやってくるからそれに期待。『アナトミー2』と『スパニッシュ・アパートメント』の感想を書きたいのです~。アウグストと湖畔。バーナビーと湖畔。ダニエル・ブリュールと湖畔。セバスチャン・ブロムベルグと湖畔…などの特集もしたい。ポール・ベタニーの映画感想もアップしたいー。ポール・ベタニーと紅茶をやりたいのに…。ずずずーん(パソ重)。

まあ、世間もお盆休みのようですし、ゆったりやってきます。ツイッターでは四六時中ぶっつぶいてますので、よろしかったらお喋りしましょう。もふもふ。

ではよい週末を!
関連記事

悪霊喰

悪霊喰 (英題:The Order、独題:The Sin Eater) 
2003年 ドイツ/アメリカ合作


予告トレイラー





昨日記事にしたベンノ・フュアマンさんが『悪霊喰』に出演していたと、cueさんが素敵コメントをして下さったおかげで気付きました。『悪霊喰』は感想を書いてなかったので、あっさりと御紹介。

何故、あっさりかというと…。

映画全体があっさりだったから。

話の構成やキャラ設定、雰囲気どれもこれも渋い雰囲気でとても良かったのです。それでも不思議と薄口な味わいが。もちろん私はこの映画好きですよ。濃厚だったらいいってわけじゃありませんよね。薄口醤油の味わいは濃口とは違う彩りを見せるわけです。

昨日、家で鑑賞した『The Countess』(セバスチャン・ブロムベルグの項で予告トレイラーなどと一緒に少々御紹介した映画)を鑑賞したのですが、これも題材は沈鬱な重いテーマなのだけれど、あっさりポン酢でした。最近の流行りなんでしょうか。あっさり風味。

『悪霊喰』の監督はヒース・レジャー主演、ポール・ベタニー出演の『ロック・ユー!』を撮ったブライアン・ヘルゲランドです。そう、『悪霊喰』は『ロック・ユー!』同窓会映画なのであった。

コメントしてくださった方ともお話しましたが、ポール・ベタニーの出演を監督は望んでいたようです。実現してたらそれはそれでゴージャスだったでありましょう。

あっさりしてるのはブライアン・ヘルゲランド監督のセンスがライト感覚だからと思うのです。ライト感覚って悪い意味じゃありません。監督によって得意分野ってそりゃありますからね。笑いのセンスが卓越していたり、愛の物語が得意だったり、それぞれ得意分野で手腕を発揮すればいいのです。当然、どのジャンルでもそつなく撮影できるセンスの人もいるでしょう。でも偏りがあって拘(こだわ)りがあるのは監督ならいいわけです。良い意味での偏りは監督には必要でしょう。監督の個性に繋がってますから。

ロック・ユー!』の味わいがブライアン監督の本来の味わいなんじゃなかろうか。もちろん何作品も撮ってれば自然と傾向は垣間見えると思うが、ブライアン・ヘルゲランドは元々、脚本家出身者のため、監督としての作品は少ないのですよ。脚本家としては相当に有名な作品を書いています。彼の本来の持ち味は脚本に濃縮しているのかも。アウグスト・ディールが出演しているアメリカ映画『Salt』もブライアンが脚本家の一人として参加しています。

『悪霊喰』は何も知らないで予告だけ見ていた時、「あ、これは面白そうなB級映画。エクソシスト話だな…」と思い込んでました。そうやって思い込んでいる人が多いのではないだろうか。エクソシスト映画だと。

邦題もちょいとズレちょるね。悪霊…はそれほど関係がない。ドイツ語の題名『罪喰』があってるんじゃない?

宗教の話ではありますが、宗教に造詣が深くなくても物語には入り込めます。

変な地下組織密教(?)軍団が出てくるのもご愛敬。かといって徹底的にB級ではなく、品が良いのです。出演者が全員落ち着いている。淡々としてましたよね。それが味わいになっている映画。魂を引っ張り出すCGが急にSFチックなのは、今の時代だと、仕方ないのかしらCG処理。逆にCG処理しなくても、演技だけで彼らならあのシーンは表現できてたと思うけどね。

かといってCG魔法合戦でもないのです。淡々としています。

すごく不思議な設定だったね。死ぬ間際の生者の魂を解放してあげる、さすらいのシンイーター。

そのシンイーター役をやっているのがベンノさんなのでありました。

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悪い人なのかいい人なのか…その曖昧な雰囲気をよく表現してました。結局はどっちなのか…それは是非、DVDで機会があったらチャレンジしてみて下さい。派手さはないが、じわじわ…淡々。じわ淡映画。

以前、ツイッターで呟いていた時に意外とこの『悪霊喰』、好きな方が多かったので、良い意味でライトカルト風なのかと、感じました。そう、基本はライトだった。突っ込みどころもないかなあ?ひっかかるポイントもそうなくって、スラスラ観られちゃったのです。「何だこりゃ…」っていうのがない。しかし、私の感想傾向は皆さん、お気づきでしょうけれど、「何じゃ…何じゃ…こりゃヘンテコじゃないか?作品としてはどーなのこれ」という映画に、心を奪われがちなタイプなのであるのはバレテーラ。

カステーラ。カステラってたまに食べると美味しいですよね。コーヒーと一緒に食べたい。コーヒー滅多に飲まないけれども。だとしても。


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冒頭シーンはとても目を奪われた。綺麗なシーンです。そしてヒースの声ってこんなに野太かったっけ…?とおののいた。『ロック・ユー!』では何とも思わなかったのに、『悪霊喰』でのヒース声はすごく太くてズズズンとした声だったよ…。役柄によって声質も変えてるのかしら。

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ヒースといえば『ダークナイト』。あの絶世演技のヒースに近づいている時期だったのかもな。『ロック・ユー!』のヒースからは想像もつかなかった、ジョーカーの演技。28歳でこの世からいなくなるなんて…信じられない。そしてその若さであのジョーカーを見事に演じきっていたなんて…。『ダークナイト』のジョーカー役にはポール・ベタニーも噂されてましたよね。もちろんそれも激しく観てみたいけれど、ジョーカーはヒースのものでしょう。素晴らしい演技で震えたもの。「何このジョーカー!ジャック・ニコルソンのジョーカーを軽々と越えた!」と思ったよ。私はジャック・ニコルソンの大ファンだし、ジャックのジョーカーもたっぷり愛しているけれど、ヒースのジョーカーの凄みは…久しぶりに脳味噌が痺れた演技だったから。ヒースゥゥゥゥゥゥ!(号泣)


『悪霊喰』に話を戻します。

ベンノさんが演じるイーデンさんにアレックス(ヒース・レジャー)は目をつけられてしまう物語…なのでありました。

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でも淡々と控えめに逆ストーカーされる感じ。つまり、目をつけたのはベンノさんなのだけれど、ベンノさんに興味を持っちゃうのはヒースなんですよ。

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ベンノさんの住まいで二人が妙にくつろぎながら会話を交わすシーンはよかったね。パンチはないがよかった。淡々と…。薄口風味。

インパクトがあるといえば、教会の上位な人の役をやったピーター・ウェラーは迫力あります。少しポール・ベタニーっぽかった。ポールも加齢を重ねるとピーター系になるかもしれないな。

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ピーター・ウェラーといえば映画『ロボコップ』。私もそのイメージですが、それほど知られてない映画『バカルー・バンザイ の8次元ギャラクシー』という映画で主役をやってるんですよ。変な映画だったよね。日本未公開だけどビデオはあったはずだ。変に出演者がゴージャスなの。ピーター・ウェラーは主役で、ジョン・リスゴー、エレン・バーキン、ジェフ・ゴールドブラム、クリストファー・ロイド、そそられる布陣でござんしょ?ウィキにも説明がちゃんと載ってたよ。

日本人とアメリカ人のハーフであり、物理学者で、脳神経外科医で、さらにロックバンドのボーカルでもある男バカルー・バンザイは、ある日実験中に偶然8次元の世界へ飛ばされてしまう。そこには凶悪なエイリアンが幽閉されており、バカルーは自分の世界を守るために戦う。

この時のピーターさんハンサムだった。ハンサムだよね。しっかりした顔だもの。それと有名なのは『裸のランチ』でしょうなあ…。クローネンバーグ監督の。懐かしい。

現在、ピーター・ウェラーは63歳。全然、衰えてない雰囲気。『悪霊喰』は2003年の映画だから…撮影時期が2002だったとして…八年前か。55歳でこれだけ色っぽい紳士だったら問題全くないね。ポール・ベタニーや他に現在気に入っている俳優さん達が六十歳になっても色気を振りまいてくれるであろう希望をゆんゆん持てますよね!


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ヨーロッパ映画で貴族の香りの(今回は貴族というかヴァチカンものですが)する映画だと、男性もネグリジェを着て寝てます。いいよねすごく。白い長いネグリジェを着て寝る男子……。可愛いもの。いいのだもの。いいものなのだもの。


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ロック・ユー!』でも最高に良い味出していたマーク・アディさん。今回もとってもハマリ役でした。いつもヒースの相棒役だね。信頼できるもの。頼れるもの。安定してるもの。『ロック・ユー!』で旅の仲間たちの一人を演じたマーク・アディさんですが、もう一人、従者ワットを演じたアラン・テュディックがいたらいいのに…と思っちゃいます。赤毛のワット。ポール演じるチョーサーとこづき合う(殴り合う?)仲になっていた赤毛のワット君。彼もよかったよねえ。『悪霊喰』には残念ながら出ていません。


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映画『ロック・ユー!』から。左から…ポール・ベタニーアラン・テュディックマーク・アディ


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こちらは主役のヒース・レジャーもおります♪ 後ろにひょこっと顔を出している赤毛の彼がアラン・テュディック


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『ロック・ユー!』ではヒロイン役をやったシャニン・ソサモン。とても美人だしキュートな人です。現代風の顔ですよね。『ロック・ユー!』では超絶美人設定だったのね。当然、相当な美人なんだけど、ゴージャス中世貴婦人系の顔立ちではないから少し違和感があったよ。でも『ロック・ユー!』自体が、現代風中世劇なのでニュアンス的にはOK。

胸がぺったんこのファッションモデル体型なのですよ彼女。スタイルはすごくいいの。でも中世服って胸があると色っぽいじゃないですか。中世貴族ドレス。貴族女性ドレスで胸がこんもりするビジュアルに、私は鼻血が萌萌(ドバドバ)しちゃうのですが、それがなかったので寂しい…。色気がなかったんだよなー『ロック・ユー!』だと。彼女の侍女やった人や、女鍛冶屋役の人の方が色っぽかったね。でも『悪霊喰』での彼女はとっても艶やかだった。ボーイッシュなのは相変わらずだけど艶やかなの。品のある色気が出てきて素敵だった。ウィキにも書いてあるし、『ロック・ユー!』でヒース・レジャーも言ってたけど、彼女は元々クラブのDJをやってた人で、ヒースやエージェントにスカウトされたようです。ヒースが彼女を推薦した…と特典映像で言ってた記憶があります。


『悪霊喰』は大袈裟な映画じゃないのだけれど、ヒース達が潜伏(?)している家のインテリアはとっても素敵だし、外のロケーションも歴史を感じさせる素敵な風景だし、そういうのを眺めているだけでも眼福でした。

ただ、エクソシストぎょわあああああああといったグログロ映像や、悪魔との壮絶な闘いを題名からイメージしてしまうと肩透かしかもしれません。


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最後の対決のあたりですが…ここも淡々としています。ヒースの演技も良かったよ。淡々としてるけど、気迫があってさすが。それに応じるベンノ・フュルマンの演技も淡々として冴えていた。タンタンタタン!

淡々映画だけど、記憶に残る映画でした。

ベンノ・フュアマン

ベンノ・フュアマン(Benno Fürmann)


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1972年1月17日生まれ(38歳)
ドイツ ベルリン クロイツベルグ出身
身長:176センチ



日本語表記ですとベンノ・フユルマンとも書かれてます。先日、コメントで素敵な方がフュアマンの方が実際の発音に近いと教えて下さったので、このブログではフュアマンで統一しますね。でも一応、フユルマンも併記する場合もあるかもしれません。そちらで検索してくださる方もいるでしょうから。バーナビーもメッチェ…なのかメッチュ(チュ♪)なのか微妙だもの…。

連日、『アナトミー』関連でお伝えしている俳優シリーズです。

先日、コメントでcue さんに素敵情報を教えていただきました。ありがとう!!

私は『アナトミー』でベンノさんを初めて観た気になっていたのですが、何と彼はヒース・レジャー主演映画『悪霊喰』で重要な役を演じていましたよ!全然、気付かなかった。言われて、家にある『悪霊喰』のDVDを見なおしたら…ああっ…確かにベンノさんだあああああああ!

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『悪霊喰』でのベンノさん。流暢な英語を話していた…。全然、わからなかった。この人、いい男だよなあ…と目の保養をしながら『悪霊喰い』は観ていたのに…。イタリア系かと思ってたよ。全然ドイツでした。ヒースと関わるとっても重要なイーデンという役柄を演じていました。

ベンノさんは15歳で御両親と死別なさって、苦労してるようですね。ニューヨークでしばらく演劇修行を積んでドイツに戻ってきたようだ。なので英語は堪能なのでありましょう。そうじゃなくても最近連日書いているように、ドイツ人は何カ国語も駆使するの巻です。ベンノさんはトルコ語もOKなようですよ。ドイツにトルコ人多いものね。そういう関係かしらね。御出身のクロイツベルグ地区を調べるとトルコ人街などがあって、トルコな方が沢山いる地区のようだ。ベルリンの壁に隣接している地区でもあり、いろいろと歴史が刻まれている場所のようでありますぞ。

今回、一番上で御紹介した写真は有名なフォトグラファーがELLE(ファッション雑誌)に載せた写真。何かの服のブランド紹介だったのかもしれない。ドイツ版のELLEかな。バーナビー・メッチュラートも撮影されてました。また別記事で後日アップしますね。チュ♪

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これもそうです♪ ハンサムだけど個性的な顔立ちですよね。でも『悪霊喰』の時と『アナトミー』では印象が全然違う。俳優としては本当にインパクトあって素敵~。いつもの台詞ですが、男子として私の股間を熱くするかどうかはまた別なのであります。しかし役者としては顔もスタイルもインパクトあって男性美を感じさせてくれますよね。


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これらもELLE。ベンノさんの身長をIMDbでチェックすると176センチなのですが、映画だともっと大きく見えるのです。体格がいいからかな。バーナビーと3センチしか違わないのに、バーナビーは本当に小柄に見える…。バーナビーは細いせいだと思うけど。でも、ベンノさんより、アウグスト・ディールの方が背が高い。昨日、御紹介したセバスチャン・ブロムベルグは187センチあるから高いですよね。でもポール・ベタニーはそれより5センチも高い…。私は男性の背の高さに関してはどの高さでもOK。それほど背の高さは気にならない。背の高さを男子の必須条件には入れ込んでないのでした。


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『悪霊喰』のシーンから。ヒースと並ぶと…確かにヒース・レジャーの方が背が高いのであった。ヒースは185センチあったようです…。ヒース……(泣)。ヒースが亡くなったのは本当に残念でなりません。

さて、ベンノさんは初期の頃はドイツのテレビ映画(ドラマ)によく出演してたみたいですね。今は映画が中心かな。ドイツだけじゃなくハリウッド映画にも進出。あ…『点子ちゃんとアントン』(1999)にも出ていたのね。この映画、流行ったよね。私は未見だが。メインは子供が主役だから脇役で出演してたのでしょうか。機会があったらチェックしてみよう。ドイツ映画だったのか。北欧映画だと思ってました。<『点子~』


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このベンノさんは、もさもさして可愛いね♪ もさもさっ。私は髪の毛が、ちょいともしゃもしゃっとしているのが好きなのかもしれないな…。さらさらの髪質で寝癖がついちゃって、もしゃもしゃっ…もいいし(例:ポール・ベタニーアウグスト・ディール)、最初からクセ毛気味もたまらない(例:バーナビー・メッチュラート、クリスチャン・カマルゴ)。


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ローブ姿もイケてますね。ローブ姿は男子の魅力を割り増させるアイテムの一つだよね!興奮!


アナトミー』ではある意味、男子としてはカスパー役のセバスチャンよりも、主軸で動く役割だったのです。前半はそれほど活躍しないのですが後半は結構メインですよ。役柄にぴったりあっていた。生尻は見せるけどオールヌードにはならなかったなあ。とっても綺麗なラインの持ち主なので脱いでも見応えあると思う。意外にセバスチャンのヌードが見応えあったので、私はそっちに気を奪われてしまったのでありますけれども!

アナトミー』『悪霊喰』でしか彼の姿はまだチェックしてませんが、どちらも全然違うタイプの役を演じているので、両方ともお勧めです。『悪霊喰』のベンノさんは落ち着いた演技で渋くて男前でした。

次の記事で『悪霊喰』の感想をさらっとアップできたらしますね。本日中は無理ですけれども。ダニエル・ブリュールの記事もアップしたいものがあるんだよなー♪ るるるーん♪

アナトミー

アナトミー (Anatomy)  2000年 ドイツ映画

監督シュテファン・ルツォヴィツキー(Stefan Ruzowitzky)


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アナトミー2』を観たいがために、1作目の『アナトミー』を観たら意外と味わい深く、そして『2』とは違った作風で楽しめました。もちろん観た順番は『1』→『2』であります。監督のシュテファン・ルツォヴィッキーは『アナトミー2』も監督しているのでした。そしてB級ホラー(スリラー)専門監督なのかと思ったら、『アナトミー』から七年後に『ヒトラーの贋札(原題:Die Fälscher, 英題:The Counterfeiters)』という映画を監督し、これは見事、第80回アカデミー賞で外国語映画賞を獲得してます!やるじゃないかシュテファン!

『ヒトラーの贋札』にはアウグスト・ディールも準主役で出演しているのでアウグストファンは必見でありましょう。『アナトミー2』にもアウグスト君は出演しているので監督のお気に入り俳優なのかもね。私も手元に『ヒトラーの贋札』DVDはありつつ、未見なので秋風が吹く頃になったら観たい気持ち。とにかく今は暑すぎて家でじーっと映画を観るのも意外と辛いものがありますよね。夏は家族時間も変化する季節だから生活のリズムがいつもと違うし。秋に観たい映画ってあるじゃないですか。名作ものは秋♪

夏はホラーかスリラーでしょう!!というこじつけ。

さて、『アナトミー』は感想部門と気になった俳優さん部門の二つに記事をわけようと思います。まずは感想から。ちょろっと気になっただけの俳優さんはこの感想記事で御紹介。では感想です。ネタバレはどうしようかな…。

ネタバレといっても…犯人の一人は途中でわかる仕組みになってます。もう一人(?)が誰なんだろう…というのは最後まで気になるといえば気になるのですが、基本的にはすごく緩いミステリー(ホラー?)。サスペンスになるのかしら。モンスターが出てくるわけじゃないのでホラーとも違う?

緩いといっても味わいはあるのです。医療サスペンスホラーみたいなノリ。

一応、最後の犯人の名前はアップしません。でも犯人に対する感想は述べるので、その部分&15禁になったら折り畳みます。しかし、今のこの時期に2000年公開の『アナトミー』を観る人は少ないであろう。もしネタバレを見てしまっても人生にそれほどの支障はないのではないかと。

「ああああああっ。あそこで『アナトミー』のネタバレさえ見てなければ…俺は億万長者にぃぃぃぃぃ!」

という人生を歩む人はそれこそ宝くじ的確率だとは思うけれど、石橋を叩いて渡るタイプの方はDVDを御覧になってから感想を見るのが吉かもしれないので、そのあたりは自己責任で!

基本的には最後の一人以外の犯人や筋は全て、ばらしてますので御了承願います♪


あらすじ&感想


優秀な医学生パウラ(フランカ・ポテンテ)は、ハイデルベルク大学の解剖学セミナーに合格し、そこで学べるのを楽しみにしています。その名門大学は医学界でも超有名な自分の祖父(祖父は病気で入院中)が学んでいた大学なのです。パウラもドイツ全体で堂々二位の成績で試験(ロベルト・コッホ試験)を通過。気合いが入っているのがわかります。

普段は学業の傍ら、自分の家で父(町医者)の手伝いをしているパウラ。父はパウラがハイデルベルク大学で学ぶのにいい顔をしません。父はパウラが今いる大学を出て、地域に根付いた医者になればいいと考えています。でも野心に満ち溢れているパウラは医学を追求したいので、父の説教に耳をかさない。父は祖父のやり方に反対して町医者を選んだ。それはパウラからしてみれば、負け犬のように見えてしまうのかもしれません。

母はパウラが寮生活をするので荷造りを手伝ってくれます。何枚かドレスを持っていけば?という母に「勉強しにいくんだから必要ないわ」などと答えて、青春を全て医学に向けているパウラ。部屋にも筋肉図のポスターなんか張っちゃって色気がないったらないのです。

そしてハイデルベルクに出発です。電車内で、グレッチェン(アンナ・ロース)という女学生に出会います。地味なパウラとは違って青春を思いっきり謳歌してそうな派手な女学生。でも何とパウラと同じ大学に参加するのです。

車中、パウラはグレッチェンとコーヒーでも飲もうと思っていたら、電車の中で心臓発作を起こしている青年に出くわします。パウラは蘇生マッサージをして青年を救います。青年の名はデイヴィッド(アルンドゥト・シュヴェリング・ゾーンレイ)。眉にピアスをしたりして、今風のパンキッシュな若者でした。明るくて楽しい性格の青年ですが、難病(心臓関係)を抱えていて、「医者とコンタクトをとって、会いにいく途中なんだよ」とパウラたちに打ち明けます。もう何人も医者を渡り歩いているけど、治療法が確立してないみたいなのです。

また会いましょうと駅のホームで青年と別れる女学生二人。

そしていよいよ大学に向かい、解剖学セミナーへと突入です。


導入部分はこんな感じ。ではおさらいをしながら、ここまでの部分を細かく写真つきでなぞってみようではありませんか。


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これはパウラの実家。素敵な開業医院ですよね!内科小児科外科を兼任しているような、町のお医者さん。開放的で素敵。子供が怖がらないように、窓に子供向けの飾りつけもあって可愛いインテリアです。ドイツ映画を見ていて楽しいのは建物とインテリアです。モダンなインテリアやモダンな建物、そして歴史的な建物がたっぷり出てくる映画が多いのですよー。食事風景は皆無に等しいけれども!キャプチャーはしなかったのですが、ある教授の住まうインテリアがジャポニズムで素敵だった。妙ちきりんなジャポニズムじゃなかったよ。いいジャポニズムでした。


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ハイデルベルクに向かう列車で出会ったグレッチェンさん(アンナ・ロース)。え……大学生?大学院生だとしても貫禄あるぅぅぅぅ。銀座のマダムっぽい。フランカ・ポテンテだって落ち着いているけれど、アンナ・ロースさんは貫禄ありすぎ。でも彼女こそ、「ああ、ドイツ人の女性ってこういうイメージだ」と思った女優さんです。私が思い描くドイツ女性ってグレッチェンさんだったよ。「これだ!」と映画を見ながら叫んでいました。

ちなみに主役のフランカ・ポテンテは1974年生まれなので、現在36歳。十年前の映画だから、この映画撮影時、26歳。まあ実年齢といえば実年齢。フランカに関しては違和感なかったです。演技も上手ですからねフランカ。

しかし、アンナ・ロースさんは1970年生まれ。現在40歳。映画撮影時は30歳か…。もう既にドクターの資格あっても、おかしくないだろうという貫禄っぷり。外人さんは大人顔なのでこういう貫禄の学生がいてもいいとは思うが、迫力がありすぎると、日本人の私は思ってしまう。だが、思い出してほしい『ターミネーター』のサラ・コナーを。サラ・コナーについては何度も言いますが、『ターミネーター1』では女子大生の設定ですから!あの貫禄のあるリンダ・ハミルトン。ジャポンとは女子学生の設定が違うんだ世界!ザ・ワールド!スタンド発動! 世界の広さを思い知らされる瞬間です。

でも、このインパクトあるグレッチェン役は大当たり。目を惹くもの。美人だけど濃い。彼女はこの後も何度も出てくる主要人物なのでここではさらっと。


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電車の中で知り合うデイヴィッド君。(アルンドゥト・シュヴェリング・ゾーンレイ Arndt Schwering-Sohnrey)彼は、後に可哀相な運命をこの映画では辿るのですが…、アルンドゥトさんを調べたら仰天してひっくり返りそうになりました。彼、私の巨大大好き映画『イングロリアス・バスターズ』にも出演していた!!!!『グッバイ・レーニン』にも出ている!『ヒトラーの贋札』にも出ている!うおおおおお。


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(写真はイングロリアス・バスターズから)

ほら……。酒場のシーンは何度も見てるのに、気づかなかった。つまり『イングロリアス~』を何度も鑑賞し、そして『アナトミー』を観たわけですが「あ、この人!酒場にいた役者さんだ!」と気づかなかったよ!

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ああ、ダイアン・クルーガー(女優)の隣で立っていたこの人そうだったのね…。わからないよ!(写真はイングロリアス・バスターズから)

あー、びっくらこきました。しかしドイツ名は覚えにくい人は覚えにくいね。アルンドゥト・シュヴェリング・ゾーンレイ……覚えられないよ。どの部分も覚えられないよ!彼は1972年生まれです。今年、38歳か。微妙に童顔。不思議な顔立ちしてるよね。富樫が描く『ハンター×ハンター』で見かけたことのある顔だよこの人。テレビや映画、結構な量の作品に出ているようで、名脇役系なのかな。何かでは主演もやってるのかもね。コアファンの人の情報を待ちたいところだ。そうだ『グッバイ・レーニン』でどの役をやってた?全然わからなかった。男子として私の股間にヒットしないので気づかないだけなのかしら。役者さんとしてはとってもキュート!でも男子好みとしては私の股間に……以下略。


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駅に着いた若者たち。監督のコメンタリーを見ながら何度か(ええ、何度も…)鑑賞したのですけれど、外の撮影風景はハイデルベルクロケだったそうなのですが、主な撮影(スタジオ撮影や、建物内撮影)はミュンヘンでの撮影が殆どだったそうです。この駅はハイデルベルクの駅なのかな?


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電車を降りて、バスでハイデルベルク大学に向かいます。おお!ワンダフォーな風景!まるで、ファンタジーの世界じゃないか。ファイナル!こんな風景が普通に広がってるのだもの。そりゃ、グリム童話ができあがるはずだよね!そうだドイツはグリム童話の国だもん!ファンタジーが日常に!そして解剖!イッツ・アナトミー!


あらすじ続き…

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忙しい解剖生活が始まります。解剖セミナー仲間と顔合わせコンパをしたり、部屋の割り当てで、結局、派手なグレッチェンと一緒になったりと、学業以外では苦手な生活もクリアーしないといけない主人公のパウラ。学校は勉強するところ!男子と付き合うなんて夢にも思ってないパウラ。そんなパウラにも好意を寄せてくる学生がいました。

カスパー(セバスチャン・ブロムベルグ)という学生がパウラに何かと声をかけてきます。パウラは最初、けんもほろろでしたが、温和ながらも積極的なカスパーに次第に惹かれていくようです。

華やかなグレッチェンは早速、恋人を作って楽しんでいました。しかし、彼女は何と、パウラも受けたドイツの試験で一位をとっていたんですよ!パウラは二位だった試験です。遊んでいるようで、しっかり勉強もこなすグレッチェン。でもパウラに意地悪などはしないの。明るい性格。単純に男をとっかえひっかえして遊ぶのが好きなだけみたい。

そのとっかえひっかえが…悲劇を産むのですけれどね。ホラー映画のお約束です。


ここまでの部分を写真つきで御説明。


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コンパで自己紹介タイムがあり、そこでイカレ気味の自己紹介をするカスパー(セバスチャン・ブロムベルグ)。濃い!!この写真だと、わかりづらいかもしれないけど、下唇の下にチョンッと髭をちょぴっとだけ残しておく髭構造。この髭のセクシーさが私にはわからない!今年のワールドカップでもスペインの目立つ選手がこの髭をやってたのね。彼も顔はいいのに、髭が変!このちょびっと髭…のニーズはどこに?しかし、私は感想を書くために、何度もアナトミーを繰り返し観ていたら、髭のニーズはわからないが、カスパー役のセバスチャンはいいと思うようになりましたよ。濃いけどね。何度見ても、漫画ナルトにおけるガイ先生かガイ先生の弟子リーにしか見えないけど、この役者さんは好きになりました。仰天映画にも出ていたし…。彼は単独でこの記事の後にLove Actors にて取り上げます。


監督のコメンタリーを見ても、フランカ・ポテンテがものすごく個性的な役者なので、フランカの相手役は最後まで難航したといってました。フランカの相手としてカメラテストを繰り返すんだけど、みんなフランカの圧倒的な存在感に負けちゃったんだって相手役の男性。それで、最後に残ったのがこのセバスチャン。確かに、このくらい個性がないとフランカに負けちゃうのかもしれない!!!

フランカは『ラン・ローラ・ラン』で超有名になったドイツの代表的な女優さんです。あの時も、相手役はモーリッツ・ブライプトロイですものね。モーッリッツも超濃!濃厚!それくらい濃くないとダメなんだよ!フランカはアメリカ映画にも進出して大作『ボーン・アイディンティティ』と『ボーン・スプレマシー』では、マット・デイモンの恋人役だったよね。知らないで眺めていたら「あれ…これフランカじゃない?」と私はびっくらこいた記憶が。フランカ・ポテンテも自国語のドイツ語以外に、英語、それとイタリア語が流暢らしいです。おお、欧州俳優の語学力の高さ!


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フランカ・ポテンテの代表作『ラン・ローラ・ラン』。このブログでも以前に感想を書いてます。赤い髪。決して超絶美人じゃないのに、忘れられない個性。

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このポスター(?)格好E!フランカが実際に刺青しているのかどうかはわかりません。これは毛皮反対キャンペーン系なのかしら。インク(刺青)は身に着けてもミンクは着ない!みたいなね。欧州は毛皮王国ですからなあ。こういう反対運動たまに見かけますよね。ってこのポスター(?)が反対キャンペーンかどうかはわかりませぬ。間違ってたら申し訳ない。

さて映画のシーンに戻ります。


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コンパの自己紹介でカスパーが、へんてこなアピールをぶちかますので、他のメンバーがドン引きしている図。グレッチェンもドン引きしてます。グレッチェンの右隣にいるのは早速グレッチェンと恋人になっているハインさん(ベンノ・フユルマン(Benno Fürmann))。

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やはり、ドイツの居酒屋で飲むのはビールなのですなあ。監督コメンタリーによると、ドイツの学生が飲み会に使いそうなパブを探すのが意外と大変だったと語ってました。

監督「ハイデルベルクの典型的な学生のパブでは、たいてい大勢の日本人観光客がビールを飲んでいるんだ。条件のあう店を探し出すのに一苦労したよ」

とね。そうなんだ。ハイデルベルクって観光地なの?ちなみにハイデルベルク大学は、本当にドイツの名門大学で正式名称はルプレヒト・カール大学ハイデルベルク。通称ハイデルベルク大学。

1386年、プファルツ選帝侯ループレヒト1世によって創立されたドイツでは最古の大学であり、フンボルト大学ベルリンなどと並びドイツ有数の世界的な大学である。通称、ハイデルベルク大学。ドイツ九大エリート大学の一つとされている。

ですって。学生牢まであるらしい。ときめく。何かしら…お仕置き部屋みたいなもの?お仕置きだべえ…。いやらしいお仕置きをしているといいのに!!(妄想増幅装置発動!)

はるか彼方銀河の昔…。私が小学生の頃、昼過ぎに家にいてテレビをつけたら、昼ロードショーをやっていたのです。きっとテレビ東京…。そうしたら、いきなり地下拷問室でズロース(白)と妙に色気のないブラジャー(白)をつけた外人のお姉さんたちが、いやらしい拷問をされてたの!色気のない下着フェチには逆にものすごい色っぽく見えたのだと思う。ダサセクシー!!拷問されてる割には妙に色っぽく苦しんでいるわけよ。木で作られた自然に優しい拷問器具がいっぱい。ナチュラリスト。得たいの知れない物体(ドライアイス?)を身体にギューと押し付けられたり、変な回る歯車に括り付けられたりしているエロティック映画でした。何だったんだあの映画。最後までは観なかったのです。徹底的にB級だったがエロティカ。そういうお仕置き部屋を想像。

今だったら対象は女性じゃなくって男性を思い浮かべます。男だったら上半身裸でもいいもんね。白ブリーフ装着でやってもらうもんね。ダサセクシーパート2!そういう拷問部屋をテレビ東京で平日の昼下がりに小学生に見せ付ければもっと早く私も何かが発動したのに。私は男同士の愛物語に目覚めたのは本当につい最近ですから。

下半身から脳みその話に戻ります。

私も、ものすごおおおおおおおい頭脳明晰だったら、通称ハイデルベルク大学とやらの出身者になってみたいものだ。でも、現実的につぶしがききそうな(?)ハーバード大学でいいかもしれない。すごい頭がよかったら。たまに妄想するよね。頭脳がずば抜けてたらって妄想はよくします。そして検死官になるのが夢。FBI幹部でもいい。つまり、モルダーとスカリーだったらスカリーっぽくなりたい。クラリスになってみたいよ(羊たちの沈黙)。で、何だか悪い人を蹴飛ばしたりしてみたい。蹴飛ばす時は当然カンフー使いなの。でも検死官なの。そういうアクション系検死官。科学捜査班のはずなのに、刑事以上に犯人と接触し、犯人に毒舌でダメージを与えるCSI:マイアミのホレイショ・ケインも憧れです。「もうお前、刑事じゃん?科学捜査マイアミだけ関係ないんじゃん?もう刑事になっちゃいなYO!」みたいな科学捜査班。「俺は爆弾の神様だ!」という危険な発言もホレイショならOKさ!ホレイショ愛しているぜーーーーーー!

と、脱線し続ける。さて、映画に戻りましょう。


ある日の解剖学授業に献体として横たわっている死体が、ディヴィッドの死体だったところから急にサスペンスの要素を増していきます。電車で蘇生マッサージをしてあげた心臓病のあの青年が死体に。

でも見たところ死因に不審な点はありません。担当教授も「余計な詮索はしないで、知り合いだからと躊躇せずメスをいれなさいと」厳しい指導。パウラとグレッチェンはさすがに、一度ひるんで、準備室で煙草を一服くゆらせて人生を語り合います。ラフに!

グレッチェンも優しい人なのですが、パウラのように疑惑は持ちません。「もともと、難病を抱えていたのは知っているし、死は哀しいけれど受け入れないといけない」と、現実を受け入れます。でもパウラは割り切れないのです。どこか違和感を覚えてディヴィッドの死因を追求する作業にのめり込んでいきます。

その前に、映画ではちゃんとディヴィッドが殺されるシーンをじっくり映像で見せてます。犯人たちも顔は手術用マスクを被っているけれど、出てきます。実は映画の最初のシーンで犯人たちは既に犯行に手を染めているのです。秘密の解剖をやっちゃってるのです。どうやら解剖している犯人達は学生っぽい。会話や雰囲気からそれはわかるんですよ。でも教授も怪しいといえば怪しい。学生の一部と…教授…が絡んでいるのかどうか。

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ほら…可哀相なのですディヴィッド…。倒れる時に後ろから、もさもさor たまたまが見えてました。きゅーん…☆

何故、生体を解剖するのか。つまり、生きたまま解剖するのはどうしてか?その謎は秘密結社に繋がっていきます。秘密結社の謎を暴くのもメインテーマの一つなのですが、秘密結社の意図と、実際に殺しをやっている犯人たちの意図がずれていく話でもあります。秘密結社は大規模な結社でアンチ・ヒポクラテス同盟(AAA)を名乗ってます。国からの援助もあるほどな組織。倫理的にはすれすれの研究をしている機関。医学の発展と研究のために人体実験を密かに行う秘密結社なのでした。人体実験といっても犯罪者や重病患者など、助かる可能性がない人体を戦争中は使っていたと、とある人物は正当性を主張します。現在運営中なAAAの中で、ある意味反逆者(これが無差別的に殺人をしちゃってる犯人二人組)は、おじいさん幹部連中の古臭い倫理より更に進んだ倫理を進めて、勝手やっちゃって本部からも除名されるはめに。

特に犯人の一人は恋人が寝返ったからといって、恋人を逆恨みする…。いえーす、ホラーのパターンです。

パウラは学校が隠匿しようとしている、ディヴィッドの死体を夜中調べにいったりします。緊張場面もありながら、仄かに恋の話も平行して進行中。モルグに忍び込んだパウラをカスパーはロビーで待ってます。パウラは原因追及に夢中すぎるの。喋っている口をふさぐようにカスパーがキスするシーンはいけてました!!

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一生懸命、カスパーに謎を訴えるパウラ。カスパーは話を聞いてあげているんだけど…

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我慢できなくなってキス!濃い男のキス!わ、濃い!でもいいとっても!パウラがオボコなだけに、きゅんっきゅんっきましたよ!

で、キスしながら「君、ホルマリンの匂いがするよ」などと笑って立ちあがるカスパー。無理強いはしません。

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「明日、池にでも遊びにいこう」などと言いながら、後ろ向きに去る姿にズッキューン!カスパーの濃い顔にはついていってない私だけど、仕草や雰囲気はすごくいい。思わずパウラもポーッとしちゃってるもの。私もぽーっとしちゃったもの。

そして、セミナーのみんなで池に遊びに行く。こういう大学生活はいいね!大学生活時代、避暑地っぽい池に誘われた経験がない。経験値ゼロ。ゲーセンに行ってました!オーマイガー!

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何てのどかな医学生たちなんだ。パウラとマスカットを食べていたグレッチェンが恋人のハインを呼び寄せて、彼はこの筋肉が美しくていいのよね♪ などといって、パウラの前でハインさんのお尻を剥いてキスをかまします。こんな女友達……欲しい!!こういうのを堂々と健康的にセクシーに見せてくれる女友達はいると意外と楽しいと思うよ。無料で男子のいい尻が見られるもの!

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監督のコメンタリーによると、この尻のシーンがあるとわかったベンノさんは何週間もジムに通って尻の筋肉を鍛えたそうですよ。役者根性ぉぉぉぉぉぉぉ!!でも脚のラインから尻にかけて、さすがシェイプしただけあって綺麗だったよ!

でもね、この映画、男子の尻豊作映画だったのです。女性のヌードはない。男性のヌードと尻がやけに豊富だったよ。そりゃ解剖ホラーなのだからヌード死体は当然豊富だとは思ってはいましたがっ!

ハイン役のベンノ・フユルマンに関しては、cue さんが素敵な情報を下さったので、別途記事にしますね。


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みんなと別れた後、湖畔(池だから湖畔とは言わない?)でデートするパウラとカスパー。ドイツは湖畔がよく出てくるよ。アウグスト・ディールも、バーナビー・メッチュラートも誰も彼もが湖畔にいるの。いいよね湖畔!興奮!

監督コメンタリーによると、ここのデートシーンは試写段階で若い女性にとても評判がよかったシーンらしいです。一番人気のシーンだったのですって。いろいろな世代や、グループごとにアンケートをとって調査するみたいですね。私もこのシーンはいいなーと思って観ていたので、若い女性にカウントされました。よし問題なし。加齢加齢(華麗華麗)。


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と、和む日々もありながら、アンチ・ヒポクラテスへの探りも忘れないパウラ。図書室でグレッチェンにも真剣に相談するけど、笑われてお終いです。誰も相手にしてくれないのです。

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グレッチェンは、既にハインとはバイバイして新しい彼氏と発展中。自分の部屋に男子を連れ込んで楽しんでました。それを同室のパウラに見つかってしまいます。でもパウラも既にそういったものには多少慣れてきたのか、二人に楽しんでという余裕もでてきてました。でもまだこの時点ではパウラは処女っぷりですぞ。むっふ♪

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尻祭。男子は一度尻を見せる方式です。顔も振り向いてます。尻を目撃されても動揺しない男子たち。ドイツ気質なのか?

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グレッチェンの貫禄。どこの銀座ママなんだよ!!貫禄ありすぎだ。グレッチェンを演じたアンナ・ロースさんは歌手でもあるらしく、DVDにミュージックビデオも入っていた。ボンテージファッションを着用してマドンナ風(?)に解剖室で踊ってました。曲も映画の挿入歌で使われてたようだ。女優であり歌手でもあるアンナさん。迫力です。

アンナ・ロースはドイツのテレビ映画『Die Hochzeit meines Vaters』でバーナビー・メッチュラートと共演してるの。残念ながらDVDはないのだけれども。すんすん……。すんすん……。

そしてこのテレビ映画で主演をやっているBernadette Heerwagenという女優さんはアウグスト・ディールとも共演しているし、来年くらいに公開予定の既に撮影終了しているドイツ映画『Die kommenden Tage(英題:The Coming Days)』では、ダニエル・ブリュールアウグスト・ディールとまたもや共演してます。こちらは映画なので日本公開は無理でもいつかDVDが出るであろう…輸入版で…。しくしく…しくしく。


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グレッチェンさんと新しい彼氏は解剖室でもセックスを試みます。監督のコメンタリーによると、このシーンは、映画のクライマックスで全ての何かを(何をだ?)注ぎ込んだ!くらいの勢いで作ったと語っていたよ。ええええええ?このシーンそうだったの?ここクライマックスゥゥゥゥ?

確かに遂に犯人の一人はバッチリわかるし、アレだけれども。グレッチェンさんも熱演しているけれども。監督は基本的に自信に満ち溢れている人が多いですけれど、シュテファン監督は特に満ち溢れている系でした。『アナトミー』のコメンタリーは監督一人で喋ってるのね。一人で自画自賛。この自画自賛っぷり…。誰かに似てる…はっ鏡が目の前に。映っているいるのはワ・タ・シ!

でも監督はヘンテコで自信に満ち溢れていないとね。こうでなくっちゃ。個性強くないと、やっていけないはず。『アナトミー2』でのコメンタリーはバーナビー君となのだけど、バーナビー君にサド状態になる監督!!強気の監督です。そしてサド。たまりません(鼻血どばどば)

男を乗り換えたグレッチェンさんに魔の手が忍び寄ります。そこはクライマックスらしいので端折ります!

グレッチェンが解剖室にしけこんでいるちょっと前の時間軸…。パウラは自室で謎を追究中。すると、ベッドにとある嫌がらせをされてるのです。それは同盟からの警告。パウラが動揺していると部屋に誰かが忍び込んできます。パウラはそいつをねじ伏せます!顔を見ると……。グレッチェンに捨てられたハインさん。

「捨てられちゃったよ…すんすん」と泣き言を女子に言いにくるの。パウラはそれどこじゃなく、大変な状態になっているというのに…。ハインさんの泣きにパウラは負けて、話を聞いてあげるはめに。とある仕掛けで、パウラは部屋着が汚れちゃったのね。だから、多分シャワーを軽く浴びて、ガウンだけかけてる状態でハインの話を聞くわけだ。

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一人しゃべり場で盛り上がるハインさん。パウラは眠そうです。だって他人の恋愛問題なんて退屈なんですよ。しかも男子の泣き言ですもの退屈です。

そういう場面に運悪くカスパーが部屋にやってきます。パウラとカスパーはちょっと心がすれ違い中だったのね。余計に誤解されちゃうの。ほら、パウラはガウンだけだし。で、「あ、ごめん…」と言いながら部屋を去るカスパーがまた可愛くて仕方ないよ!顔は濃くて、まだまだついていけてないけど、仕草はもんのすごーく可愛いカスパー!

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ほらもうこれだもの。女の子はやられちゃうもの。パウラも追いかけはしないけど、何故かウットリとカスパーの去る姿を眺めてます。

ハイルもさすがに自分が異分子かと気づき(?)自室に戻ろうとしたところ、パウラにじゃあねと…軽く胸を触られるのですが、すごく痛がるのねハイル。「どうしたの?」と、医者らしくパウラはハイルのシャツをめくります…するとそこには…。


といった感じで、ドドドドドドドとクライマックスに向かっていくのだった。


ここから先は、軽めの15禁&ネタバレクライマックスに向かう感想なので折り畳みます。陰毛祭なので苦手な人はチェックしないように!男子の陰毛ですからね。興味のない方が多かろう。私はものすごーーーーーく興味があるので進みます。


では一足お先に…シュタッ↓

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全てのカテゴリでネタバレあり。

18禁的な感想もあり。その場合は記事ごとに注意をつけていきます。

映画、海外ドラマの感想、俳優に対するパッショネイトが中心の映画ブログ。

ブログのタイトル Movie Star No.1 は ポール・ベタニー出演映画『ギャングスター・ナンバー1 (Gangster No.1)』から。Gangster の綴りはよく見ると star ではなく ster なのですが、映画スターといえばやはり☆ということでミックスしました。

ポール・ベタニー(英)とアウグスト・ディール(独)、ダニエル・ブリュール(独)、バーナビー・メッチュラート(独)、セバスチャン・ブロムベルグ(独)、ビロル・ユーネル(独)に惚れ込み中ですが、女優・男優 問わず、素敵な俳優さんをご紹介していきたいと思ってます。

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