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アウグスト・ディールさん主演テレビ映画 Kabale und Liebe (2005)



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↑これは公式スチールから。


Kabale und Liebe (2005)

ドイツテレビ映画

主演:アウグスト・ディール(August Diehl)
ヒロイン:パウラ・カレンベルク(Paula Kalenberg)

原作:フリードリヒ・フォン・シラーによる戯曲「たくらみと恋」 "Kabale und Liebe"(1784)

フリードリヒ・フォン・シラーさんの日本語ウィキ

たくらみと恋」は「たくみと恋」と日本では訳されていて昔ながらの岩波文庫でも買える模様。ただAmazonでチェックした限り新刊というより、中古で探す感じですかね。

あらすじは他のネットサイト様から…(こちらの素敵サイト様

「貴族階級の男性と平民女性との悲恋…。

宰相の息子であるフェルディナントは、町に暮らす平凡な音楽家の娘ルイーゼと相思相愛の恋に落ち、将来を誓い合う。

しかし、それを知った娘の父親は娘が弄ばれることを危惧し反対を唱え、さらに悪いことには、それを知った宰相が二人を別れさせるための陰険な策略をめぐらし・・・。

身分の違いが恋を破綻させるというあらすじ……」

つまりアウグストさんが貴族でパウラちゃんが平民女性ということですね。パウラ・カレンベルクちゃんは本当に可愛くて、前に私の傑作感想(ええ、自分でいいますよ。自分でも気に入っている感想文なのだ。ぎらぎらする)ドイツダークファンタジー映画『クラバート 闇の魔法学校』の時にもヒロイン役で、ちらっと御紹介しました。

女優さんだから当然、貴族の役などもバッチリはまる美麗さなのだけれど、村娘(カワイコちゃん)、平民女性(カワイコちゃん)という役柄が似合う女優さんなのかもですな。

すごく可愛いの。

そしてこの映画でのアウグストさんの美麗キュートっぷりといったら。今まで紹介しなかったのが謎ですな。私自身がそんなにコスチューム時代劇フェチじゃないからかもしれない。もちろん好きなんですが、アウグストさん作品でいうと『タトゥー』みたいな現代ミステリーヘンテコ映画をストーリー的に好きだからかもしれん(自己分析)。最近、イギリスコスチュームプレイ大好きファンさんのtumblr(多分、外人さん)をフォローして、コスチューム映画やコスチュームドラマの画像を観ているうちに触発されたのかもしれないです。ドイツもそりゃコスチュームな国だからね。でも、フランスの華美ルイ王朝とは違うわね。ドイツ貴族文化に詳しい方にいろいろお聞きしたいところです。


で、お待たせしました、アウグストさんキャプチャー画像。


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上の2枚は既にtumblrで流した2枚。


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この3枚も既にtumblrにて。この3枚、一番上の写真表情がお気に入り表情です。アウグストさん、真面目な顔のイメージがベースではありますが、笑うと本当に可愛いですよね。豪快に笑うというより、控えめな……けれど少年っぽい笑顔が最高です。


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でも真面目ながらも困った顔…これもたまらない表情のひとつ。


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ああ、十年近く前は美青年度絶好調だった時だわよね。何この美麗っぷりは…。

この映画、貴族の役のせいか、髪型がエレガント。よくみると長い髪が見えますよね?昔の貴族は男子も髪型エレガント。エレガントすぎてバッハ系になる場合もありますが。エレガントというより羊毛カツラみたいな…。この映画でのアウグストさんは可憐キュート系。

ほらほらこれから御紹介する3枚の写真ではおリボンが少し見え隠れしてるかもかも。

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口を一文字に結んで可愛い!ム!っとしてる!

とある貴婦人(多分御主人がいる貴婦人…違ってたらすみません)に、強引に逢いにきた青年アウグストさん…といった場面っぽかったです。侍女に「いけません。奥様にお会いすることはできません」と拒否されてるところかしら…。多分なのですが、ヒロインと恋仲でありながらも貴婦人と不倫関係もしてる…のかなあ。原作読めばわかりますね。それか、不倫じゃないけれど、貴婦人に誘惑されてるのか…。

アウグストさんも、ポール・ベタニーほどじゃないけれど、それほど恋愛に特化した映画は選んでないような気がしますよ。あ、そんなことはないか……。(例:もう一人の女)


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リュートを嗜むほがらかなアウグストさん。実際にも奥様や友達と組んでいるバンドでギタリストなアウグスト氏。


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アウグストさんの瞳はグレイッシュがかっていて柔らかい色。何度も言うかもしれませんが、日本人の黒髪黒い瞳は当然魅力的ですが、外人どもの色々な色彩の瞳や髪の色を見ると、「一度こういう色味になってみたいものだ」とは思いますね。青とか緑とか…自分自身の中にない色……血液が青や緑だったら……地球外生命体!



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珍しくアクションなアウグスト氏。とあるヘンテコ紳士(多分、貴族。もしかしたら貴婦人の旦那様かもしれない…それか愛人か…違ったらすみません)と、決闘をし始める。アウグストさん、タトゥーでもちゃんと走れてたが、特にマッスル系の鍛え方はプライベートでしてなさそうだ。完全インドア派じゃないのかしら。サッカーの応援とかもドイツだからしてるかもしれないけれど、自分ではやらなさそう……。ヘディングとかしなさそう……。でもサッカー王国の一つではあるから、基本的にはできるのかもしれん。サッカーに興じるアウグスト氏よりもギター弾いたり本読んだり音楽聴いてたりするアウグスト氏のほうがしっくりきますけどなー!(鼻血)


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この場面では、それなりの活劇がおこなわれるのです。とある踊り場に降り立った途端、ヘンテコ紳士が追っかけてきているの…。パッと見、アウグストさんの後ろ髪に気を取られてわからないかもしれませんが…。


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強調してみました(あまり強調になってないけれども!ヘタクソな私の線。本当に絵心がないのが伺えます。真の絵心のなさといえましょう!)。


映画でみてると、この紳士、ヘンテコ目張り化粧みたいなのしてるのよ…。貴族だから化粧ってことなのかもしれないが、ヘンテコで怖いよ!これじゃ奥さんから嫌われるよ!(って貴婦人の御主人じゃないかもだけど)


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↑これは公式スチールから

この写真からだと、若干目の周りのアイメークは感じるけれど、それほど化粧っぽくない。でも映画で動いているのをみると「何なのこの化粧…」という違和感を感じるのであった……誰なのよあなた…といった。役者さんの名前はGeorg Friedrich(ゲオルク・フリードリヒ)さん。オーストリア、ウィーン出身の方のようです。Georg Friendrichで検索かけるとゲオルク・フリードリヒ・フォン・プロイセンという現代のお貴族様の名前が出てきてしまうのですが、その方とは多分関係ないかと。それかゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルとこれまた有名なクラシック作曲家ヘンデルの名前も導き出されますが、ヘンデルとも関係ない役者さんであろう。


こちらは予告トレイラーっぽいもの






このテレビドラマ映画はドイツAmazonで売ってます。そしてこの題名をyouなtube 検索すると丸ごと動画が流れてます。公式じゃないと思うから、いつかは消されるかもだけれども!私はまだユーロが安かった数年前に買っていた模様…。

ここ最近の円安は海外通販組にとっては「うおおおおっ(吐血)」となりましたよね。私も極力、海外Amazonを覗かないようにしてるのですが、つい覗いてしまいます。その結果、カートに入ってるDVDを多発させてます…いづれ買います!


というわけで、年末か年始に『ウィンブルドン』ネタをまたアップできればいいなーと。とりあえず、よい年末を!(既に十二月も半ばですものな…)

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アウグスト・ディールさんは現在、フランス女優シャルロット・ゲンズブール、イギリスのミュージシャンであるピート・ドハーティと仕事をしているらしいという情報 そして陰謀と愛…もちょろっと♪

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↑この写真は今回の記事と関係ありません。何だかアウグストさんの固い表情とクリームイエローのシャツ…そしてコーヒーカップが気になったので載せてみたのです。多分なのですけれど "Die kommenden Tage" からのスチール写真じゃないかなと。間違ってたら申し訳ない。 '11 01/30 訂正 これ先日ビデオテープで観たばっかりの『23』からの公式スチールでした。やだ間違えた。失礼しました。

さて本題に入りましょう。

今年の最初にフランスの記事で見かけて気にはなっていたのですが、ドイツニュースでも出回り始めたので本格的に始動してるのかなと…。

フランス語とドイツ語を無理矢理の天然解釈で訳しているので情報が間違っている可能性巨大。正しい情報は各自ゲットしてください。他力本願がこのブログの基本姿勢です。俺がルールだ。

フランスのロマン主義の作家。詩、小説、戯曲も手掛けていたアルフレッド・ド・ミュッセの物語。ミュッセの自伝的な告白映画のようですぞ。ミュッセはフランスの女流作家で有名なジョルジュ・サンドと交際もしていました。その話をメインに繰り広げられるラブロマンス映画(多分……)。

題名はフランス語だと "Confession d'un enfant du siècle"  ドイツ語だと "Bekenntnisse eines jungen Zeitgenossen" になっております。英語ですと "Confessions of a child of the age"

その世代の…ある子供の告白…みたいな感じ?

1800年代の話です。

主役は多分、アウグストさんではなくピート・ドハーティ。つまりミュッセの役はピートで、恋人のジョルジュ・サンドをシャルロット・ゲンズブールが演じるのではないかと。

文壇みたいなものはあったでしょうし、他の文化人との交流などもサロン的にある時代でしょうから、きっとそういうつながりでアウグスト・ディールもその時代の著名人を演じるかもしれません。

パリで撮影が始まって二月から三月にかけてはドイツのレーゲンスブルグで撮影開始されるらしいですぞ。(日程的なアレは私の訳が間違っているかもしれないのであしからず。)

時代劇のカテゴライズもされているのとエキストラにオペラ俳優や音楽家も求められているので、コスチュウムプレイ的な雰囲気を楽しめそうですね。アウグストさんの出演作品でいうと『ブッデンブローク家の人々』や "Kabale und Liebe(陰謀と愛)"(ドイツテレビ映画)のイメージになるかもです♪ "Kabale und Liebe"のアウグストさんはとーっても可愛いんですよ!まだ全部は見終わってないのですけれど、すんごくキュートなの☆参考までに"Kabale und Liebe"でのスチール写真を↓

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可愛いいでしょー♪ コスチュウムプレイらしく、アウグストさんも髪を伸ばしている(中世時代の男子はカツラ設定)スタイルで黒いリボンで髪を一つにまとめてるんですよ♪黒いリボンでちゅっと結ばれているの。可愛いの。 ヒロインの女の子はPaula Kalenberg(パウラ・カレンベルク)さん。ドイツ映画『クラバート』でクラバートを演じたダフィット・クロスの恋人役(村娘♪)をやっていたとっても可愛い人なのです。私の以前の感想『クラバート 闇の魔法学校』でも御紹介しました。 (→ こちらの感想記事)

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ほくろがセクシーなアウグストさん。貴族っぽい白いブラウスが似合うのです。もちろん黒いリボンで髪を結んでいる設定。おリボンが似合うの!可愛いの!はきゅーーん。ひたむきな表情がたまりません。

あ、ユーなチュウブに動画が一部あったよ!アウグストさんの出ているシーンですよ!



若いよね。素敵だよね。顔立ちがノーブルだよね。気品があるよね。知的だよね。可愛いよね。2005年の作品だから六年前くらい。アウグストさんにしては珍しくテレビ映画に出演です。女の人たちが着るドレスもキュートだもの。この時代は生活するの大変そうだけれど、ある程度の上流階級だとこういうドレスを着てくるくる日々生活してたんですかね。一日くらいなら経験してみたい。家の中でドレスですよ?貴族だもの。いいのだもの。十二単だって着た経験ないもの!

ミュッセ映画の話に戻ります。

撮影中のフォトじゃないかもしれませんが、今回の記事で一緒にアップされていたシャルロット・ゲンズブールさんとピート・ドハーティさんの写真をそれぞれ載せておきます。シャーロットは知っているけれどピートは音楽聴いたことねーズラです。お騒がせスターな人だよねピートって。確かケイト・モスと交際してたり麻薬でよく騒がれてる人じゃないか?

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シャルロットさん。シャルロットさんにはそれほど思いを馳せた経験はないのですが、お父様のセルジュ・ゲンズブールは好きだったよ♪


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ピート・ドハーティってこういうイメージなのかいな。ロバスミ系なのかしら…。他の写真をちょいと探してみます…

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まあ……イギリスっぽいといえばイギリスっぽいかしら。顔がとにかく小さいようだ。それと細い。最初にアップした写真はロバスミっぽくふっくらしてるけど(本物のロバスミはふっくらというよりでっぷりだけれども…)、ピートさんは華奢。黒い帽子と黒いロンドンっぽいスーツは彼のトレードマークなのか?その出で立ちの写真をいっぱい見かけましたよ。一応、ハンサムに写っている写真をアップしてますが、結構、奇天烈な表情をしている写真もあった。ロックだからですかいな?ミュージシャンと俳優って何かが違うよね。私生活もミュージシャンの方がハッチャケ気味かもしれません。あくまでもイメージですけどね。ピートさん誰かに似てるんだよなあ。名前が出てこないけれど。誰かに似ている。童顔な顔で可愛いですね。アウグストさんとじゃれ合うシーンなどを堪能したいものだ。ほほほほ。

ピートさんといえば、ケイト・モスと騒がれていた時、何故にケイト・モスがこのようなミュージシャンと?という記事を何度か見かけた気がしましたが、ステイタス的に釣り合わないってこと?(当時) イギリス音楽は昔よく聴いたけれど、最近のは全くわからず疎くなってしまったのでピートさんの地位が私の想像より上にいたとしたら申し訳ない。デュラン・デュランより地位は上なの!?

そういう世代のイギリス音楽ならよくわかるので、比較はそのあたりのミュージシャンとするしかありません。デュラン・デュランかロバスミか…スージースーか…ビリー・アイドルか…トーキングヘッズか…ああっ懐かしい。ヒューマンリーグより地位が上なのかしら…ピートさん。

さて、フランスの作家物語なら原語はフランス語になるのかしら。それともワールドワイド向けに英語かしら。主役のフランス人をイギリス人が演じるなら英語ベースかもしれないね。シャルロットだって英語はべらべらでしょうからね。

なかなかパンキッシュな映像になりそうです(想像)。アウグストさんはどんな役なのだろうか。友人役が一番想像できますけれど、敵役(?)みたいなスタンスでもいいなあ。日本で公開されるといいなあ。
関連記事

クラバート 闇の魔法学校

クラバート 闇の魔法学校 (Krabat) 2008 ドイツ映画

原作はドイツの児童文学者オトフリート・プロイスラー(Otfried Preußler)の作品。

原作は一度、1977にチェコスロヴァキアのアニメーション監督、カレル・ゼマンにより映像化されている。

ダニエル・ブリュールが出演しているので借りて観てみました。以前の記事で少しこの作品に触れましたね。トレイラーもそちらで載せた記憶が。あ、この記事です。よろしければそちらも御覧になってみてください。まだ映画を見る前の知識的情報を載せてたようだ。一応トレイラーは再度アップしておきます。




原作は読んでなく、まーったく、どんな話か知らないで映画を観ました。邦題で闇の魔法学校となっているので、当然、「ハリポタ的な要素があるのだろうか…ハリポタドイツ版か?」と安易に思っていたら、大間違いよ女の子。シャランラ。魔女っ子メグ。

始まって15分~20分は正直、頭の中が「?」「ハテナ」状態。世界観がわからないの。私のボケナス!

全然わからない状態でハテナだった私の頭に中にあった道筋。あら筋じゃないですよ!私の混乱をトレースした記事です。

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まず、主役クラバートダフィット・クロス)はペストで荒廃した土地を彷徨う放浪孤児。友人二人とねぐらを求めて辛い日々。ある夜、寝ているとクラバートは自分を呼ぶ声に目を覚ます。

クラバートよ!水車小屋に行け!」

その声に惹かれたクラバートは、友人達を納屋に残し、一人で水車小屋に行く。そこには11人の職人達(粉挽き職人?)がいて、自分は12番目の弟子見習いになった。親方も快く迎え入れてくれて、クラバートはそこで生きてくことを決意するのだった。

唐突!唐突!こうやって書くと、違和感ないかもしれませんが、妙な雰囲気が漂ってるんです。洋服もお古だけど、何故か自分にぴったりのサイズだったりするのね。そういう味付けもミステリーっぽいけれど、親方の目的が全然わからないので(最初は親方の目的かどうなのかもわからない)、可哀想な孤児に声をかけてくれる変な人なんだろうな…と私は思ってしまった。声をかけるつっても、夢の中に響き渡る声なんですよ。そこからして既に怪しいのだが。

クラバートは最初見習いです。いじわるな先輩がいっぱいいるの。その中で、職人頭を演じているトンダ(ダニエル・ブリュール♪)は優しくしてくれるのです。


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(左が主役のクラバート、右はトンダ先輩♪)

仕事はかなり厳しくて音を上げそうになるのだけれど、クラバートは荒野を彷徨うしかない辛い日々をもう過ごしたくないのです。水車小屋での仕事はハードだけれど、寝るところ、食べることが保障されているのは、クラバートにとって何よりの幸せなんです。

でも私は頭がハテナ。何故、クラバートだけが呼ばれたのだろうか。他の二人の友達はその資格がなかったのは何故なのだろうか…と。

ある夜、クラバートが寝た後に先輩職人達は外に出て行ってしまう。クラバートは寝たふりをして、外の様子を伺う。親方が、弟子達を整列させ、「決して見てはならぬ!」などと注意をうながしながら、たいまつを持たせて並ばせるんですよ。すると、フードマントをかぶった怪しい人物(?)が馬車を引いてその列の中に入ってくるのね。その馬車を見ちゃ駄目なのかと思ったら馬車が着いた途端、馬車の中にある荷物を弟子達は水車小屋に運び始めるの。

見ちゃってるじゃないの…。何を見てはいけなかったのか謎。フードの男を見てはいけないのかな…。

クラバート君も覗き見しちゃってるし。

そして、クラバートは水車小屋に先回りして、何が行われているか探る。でも、トンダ先輩に見つかってしまい、「早く戻れ」と秘密の抜け穴みたいな場所に誘導されるのね。親方はクラバートを探し始めてるのだけど、ギリギリ逃げ切って部屋に戻れるクラバート君。

水車小屋にお母さんの形見である十字架を落としていっちゃうんだけど、これまたいじわるな同い年くらいの同僚に(先輩だけど、クラバートと同じくらいの年齢だと思う)、その十字架を見つけられてしまうのだ。

で、運ばれた荷物はどうやら人骨のかけらで、それを何故かみんな一生懸命、臼で挽き始めるのであった。

と、ここまでもスムーズな雰囲気を受けるかもしれませんが、基本、ハテナでザンス。

呪術的なムードは漂っているが、目的がちーっともわからないので何だ何だ?と思ってるしかない状態。

いよいよクラバート君も見習いから弟子へと昇格する辺りで、儀式が行われるの。二人一組になって「無残に人が死んだ場所で一晩過ごせ」と言われるのです。

さすがにこうなってくると親方が呪術的な人なんだろうとは、ボケナスな私でも気付くのですが、特に日常で親方が「ガハハハハハハ。世界は私のもんじゃああああああ」みたいになってないせいか、親方の目的はまだまだ見えてこない。

クラバート君は優しい先輩トンダ(ダニエル・ブリュール♪)とペアを組み野宿。薪の前で一晩過ごします。そして、その時、トンダ先輩に幽体離脱を体験させてもらうのね。この経験がきっかけで村娘に一目惚れしちゃうクラバート。

その幽体離脱も唐突なのですが、幽体離脱が終わってたき火の前に戻ってきた二人。急にトンダ先輩が「今からでも遅くない。お前は逃げろ」などと言い出す。でも理由は言わないのよ!理由を言ってほしい。儀式が終われば容易に抜けられなくなるとは言うのだけど…。クラバートにも「秘密ばっかり多すぎるよ!」とトンダ先輩はなじられます。私もそう思う。だが、クラバートも秘密をそれほど探ろうとせず、今まで過ごしてきたのであった。

トンダは逃亡を薦めるのだが、クラバートは「イヤダ。もう一人で暮らすのはイヤダ。辛くても、俺も仲間にして。仲間になりたい」などと健気な発言をドバーンと言いつつ、トンダに抱きつくのだもの…。トンダだって、ほだされちゃうのだもの。トンダ先輩も、

「そうだな…。物事に犠牲はつきものだ」

なんつって自分納得して、二人で水車小屋に帰っていくの。

二人で逃げればいいのではないかと思ったが、きっと親方の魔法がかかってるんだろうなトンダには…。どんな魔法が…。

で、ここから話はズンズンわかりやすくなってきますが、独特の風習&地方的伝説が練り込まれているのか、馴染みのない記号が多く出てくるので基本はハテナ状態なのです。

クラバートも親方にカラスにしてもらい、先輩方とカーカー空を飛ぶのです。

それが何になるというのだ!

という私の心の叫び。黒魔術を駆使してどんな悪さをするんだろうか待ち構えていた私にとっては拍子抜け。

クラバートが見習いから正式に弟子になった途端に、今までいじわるだった先輩も少しだけ構ってくれるようになったり、いじわるじゃないけれどクラバートと積極的に関わらないようにしていた先輩達も優しくなったりして、ますますクラバート自身はそこでの生活を気に入っていく。

それと、基本的には労働が全て。粉を挽いて袋に詰めるのが仕事なの。それは食いぶちのためにやらされてるのだろうか…。修行とどう結びついているのかわからないが、魔法授業よりは粉挽き労働場面が多いのであった。

ある日、親方が「◎◎村に盗賊がやってくる。そいつらをはね除けてみるか」と提案して、弟子達は勇気りんりん村に向かうんです。村人にとって武士的な役割を担ってるのかしら……。はね除けるっていっても魔法合戦じゃないのも謎だ。多少、魔法なんだけど、閃光がほとばしって青いイナズマが!みたいな魔法じゃないのですよ。ジェダイのフォースっぽいかもしれない。

そこでクラバートは一目惚れした娘に出会うわけだが、トンダ先輩に「絶対に親方に娘の名前を知られてはいけない」と注意を受ける。

だが、トンダ先輩は自分の彼女(もちろん付き合っているのは隠していた)の名前を親方に知られてしまうのだ…。

で、この後、いろいろ謎がまた深まっていくのだが……。一番、私が感じた謎…それは…

粉挽き黒魔術寺子屋は何故、女人禁制なの?

という謎でした。親方は「女なんざ重い臼にしかならん」みたいに酷いったらないの。女憎し全開!

若い男を12人はべらせて暮らさないといけない黒魔術師ってどんなマジックなのよ…。

生娘の血を飲まないと死ぬ吸血鬼じゃなくって、童貞ボーイをはべらせてないとイライラする黒魔術師。さあ、吸血鬼とイライラ黒魔術師、どっちがヤバイんだ!?

この謎は私を活気づかせたともいえよう。

全体的に常に不思議な雰囲気が漂っている映画なのですが、面白いのです。地味で重苦しい状態がたまらない。目が離せないの。ハテナを解き明かしたくなる魅力に満ちあふれていた。地味だけれども。

ドイツファンタジー、地味だけどイケてます。

弟子が女と付き合おうものなら、女をまず殺す。

これって浮気されたら自分が付き合ってる相手をなじるんじゃなくって、まずは浮気相手を攻撃するパターンだよね。もちろん、付き合ってる相手も最終的には、嬲(なぶ)って懲らしめる。

変態黒魔術親方。

死のサイクルがイマイチわからなかったのですが、親方は冬になると急激に老け込むの。それが春になると若返るのは何故か…。回春魔法。

本当にそう…。仰天です。

弟子達で良い味出てるポジションの人が何人もいて、それも物語に地味ながらも華をそえていました。主人公が一目惚れする村娘も可愛い♪ 田舎系白雪姫っぽくって可愛いの。

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↑村娘♪ 可愛い~。Paula Kalenberg(パウラ・カレンベルク)さん。彼女はアウグスト・ディールとテレビドラマ『Kabale und Liebe(陰謀と愛)』で恋人役(二人が主演のドラマ)を演じてます!そしてバーナビー・メッチュラートとも他の映画で共演している模様。ドイツつながり~。すごくキュートな娘さんであります♪

トンダ演じたダニエルは愁いをおびた表情で、とってもよかった。トンダ先輩!

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ダニエルは圧倒的に12人の中で顔が良かったな…。主役の子はクセがある顔ですからね。でも、見習いから責任ある立場になった途端に顔がキリッとし始めたので、そこはさすが役者さんです。素晴らしかったですよ。主役の子は主役のオーラがありました。でも絶世の美形じゃないので、美形主役を求める人には少し寂しいかもしれません。微かだけれども、若い時のヒース・レジャーの面影があったよ主役の子。似てるとはいわない。表情の方向性がヒースと似ていたの。

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これからの成長が楽しみなダフィット・クロスさん

親方も怖いというより…アル中のコスプレオヤジみたいでした。キャプテンハーロックのコスプレをしたいのだけど、山奥だから資料が手に入らなくて、人づてに聞いたハーロックの格好を想像して勝手にハーロックとして生きていた親方って感じなの。 * '11 01/08 追記 親方を演じた役者さんについて記事を書きました → こちらの記事

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親方はもうちょっとセクシータイプでもよかったんじゃない?でもそれだと、本当に「童貞ボーイをはべらせているエロ黒魔術師」にしか見えなくなるから、やめたのかしらね。職人達は若い子ばかりではないの。しかし、女人禁制だからチェリーなんでしょうなあ。で、12人で常に寝食を共にする。屋根裏っぽい部屋で寝る。マスターベーションなど、どうしたらいいの…。一人放出も禁止だったのかしら…。ちなみに、映画では「童貞設定」は特に言及されてないです。私の妄想が暴走しているだけなのであります。

と、そっち方面に想像がたくましくなってしまうが、これは原作を読まないと世界観を完全には把握できないなーと思った。もちろん映画として結末までには全てのピースがはまるようには作られているし、それほどの謎でもないのです。私の理解力がないせいで、最初まごついてしまっただけで、ストーリー的にはシンプルでありますよ。

弟子を常に補充する…というのも何故そうなのかわかるのだけれど、どうせ◎◎にするのに、何故、黒魔術を授けるんだろうな…というのが少し分かり難かったかもなー。原作を読むとそのあたりはキッチリ書かれているようなのです。

私はこの映画とても気に入りました。まさに独特の雰囲気です。不思議な映画だった。原作もアマゾンで取り寄せました。時間がある時に読み進めて親方の謎を更に追求したいと思います。

普通、魔法使いってハリーポッターもジェダイの騎士(え?魔法使い?)もそうですが、主人公はまっとうな魔法使いを目指しているのだけれど、ダークサイド側の人達からダーク集団にお前も加入しろぉぉぉぉ!と騙されながら誘われるパターンが多いじゃないですか。

しかし、クラバートの素晴らしい設定は、もう最初からダークサイド側にわけもわからず入ってしまうのですよ。でも何がダークなのかもわからない。飢えと孤独で精神、肉体どちらも疲労困ぱいしている若い少年に善悪の判断はつかないもの。それに、特に悪さをしている団体じゃないのですよ。親方の快楽(?)のためだけに、弟子達に魔法を教えるというシステムのようです。映画ではそういう描かれ方はそれほどしてなかったと思うのですが、魔法を使えるようになると仕事も楽になり、その魔法を手放したくなくなるみたいなのね。そりゃそうですよね。もし、親方にある方法で打ち勝てたとしたら、魔法を失うらしいのです。弟子達に反旗をひるがえせないような縛りを与えてるの。失いたくないという気持ちが強いから。でも、その場所にいる限りは、「ある恐ろしい運命」を受け入れないといけない。しかし、親方のお気に入りになればその「ある恐ろしい運命」を引き延ばしてもらえる…かもしれない…のであった。

地球制服が目的じゃないダークサイドもあるんだなあと、感心しました。

青少年(チェリーに限る)征服が目的のダークサイドです。

OK問題ありません。

普通の粉挽きボーイが、黒魔術を操るようになり黒魔術コスに着替えるシーンを最後にお届けしましょう。何が起こったのかと思ったよ。

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一番、左奥の人は写真だと分かりづらいけれど、もさもさヘアーが見えてしまってた。ちんちんは見えてないよ♪ しかし、親方は後ろから青年達をねめつけているのでした。何てちんちんパラダイスなの…。一人パラダイス状態。この状況で親方は変態じゃありません!とは言い張れない。ちなみにモサモサしてる人は多分、ユーローという役をやってる人。ユーローも重要な役を与えられているのです。ネタバレなので言いませんが、後半、活躍する人物です。ちなみに、この後、『アナトミー2』を観て気付いたのですがユーロー役のHanno Koffler(ハンノ・コフラーと読むのかな?)さんはバーナビー・メッチュラートの弟役をやっていた!なかなか上手ですよこの役者さん。また『アナトミー2』の感想で詳しくお知らせします。

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↑左の人がユーロー役のハンノ・コフラーさん。右は主人公のクラバートをやったダフィット・クロス


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手前で洋服をうんしょっうんしょっ…って脱いでいるのはクラバート。クラバートの後ろで、二人尻をこちらに向けてるの見えます?左側の子はチクリ魔で、やたらとクラバートとトンダにつっかかってくる嫌な奴なのですが、体つきは女性みたい…。細い。顔は結構クセがある金髪ボーイなんですけどね。結構、重要な役割の子です。


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右がそのチクリ魔。リュシュコという役名で…演じている人はローベルト・シュタートローバーさん。クセのある顔!彼も、他の映画のスチール写真や動画をチェックしてると「あれ、この人…」と気付いた役者さんです。その話もまた後日。ドイツ俳優さんの、とある法則に気付いたので…。

地味だが味わいのあるダーク・ファンタジードイツ映画でした。ドイツ本国ではかなりヒットした映画で封切りして三週間で100万人動員したとのこと。

スラヴ系のヴェンド人の民話である「クラバート伝説」をベースに作られているらしいので、日本人に馴染みのない異国な雰囲気は味わえるかもですぞ。水車にまつわる因習や民話があるっぽい。水車は何かの象徴なのかもしれない。それとカラスも意味があるんだろうなあ。ロケはルーマニアでおこなったようです。物語にあった風景でした。ルーマニアに行く機会ないもの…。映画で堪能。

なかなか手に取る機会はないDVDかもしれませんが、ふとした時にチェックしてみてください。私はとりあえずレンタルで日本語字幕版を鑑賞し、ドイツ版を仕入れましたよ。ドイツ版じゃないと特典がついてないのだもの…。ドイツ語がわからなくても買う心意気。だってメイキングシーンなど見たいですよね。メイキングシーンくらい日本バージョンもつけてくれればいいのに!ちなみにドイツ版は二枚組。

それではよい粉挽きを!

原作↓


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ヨー

Author:ヨー


全てのカテゴリでネタバレあり。

18禁的な感想もあり。その場合は記事ごとに注意をつけていきます。

映画、海外ドラマの感想、俳優に対するパッショネイトが中心の映画ブログ。

ブログのタイトル Movie Star No.1 は ポール・ベタニー出演映画『ギャングスター・ナンバー1 (Gangster No.1)』から。Gangster の綴りはよく見ると star ではなく ster なのですが、映画スターといえばやはり☆ということでミックスしました。

ポール・ベタニー(英)とアウグスト・ディール(独)、ダニエル・ブリュール(独)、バーナビー・メッチュラート(独)、セバスチャン・ブロムベルグ(独)、ビロル・ユーネル(独)に惚れ込み中ですが、女優・男優 問わず、素敵な俳優さんをご紹介していきたいと思ってます。

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